戦国ランス(その2):全国統一実況中継①

いよいよ押し詰まって参りました。年の瀬って、なんで年の瀬って言うんでしょうね。じゃあ年の中頃は年の淵なのか。年の瀬の「瀬」はやはり川の浅い場所のことで、流れが速く、しばしば急流・激流となって船で通るのが困難な場所を指しているのだそうです。昔は付け払いで、年末は溜まりに溜まった支払いをする時期だったので、支払いを行う困難さを、船の通行が難しい川の瀬に例えて表したようです。溜まった支払いをしなければ年を越せないが、支払いをすると食事代や薪代が無くなるという切羽詰まった状況を表現しているとの事です。現代では年末は多くの人にとっては特段支払い時期ではないので、年を越す危機感というのは昔ほどではないかも知れません。
さて、しかし年末年始はなるべくのどかに過ごしたいという気持ちは今も昔も変わらないということで、年末年始特別企画、戦国ランスプレイ実況を始めたいと思います。仕事始めまでに終わらなければ土曜日に継続していこうかなと。
設定としては通常モード、難易度は標準、魔人は出さずに全国制覇を目指していく「信長の野望全国版」方式でいきます。その他アイテムや行動回数はデフォでやります。
まずは冒頭、織田家の内紛による戦が始まります。どうも足利将軍家が糸を引いている乱のようです。

これが戦闘場面です。人名のしたの数字は兵力。白い旗は攻撃回数を示しています。青地に白抜きのガードとは足軽のスキルで、同じ列の味方をかばうものです。50%とは50%の確率でガードすると言うことですね。左が織田軍の陣、右が反乱軍の陣となっています。ちなみに各部隊の凸武の記号は、剣が侍、盾が足軽、弓は弓兵、軍配は軍師で攻撃は弓兵です。
侍や足軽は前衛にいないと攻撃ができませんが、弓兵は後衛から攻撃が可能です。このため足軽部隊の前田利家は敵を攻撃できませんが、ガードで明智光秀隊を守ることがかのうです。総兵力は織田軍1500、反乱軍750弱なので2倍の戦力を擁していることになり、楽勝でしょう。攻撃順は陣立ての上に示されており、現在は前田利家、乱丸、柴田勝家と味方のアクションが続き次は敵の織田信行、そして主人公ランスの順でアクションすることがわかります。

さすがに倍の兵力があるので楽勝でした。そこからランスが織田家に加わった経緯が説明されます。茶屋で休んでいたら、その茶屋は織田信長が団子を作り、その妹の香姫が接客をしていたのでした。実はランスは絶世の美女との噂の高い尾張の香姫を抱きに来たのですが、実際の香姫は可愛いけど若すぎました。ランスは鬼畜野郎なのですが、ロリの気はなく、あと5年は待つ必要があるらしいです。


なんで尾張の国主の信長とその妹の香姫が茶店を経営しているかといえば、趣味と実益(殿様を辞めた後も食べていけるように)の実践なのでした。ジャパンは戦国時代ですが、信長は国盗りに興味がないらしいので、では代わりに俺様がとランスがしゃしゃり出て織田家の客将兼総大将代理(影番と言っています)となったのでした。ちなみに信長の背中にいる猿が藤吉郎です。実は信長の中には魔人ザビエルが封じられており、藤吉郎はザビエルの使徒なのですが、今回は信長を魔人にしません。藤吉郎には覚醒前にさくっと死んで貰います。

織田家の家老というか執事は三つ首の妖怪・3Gです。妖怪というのは思いや情念が形を持ち、生き物となったもの達でジャパン固有の一族です。この世界ではムシやサカナ同様魂を持っておらず、創造神ルドラサウムの魂循環のシステム外の存在です。
ちなみにランスの世界は四匹の巨大な聖獣が支える平面世界ですが、実は聖獣は本来5匹いたのです。しかしはるか昔、真面目に大陸を支えずに遊び歩いていた聖獣オロチが、散歩中に誤って大陸に衝突した結果、大陸の一部が割れてできた大陸東方の島国がジャパンです。大陸とは違う独自の文化が発展しており、自由都市ポルトガルとの間に架かる天満橋によってのみ大陸と繋がっています。ジャパンは多動児的存在であるオロチが支える形になっていますが、オロチが脱出しようと身動きをすることでしばしば地震がおきています。ジャパンは帝がいないと一つに纏まることは難しいため、現在は戦国時代となっていますが、帝は魔界における魔王のような存在でジャパンの妖怪と人間に対して絶対命令権を持ち、一切逆らうことは出来ません。

