脅迫~終わらない明日~:女性視点の鬼畜系アドベンチャー

こんにちは。いや~久々の青空が目に眩しいです。札幌にも晴れた冬空があったんですね。なかなかの陽射しで雪焼けしちゃうかも知れません。

が、朝までに降った雪がまたてんこ盛りで…。歩道はけもの道と化し、人がすれ違えません。しかも歩道と車道の境には泥水が溜まっているし。雪よりも始末が悪いですね、泥水は。エリナさんエリナさん、口をすすぐのにちょうどいい泥水がありまっせ。

いや、エリナさんは別に泥水マニアではないですけどね。それにしても車も容赦なく泥水跳ね上げて走るよなあ。自分だって歩行者になることもあろうに。北海道の運転マナーはわりと良くないそうですが、地域情報サイト「Jタウンネット」が昨年12月31日に発表した「運転マナーが悪いと思う都道府県」アンケートの結果によると、北海道はワースト6だそうです。ちなみにワースト5は1位大阪、2位愛知、3位福岡、4位京都、5位茨城の順。ああ筑波嶺…

話は変わって今日の本題。いよいよネタが尽きてきたギャルゲーですが、本日は「脅迫~終わらない明日~」です。我ながら新年一発目がこのタイトルってどうよとは思うのですが、ネタがないから仕方ありません。

本作は1998年12月17日にアイルから発売されました。1996年にリリースしたMS-DOS版「脅迫」をリニューアルしたものでCDーROMになって音声が付きました。アイルの特徴は、凌辱や調教などの鬼畜ものが多数を占め、SMやスカトロ、人体改造(刺青やボディピアスなど)を含むアブノーマルな演出がなされる作品が多いことです。

ストーリーは…普通の女子校生・秋山明日香は、ある日女子生徒の憧れの的である神村良介から「好きだ」告白されます。初めての経験に、少なからず浮かれる明日香。だがその日から、明日香は何者かに脅され始めたのでした。

一通の封筒。中には、明日香のオナニー姿を写した写真と脅迫状…。それを下駄箱で見つけた時から明日香の恥辱と絶望に満ちた日々が始まります。背筋が凍るような絶望感に苛まれながらも、彼女は自ら手紙の送り主を探そうと試みますが、彼女の行動が周囲を巻き込んだ悲劇を巻き起こしていくことに…


ということで、明日香の行動により、様々な展開、結末を迎えることになります。明日香は運命を切り開き、地獄から抜け出す事が出来るのか。それとも運命に飲み込まれ、凌辱の嵐の中へ沈んでいくのか。それは明日香の行動次第、すなわちプレイヤーの選択次第です。

ということでキャラ紹介。まずは主人公秋山明日香。かなりグラマーで髪型はロングで、リボンをしています。性格はおとなしく、おっとり&のんびりタイプです。憧れの良介に告白された日の夜、つい浮かれてちょっとだけ自慰してしまった所を写真に撮られ、それをネタに脅され始めます。脅迫状は、当初は「神村良介と別れろ」という内容でしたが、突然見知らぬ男達が現れた事で、悪夢のような境遇におかれることに。

続いて明日香の友人である結城綾。生真面目な眼鏡っ娘です。明日香とは同じクラスで優等生です。思い詰めると怖いかも?

同じく友人の青木珠美。やはり同じクラスで陸上部に所属しています。普段は明るいのですが、たまに暗い表情を見せる事があります。その理由は…

もしや五摂家出身?鷹司麗子。Windows版の新キャラで、転校生です。キツめの性格をしていて、多少気位が高いのは、やはりお公家さんだから?転校直後なので制服が違っており、前の学校のブレザーを着ています。

宮崎弓子。明日香の前に突如現れ、明日香を凌辱する男達を連れてきます。明日香をおもちゃの様に扱いますが、たまにふと漏らす言葉が、何かを示唆しているような。その心中には何があるのか?

