秋季アニメ中盤の感想(その2):「美少女戦士セーラームーンCrystal」と「異能バトルは日常系のなかで」

こんばんは。日ごと寒くなる札幌ですが、まだ雪は積もってません。いつもより遅いらしいですが歩きやすくて結構なことです。

それはそうとこのブログ、最近勢いをなくしてきておりまして、アクセス数が連日300台となっております。「引き潮のとき」なんでしょうかね?昨日で880回。当面の目標である1000回までおおよそあと4か月。そろそろ出処進退を考える時期なのかもしれません。

さて本日は秋季アニメ中盤の感想の続きです。今日は「美少女戦士セーラームーンCrystal」と「異能バトルは日常系のなかで」です。

まずは「美少女戦士セーラームーンCrystal」。第10話までみました。原作準拠であり、原作のダークキングダム編が13話で終わっているのでもう終盤に入りますね。

セーラー戦士が5人揃った上にうさぎが記憶を取り戻したということで、月に向かう皆さん。テレポートとかで行くのかと思いきや、5人のパワーで月まで移動していました。

月の王国の宮殿(シルバー・ミレニアム)跡に立つ5人。空気もないのに平気とはさすがセーラー戦士…と思いきや、普通に会話しているので明らかにありますね、空気。

本当は月にはちゃんと空気があるんだよ!アポロ計画はアメリカの陰謀なんだよ!なんだってー!!

そうして台座に刺さっている剣を抜こうとするセーラー戦士達。3人に全力を出させた上で一人で抜いてみせるビーナス。エクスカリバーはビーナスを選んだ(笑)。さすがはリーダー、おいしいとこは持って行きます。その「約束された勝利」の剣はこの先使うのかな

すると起動するクイーン・セレニティのホログラム。うさぎの前世であるプリンセス・セレニティのママンですが、単性生殖したんかいといいたくなるほどそっくりさん。そういえばパパンは誰なのか、全く言及されていないような。もしや本当に…?

ママンがおっしゃるには、クイン・ベリルと地球の人々がクイン・メタリアに操られて月を襲撃した際、地球の王子であるエンディミオンはプリンセス・セレニティをかばって命を落とし、プリンセスはそれを目の当たりにして自ら命を断ったのだとか。なんと自害ですか。クイーン・セレニティはその後、自分の命と引き換えに「幻の銀水晶」の力を解放してクイン・メタリアを封印したのだそうです。

それにしてもクイーン・セレニティの声は小山茉美ですよ。大ベテランで様々な役を演じてきた方ですが、月の支配者というと思い出すのは…

そう、「機動戦士ガンダム」のキシリア・ザビ。そうか、シルバー・ミレニアムはグラナダだったんだよ!そして地球の軍勢というのは連邦軍のことなんだよ!ガンダムが打ち切りにならなかったら実現していたはずのグラナダ攻略戦が、セーラームーンで実現していたんだよ!

くどいですか(笑)。

BBA面してるだろ。ウソみたいだろ。24歳なんだぜ、それで…

その頃、クインベリルの行動に不審の念を持った四天王達、こっそりベリルをつけてメタリアとの会話を盗み聞きします。
するとなんということでしょう。彼らはエンディミオンの側近の騎士であり、地球におけるセーラー戦士のような存在だったのです。そればかりか、プリンセスとエンディミオンが恋に落ちたように、セーラ戦士と四天王もそれぞれカップリングしていたらしいです。またMMRを使いたくなるけどここは我慢。

ちなみに四天王を仕切るクンツァイトとセーラー戦士のリーダーであるビーナス、ゾイサイトとマーキュリー、ネフライトとジュピター、ジェダイトとマーズという組み合わせだったようです。これはびっくり。原作がそうなっているんでしょうけど、第一期テレビアニメ版ではそんなエピソードは一切ありませんでした。ネフライトはうさぎの友達の大阪なる(一般人)と淡い悲恋を演じていましたし、ゾイサイトなんかオカマ状態でクンツァイトとウホッな関係になってました。

じゃあ四天王は本来いい人だったということになりますが、おっといけないとベリルが再洗脳。あっさり元の木阿弥になる四天王。メンタル面の弱さが課題ですなあ。

そして対峙するセーラー戦士と四天王。元カレ相手に戦えないというセーラー戦士に対し、洗脳状態の四天王はノリノリで攻撃します。

が、ここはいつもはささみさんのように頑張らないセーラームーンが珍しく頑張ってムーンヒーリングエスカレーションで撃退します。

その頃エンディミオンの転生である地場衛(まもちゃん)はベリルにNTR。いいぞ!ラブラブなシーンとか「事後」のシーン(ベリルがベッドでタバコを吹かし、その横でよよよと泣くまもちゃん)を撮影して全世界に映像公開してうさぎに精神攻撃だ。ちなみにベリルはエンディミオンに密かに恋をしていたようですね。ベリル視点で見れば、愛しのエンディミオンを月のプリンセスにNTRされて激おこぷんぷん丸になったということでしょう。叶わぬ恋は哀しいなあ。ちょっと同情します。


