好きな声優さん第四期(その3):坂本真綾~なぜか未登場だったビッグネーム

こんばんは。なんか今週は雨がちで、しかも週後半は気温が下がって雪になるようです。雪を見て喜んでいた時期はいつの頃だったことでしょう。いや、筑波嶺ではいい年をしても珍しいから喜んでいましたが、札幌では本格的な雪のシーズンを前にうんざり気分です。

本日は好きな声優さん行ってみましょう。実は取り上げようと思う声優さんのことをあれこれ考えていたら、とんでもない大物を取り上げていなかったことに思い至り、取り急ぎここに登場して貰おうと思います。と言うわけで、満を持して坂本真綾登場!

坂本真綾は1980年3月31日生れで東京都出身。幼少期から劇団に所属し、8才頃から子役として活動していました。学業優先でCMソングや洋画の吹き替えが主だったようです。16才の1996年にテレビアニメ「天空のエスカフローネ」のヒロイン・神崎ひとみ役を演じ、またOP「約束はいらない」で本格的な歌手活動を開始しました。菅野よう子に歌手としての才能を見いだされ、同人のプロデュースにより「プラチナ」など楽曲多数を発表しました。

アニソンには名曲数々あれど、「カードキャプターさくら」の第三期OP「プラチナ」はアニソン史に永遠に残る傑作だと思います。第一期OP「Catch You Catch Me」 、第二期OP「扉をあけて」も佳曲ですが、「プラチナ」はまさに白金の輝きを放ち続ける作品ですね。

とても複雑なメロディラインの楽曲ですが、これを細く透明感のある歌声で見事に歌い上げています。画像もありませんがここで聴けます。いつまであるかわかりませんが。

http://www.pideo.net/video/xuite/09f5f82781765b29/

アニメ声優としての活動は前述の「天空のエスカフローネ」がスタートとされていますが、洋画作品における日本語吹き替えは、子役時代から現在に至るまで数々の作品で担当しており、このキャリアは同世代の声優の中でも群を抜いています。持ち役にはスター・ウォーズのアミダラ姫で有名なナタリー・ポートマンなどがあります。

2003年からは女優としての活動を本格化させ、ミュージカル、テレビドラマへも出演しています。

2005年以降は菅野よう子によるプロデュースから離れ、セルフプロデュースで音楽活動を開始しています。菅野よう子との「離別」はファンにも少なからぬ影響を与え、「菅野よう子の曲を歌う坂本真綾」を支持していたファンの中には違和感を唱える者も少なくありませんでした。菅野よう子からの卒業理由は明らかにされていませんが、五木ひろしが師匠だった山口洋子や平尾昌晃から卒業していったように、歌手は自身の音楽性や可能性を広げる為に師匠から旅立つことが必要なのかもしれません。ここでは声優坂本真綾を取り上げたいのでこれ以上言及はしませんが。

それでは私の知っている坂本真綾の演じたキャラです。まずは「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のルナマリア・ホーク。


エリートMSパイロットで、赤い髪をショートにした快活な美少女で、軍服を改造したピンクのプリーツに黒いニーソックスがトレードマークです。MSは専用のザクウォーリアやシン・アスカから引き継いだインパルスガンダムを使用しました。

ザクウォーリアは主に砲戦型のガナーウィザードを装備して戦っていましたが、射撃が苦手なのになぜガナー(砲手の意)に固執していたのかは謎です。ブレイズウィザードとかスラッシュウィザードの方が良かったんじゃなかろうか。

ちなみにルナマリアはシン・アスカと恋仲になりますが、坂本真綾はシンの「中の人」である鈴村健一と2011年8月に結婚しています。

続いて〈物語〉シリーズの忍野忍。元人間の吸血鬼で、かつては「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」という名前でした。


シリーズの発端である「傷物語」がアニメ化されていないのでよくわかりませんが、外見年齢27才の長身・巨乳で白い肌の金髪だったキスショットは吸血鬼としての力を阿良々木暦に吸い尽くされたことで力の大部分と真名を失い「人間もどきの吸血鬼」となり、外見も8歳程度の幼女となってしまっています。

「忍野」の姓は怪異の専門家である忍野メメから、「忍」の名は「ハートアンダーブレード」(刃の下の心」から付けられたそうです。実年齢は600才で、本来は「怪異の王」と呼ばれる吸血鬼ですが、ロリ化してからは吸血鬼の残りカスともいうべき存在となっていますが、暦の血を吸うことで力を取り戻すこともでき、外見も全盛期のものに近づけることができます。

アニメでは登場初期は無言で恨めしく睨んでいるばかりでしたが、偽物語の「かれんビー」で和解してからは良くしゃべるようになりました。元々享楽的かつおしゃべりな性格だったようです。

怪異のみを斬る大太刀「心渡(こころわたり)」の所有者で、暦が借りて使うことがあります。


吸血鬼なので高い再生力・不死性と身体能力を持っていますが、日光、ニンニク、銀の十字架、聖水などの他、毒にも弱い(〈物語〉シリーズでの設定)ため、メデューサのように髪から毒牙を形成して攻撃できる蛇神モードの千石撫子とは相性が悪く、暦ともども圧倒されまくっていましたが、限りなく不死に近い存在であるため完全に死ぬことはありませんでした。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」から登場の真希波・マリ・イラストリアス。旧作には登場しない完全新キャラです。

イギリス出身でユーロ支部所属。出撃時に「三百六十五歩のマーチ」や「ひとりじゃないの」といった70年代の歌謡曲を歌っています。実はおばさんか?興奮時には「にゃっ!」という奇声を発する癖がある模様。

