視聴予定の夏季アニメ:この夏はこれで決まり?

今日は冷房入れてくれなかった…。確かに外気温はそんなに高くはないでしょう。が、オフィスの気温は30度だぜベイビー!何のためのデジタル温度計なんだ。まあ東京の職場もそれはそれは暑くてね。

こういう境地ではあるんですが…でも暑いものはやはり暑い。札幌くんだりきて暑さに苦しむとは思いませんでした。さてそんなわけで7月に入って全国的に夏ということで、これから始まる夏季アニメから私が見ていこうと思うものをピックアップしてみました。アニメ通の明里パパのアドバイスも参考にしています。

① RAILWARS!-日本國有鉄道公安隊-

超巨大優良企業・國鉄に就職し、安定した将来を夢見る平凡な高校生、高山直人。そんな俺が研修で配属されたのは、男嫌いの桜井をはじめヤバい奴だらけの「鉄道公安隊」だった!しかも、國鉄の分割民営化を企む過激派「RJ」まで暗躍し…… どうなる? 俺の人生設計!
國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台とした、夢の鉄道パラダイス・エンタテイメント!出発進行!

豊田巧という作家の同名のライトノベルが原作です。2012年1月から刊行されて既刊9巻だそうです。主人公高山直人は運転手を夢見ていましたが、OJTの配属先は國鉄の安全を守る鉄道公安隊でした。そこで出会ったのは男勝りで射撃術・格闘術に長けた桜井あおい、記憶力なら誰にも負けない小海はるか、筋肉脳の熱血男・岩泉翔。

何故か班長代理に指名された直人を待ち受けていたのは、迷子探しから要人警護、そしてRJが仕掛ける数々の事件。もう1つの日本を舞台に巻き起こる危険かつ無理難題な事件を果たして4人は解決できるのか?そして無事にOJTを終わらせ、國鉄へ就職することは出来るのか?

私にも「鉄っちゃん」の気が少しあるのですが、もっぱら「乗り鉄」というやつで、撮鉄とか、よりマニアックに駅員・運転手に憧れるという人達の気持ちはちょっとわかりかねます。そういえば私、昔某研修により、某私鉄の某駅で駅員体験をしたことがあります。某ばっかりで申し訳ありませんが、ごく短いその期間に思ったのは「駅員さんは大変だ」の一言でした。慣れればまた違う世界も見えるのでしょうが、新人駅員さんは本当にご苦労様です。あれ以来駅員に手間掛けさせない客を目指しております。

登場人物達の名前は国鉄の路線名から取られているようです。ちょっと渋めのところが多いようですが。過激派RJは國鉄の分割民営化を目標に過激な活動を繰り返している組織だそうです。それってJR…。元々は客の事を考えない國鉄への要求を裁判や街頭デモで訴える平和的な団体でしたが、國鉄が全く取り合わなかったことで徐々に過激派組織に変わっていったのだそうで。國鉄内部はおろか鉄道公安隊内にもRJの協力者がおり、多くの内部情報がRJに渡っていると考えられているほか、政治家にも國鉄の分割・民営化を歓迎する派閥が存在し、RJの活動資金はそこから出ているとか、テロを繰り返しながらも一斉検挙されないのは政治的圧力が働いているからとも噂されているそうです。

若い人は知らないでしょうが、この世界の旧国鉄もそりゃあ評判が悪くてですね…。JRにだって色々な問題はあることでしょう。問題のない組織なんてありえませんが、それでも一利用者としては旧国鉄よりは遥かにましなんじゃないかと思いますね。

はまればはまりそう、しかし外せば大外ししそう。そんな予感とともにとりあえず視聴してみます。

② 花物語

人気作家・西尾維新のライトノベルシリーズである「〈物語〉シリーズ」の一つです。これまでに「化物語」「偽物語」「猫物語(黒)」「セカンドシーズン」がアニメ化されてきましたが、「花物語」は「猫物語(白)」「傾物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」とともに本来セカンドシーズンに属する作品にも関わらず、2013年夏から秋にかけてのセカンドシーズン放映の際にアニメ化されませんでした。

サブタイトルは「するがデビル」で、「化物語」の第三話「するがモンキー」で中心人物となった神原駿河が主人公となります。セカンドシーズンでは、サブタイトルに冠せられているヒロインの視点で物語が進行するエピソードも多いのできっと駿河視点の話も入ってくるのでしょう。

主人公の阿良々木暦やヒロインの戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼らが高校を卒業し、一年後輩の神原駿河が三年生になった4月の時点の話ということで、時系列的にはシリーズの一番未来の時点のエピソードということになります。セカンドシーズンは「恋物語」の「ひたぎエンド」の時点、つまり阿良々木暦達の卒業する年の1月~2月ころのエピソードで終了しているので、その先の話はやりにくかったのでしょう。なにしろ生か死かというギリギリの状況なので、生存確定がはっきりしていしまうエピソードはねえ。

「花物語」は8月16日に全5話が一挙放送になるのだそうで、こういうやり方は2012年12月31日に全4話を一気に放映した「猫物語(黒)」みたいですね。当初は5月31日から5週連続で放送する旨告知していましたが…嘘つき(笑)。

正直神原駿河は別に好きなキャラではないのですが…ここまでシリーズを見てきた以上見ざるを得ないなあと思っています。いい年をしてラノベにはのめり込めないぜと、ちょっとニヒルに構えてみたりして。

