小林麻美の歌で妄想する「秒速5センチメートル」:貴樹と別れた後の水野理紗の姿

こんばんは。久しぶりにリアル明里パパから明里画像が届きましたので紹介します。最近は動き回ってなかなか撮影させて貰えないのだとか。

捕獲された明里ちゃんですね。性格は内向的で一人遊びが好きで、友だちは少ないそうですが、そこまで明里に似なくても…。腕白でもいい、逞しく育って欲しいとおじさんは丸大ハムのCMのように思っているのですが、でも今は健康に育ってくれればそれでいいです。

ということで、せっかくだから歌で妄想する秒速5センチメートル、行ってみましょうか。本日は小林麻美の歌で妄想してみたいと思いますよ。歌は大ヒット曲「雨音はショパンの調べ」です。

小林麻美は1953年11月29日生まれで東京都出身。高校一年生の時に少女雑誌のモデルにスカウトされ、翌年歯磨きのコマーシャルガールに選ばれますが、撮影中に複雑骨折してしまい、長期休業と相成ってしまいます。

18歳になった1972年にようやく「初恋のメロディー」で歌手デビューします。同期には麻丘めぐみや五十嵐じゅん(現中村雅俊夫人の五十嵐淳子)らがいます。「初恋のメロディー」はオリコン18位を記録しましたが、長身で猫背、笑わずにうつむき加減に歌う小林麻美は暗い印象を持たれてしまい、シングルを7枚出したものの自然消滅となってしまいました。

しかし1970年代後半になると、今度はその暗さや細身の身体が受けるようになるので世の中わからないものです。この頃の小林麻美は、長い髪、陰のある表情、背が高く細い身体、柳腰、寡黙などが特徴的で、都会的でアンニュイな雰囲気がありました。当時私も「銀河鉄道999」の影響でメーテルのような長身・細身・長い髪の「松本美人」が好きだったのでかなり好みでした。


1980年代前半に映画やテレビドラマに出演し、松田優作に懇願されて出演した映画「野獣死すべし」(1980年)や、唯一の主演映画「真夜中の招待状」(1981年)などを残しましたが、1991年に所属していた田辺エージェンシーの社長と結婚し、家庭に入ったことで芸能活動から完全に引退しました。

8thシングル「雨音はショパンの調べ」は1984年4月21日にリリースしたレコード会社移籍後第一作になります。ガゼボの「I Like Chopin」に松任谷由実が日本語詞を付けたカバー曲です。ガゼボの原曲は世界的にヒットし、80年代を代表する洋楽の一つです。

小林麻美がアンニュイさを帯びた大人な女性の雰囲気で歌った「雨音はショパンの調べ」は大ヒットし、オリコン1位を獲得しました。TBSテレビ「ザ・ベストテン」では8週間ランクインしましたが、生放送でこの歌を歌うことは一度もありませんでした。この件について小林麻美本人は「私自身は全く断ってないのよ。テレビで歌いたかったのに」とラジオ番組で主張していたそうです。

同年8月25日にリリースされたアルバム「CRYPTOGRAPH~愛の暗号」にも収録されましたが、このアルバムは第26回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞しています。

この曲で妄想するのは、貴樹と別れたあとの水野理紗です。映像版の水野理紗は非常に限られた登場しかしておらず、正直あれでは彼女の心情を捉えるのはなかなかに難しいのですが、幸い水野理紗については清家雪子版のコミックでかなり詳細に描かれています。

個人的には色々とツッコミどころの多いコミック版ですが、貴樹を失った彼女についてはこれで妄想するのが宜しかろうと思います。コミック版を読んだ方には、歌詞を見て貰えればもはや私の説明などいらないのではないかと思いますが。

耳をふさぐ 指をくぐり
心 痺らす 甘い調べ
止めて あのショパン
彼にはもう会えないの
Rainy Days 断ち切れず
窓を叩かないで
Rainy Days 気休めは 麻薬 Ah…

ひざの上に ほほをのせて
「好き」とつぶやく 雨の調べ
やめて そのショパン
想い出ならいらないわ
Rainy Days 特別な人でなくなるまで
Rainy Days 暗号のピアノ Ah…

Rainy Days 断ち切れず
影にふり返れば
Rainy Days たそがれの部屋は Ah…

Rainy Days 特別な人は胸に生きて
Rainy Days 合い鍵を回す Chopin Ah…

なお、コミック版を知らんという方のために、貴樹の水野理紗との出会いと別れを紹介した静画を紹介しておきましょう。タイトルでは「理沙」になっちゃっていますが正しくは「理紗」です。

水野理紗との出会いと別れ(前編)。
水野理紗との出会いと別れ(後編)
うわぁ…こうして見ると可哀想だなあ水野さん。それもこれもコミック版の貴樹がクズだからですが、クズ故にコミック版の貴樹は私は認められないんですよ。

ちなみに加納版「One more side」では水野さんには自殺した兄がいたという設定が加わっていますが、水野さんについては本編で全く触れられていないが故にいろいろ後付する余地があるのですが、そんなオリジナル要素をぶっ込まれてもこっちが困りますな。まあ「秒速」という作品自体、余白が多いので妄想する余地はたくさんあるんですが、妄想なら妄想と断って貰わないと(プンスカ!)。あ、私の妄想は最初から妄想と断っていますから(ドヤ顔)。

それでは聴いてみて下さい。まずはフルバージョン。静止画ですが。
こちらはソニーのBDレコーダーによるハイレゾ化PV版。小林麻美が実にアンニュイです。
スポンサーサイト