魔法科高校の劣等生LOST ZERO(その1):人気ラノベのスマホゲーム

ついに豊平川河畔を我が手に(というか足に)奪還しました。まだ冬将軍の残存戦力(残雪とも言う)はありますが、もはや掃討戦の状況ですなあ。冬将軍に反撃の力はもはや残っていないでしょう。

まだまだ人気の少ない河川敷ですが、じきにランニングやサイクリング、パークゴルフやフリスビーを楽しむ人々で溢れることでしょう。YOSAKOIソーランの練習も始まるな。

今日はスマホ用ゲーム「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」を紹介しましょう。名前からわかるとおり、昨年4~9月にアニメが放映された「魔法科高校の劣等生」のゲーム版です。設定は以下のとおり。

「魔法科高校の劣等生」は昨今のラノベとしては異例の作り込みまくった設定が特徴となっています。超能力が「魔法」の名で体系化され、魔法技能が国力の一部とみなされるようになった世界で、魔法技能師養成のための国策高等学校である国立魔法大学付属第一高校に司馬兄妹が入学して始まる物語です。

歴史や世界観、国際社会の状況などが詳細に設定されていますが、中でも重要な組織は「十師族」でしょう。日本で最強の魔法師集団で、隠然たる権力を手にしています。表立った権力を放棄する代わりに、国家の裏で不可侵に等しい権力を手にしています。

1から10までの数字を含んだ名字を持つ家系で構成されており、この数字は過去に日本が魔法師の実験開発を目的に設けた研究機関である「魔法技能師開発研究所」が第一研究所から第十研究所まであったことにちなんでいます。つまり対人戦を想定した「生体への直接干渉」を研究テーマとしていた第一研究所は一条将輝の「一条家」、「大火力に対する領域防御魔法」を研究テーマとした第十研究所は十文字克人の「十文字家」を輩出しています。

私の好きな会長こと七草真由美の「七草家」は、首都防衛を兼ねた対集団戦を研究テーマとし、「群体制御魔法」を開発することになる第七研究所から輩出されたことになっていますが、「七草」で「さえぐさ」と読むのは、元は第三研究所の「三枝」が「七草」と名前を変えて第七研究所に移動したからだそうです。第三研究所は「多種類多重魔法制御」を研究テーマとし、他の研究所にも研究成果を開放していた珍しい研究所だったようです。

故に「多種類多重魔法制御」と「群体制御魔法」を手に入れた七草家は苦手とする魔法の系統が無いことから「万能の七草」と呼ばれています。また十文字家次期党首十文字克人が使う「ファランクス」」(全系統全種類の障壁魔法と対抗魔法を絶え間なく展開し続けて圧倒的な防御力と物理攻撃力を誇る攻防一体の魔法)は第三研の研究成果を利用し、「多種類多重魔法制御」と「大火力に対する領域防御魔法」を併せ持つものとなっています。

そうした十師族からはみ出た魔法師の家系に「零家」があり、主人公は零家の一つ「零乃」に属しています。本来十師族入りしてもおかくしない家系なのですが、禁忌の研究を行ったことで歴史から抹殺されてしまった零家。十師族からマークされる中、それでも術師増幅(マギカブースター)の有用性を検証するため第一高校に入学し、本編の主人公である司馬兄妹達第一高校の生徒達と交流することになりますが…

ちなみに零家は「精神干渉魔法と記憶の相互変換」の研究に由来する家系と言われていますが、正確な出自は不明となっています。零家の魔法が禁忌とされる「精神構造干渉」と見なされたため数字付きの家系とはされませんでしたが、その能力の有用性は無視もできず、例外的に「零」が与えられました。主人公の属する「零乃」の他、「零式」「零宮」の三家があります。

この手のゲームのお約束として主人公の容貌は設定されていません。なにしろ「主人公はあなた」なので。代わって妹の「まやか」が補佐役としてあれこれやってくれるのですが…。

実はこの人、司馬深雪に勝るとも劣らぬとんでもないガチブラコンでした。達也のように美人の妹に愛されたいと思っていた全国百万人の“可愛い妹カモン”な人が歓喜した…かどうかは不明ですが、ほとんどストーカーですなこの人。他の女性キャラと接触しているとしばしば登場してきます。

CVは内田真礼。「中二病でも濃いがしたい!」の小鳥遊六花や「ご注文はうさぎですか?」のシャロなどを演じています。青年誌のグラビアを務めるなど、ビジュアル派声優です。

基本はカードゲームで、各キャラにカードをセットし、攻略任務に併せてメンバーやカードを入れ替えたり、入手したカードの強化を行ったりします。カードによってはキャラがコスプレしたりします。なおカードには「魔法(魔)」「武装(武)」「精神(精)」という3つの属性があり、魔>武>精>魔という三すくみになっています。

また戦闘で獲得したコミュニケーション・ポイント(CP)を使って生徒達とコミュニケーションを重ねることで主人公や各キャラはレベルアップしていきます。

深雪に続くキモウト(気持ち悪い妹)2号にしてただの補佐役と思っていたまやかですが、ストーリーが進むにつれ、本作のヒロインにして悲劇の人物であること明らかになっていきます。最終章で非業の死を遂げたかに思われましたが…。まやか奇跡の生還はいいのですが、新章に入ってからはさらに状況が過酷になったような気がします。

メインストーリーの他に様々なイベントが開催されます。現在は「ソード・アート・オンライン コード・レジスタ」からキリトとアスナ、「とある魔術と科学の謎解目録(パズデックス)」から上条当麻と御坂美琴が登場してコラボによる相互戦闘が行われています。そういえば「とある」シリーズの科学と「魔法科」の魔法って親和性が高いような。

では次回は私が持つお気に入りカードの紹介などを。

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