そういえば小野不由美の「十二国記」も当初はラノベ扱いでしたが、いつのまにか普通の小説扱いになりましたね。ラノベにはイラストがつきものですが、十二国記も講談社X文庫ホワイトハート時代はイラストがあったものが、講談社文庫ではなくなっていました。西尾維新は「一般文芸とライトノベルの壁を越える新世代の作家」と紹介されたりしていて、その作品をラノベといっていいのかどうかちょっと難しい部分もありますが、ある意味「おっかない」ファンの有無がラノベか否かの判定基準の一つとするならば、やはりラノベでしょう。

③ グラスリップ

北陸に地盤を持ち「true tears」「花咲くいろは」「TARI TARI」といった良作を制作してきたP.A.WORKSの新作です。今回は福井県坂井市をモデルにしているそうで、また北陸回帰しましたね。

ガラス工房を営む一家の娘・深水透子は、友人の家にあるカフェ「カゼミチ」を友人たちとの憩いの場所にしています。高校3年の夏休み、彼女たちの前に現れた転校生の少年・沖倉 駆は、透子に、自分には未来の声が聴こえると語りかけます。もし、あらかじめ未来を知ることができるのなら、自分は何を望むのだろう? 感じたことのない動揺を覚えながらも、透子は胸の中に、放っておけない感情が生まれていることに気が付きます…

本作はリアルアニメパパの推薦もありましたが、私自身当初から見ようと思っていた作品です。なにしろ早見沙織が自身のラジオ番組で出演を告知していたので。

メインヒロインの深水透子は深川芹亜という新人が演じます。初主演ですね。どうりで知らない名前だと思った。P.A.WORKS作品というと「三人娘」がお約束ですが、本作でも高山やなぎと宮永幸とで三人娘結成のようです。

はやみんの演じるのはモデル志望の高山やなぎですが、ぱっと見戸松遥あたりが演じそうなキャラに見えます。

こちらのほうがはやみん「らしい」ようにも見える眼鏡っ子の宮永幸を演じるは種田梨沙。「ごちうさ」のリゼこと天々座理世ですね。

この人は美人声優ですなあ。しかし軍人もどきで元気なリゼとは対照的に宮永幸は身体が弱く病欠しがちだそうです。関係ありませんが、宮永と聞くと超絶麻雀が上手そうな。もしや姉妹に「照」とか「咲」がいませんか?野郎もいるけど以下省略。

④ 六畳間の侵略者!?

リアル明里パパの推薦を受け、よく見たら早見沙織も出演しているのを発見して即視聴決定とした作品です。健速によるライトノベルが原作で、2009年3月から本編15巻、外伝2巻が刊行されています。

父の転勤によって高校入学と同時に一人暮らしをすることになった里見孝太郎(おい…)は、「月5000円・敷金礼金無し」の格安物件である築25年のアパート・ころな荘の106号室へ引っ越すことになります。過去の入居者は幽霊が出没するということで、ことごとく短期間で引っ越してしまったという曰く付きの部屋ですが。

入学式の晩、孝太郎の前に幽霊である東本願早苗が現れます。早苗は106号室の先住権を主張し、彼を追い出そうとします。そして翌日には窓を突き破って自称魔法少女の虹野ゆりかが、翌々日には自称古代文明の地底人の末裔のキリハが、翌々々日には宇宙人の神聖フォルトーゼ銀河皇国第7皇女・ティアミリスが、それぞれ理由を付けて106号室を占拠すべく乱入してきます。

里見孝太郎(有名俳優で変換されるので面倒くさい)は中村悠一。ここんところすっかり主人公役が板についていますな。お兄様が出演するというので妹の早見沙織も付いてきたという感じでしょうか?

メインヒロイン達は新人声優みたいですね。Wikipediaに記事が作成されていない人多数。はやみんがお姉さん(年齢的にではなくキャリア的に)として締めなければならないでしょう。他に竹達彩奈や悠木碧(つまりpetit milady)も出演するそうです。メインが新人な分、脇はばっちり固めてますな。

ちなみに早見沙織のキャラはルースカニア・ナイ・パルドムシーハ(通称ルース)で、銀河皇国の皇女であるティアミリスの付き人で、冷静沈着にして温厚で礼儀正しく協調性も高く、孝太郎に財布を預けられるまでに信頼されているようです。

原作では孝太郎にどんどん好意を持って「自分の相手は孝太郎じゃないとダメ」とまで思うそうなのですが、主人であるティアミリス皇女をさしおいて…。やはり司馬達也&美雪じゃないのか。しかし竹達まで出てくるとなるとこれはやはり「俺妹」なのか。

幽霊、魔法少女、地底人、宇宙人と、涼宮ハルヒが見たら嫉妬で狂いそうなメンバーに囲まれていますが、こういう設定自体がラノベらしいっちゃらしいですね。

「花物語」は当面みられないので、残りの3本と春から継続の中二病患者感涙アニメ「魔法科高校の劣等生」を見ていくことにしましょう。

それと夏季アニメではないのですが、「マンアシ」のような“ちょいエロ”コメディがないかと探していたら、ひょんなことから「生徒会役員共」というアニメを発見したのでこれも適宜見ていきます。私の「嫁にしたい声優」一位タイに輝く佐藤聡美のイメージをがらがらと突き崩してくれました。いや、いいんですけどね。色んな役を演じてこそ声優!が、願わくば、素に近いわけではないことを…

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