魔法少女まどか☆マギカ ポータブル:原作ファンは“買い”だけど、ゲームシステムには改良の余地

増水した豊平川
 
 こんにちは。札幌三回目の週末です。今日も豊平川沿いを歩いたのですが、雪解け水で増水して轟々と流れていました。危険を感じるほどの増水ではないですが、「濁流は逝く者の如し」といったところでしょうか。

濁流は逝く者の如し

 そんな昔の小説のタイトルを出したところで誰も知らんがな(笑)。西村寿行といえば“三村”と言われたベストセラー作家の一角だったんですがね。後の二人は森村誠一と半村良。今じゃ西村といえば京太郎なんでしょうかね。

壊れてしまったバック

 それはさておき、本日ウォーキングのお供だった黒い小さなクラッチバックが逝きました。ファスナーが壊れてどんなに往復しても開きっぱなしという。思えばウィーンで買って15年。異国の地でも大阪でも、そして筑波嶺でも共に歩いてきた相棒だったのですが、年数的には十分使い切ったというところでしょう。

中に入っていた日の丸

 ちなみに中に何か入っていないか点検したら出てきたのがこれです。お手製の日の丸。これを首からぶら下げていたという。もちろん右翼ではないので異国時代だけです。当時、現地では中国人の評判が非常に悪く、しかもアジア人の見分けが出来ないという状態で、ただ歩いているだけで罵声を浴びせられることがままあって、ちょっとノイローゼ気味になっていたので、「俺は日本人だ」ということをアピールしていた訳です。

10話のあのシーン

 不幸中の幸いは、日本人とわかって罵声を浴びせてくる人は一人もいないことで、勝手に中国人だと思ってがみがみ文句を言ってきたおばさんが、日本人だとわかって手のひらを返して「やだもう早く言ってよ~!」と愛想良くなったのには笑いました。まあ日本人だと思って愛想良くしていたのが中国人だとわかって手のひら返しで邪険にされるというよりはまだましですが。

まどか☆マギカポータブル パッケージ表

 さて久々にギャルゲーの土曜日のわけですが、もう持ちネタがほぼ尽きてしまいました。そこで今日は比較的最近プレイした「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」です。ギャルゲーといえるのかどうかちょっと微妙ですが、まあ主要登場人物は女の子ばかりなので、いいですよね。

グリーフシード大富豪杏子

 「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」は2012年3月15日に発売されたPSP用のゲームです。もちろん2011年に放映された「魔法少女まどか☆マギカ」が原作となっています。バンダイナムコゲームスとニトロプラスの共同開発ということになっており、ジャンルはアドベンチャー・ダンジョンRPGです。ストーリーが進行するアドベンチャーパートと戦闘を行うダンジョンパートの2つで構成されています。ダンジョンは魔女の結界ということになり、使い魔を倒したりアイテムを入手したりして魔女の下を目指します。

キュゥべえモード

 アドベンチャーパートではプレイヤーはキュゥべえとなります。CVの加藤英美里は3話までキュゥべえの真実を知らずに演じ、4話以降は“真のキュゥべえ”の気持ちで演じたと語っていましたが、こちらは最初から“真のキュゥべえ”で行くしかないという、まさに外道な展開です。キュゥべえさんとしては、魔法少女を魔女化させて感情エネルギーを回収することが目的となるのですが、逆に考えれば、キュゥべえ的に失敗を繰り返せば魔女化させないというルートもありえる訳です。よって本編では必ず魔女化していたさやかの魔女化回避も可能だったりしますが、反面本編では魔女化しなかったマミや杏子の魔女化も可能です。

おめかしの魔女

 魔法少女になっていないキャラクターには「因果値」というパラメータがあり、会話イベントでこの数値を上昇させると、少女は魔法少女になる決意を固めます。これは本編でほむらが時間遡行を繰り返したせいでいくつもの平行世界の因果線がまどかに連結され、途方もな潜在素質となったという例のあれです。キュゥべえは11話で「魔法少女としての潜在力はね、背負い込んだ因果の量で決まってくる」と言っています。そのため、因果値が高いほど魔法少女になった時の能力も高くなります。

さやか突進

 なのでキュゥべえ的には契約前になるべく因果値を高くしておきたいところですね。強力な魔法少女は強力な魔女になり、また魔女になる際に発生するエネルギーも大きくなるようですから。

ソウルジェムを持つまどか

 魔法少女になったキャラクターには「感情値」というパラメータがあり、この数値を上昇させると戦闘時の攻撃力が上昇します。しかし同時に消費魔力も増加してしまい、ソウルジェムが穢れやすくなるというデメリットもあります。シナリオの分岐点において、ソウルジェムが完全に穢れきっていると、魔法少女は魔女化してしまいます。原作のキュゥべえと同様に魔女化させるように行動するか、あるいは感情値を減少させることで魔女化させないように進行するかはプレイヤーに委ねられているので、キュゥべえ的には極めて不本意な、誰も魔女化せずに5人の魔法少女が協力してワルプルギスの夜と戦うというシチュエーションもあり得ます。

