札幌ラーメン制覇道(その1):味噌専門でやっていきます

こんばんは。やはりちょっと腰が痛いのですが気にせず行ってみましょう。今日は久々ににわか雨のない良く晴れた一日でした。最近は晴れてても心配で、外出する時には洗濯物を引っ込めたりしてたんですが、これからは秋晴れに続いて貰いたいです。
今日はラーメンについてひとくさり語りたいと思います。本年5月23日日の記事でも触れていますが(http://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-718.html)、あれから多少経験を積みましたので。

まずは「すみれ」。漢字だと「純連」と書くそうですが、創業昭和39年。以来職人の技と伝統と味を守り続けているという老舗です。本年は豊平区の中の島にあるのですが、私は近くの札幌すすきの店に行ってきました。横浜の「ラーメン博物館」にも出店してたということで、知名度は高いようです。
開店当時は当時さっぱりした味のラーメンが主流だった中で、すみれのラーメンは濃厚な味わいを追求。その斬新な味は多くの人に衝撃を与えました。にんにくと山椒のきいたスパイシーで濃厚、ラードで包まれて熱々のまま温度の下がりにくい味噌ラーメンは、寒い北海道に対応したものといえるでしょう。

純連・すみれで修業した人が次々に独立し、札幌市内に店を構えるようになり、「純連系」と呼ばれる一大勢力を形成しつつあるそうで、その本山がここだといえるでしょう。
当然味噌ラーメンをオーダー。スープはおいしいけどちょっとしょっぱい気がしました。東京辺りでの味噌ラーメンのイメージは、もやしとかキャベツ、タマネギなど野菜たっぷりという感じですが、ここではねぎとメンマと挽肉が目立っています。3時過ぎに行ったこともあって、店はあまり混んでいませんでした。ラードのわりには油っぽさはさほど目立ちません。大盛は1000円を超えるのでコストパフォーマンスはあまり良くない気がします。

続いてその「すみれ系」の一つとされる「麺屋彩未」。豊平区美園のなんの変哲もない住宅街にぽつんとあって、店構えもごくシンプルで、これが「札幌のおいしいラーメン屋」として真っ先に名前が挙がる超有名店かと別の意味で驚きます。
が、平日金曜日に会社をずる休みして行ったにも関わらず、午後1時で店の前には行列が。店内でも待合があるので、ざっと20人くらいが並んでいたでしょうか。1時間待って2時頃に食べることができました。

唯一すみれから暖簾を贈られたという、すみれ系の代表格ですが、味は師匠を超えているような印象です。当然、味噌ラーメンをオーダー。こちらはもやしや刻んだチャーシューも入り、大盛でも850円とリーズナブルです。
確かにうまいのですが、1時間待ってでも食べる価値があるかと言えば…今回はものは試しで並びましたが、暑かったり寒かったりすれば私ならくじけるかも。ディズニーランドなんかの人気アトラクションみたいなものでしょうかね。店員は非常にきびきび働く上に連携が取れていて、水差しの交換なんかもきっちりしてくれて好感度大です。有名人のサインが沢山飾られていました。

お次は今日食べてきたばかりの「けやき」。すすきの本店です。正式には「にとりのけやき」という名称らしいですが、「にとり」って「お値段以上ニトリ」のニトリと何か関係があるんでしょうか?
ここはカウンター席のみ。味も味噌ラーメンのみ。知らないで「味噌お願いします」と言ってしまいましたが、特に突っ込まれませんでした。これが「塩」とか「醤油」と言っていたら味噌しかないんじゃあと指摘されたんでしょうが。ただし辛味噌だのにんにくだのバターコーンだのとバリエーションはそれなりにあります。札幌では味噌ラーメンで攻めるつもりでいますが、バターコーンがある場合はついそちらを優先してしまいます。今回も大盛バターコーンで1090円。1000円超えましたが大盛だしバターコーンなので許す(笑)。5人ほど並んでいましたが、食券を買うと店員さんが先にオーダーを通してくれるのでそんなに待ちません。

店員さんが「大丈夫ですか?」と聞いてきたとおり、大盛はかなりのボリュームで、満腹になります。しかし大盛といってもラーメンの一杯程度で沈んだりはしませんとも。ラーメン二郎だとわかりませんが。1999年オープンということで、歴史は15年ほどでさほど古くはありません。
味噌に唐辛子が入っていて、カップラーメンの味噌味なんかに近い辛みのある味です。実に味噌ラーメンらしい味噌ラーメンといえます。王道なんでしょうが、やや古典的かなという印象もあります。

最後に私がこれまでに一番おいしいと思ったラーメンを紹介。ラーメン横丁にある「白樺山荘」です。「いつかは白樺林にログハウス風の店を持ちたい」という夢を持ったオーナーが9年前に脱サラして独学で開業したそうです。
ここはゆで卵が無料で食べられます。ゆで加減が非常に良くて、つい二個食べちゃったりして(別に怒られません)。実はゲストとすすきので飲み食いした後の締めで3度ほど行っているのですが、飲んだ後のラーメンが上手いといわれていますが、本当においしくてゲストも大満足なのです。

味は彩未に似ています。濃厚だけどくどくなく、780円と値段もリーズナブルです。ラーメン横丁店はとても小さくてカウンター5~6席しかありませんのでいつも賑わっていますが、札幌市内に8店あって新千歳空港にも出店していることもあって、彩未のような極端な行列にはなりません。
「飲んだ後の締め」という条件付きながら、個人的な印象では彩未より上です。これには異論反論殺到かも知れませんし、同じ条件で食べたらまた評価が変わるかも知れませんが、あくまで個人的感想ということでご容赦を。
ラーメンについては味噌を中心に今後も攻めていく方針ですので、第二弾をお待ち下さいませ。ただ、交通機関を使ってまでラーメンを食べに行くことにはなんとはなしに抵抗があるので、彩未のある美園あたりが限界かなあなんて。すすきのおよびその周辺にもラーメン屋はたくさんあるのでネタには事欠かないと思いますが。
スポンサーサイト