明日香の妹・未来(みく)。明るく、元気な女の子ですが、明日香の行動次第で巻き込まれてしまいます。グラマラスな明日香と違って貧乳気味とか。

学校の先生、結城薫。結城綾のお姉さんでもあります。姉妹して眼鏡っ娘。生徒達の事を気に掛けて、真面目に対処してくれる先生なのですが、その生徒思いがアダになる事も…?

明日香と未来のママン、桜。明日香に輪をかけておっとり&のんびりさんです。趣味で、週に一度家で生け花を教えています。和風総本家で和服を着ている事もしばしば。未来同様、明日香の行動しだいでは、男達の毒牙がママンにも。ちなみに、パパンは単身で海外赴任中だそうです。

神村良介。女子生徒に大人気のイケメン、彼が明日香に告白したことが全ての始まりということで、要するに事件の元凶。明日香の力になってくれるか、明日香の元から去ってしまうか、それは明日香の行動次第ということになりますが…こいつについては言いたいことがあります(後述)。

三宅洋二。彼も明日香達の学校の先生で、陸上部の顧問をしています。絵に描いたようなスケベ中年で、ねちっこくいやらしい性格をしており、脂ギッシュな中年太り体型です。実は珠美に対して邪な想いを…

明日香(ようするにプレイヤー)の選択次第で様々なエンディングを迎えます。最悪死ぬ場合もあるほか、友人達や妹やママンまでも毒牙にかかったりします。だいたい風呂場で自慰しているところを隠し撮りされるというガードの甘さは一体何でしょうか。おっとり&のんびりタイプだからしょうがないのかなあ。せめて窓は閉めようよ。

鬼畜なエッチなシーンを色々みたいぜという人は、「やばいだろ、ソレは」と思われる選択をしていけばいいのですが、大半のエンディングでは明日香が可哀想なことになるので、今さらながら何でこんなゲームプレイしたんだろうと我ながら思ってしまいます。当時はやさぐれてたのかな?

記憶を辿ると…そうそう、初めてパソコンを手に入れた頃でしたね。そして…やさぐれる理由もありました。そうか、そういうことかリリン(笑)。それじゃあ仕方ないや。今ではいたいけな女の子にひどいこをするゲームはしたくもないですが…実は飽きたから?

で、元凶キャラ良介とのハッピーエンドなんですが、これについて私は文句たらたらです。男達に散々弄ばれる明日香ですが、いよいよ戦況悪化により遂に首都(処女)陥落という状況に陥ります。さあその時どうするか。

まさに運命の決断なのですが、レイプなんて野良犬にかまれたようなものだ、気にするなと明日香を励ましてくれるようなら「良介△」なんですが、実はこいつとんでもない「処女厨」で、明日香が処女を失っているとどうあがいてもハッピーエンドになりません。

そこでどうすればいいかというと、処女を守るのと引き替えで代替物を差し出さねばなりません。はっきり言えば、自分からアナルを提供するという。処女なのにそっちはズボズボというのもどうなだろうと思いますが、良介的にはそれはセーフらしいです。つまりハッピーエンドの絶対条件は「明日香が処女であること」だということで、何なんだこいつはと思わずにいられません。

プレイヤーキャラでないのが救いですが、こんな魅力の無い男に、こんなに必死に守った明日香の処女を捧げるというのもプレイしている側からするとちょっと割り切れなかったり。まあ明日香がそれでいいなら仕方ないんですが。

しかし…親友や家族までもが毒牙の犠牲となる中で、最後まで自分の処女を守ろうとするというのは一体どうなんだろう。当時としては女性視点のエロゲーというのは結構画期的だったのですが、その分他のゲームなら主人公を務めたであろう良介のヘタレっぷりが目に付くというか。もっとも良介が優秀すぎるとエッチシーンほとんどなしで問題解決してしまうので、ヘタレでなければならないのかも知れませんが。


ちなみにWindowsXP/Vista/7に対応したリニューアル版が2008年8月29日にリリースされている他、DVDプレイヤーで遊べるDVG版をリニューアルした「脅迫DVG~囚われた明日~」が2011年2月25日から販売されています。

スポンサーサイト