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大沼遠征記(その1):駒ヶ岳の大噴火が生み出した美しい湖沼の風景


 
 ちょっとお休みさせて貰いましたがこんばんは。そういえばこの前の隅っこ明里ちゃんじゃあんまりだと言ったせいか、別途リアル明里パパから明里ちゃん画像が届きました。

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 まるでマトリックスのエージェントのような明里ちゃん。「ミスター・アンダーソン!」と言いながら迫ってきそうです。エージェント・アカリにはさしものキアヌ・リーブスもお手上げでしょうね。サングラスのママのかな?

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 リアル明里パパ、今年のクリスマスプレゼントはデザートイーグルでオナシャス。……いらないだろうなあ、きっと(笑)。

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 実は一昨日昨日と最後の夏休み(というか実態は秋休みですな)を取りまして、大沼公園に行ってきましたのその旅行記を書いていきたいと思います。北海道紀行もこれで当面打ち止めかと思います。

大沼と駒ヶ岳

 大沼公園は国定公園です。駒ヶ岳(駒ヶ岳は色々なところにあるので、北海道駒ヶ岳とか蝦夷駒ヶ岳とか呼ばれます)の噴火による土石流が川をせき止めて作った大沼、小沼、蓴菜沼などが点在し、幕末に函館が開港されたこともあって早くから外国人の遊歩地区とされ、公園整備が進められました。日本三景といえば松島、安芸の宮島、天橋立ですが、大沼、三保の松原、耶馬溪が新日本三景に選ばれています。なぜ国立公園にしなかったし。

スーパー北斗

 札幌からは例によって列車で。札幌-函館間を結ぶスーパー北斗を利用しました。北海道の「スーパー」付き特急列車はみんな同一デザインでまとめられていますが、スーパー北斗に用いられているキハ281系気動車は、北海道で初めて導入された振子式の気動車です。

スーパー北斗とスーパー白鳥

 函館駅では新青森-函館間を結ぶスーパー白鳥(789系電車)と接続していて、豪華コンビを見ることが可能です。一見色以外は同じに見えますが、よくみると細かな違いがあるほか、スーパー白鳥は電車、スーパー北斗は気動車である点が決定的に異なっています。しかし、来年北海道新幹線が開通するとこのコンビを見ることもなくなってしまうのでしょうか。ちょっと寂しいですね。

大沼公園駅

 先ほど書いたように外国人に早くから開放されていたせいか、大沼公園駅はなんとなくハイカラなたたずまいです。ホームは一つしかなくて、登りも下りも一つのホームで行っています。リゾート地なので小さい駅でもちゃんと特急が止まります。

大沼駅航空写真

 航空写真で見るとはっきりわかりますが、大沼と小沼に挟まれた、まさに水郷のような場所です。ここで押せるスタンプには「紅葉が映える水郷の駅」と記載されています。

大沼公園イラストマップ

 さて大沼と小沼は実は独立しておらず、繋がっています。狭戸(せばっと)と呼ばれる狭い地峡で隔てられており、狭戸上にJR北海道函館本線と国道43号線が敷設されていますが、その下を遊覧船が通ることができます。大沼小沼は冬に全面凍結しますが、狭いが故に流れのある狭戸周辺では湖面が凍結しないとか。

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 まずは大沼へ。江戸時代の駒ヶ岳の寛永大噴火(1640年)時の際、駒ヶ岳は山体崩壊を起こして現在のような形になりました。この際、流されてきた土石の塊が湖内の島となっています。大小126の島々が点在し、一部の島には橋が架けられて散策路となっています。

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 この寛永大噴火では大量の土砂が内浦湾に流れ込み、大津波を発生させました。津波は内浦湾の対岸である有珠湾岸へ押し寄せ、住民約700名が溺死したほか、降灰による凶作は、寛永の大飢饉にも影響したと言われています。かつては富士山型の山容で標高も1,700メートルあった駒ヶ岳は、 この大噴火により山頂部が磐梯山のように崩壊し、現在のような形になりました。しかし現在では貴重な観光資源となって多くの観光客を呼んでいるのですから皮肉なものですね。

千の風になって モニュメント

 「千の風になって」という歌がありますが、大沼公園は「千の風になって」の生誕の地とされています。これは作者の新井満が大沼の別荘でこの曲を作ったからだそうで、モニュメントが2008年4月25日に完成しています。新井満の意向で、モニュメントは直径3メートル、高さ30センチでお椀を伏せたような非常に低い形となっています。誰でも寝そべることが出来るように、また寝ながら大沼湖畔を渡る風を感じることが出来るようにということだそうですが、私が行った時には誰も寝そべっていなかったですね。ただ、大沼公園の景観を壊さないようにという配慮はいいことだと思います。

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 大沼は平均水深7メートル(遊覧船のガイド談)と浅く、島になるには至らなかった土石があちこちにあって暗礁になっているそうです。が、ちゃんと遊覧船が出ています。島巡り一州コースは約30分で、大沼小沼をめぐります。

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 ほかにモーターボートや手こぎボート、ペダルボートなどもあって、小グループならこっちも楽しいかも知れません。駒ヶ岳の山体崩壊の土石ということで、元々はただの岩だったはずの島ですが、植物の生命力というのは凄いもので、今では色々な木が茂っています。

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 遊覧船のほか、レンタサイクルを利用すれば湖を一周できます。周囲26キロということで、徒歩ではちょっときついですね。橋で接続された島は駅の近くに集中しており、約50分の島巡りコースと、時間のない人ようの約20分の森の径コースなどがあります。

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 こうして色づき始めた木々とそれを映す湖面を眺めたりして散策しつつ、宿に向かおうとした訳ですが、これがなかなか一筋縄ではいかず……。おっとその話はまた明日ということで。

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