ちょっとかわいいアイアンメイデン:名門女子校の「拷問部」の壮絶な活動とは

♪雪は夜更け過ぎも雪のまま降るだろう silentnight holynight♪札幌ではどうやらホワイトクリスマスがデフォルトのようです。

そんなことよりですね、聖夜だというのに今季二度目の転倒をしてしまいましたよ。前回は冬用の靴じゃなかったという言い訳(?)ができましたが、今回は冬用の靴だったのでなんともみっともないことで。先日のツルツル路面地獄はくぐり抜けたというのに何たる失態。一体この冬何度転ぶのか、自信がなくなってきました。せめて一桁台で、怪我しないようにしたいと思います。今回は前回と逆に左から転んだのですが、大方尻餅になったのでダメージは軽い模様です。

年末の雪といえば何と言っても秒速5センチメートルですよね。第一話の雪は3月の名残雪でしたが、第三話の雪は明里と両親の会話から正月前であることが伺えます。クリスマスなのかなあ。クリスマスに理紗の電話に出ないなんて哀しいなあ。でも明里ママンが「お正月までいればいいのに」と言っているので28日~30日あたりじゃないかと推測してみたり。何にせよ、非リア充の私には、聖夜に転んで無様に道路に這いつくばる惨めな姿がお似合いってことですね。……ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉまるはうと んがあ・ぐあ なふるたぐん いあ! くとぅぐあ!

さて話はがらりと変わって本日の本題。今日はR15+(15歳未満の入場・鑑賞禁止)指定映画「ちょっとかわいいアイアンメイデン」を紹介しましょう。昨日紹介した吉住はるなさんが準主役として出演しています。

「ちょっとかわいいアイアンメイデン」は、深見真原作、α・アルフライラ作画の同名の四コマ漫画が原作です。角川書店の月刊雑誌「4コマnanoエース」で2011年4月号(創刊号)から連載され、同誌が2013年10月号で休刊となってからは「ヤングエース」で連載されています。

あらすじは…

名門女子校に公認で存在する秘密の部活「拷問部」。そこはスパイ養成を目的として、拷問を日々の鍛錬として行う中で、肉体と精神力を鍛えるというハードな部活です。主人公の武藤結月は、憧れの高校に入学できた喜びもつかのま、拉致監禁状態で「拷問部」に入部させられてしまいます。実は入試は思わしくなく、豪学は望外の喜びだったのですが、問題には「拷問部」の適性を調べる内容が含まれていたということで、「拷問部」入部が条件の合格だったらしいです。


実は入試の日、結月は舟木碧生(あおい)と遭遇しており、彼女に一目惚れして思わず下着を盗んでいたのですが、その碧生が「拷問部」の先輩であることを知った結月は、一流の拷問人となるべく厳しい修練に耐えていくのでした。責め専門と自称する碧生ですが、実は初遭遇の日に結月は自らをスパンキングしている碧生の姿を目撃しており、本当はマゾであるという自身の性癖を隠していることを知っています。

部活は恋愛厳禁なのですが、実は相思相愛の二人はやがてその掟を破る日が訪れてしまいます。しかしそれは部長の知るところとなり、二人には過酷な罰が待ち受けているのでした……。

原作では中学校でしたが映画は高校になっています。また設定やキャラクターを活かしながらも、映画では結月と碧生の濃厚な物語を新たに書き下ろしており、全く新しいストーリーとなっています。

映画は2014年7月19日公開。撮影は前年の秋だったはずなので、1年近くも寝かせましたね。女優でAVにも出演したことがある葉山レイコやマンガ家の内田春菊も出演しています。原作には拷問部の他に対立する洗脳部とか生徒会とかも登場しますが、映画には登場しません。


清楚で可憐な少女が拷問の世界に目覚め、しかも受けから責めに変貌していくという、武藤結月を演じるのは、ロリータ系グラビアアイドルの木嶋のりこです。この人ちょっと渡辺麻友に似ています。


そして舟木碧生役が吉住はるなさん。映画初出演にして限界ぎりぎりの露出で、責めを装いながら後輩の結月に自らの本当の性癖を暴かれていく様子を、時にクールに、時に熱情的に演じています。先輩役に徹する時は宝塚の男役のような口調になっていますね。声も低いし。でもはるなさんの真骨頂は、可憐あ喘ぎ声にあると思うので、責められるようになってからが実にいいですね。

なお「拷問部」の部長役(上画像の一番左)は、「甘い鞭」で壇蜜さんが演じた女医にしてSMクラブのM嬢の奈緒子の高校生時代を演じて注目を浴びた間宮夕貴です。実は「私の奴隷になりなさい」も「甘い鞭」も原作は読んだのですが映画は見ていないのです。心を強く持って見なければいけないのでしょうか、碧生パイセン。


設定とかは荒唐無稽なんですが、なにしろみんな真面目に演じているので見入ってしまいますね。ちょうど「アストロ球団」を読んでいる時のような感じです。そして魔球や超打法の代わりに様々な拷問シーンが次々と登場してきます。

もちろんタイトルにもなったアイアンメイデンも登場。拷問の名家である舟木家に鎮座していて、結月が入れられます。節子これ拷問具と違う、処刑具や!と言いたくなりますが、碧生によれば見せて恐怖におののかせることが拷問であり、中の針はゴムになっていました。

劇中、結月と碧生が結ばれる結構濃厚な百合シーンがあるのですが、これが実に美しくていいです。

ちなみに主演の木嶋のりこによれば、数々登場する拷問の中で二度とやりたくないのは「虫責め」と「水責め」だそうです。「虫責め」は巨大なミールワームを頭からかけられるもので、そりゃあ嫌でしょう。木嶋のりこは本気で号泣したそうです。良かったねはるなさん、碧生は受けなくて済んで。台詞としては子供の頃受けて一時発狂したとか言ってたけど。

ほらこれ。これは男だって嫌ですよ。しかし身体に蜂蜜塗られていたけど、この手の虫は基本蜂蜜好きではないような。もっとヤバいスズメバチとかが来ちゃうぞ。

「Fate/Zero」のこのシーンを思い出してしまいました。桜……(涙)。

水責めは本編ではちょっとしか出てきませんでしたが、緊縛されて逆さにされた状態で口の中に水を流し込まれるというもので、歴史的にも実際行われてきたもののようですね。木嶋のりこは命がけでやったのにちょっとしか使われなくて残念だと言っています。

ちなみに吉住はるなさん演じる碧生は結月からロウソク責めをされますが、はるなさんによればプレイ用の低温ロウソクではなく、ホンモノのロウソクで涙が出るほど熱いのを乳首に垂らされたのだとか。撮影現場では泣き叫んだそうです。いくら「拷問部」の映画だからといって本当にキャストを拷問してどないすんねん!とツッコむところですな。

本当に身体を張って文字通り体当たりの演技をしていた吉住はるなさん、映画初出演なのに準主役という大役を見事に演じきっています。本当に頑張ったね。話には聞いていたけど、実際見るまでここまでとは思いませんでした。えらい!

なお、結月が盗む碧生パイセンの下着ですが、これです。我々は知っている!この水着を!そう、昨日の記事に登場した黒のV型水着の色違いですね。赤だから通常の3倍(何が)でしょう。

吉住はるなさん、DVD撮影の時に同型の水着が出てきたときは「あ、これは!」と思ったんじゃないでしょうか。まあきっと監督はわかっててやってるんでしょうけどね。

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