南仏プロヴァンスの木陰から:「南仏プロヴァンスの12か月」の姉妹編

グラビアン魂の吉住はるなさん

 はいこんばんは。突然ですが、本日発売の週刊SPA!2/25号の「グラビアン魂」に先日紹介した吉住はるなさんが登場しています。「甘い罠」を見ながらみうらじゅんとリリーフランキーが感想を述べ合っています。ついでに84年生まれの29歳ということもカミングアウトしています。今まで87年生まれとなっていましたが、以前所属していた事務所の指示でやむなくやっていたそうで、フリーになったので正したそうです。知ってはいたけどこのブログで暴露する訳にはいかず、黙っていて正直すまんかった。

本人のブログの吉住はるなさん

 ちょっと女王様チックなグラビアが掲載されていますが、実際には優しくて可愛い人感じのですよ。その「実際には」とか「本当は」とかいう言葉は言っていて空しいですけどね。二人の評価をどう見ましたか、はるにゃさん?

南仏プロヴァンスの木陰から

 それでは本日の本題です。今日はピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの木陰から」です。「南仏プロヴァンスの12か月」の姉妹編に当たります。原題は“Toujours Provence”で直訳すると「いつもプロヴァンス」ということになります。

南仏プロヴァンスの昼さがり

 本書は1996年5月に河出書房から文庫版が刊行されています。同じ作者のプロヴァンス・シリーズには第三弾の「南仏プロヴァンスの昼下がり」があります。

プロヴァンスの贈りもの

 また小説としては「プロヴァンスの贈り物」という本があります。これは2006年にリドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演で映画化されています。

映画版プロヴァンスの贈りもの

 例によって文庫版裏表紙の内容紹介です。

 ベストセラー『南仏プロヴァンスの12か月』の続編。本当の豊かな生活を南仏に見いだした著者がふたたび綴った、美味なる“プロヴァンスの物語”。トリュフをめぐる秘話、愛犬ボーイとの出会い、グルメの美食学講義、シャトーヌフ・デュ・パープやパスティスの飲み方、知られざるアヴィニヨンの市場の豪華さ等々、どこから読んでもみな楽しい、傑作エッセイ集。

 本書には19本のエッセイが収められており、全てを紹介するのも野暮なので、特に面白かったものをいつくかご紹介しましょう。

ナポレオン金貨

 「庭に埋もれたナポレオン」:庭で見つけた二枚のナポレオン金貨。19世紀の20フラン金貨です。現在の相場では20倍の価値があるというこです。これは昔の農民の隠し財産なのではないか…ということで妻のそそのかしもあってメイルは庭のあちこちを掘ってみますが、穴ぼこが増えるばかりでした。風変わりな隣人マッソーに相談すると、やけに乗り気になり、金属探知器を借りてきます。メイル夫妻は出かける用事があるというのに今夜でなきゃだめだと、一人で金貨探しを始めるマッソー。外出から帰ってきたメイル夫妻は、金属製のがらくたの山の発見することになります。翌日、目星はついたと言うマッソーですが、その場所とは…

エクルヴィス

 「イギリス生まれのエクルヴィス」:エクルヴィスとはザリガニのことです。「南仏プロヴァンスの12か月」が世界的に大ヒットしたせいで、プロヴァンスにやってくる観光客が増えました。ファンレターも来るようになりました。有名人の仲間入りしたせいか、かなり妙な宛名でも届いています。「イギリス生まれのエクルヴィス」という宛名でさえ届いたりして。そういえば日に焼けて真っ赤になった肌がザリガニのようだという表現が「南仏プロヴァンスの12か月」にあったような気がします。直接サインを求めにくる人々も出てきました。ずうずうしい連中は勝手に家に入り込んできたりします。登場人物達もサインを求められたりします。本当にいると知って驚く人もいたりして。

 「制限時速を守りつつ50を超える」:50歳の誕生日を迎えたメイルのお祝いに、友人知人達とピクニックに行く話。イギリスでのピクニックには全くいい思い出がないメイルですが、プロヴァンスのピクニックはひと味違います。馬車に乗ってはるばる向かった先の森には立派な臨時レストランが開店していました。美味しい料理とワインを食べて飲んで、楽しい時間を過ごしたメイル夫妻。誕生プレゼントは…

 「グルメ二本勝負」:美食家の多いプロヴァンスでも殊の外食通のレジスと知り合ったメイル。二軒の全くタイプの違うレストランに案内されます。一方はちゃんとしたレストランですが、安くてとびきり美味しい料理とワインを提供します。もう一軒はトラック運転手がはるばる遠回りしてまで昼食にやってくる庶民的なレストランですが、とにやく安くて美味しいお店。メイルは食べ物の描写が実に上手く、どちらの店も一度行ってみたいと思うばかりです。ただ、どちらの店も外国人が完食するのはなかなか難しそうですね。

シャトーヌフ・デュ・パープ

 「シャトーヌフ・デュ・パープ試飲の心得」:ネゴシアン(ワイン商)のミシェルと知り合ったメイルは、彼のカーヴ(酒蔵)に招待されます。他のメンバー達と様々なワインを試飲しまくる中、一番はシャトーヌフ・デュ・パープだというミシェル。直訳すると「教皇の新しい城」という名前です。ローマ教皇がアヴィニョンに居住した時代に、教皇ヨハネス22世が教皇の富を増やすため、ブドウ畑を開墾させ、第二の住居として要塞を建設したのだそうです。これが「教皇の新しい城」という名前の由来です。そしてワインを大量に車に乗せて昼食のレストランに向かう一行。またもや旨い料理と旨い酒のオンパレードです。「これが仕事ですよ。だからこの商売はやめられない」というミシェル。俺、この戦争が終わったらネゴシアンになるんだ……

パスティス

 他にも「プロヴァンスのミルク」と呼ばれるパスティスを取り上げた「パスティス講座」、アヴィニョンの朝市の様子を描写した「アヴィニョンの胃袋」など、酒と料理が好きな人が大いに楽しめるエッセイがあります。グルメな方は是非ご一読下さい。
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