ちなみにテレビ第一期のアニメでは終盤、強敵DDガールズとの戦いでセーラー戦士が全滅するという悲劇が訪れ、見ていた幼女達を大泣きさせましたが、今回はどうなるんでしょうかね。

続いて「異能バトルは日常系のなかで」。第9話まで見ました。
第7話ははやみんの演技があまりにも素晴らしかったので思わす取り上げましたが、その後私が期待したようなダーク鳩子の誕生とかはなく、元の仲間に戻ってしまいましたが、天然そうでいて心に闇を抱える鳩子さんがそのまま納まるようでいかんと思っていましたら…。

基本このアニメ、思わせぶりで引っ張っても次の回でスルーするという悪い癖があります。ぬるい黒い炎を出すだけの寿来、第8話ラストで覚醒したと言っていましたが、それについては完全スルー。

ただし、覚醒異能は封印しる!と全員から迫られているので何かあったことは確かでしょう。

その後、期末テストが迫る中、相対的に成績が悪い灯代(198人中88位)は鳩子(同32位)に誘われ勉強会に。サシってのはいいですね。納まったかに見えた鳩子のダーク化を期待しちゃいます。いあ! いあ! はとこ! はとこ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はとこ!

寿来のことをなんでもわかっている灯代(そりゃあ二人とも中二病属性だから)に対し、「ずるいなあ…」とつぶやく鳩子。これこれ!こういう鳩子を待っていた!


夏休みを前にして、なぜか全員寿来ラブモードに突入。千冬は寿来のことを考えると胸が痛くなるといい、彩弓は相模(ところで何者なのこの人)の「あなたを寿来とくっつけてあげる」という誘惑を受けます。

そして部室で再び二人きりになった鳩子と灯代。「好きな人いる?」と単刀直入の鳩子に対し、「いないわよそんな」と即答する灯代。

するとなんか怖い雰囲気で「私はいるよ、寿君のことが好きなんだ」とまたも鳩子のストレート攻撃。いいぞ、鳩子のこの表情。最高だ!

そうか、そういうことかリリン。はやみんを鳩子役で起用した意味はここにあったのか!ただの天然さんなら他の声優でもいいもんね。さすがのキャスティングだ。

「寿君ともっとたくさんお喋りしたい。一緒にお出かけしたり、買い物行ったりしたい。いろんなとこ遊びに行きたい。毎日一緒にいたい。毎日肉じゃが作ってあげたい。手を繋いだり、デートしたり…」

寿来に対する中二病駁論ほどではないですが、言いつのります鳩子。あの時の寿来のように呆然と聞く灯代。やっぱり二人は似ているなあ。かろうじて「どうして私に言うの…?」と返すと…

「それは…灯代ちゃんが寿君を一番理解してるから。そして、私が一番理解できてない…」哀しみのヤンデレ、それが鳩子なのかッ!!

「私はね、選ばれしものになりたいの」これは桐生との会話で自覚した鳩子の欲求そのものでしたね。

言葉をなくした灯代に再度問いかける鳩子。「灯代ちゃんは、好きな人、いる?」さあ聖杯戦争ならぬ正妻戦争勃発か。セイバー灯代対バーサーカー鳩子はどうなる?でもまた次回は何事もなかったかのように、なのでしょうか。

文芸部の全ての部員に恋愛感情を持たれた寿来、そうとは知らず明日からの夏休みにひたすらわくわくしているのでした。

そうかEDの「人生ゲーム」はそういうことだったのか。やはり趣味の合う灯代が一番近い位置にいるような気がしますが。嫉妬の黒い炎に灼かれて闇墜ちする鳩子が見たいなあ。はやみんならきっとぞくぞくするような演技をしてくれるに違いない。しかしなんとなく誰も選ばず中途半端に終わるんじゃないかという予感をひしひしと感じます。現在の状況はFの残党が寿来達を桐生にぶつけようとかしているせいで発生しており、気づいた桐生達が阻止してまた日常系に戻るとかね。そして第二期をちらつかせると。

文芸部の平和と安定のためにという口実で生徒会長工藤美玲が寿来を持って行くというのもいいかも知れません。ついでに全員の異能も奪い取ったりして。この人、もしかして「システム」の異能すら奪えるのでしょうか。

常考、こんな可愛い子がラブラブビームを最大出力で直撃してきたら陥落するでしょう、男なら。とりあえずはやみんのヤンデレ演技が堪能できて余は満足じゃ。いいぞ、もっとやれ。

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