他のエヴァパイロットと同じく14才のはずですが、バストサイズが大きい描写がなされている。まあレイもアスカも年齢の割りに大きいですけど。また眼鏡を掛けたままエヴァにに搭乗しており、眼鏡がないとほとんど目が見えないようです。

「破」では仮設5号機に搭乗して第3使徒を殲滅し、第10使徒襲来時には封印されていた2号機を起動して出撃し、パイロットに強い負担を強いる裏コード「ザ・ビースト」を発動させて戦いましたが、テレビ版の第14使徒ゼルエルに相当する最強の使徒には一歩及びませんでした。


「破」から14年後の「Q」では、反ネルフ組織ヴィレ所属の正規実用型8号機のパイロットとして登場しますが、アスカたちと同じく、「エヴァの呪縛」によって外見年齢は変わっていません。永遠の14才だと吸血姫美夕みたいだな。

マイペースな性格は相変わらずで、殺伐とした雰囲気の中でも明るさを見せています。戦闘ではアスカと組んでいますが、援護射撃にとどまっていました。そもそも何者で何を目的としているのか不明で、現時点では渚カヲル以上に謎めいた存在ですね。

ちなみにイラストリアスはイギリスの空母。惣流改め式波・アスカ・ラングレーのラングレーはアメリカの空母です。真希波は日本の駆逐艦巻波から取っているのではないかと思います。アスカの姓が惣流から式波に変わったのは、惣流=蒼龍で日本の空母なのに対し、式波は日本の駆逐艦敷波から取っていると思われ、マリの姓とバランスと取ったのではないかと思われます。

「ペルソナ3」のアイギス。劇場版アニメも公開されていますが、あくまでゲーム版で。

ペルソナ3は次作ペルソナ4と共通の世界の物語(4は3の2年後の出来事)ですが、雰囲気は対照的で、クールでダークな3に対してウォームでアクティブな4となっていました。どちらが好みかは人それぞれですが、私は3も捨てがたいけど、パーティーの仲が良い4の方が好きかな。3はどうも人間関係がねえ…。一番いかんのは女性キャラの魅力のなさ。特に「恋愛」のアルカナを持つ岳羽ゆかりが、一見正ヒロインの容姿を持ちながら性質が全然「恋愛」じゃなかったところ。能登麻美子を起用した風花は声はいいのだけど容姿がなあ…。

そういう反省に立ってか、4の「恋愛」担当久慈川りせは実に素晴らしいキャラでした。“傲嬌系女王”釘宮理恵がデレのみの声を聴かせてくれます。雪子姫も良かったし。まあゲームについてはそのうち語ることもあるでしょうからこの辺で。

まあそういう訳で4に比べてヒロインレベルが低いと感じた3で一番ヒロインしていたのがアイギスです。実は人間ではなく、された少女型戦闘用ロボットなんですが。

ロボットでありながら自我を与えられているため、ペルソナを召喚できるという変わったタイプですが、ロボらしくしゃべり方が「○○であります」という特徴的な語尾になってたりします。

ロボットとはいえ、初遭遇時に主人公達がナンパしようと思ったくらい人間の女性に似ているので、もうこの人でいいだろうと思います。アルカナは「戦車」で女の子っぽくありませんが、4の里中千枝(CV堀江由衣)だって「戦車」だからノープロブレム。

ちなみにアイギスとはギリシャ語で、ゼウスがアテナに与えたとされる、ありとあらゆる邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持つとされている防具です。形状は楯であるとも、肩当てまたは胸当てのようなものであるとも言われています。英語読みするとイージスで、イージス艦が搭載するイージスシステムの語源でもあります。

「ファイナルファンタジーⅦ」のエアリス・ゲインズブール。オリジナル版は声なしでしたが、派生作品での声を担当しています。ティファ・ロックハートと共に本作のダブルヒロインです。ドラゴンクエストⅤでのビアンカとフローラのように、どちらが真のヒロインかで論争が絶えないらしいですが、正直私はティファ派です(え、聞いてない?)。

古代種(セトラ)の末裔で、自称「スラムの花売り」。この言葉が色々な妄想を生む契機となっていますが、ここはシンプルに本当に花を売っていたということにしましょう。

実母は最後の純血古代種であるイファルナで、生後20日目に実母とともに神羅カンパニーの研究所に連れ去られ、7歳の時に研究所から逃れた後もたびたび神羅カンパニーにつけ狙われています。

性格は快活そうな外見とは裏腹に奥手で控え目なティファとは対照的に、一見大人しそうにも見えるが活発天真爛漫で非常に明るく強気です。

なんとエアリスはストーリーの半ばで殺害されてしまいます。それもムービー付きで。後ろから大太刀(正宗)で一突き。復活させる手段があるなんてデマが流布したりしましたが、ゲーム中唐突に来るこのシーンがトラウマになっている人もいるのでは。


ちなみに本当にどうでもいいことですが、老舗同人サークル「クリムゾン」はティファが大好きらしく、様々な形でかわいがっている(性的な意味で)のですが、エアリスはティファをもてあそぶドSキャラとして登場しています。

実は今回、内田真礼を考えていたのですが、「真礼」→「まあや」→「真綾」ということで、これはもう大先輩を先に紹介するしかないということになりました。内田真礼についてはまた次回に。

芸歴25年を超えているマーヤですが、実はまだまだ34才。これからも様々な舞台で活躍してくれることでしょう。

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