マジカルスコール

 特定の条件を満たすことで、暁美ほむらとしてプレイが可能になる「ほむらルート」が解禁されることになります。このルートでは本編同様、鹿目まどかを契約させずにワルプルギスの夜を倒すのが目的となります。本編でのほむらは現在までに魔法少女になったことで訪れるまどかの悲惨な死を一度も回避できておらず、度重なる失敗のせいか「全ては救えずとも、まどかだけは」という視野狭窄状態とも取れる状態にあったと思われますが、自分でプレイすればほむらをもっと賢く立ち回らせることも可能です。とりあえずキュゥべえを撃つのはやめておきましょう。

マミVSシャルロッテ

 ゲーム化に合わせて各魔法少女の必殺技や、マミ、杏子、ほむらの魔女化設定も新たに追加されました。マミは「おめかしの魔女」、杏子は「武旦(うーだん)の魔女」、ほむらは「此岸の魔女」になりますが、ほむらの魔女だけは即ゲームオーバーとなるせいか「魔女図鑑」には搭載されません。「叛逆の物語」での魔女化したほむらとは全然違う姿である子とは確かですが。

マミの魔女

 その他、巴マミの過去編等、本編で語られなかったストーリーや、暁美ほむらが暴走するといったIF展開である「番外編」も用意されています。さらに、アニメ本編では設定上存在しているが出番の無かった魔女や、今回本作のために設定された新たな魔女も登場します。

運命を変えられる?

 魔女の巣くう「魔女結界」を発見するとダンジョンパートに移行します。ダンジョンパートはプレイヤーがまどかやマミといった魔法少女となって結界の中に徘徊する魔女の使い魔と戦う3DダンジョンRPGとなっています。戦うのは一人だけですが、仲間がいる場合は交代することが可能です。本編でもわかるとおり、さやかは近接戦闘が得意とか、マミは遠距離攻撃が得意などと、キャラクター毎に得意な戦法があるため、それぞれの特徴を活かしてキャラクターを切り替えることが重要になります。

杏子の魔女

 MPを消費することで「ティロ・フィナーレ」などの強力な魔法を使うこともできます。HPやMPはターンが経過するごとに徐々に回復していきますが、その分ソウルジェムは黒く穢れて行きます。ソウルジェムはグリーフシードを使用することで浄化できますが、入手数には限りがあるので使いどころが肝心です(後述するように実は抜け道があったりしますが)。ダンジョンの最深部に到達できればボスキャラクターである魔女との戦いになります。魔女を倒せばグリーフシードを獲得し、再びアドベンチャーパートに戻ることになります。

ルート解説

 シナリオは各魔法少女毎にあり、TVアニメのサブタイトル同様、シナリオ名は作中のキャラクターの台詞を基にしています。

甘ーい!!

 ①まどかルート「夢の中で逢った、ような…」
 最初にプレイできるアニメ本編に準じたルートで、このシナリオのみ分岐がありません。

魔女化寸前の魔法少女達
無限の魔弾

 ②マミルート 「あなたが側にいてくれるなら」
 まどかルートクリア後に開放されます。マミが魔法少女になった経緯や、新人だった頃のエピソードが明かされます。10話のほむら未契約(一周目)の時間軸が元になっています。

さやか至福の時
恋の対決 さやかVS仁美

 ③さやかルート「私が願った、奇跡」
 ②でマミの魔女化を回避してクリアした場合に開放されます。契約直後のほむらが登場しますが、アニメでの二周目とは展開が異なります。進行次第でさやかは上条恭介とハッピーエンドを迎えたり、あるいは原作以上の悲劇に見舞われた挙句、魔女化してバッドエンドを迎える展開もあります。

苦戦する魔法少女達

 ④杏子ルート「残された最後の希望だったんだ」
 ③でさやかの魔女化を回避してクリアした場合に開放されます。本編でもわずかに語られていた杏子の過去を詳細に描いているほか、本編でのマミ死亡後の話を元にしています。ストーリーの進行上、アニメ本編で魔女化したことがあるまどかとさやかは必ず魔女化してしまう鬱展開です。

映画とは違う魔女化ほむら(此岸の魔女)

 ⑤ほむらルート「運命はきっと変えられる」
 ④のクリアorマミかさやかの魔女化のよるクリアで開放されます。キュゥべえに代わってほむらがナビゲートキャラとなり、魔法少女に忠告する事が出来ます。エンディングが4つもあり最も分岐が多いルートです。完全クリアのためには杏子シナリオのクリアが必須となります。

魔法少女から転身して
アイドルになったマミ

 ⑥番外編「想いは現実を超える」
 ⑤のクリアで開放されるボーナス&ギャグルートです。アニメにはない完全オリジナルストーリーで魔法少女達の意識改革を決意してはっちゃけたほむらの奮闘とほむらに翻弄される魔法少女達の日々がコメディタッチで描かれます。マミがアイドルになったり、さやかと仁美が恭介を巡って決闘したりと、お遊び的な趣向の強いエピソードが多いですが、5人でワルプルギスの夜に挑む事が出来る唯一のルートでもあります。ほむらがはっちゃけます。

