じょしらく:「けいおん!」と「らき☆すた」の狭間に?

蒸し暑っ!今日は蒸し暑い!とうとう真夏が来やがりましたね。せめて湿気はもう少しなんとかならないものなのでしょうか。
公約通り、夏季アニメ紹介の第二弾。本日もshobunoさんご推薦の「じょしらく」をご紹介します。
「じょしらく」は「女子落語」の略称で、原作は「さよなら絶望先生」の久米田康治、作画はヤスという方により、2009年秋から連載中の同名のギャグ漫画のアニメ化作品です。

作中しばしば「このアニメは女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくアニメです。」との注釈が登場します(嘘をつけ!)。落語を演じている姿は「さげ」の部分のほんのちょっとだけで、大半は寄席の楽屋などで若手女子落語家達の会話が主体となっています。サザエさんのように3本立てとなっており、各話のタイトルは古典落語の演題のパロディです。雰囲気としては、(「けいおん!」+「らき☆すた」)÷2という感じでしょうか。京都アニメーション作製じゃないんですけどね。
昨日紹介した「人類は衰退しました」が、固有名詞を極力使わない作品であったのに対し、「じょしらく」は本名は判明していないのですが、代わりに凄まじい芸名のオンパレードとなっています。登場人物の紹介がてらにその凄さを実感して下さい。
まずは主役?の「防波亭手寅」。「ぼうはてい てとら」と読みます。

もちろん連想されるのはこれですね↓

周囲からはテトちゃんとか呼ばれてます。メンバーの中では一番常識人の雰囲気があります。ノリが良く、周囲に気配りしつつボケもツッコミも両方こなしています。名前の通りに皆の暴走を抑えたり、会話の繋ぎや転換役になることが多い。昔からの付き合いの丸京に言わせると、いかなる危機もさりげなく回避する強運を持っているそうで、そのためかかなり呑気でマイペースな面もあります。おみくじを引くと必ず大吉を引き当てるそうです。お前はティーラ・ブラウンか。
続いて「波浪浮亭 木胡桃」。「はろうきてい きぐるみ」と読みます。

なんて名前なんだ。これはもうこれしか…

キグちゃんとか呼ばれています。メンバー最年少らしく、最も少女的な雰囲気を持っています。 小柄な容姿と天真爛漫な物腰で、周囲から親しまれています。実際に可愛いものが好きなようですが、周囲からはそれを過剰に期待されていることもあり、期待に応えて一応可愛らしいことを言うものの、実は猫をかぶっており、心の中では舌打ちをして毒を吐くという黒い一面があり、計算された言動が見え隠れしています。
次は「蕪羅亭 魔梨威」。「ぶらてい まりい」と読みます。

ヘルシーなカクテルかよ…(基本ウォッカ+トマトジュース)

羽織を着ているところからみて、「二つ目」になっていると見られます。年長者でもあるらしく、「マリーさん」と呼ばれています。リーダー格で、5人の中央にいることが多く主人公の立ち位置ですが、実際には主人公ではないという可哀想な役回りです。本作の進行兼ツッコミ役で江戸弁のような男っぽいしゃべり方をしており、二言目には「つまんねー事聞くなよ!」と叫んでいますが、実は徳島出身のようです。女性らしい仕種が苦手で、無理に内股にすると脚のバネが効いて飛び上がったり、傍にいる人を蹴り飛ばしてしまったりします。
さてその次は「空流美遊亭 丸京」。名字長い!。「くうるびゆうてい がんきょう」と読みます。

クールビューティーって…まあイメージ的には…

こんな感じでしょうか?どうでしょう。「がんきょう」は「眼鏡」とも掛けているようです。この人も羽織を着ているので「二つ目」のようです。周囲からは「ガンちゃん」と呼ばれています。名前通りにクールでゴスロリ趣味があり、私服は大抵ゴスロリ衣装で眼鏡をコンタクトに代えて外出しています。五人の中で最も落ち着いた雰囲気だが、怒った時は口と同時に手が出る過激な武闘派です。手寅とは幼なじみ。
とりはこの方。「暗落亭 苦来」。「あんらくてい くくる」と読みます。

連想すべき事物が見当たらないのですが、強いて言えば…


怖ッ!名前の由来は「暗くて暗い」、「苦しみが来る」「(首を)括る」などでしょうか。縁起でもありませんね。性格は名の通りに暗めで、躁鬱質なのか情緒不安定気味です。想像力が非常に長けており、なんと想像妊娠を体現していました(その後都市伝説の「黄色い救急車」で運ばれていましたが)。
中の人達はこんな感じです。皆さん美人揃いですね。もしや顔で選んだ?

私のお気に入りは苦来さんです。なんでって…中の人が後藤沙緒里だから…というのは冗談として、黒髪ロングが素敵じゃないですか。想像力高そうだし、時々無意味に「ぬるぬる」動くし。
なお、女子落語家の皆さんですが、ここまで師匠や兄弟子との関わりとか、寄席での雑用(魔梨威と丸京は二つ目らしいのでもうやらないとしても、他の三人は前座なのだからいろいろ仕事があるはず)とかは一切描かれていません。高座をこなしたら楽屋でくつろいでますが、真打ちの師匠達はいざ知らず、こんなまったりできるんでしょうか。
あと皆さん「~亭」と奇天烈な亭号を使っていますが、これってめいめい好き勝手につけていいんですかね?師匠が「三遊亭~」だったら「三遊亭」、「林家~」だったら「林家」を使わなければならない気がするんですが。業界詳しくないので、ご存じの方ご教示下さい。まあ「漫画・アニメだから」と言えばそれまでなんですが。時折写る他の落語家の名前も大笑いなのが多いですね。
最後に、第三回に登場してさりげなくみんなの輪の中に入り込んでいたこのお方。

この人も今後レギュラーになるんでしょうかね…

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