かつてジャパンは帝・藤原石丸の下、人類統一目前まで勢力を伸ばしたことがありますが、当時の魔王ナイサチに討伐を命じられた魔人ザビエルと魔軍により壊滅しました。しかし、その際魔人ザビエルは藤原石丸に従っていた悪魔月餅に封印され、その後2回復活して2回封印されています。そのせいでジャパン憎しに凝り固まっており、ジャパン人絶滅を画策して今回3回目の復活を果たすのですが、戦国ランスの正史では無敵結界を無効化する魔剣カオスと聖刀日光を持った人間に殺され、魔王美樹によって完全消滅させられてしまいます。でも今回はじっくり天下統一するためにザビエルは出しません。
妖怪はかつてジャパンで妖怪大戦争という一大騒乱を引き起こしましたが、現在では妖怪王伊達政宗が大半の妖怪を引き連れて奥州・エゾで妖怪王国を形成しており、人間社会に不干渉の政策を採っています。残った妖怪もいますが、性格は様々で、人間と仲良くする妖怪もおり、3Gはそうした友好的な妖怪の一人で、織田家を代々守っている守り神のような存在です。

現在のジャパンの状況です。中央の水色が織田家の領地です。キュウシュウ地方は島津が、チュウゴク地方は毛利が大きな版図を有しています。カントウと死国は北条が有しており、4カ国の領地を持つのはこの3家だけです。織田家は東に徳川家、南に原家、西に伊賀家、北に足利家と囲まれた状況にあります。第1ターンはまだ攻められないので、捕虜屋敷を訪問して捕虜を捕らえられるようにしたり、シイルとエッチしたりして過ごします。ランスは満足を覚えると満足度が上がり、満足度が上がるとボーナスが発生します。なのでプレイヤーは必然的にランスを満足させる行動を選択することに…

第2ターンになると他国への侵攻が可能になりますが、現在の織田家の武将はたったのこれだけです。これでは敵国侵攻を開始すると自国防衛に不安がでますね。ということで人材を発掘しましょう。

尾張には足軽のハチスカ棟梁、忍者の滝川一益、巫女の玉籤風華がいます。とりあえず全員仲間にしておきますか。ちなみに先ほどの武将一覧に武将の能力も数字で示されていますが、攻・防・知・速は戦闘で必要な能力ですが、内政においては探索・交渉・建設といった能力が必要になります。現在の織田家ではランス、乱丸、柴田勝家が戦闘系、前田利家、明智光秀、丹羽長秀が内政系武将といえるでしょう。武将は30人まで抱えることが可能ですが、いずれ優秀な武将が部下となったらリストラも検討しましょう。とりあえず足軽のハチスカ棟梁を仲間にしました。

第3ターン。忍者の滝川一益と巫女の玉籤風華を仲間にしました。風華はなかなかにいい女なのできっとランスが放っておかないでしょうね。1ターンに2回しか行動できないので、仲間発掘だけで終わってしまいました。そうこうしている間に足利家に不穏な動きが。戦争をちらつかせて賠償金を要求してきました。心配性の3Gは足利家の戦力はあなどれないので前面交戦はもう少し控えたいと言っています。

足利家の当主足利超神(名前だけ凄い)は魚類みたいですが一応人間らしいです。領地も二国あるので即座の征服も難しそうなので、ここは一応金を払っておきましょうか。明日のために今日の屈辱に耐えるのだ。

