好きなアニメキャラ(その42):虹野ゆりか(六畳間の侵略者!?)

こんばんは。今日は良い天気でした。台風一過というやつですかね。札幌にはかすりもしていないのにサーセン。日に日に色づいていく木々、山に沈んでいく夕陽。札幌は結構な大都会なのですが、こういう自然とのふれあいもできるなかなかに素敵な街なのです。

さて本日は好きなアニメキャラの第42回目。「しに」ということで忌み嫌われる場合もある記念すべきこの回は、この人に登場して貰いましょう。「六畳間の侵略者!?」の魔法少女虹野ゆりかです。

昨日はあえて使わないといういじわるをしてしまいましたが、本編中のゆりかの扱いに比べれば可愛いものです。とういか多分ドM属性なので多少いじめられないと物足りない人かも知れません。

虹野ゆりかは、物語の舞台となるころな荘106号室の窓を突き破って乱入して来た魔法少女です。自称“愛と勇気のプリンセス☆魔法少女レインボーゆりか”ですが、幽霊、宇宙人、地底人と揃っている中、なぜか魔法少女と認定されず、「とんでもないコスプレ女」扱いをされてまともに話を聞いてもらえませんでした。この理解されない状態は、ゆりか編である8~9話まで続いていました。ただのコスプレ好きなのに居候させて貰えるのも何だか妙な話ですが。

茶色の髪をツインテールにし、身長159㎝、スリーサイズはB84/W60/H83。なかなかなボディではないかい。決して貧相とはいえないですね。生身の身体で夜も106号室に滞在しているのはゆりかだけですが、押し入れがベッドとなっています。貧乏なので主食は安売りのカップ麺ですが、好物もカップ麺なのでノープロブレムですね。

気弱かつ都合の良い性格で、その上ずぼらで自堕落というちょっとアレな女の子です。学力もあまりよくないということで、なんか「魔法少女まどか☆マギカ」のOP映像にだけ登場するドジっ娘魔法少女まどかみたいですね。そういえばまどかのコスチュームにもちょっと似ているような。




これがドジっ娘魔法少女まどかです。もっともまどかは勉強や運動はごく普通だったようですが、心優しく純真で素直な、性格のとても可愛い娘なので、ゆりかとは内面が全然違いますがね。

ではなぜ魔法少女なんかやっているのかといえば、1年以上前、魔力の素質があったために魔物に襲われた所を、先代の魔法少女レインボーナナに救われたのがきっかけのようです。この辺りも使い魔に襲われたとことを巴マミに助けられたまどかに似ているなあ。

その後、魔力の制御のためにナナに魔法を教わり、助手的な役割を務めていましたが、8か月前に敵対する秘密結社ダークネスレイボゥの人質になってしまい、ナナはゆりかを救うために全魔力を開放し、二度と魔法が使えなくなってしまったのでした。

そのため、ゆりかはナナの後を継ぐためにナナのコスチュームと杖(エンジェルハイロウ)を継承して魔法少女となったのでした。が、本編開始当初は精神的な弱さや利己的な言動、話の内容が突拍子もないこと、コスプレにしか見えない衣装などから主人公の孝太郎はおろか他の侵略者達にも全く相手にされませんでした。魔法を使って見せれば良かったんじゃないかなあ?と思いますが、よく見るとゆりかは一話から地味に魔法を使っているのですが、誰にも気付いて貰えていないのですね。ゆりか、不憫な子!

そんなゆりかを救ってくれたのは天使先輩こと桜庭晴海でした。障害物マラソンの際、すっかり意気消沈してやる気をなくしたゆりかに手を差し伸べ、病弱な身体を押して共に走ったのでした。しかも、最後の借り物で「友人」の紙を引き当て、ぼっちなのにと泣いたゆりかに対し、「ここにいるじゃないですか」とにっこり笑う先輩。いかん先輩賛美になってしまう。


桜庭先輩と友人になって感化されたこと、侵略者達のトラブルの解決を、魔法で陰ながらサポートしてきたことで、ゆりかは次第に強い子に成長していきます。そして8話のゆりか編を迎えることになります。

秘密結社ダークネスレイボゥの最高幹部の一人である藍華真希(ダークネイビー)が攻めてきた際には、やっと理解して貰える時が来たと、思わず真紀に抱きついて「この人が悪い魔法少女ダークネイビーちゃんです」と紹介していましたが、元々重症のコスプレ患者としか思われていなかったので、コスプレ仲間が来たのかとしか思われませんでした。


その後、真紀の謀略により孝太郎達が真紀の歓迎会を開催し、何を言っても信じてもらえない辛さに走り去るゆりか。最初からそうなのですが、いつもナチュラルにハブられているゆりか、あまりにも不憫です。

まどかも思わず貰い泣きです。

しかしゆりかには天使がいました。あまりにも都合良く走り去った先で桜庭先輩と遭遇。「友達に信じてもらえいないんです」と桜庭先輩に人生相談するゆりか。

詳しい事情は知らないながらも「信じてほしいなら、言葉だけじゃなく、行動でやり続けるしかないんです」とのたまう桜庭先輩。あんたやっぱり天使やー!!そう、これまでのゆりかは知行一致じゃなかったんですね。言葉だけで行動が伴っていなかった。陽明学を勉強せい。