やさぐれほむら

 この他、魔女結界のみのやりこみ要素「謎の魔女結界」をプレイすることも出来ます。

魔女化寸前のマミ

 なお、マミ・杏子・ほむらの魔女化のほか、オリジナル魔女が2人登場します。

キュゥべえそっくりの針の魔女
キュゥべえ型魔女

 一人は「針の魔女」で、キュゥべえの頭部の被り物と黒い着ぐるみを着用している魔女です。本来の姿は針と縫った布で構成された人型で、性質は「敬愛」。青空の元に草原が広がっている結界に住んでいます。どうやら生前は最後までキュゥべえを信頼しきっていた魔法少女のようで、使い魔には「愛嬌」の役割を持つキュゥべえの姿をしたぬいぐるみがいます。

キュゥべえ型使い魔

 「刃を向けられるはずもない」なんて説明されていますが、実際のところはむしろ思いっきり、手加減なく、容赦なく、嬉々として粉砕するプレイヤー多数だと思いますけどね。

クトゥルー魔女?

 もう一人は「忘却の魔女」。「謎の魔女結果」の最深部で登場する中に触手が生えた脳味噌が入ったクラゲのような姿をした魔女です。性質は「復讐」。使い魔は「ワルプルギスの夜」の使い魔「影魔法少女」です。魔女図鑑では地球外から来訪した存在であることが示唆されているので、生前は地球外魔法少女だったということに。地球を訪れる前にキュゥべえが契約した異星の魔法少女なのでしょうか。その強さはまさに異星の「ワルプルギスの夜」です。宇宙からの襲来車なんて、クトゥルーか?クトゥルーなのか?(わくわく)

グリーフシードいろいろ

 原作が原作なだけに、ストーリー展開はとてもいいのですが、戦闘モードは評判がイマイチでした。ゲームなれしていないと難しいと感じるでしょう。それに、せっかく仲間にいても一人ずつしか戦えないのは変ですよね。一人に戦わせて後の子達は見てるだけなんて。ドラクエ的にパーティーメンバーが全員戦闘参加するのが普通では。

マミの絶対領域…ってちょっと違う

 後、みなさん鍛えれば非常に強くなります。例えばマミはティロ・フィナーレを超えるバンバルダメントという技があったり、1ターン反射バリアを作る「アイギスの鏡」や、数ターン全ての攻撃を回避する「絶対領域」という強力なスキルを覚えます。これさえあればお菓子の魔女など物の数ではありません。なぜ3話で使わなかったし(笑)。

侵蝕する黒き翼

 最弱の魔法少女といわれるほむらも、無属性の通常兵器(拳銃とか機関銃とかミサイルとか)をがんがん使用しますし、クロックアップやクロックダウン、そして時間停止でものすごいアドバンテージを持っています。しかも本編最終回を反映してかまどかのマジカルアローや「侵蝕する黒き翼」といった技まで使用可能。育てると無茶苦茶強いキャラになります。

パニエロケット

 そしてまどか。OPの詐欺映像を元にした「パニエロケット」が技として正式採用されています。弓矢をつかった射撃が中心ですが、アルティメットまどかの技「シューティングスター」まで使えるのはなぜだ。特筆すべきは回復系魔法の多彩さ。「天上の祈り」はなんとソウルジェムの浄化まで行います。これを魔法少女に覚えさせちゃやばいだろうキュゥべえ。インキュベーターの科学技術の欠陥が疑われるところです。

番外編でのほむら(その1)
番外編でのほむら(その2)

 ちなみに私のゲームは某支靜加さんにあげてしまいましたのでもう手元にありません。遊んでくれたらいいのですが、ダンジョンが難しいかも知れませんね。

悪そうな魔法少女達
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確かに

それは絶対に改善させたいですね

Re: 確かに

 龍太郎さん初めましてこんばんは。こんな僻地にようこそいらっしゃい。
 
> それは絶対に改善させたいですね
 
 これはまどかのスキルでソウルジェムを浄化できてしまう件でしょうか?あれは魔法少女にすべからく魔女になってもらわなければならないキュゥべえからするととんでもない能力ですが、本編最終回の魔法少女(いわゆる「まど神様」)になるにあたっての願いがすべての魔女を消し去るということだったことに由来する能力なのかな、と思います。

 キュゥべえ的には「天上の祈り」では追いつかないほどの魔女による飽和攻撃でも検討した方がいいかも知れません。量産型ワルプルギスの魔女とか。ワルプルギスの夜が、自分に不都合なことを知りすぎた魔法少女を一掃するためにキュゥべえが人為的に作り上げているとかだったらあざとすぎてイヤですが、あいつならそれくらいのことをやっててもおかしくないような。
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