第4ターン。いよいよ征服戦争を開始しましょう。武将は9人どいつもこいつも戦闘力がパッとしませんが、とりあえず最弱の噂も高い南の原家を攻めますよ。原家は住民重視の平和政策で国力が低くともそれなりみんな幸せに過ごしていた国でしたが、足利家から阿樹姫が来てから国費の浪費が続き税率が数倍に上がり住民の不満が貯まってきているそうです。宣戦布告には交渉力10が必要なので、明智光秀と前田利家にやらせました。

原家と初戦闘。こちらも寡兵ですが原家もひどい。しかし当主の原昌示自らが出陣してきているので注意しましょう。原昌示には特殊スキル「一斉射撃」がありました。これは敵全舞台に弓攻撃を行うものですが、兵力が少ないので大したダメージは受けませんでした。一気に全滅させました。戦闘に勝利すると兵力がわずかながら増えていきます。
またもや足利家から賠償金請求が。原家と戦闘を開始している現在、二正面作戦は絶対回避したいので涙を呑んで支払います。後でコロース!
第5ターン。原家攻略を続けます。伊勢は城や砦が4つあるので全て落とさねばなりません。あと3つあるので攻略は最速でも第6ターンになります。なお敵部隊が全滅した場合、武将が捕虜になったり討ち死にしたりすることがあります。味方部隊が全滅すると討ち死にする可能性がありますので、なるべく全滅は防ぎましょう。やはり原家は弱い!第一陣のランス隊も第二陣の乱丸隊も敵部隊を全滅させて勝利です。
またもや足利家が賠償金請求。毎ターン要求とは姑息な。くやしい…!でも払っちゃう…!ビクンビクンッ!

第6ターン。突如伊賀忍者(くノ一)鈴女(すずめ)登場。ランスを暗殺しに来たらしいですが、茶屋を守る50人の忍者を一人で片付ける凄腕です。しかしその割りにやたら軽いノリ。ランスがエッチをもちかけるとあっさり承諾します。

鈴女はくノ一なので、エッチの間に敵を暗殺する技にも長けているのですが、エッチ大好きの鬼畜勇者ランスはものともしません。そして様々な男を色事で殺してきた鈴女も初めてのタイプのランスを気に入ってしまったようです。殺害のチャンスはいくらでもあったのに、あっさり去って行きました。

それでは原家を征服しましょう。最後の城攻めなのでこちらも全力で。原家も総力戦で挑んできました。なんと倒しきれず敗北です。さすがに城は防御が固い。
そして例によって足利家の年貢徴収が。グゾー。

第7ターン。鈴女、よほどランスを気に入ったのか、織田家の家臣に加わってきました。優秀な忍者なので大歓迎です。そして第二次原城攻防戦。原家は前回の戦闘のダメージが残っている模様。しかし今度も死守されてしまいました。戦闘は優勢なのですが、攻めきれませんね。
そして足利家(以下略)。だんだん要求額が増えているんですが…。早く原家を倒さねば。
第8ターン。ザビエル復活を阻止するために信長のペットの猿・藤吉郎をランスがぶっ殺しました。代わりに別の猿に身代わりをさせることに。ばれないのだろうか(笑)。それはそれとして第三次原城攻防戦開始。原勢はさらにダメージが深刻化し、足軽部隊がガードを放棄し攻撃に転じてきました。これこそ好機到来。前衛を崩せば後衛の弓矢部隊など!

原城落城。足利家から嫁いできた阿樹姫はお持ち帰りにして弄ぶことに。原昌示は捕虜にしました。原家征服成功。

そして阿樹姫も征服するランス。この後、一国を征服するたびに姫を弄ぶことになるランス兄さんなのでした。これでも丸くなったというのですから、かつての鬼畜ぶりが偲ばれます。

さて足利家の恒例賠償金請求ですが、原家を征服した以上、怖れるものはありません。きっぱり断ってこれまで散々無礼な態度を取っていた使者をぶった斬ります。そういうことで次回は足利家との戦闘です。首を洗って待ってろよ、このインスマウス野郎!
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