信頼できる桜庭先輩の言葉に「頑張ってみます」と真面目な決意を見せるゆりか。変わったなあゆりか。男子ならずとも、女子も三日会わざれば刮目して見なければなりません。これも桜庭先輩の感化のおかげです。

ちなみに桜庭先輩もゆりかに相談にのって貰っていました。内容は「どうすれば孝太郎に雑に扱って貰えるか」というなんとも微笑ましいものでしたが、相談相手間違えているぞ桜庭先輩。「思い切ってデートに誘うんです」と微妙なアドバイスをされてましたが、まあ内容よりも、桜庭先輩もゆりかを友人として信頼している、ここが重要なんでしょうね。信頼してくれる人がいるから強くなれる、みたいな。

こうして真紀との戦いに赴くゆりかですが、魔法少女としてはなかなかやりますね。魔法のほぼ全ての系統を高レベルで使用可能な、オールラウンダーな魔法使いなのだそうです。「魔法科高校の劣等生」で言えば「万能の七草」と言われる七草家タイプでしょうか。真由美とは全然タイプが違うけど(笑)。

真紀と互角に戦うゆりかですが、なんと真紀は桜庭先輩を人質に取られていました。二人の仲をちゃんと看破しているあたり、真紀も抜け目がありません。そして真紀が桜庭先輩に放った魔法(火球?)から身を挺して守るゆりか。そんなことまでできるようになったのか…

が…これはやばい眼だ!さやかああああ!もとい、ゆりかああああ!王大人が出てきて「死亡確認」とか言いそうです。

図らずも言葉だけでなく行動で示したゆりかに、さすがの孝太郎もゆりかが魔法少女であることを信じざるを得ませんでした。孝太郎曰く、「俺の周りにはいろんな奴がいるだろ?お前だけは普通の女の子だって思ってたんだ。何があってもお前とは普通に3年間クラスメイトとして過ごすものだと思ってた。ただのクラスメイトでいて欲しかったんだ」だそうですが、ゆりか位は普通の女の子で居て欲しかったという告白は、ある意味ゆりかを特別視しているような。

その後再戦する真紀とゆりかですが、今度は孝太郎のみならず106号室勢が揃っていました。幽霊と宇宙人と地底人の連合軍ですよ。毎回現れる敵も、この連合軍の前にはことごとく敗退を強いられているわけですが。魔法対宇宙人や地底人の超科学といった感じですが、「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」(クラークの第三法則)のです。

のみならず、ころな荘を破壊したことで大家さんの笠置静香の怒りのウイニング・ザ・レインボーを喰らう真紀。魔力も科学力もないにも関わらず、全ての侵略者を圧倒的する異様な戦闘力は何なんだ。レベルを上げて物理で殴ればいいという奴ですか。ラストリベリオンかいな。え?火竜帝アルゥナイア?なにそれユースフわかんなーい。

こうして圧倒的優勢に立ったゆりかですが、窮地に立った真紀は自分の杖を犠牲にしてここ数時間の記憶を消して退却します。せっかく孝太郎達に魔法少女だと理解してもらった矢先だというのに、再びコスプレイヤー扱いに逆戻りしてしまうゆりか。どこまでも報われません。

しかし孝太郎、記憶を消去されたにも関わらず、「お前いつか桜庭先輩をかばって、ぼろぼろになったことあったよな。いつだったか思い出せないが。あれを見てから、お前が何者であっても人を助けられるいい奴だと思った。お前が魔法少女であっても、コスプレイヤーであってもさ」とゆりかに言います。断片的に記憶が残っていたのは孝太郎が普通じゃないからか、真紀の魔法が不完全なせいなのか。いずれにせよ、孝太郎に信用してもらうことは出来たようです。ようやくちょっぴり報われて良かったです。

「で、今後お前をどう思ってたらいいんだ?」と尋ねる孝太郎に、「私は虹野ゆりかです。クラスメイトで、居候の女の子です」とウインクするゆりか。カッコイイぞ!8-9話でゆりか株はストップ高となりました。それまでは超低空飛行だったせいもありますが、以後個人的には「六畳間の侵略者!?」は桜庭先輩とゆりかがいればいいやと思うようになりました。

CVは大森日雅。「にちか」と読みます。今年から声優デビューした若手ですが、なぜか生年不詳の10月15日生。身長152センチで趣味は犬とお昼寝、深海魚。熱帯魚とかならともかく、趣味が深海魚って何?特技は12年続けているピアノと水泳、資格は実用英語検定2級だそうです。

今年は三本のアニメに出演していますが、メインキャラはゆりかが最初のようです。虹野ゆりかはとてもおいしい役だったと思いますが、彼女も熱演かつ好演でインパクトを残せたと思います。今後の活躍に期待大です。

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