魔法少女まどか☆マギカ考察:暁美ほむら(その1)

アルティメットまどかフィギュア、アマゾンで1万908円だそうです。定価は1万4800円。全高約330ミリ。宣伝文句は、
「大ヒットアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の最終回にて、主人公『鹿目まどか』が自身の願いを叶えて魔法少女になった姿『アルティメットまどか』を1/8スケールサイズで立体化。なびく髪、深遠な宇宙を内包するドレス、透き通った羽、花の蕾をイメージさせる魔法の弓といった印象的な姿を大胆かつ繊細に再現しました。台座は矢を放つ際に宇宙空間に出現する魔法陣をあしらった仕様となっています。」

とのことです。しかし「対象性別:男の子」ってのが(笑)。元男の子ではダメっすか。女の子だって欲しい人は欲しいと思うのですが……
それはさておき、とりあえずまどかさんの考察は一段落したので、今回はまどかの最高の友達、「コネクト」の真の歌い手である暁美ほむらを考察してみたいと思います。
1.なぜ転校してきたのか?

10話冒頭、転校してきた魔法少女になる前のほむらについて、早乙女先生はこう述べています。
「あけみさんは心臓の病気でずっと入院していたの。久しぶりの学校だから、色々と戸惑うことも多いでしょう。みんな助けてあげてね」
また、体育でへばったほむらを見て、クラスメートはこう囁いています。
女子A「準備体操だけで貧血ってヤバイよね」
女子B「半年もずっと寝てたんじゃ仕方ないんじゃない?」
ということで、別の学校に通っていたほむらは、半年間入院した後、見滝原中学校に転校してきたことが窺えます。普通は退院後は元の学校に戻ればいいようなものですが、なぜほむらはわざわざ転校したのでしょうか。
「まどかとの涙の誓い」後であれば、ほむらが意地でも転校してくる理由はわかるのですが、最初の転校の理由は自らの意思とは違うところにあるように思われます。

ずばり、鍵は未来的な見滝原町(ずっと市だと思ってましたが、町だそうです)にあるように想われます。公式サイト(http://www.madoka-magica.com/tv/special/keyword/mitakiharacho.html)によれば、見滝原町は「物語の舞台となる地方都市。近年になって急速に開発が進み、近代的な建築物が続々と建てられている。」ということです。
ということは、病院も先進的設備の整った近代的なものができていてもおかしくありません。見滝原中学校も極めて未来的な設備を持っていますし。ほむらは元々県内の他の町村に居住していたが、心臓の病気で入院治療が必要となり、最適と思われる見滝原町の病院に入院し、退院後も同じ病院で検査などを受けるのに便利なよう、見滝原町に越してきたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
2.奇妙な自宅
見滝原町のほむらの自宅です。

三叉路の中央にあるという、極めて不思議な場所に建てられています。この建物がすべて自宅なのでしょうか。11話でまどから訪ねてきたシーンを見ると
① 表札が「暁美ほむら」

② まどかが廊下らしい通路に立っている(ほむらはドアを開いてますが、まるでのぞき窓から見たような感じ)

こうしたことから、この建物はアパートかマンションであり、ほむらはその一室を自分名義で借りていると解釈できます。ということは、家族と住んでいるのではなく、一人暮らしということになりますが、これも1.で見たように、入院していた病院での検査などで便利なように用意された仮の宿だとすれば不自然とはいえないでしょう。
とはいえほむらはまだ中学生。保護者が必要な気はします。普通はお母さんあたり付き添うのではないでしょうか。ところで、ほむらの家はわざわざ違う町の病院に入院させたり、アパートを用意したりと、結構裕福そうな感じをさせますが、家族の影が一切感じられません。
これはほむらに限ったことではなく、マミは両親が事故死、杏子は家族が全員死亡していることが確認されており、おそらく親は健在なはずのさやかですら、全く本編には登場していません。要するに、家族が登場しているのはまどかだけなのです。これは、まどかの普通の生活ぶりと、魔法少女の非日常性を際立たせるための演出なのかも知れません。ほむらについても、片親ないし両親がなんらかの理由で既に故人になっている可能性はあると思われます。ただし、財産的には恵まれており、管財人ないし後見人がちゃんといて入院とか転校の手続きの面倒などはみてくれているのでしょうか。

しかし…このやらたと広い室内はどうしたことでしょうか。ワンルームだとしても広大ですね。ほむらの実家はよほどの金持ちなのか、それとも見滝原町の賃貸相場が激安なのか。

以下、次回に続きます。
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