グローランサーⅣ(その2):使い魔達とPSP版追加キャラ

こんにちは。遙かなる青、といった感じの素晴らしい青空でした。この空の果てに冬が近づいているのですね。12月ともなればもう完全に冬ですね。ああ、一番好きな11月が終わってしまう。

本日はグローランサーⅣの第二回目。主人公の代弁者である使い魔と、PSP版で新登場した戦闘キャラを紹介します。

使い魔は、卵を育てて孵化させると誕生する魔法生命体です。2000年前の滅亡した古代文明の産物ですが、それほど珍しくはないものだそうです。といっても、主人公のクレヴァニール以外に使い魔を連れているのが確認できるのは、途中で出会う道具屋さんだけです。

人型の「ドール」、獣型の「ペット」、その他の「アザーズ」に分類されるそうですが、ゲーム中にはドールタイプしか登場しません。クレヴァニールが希望の遺跡で拾った卵から孵化し、常にクレヴァニールに付き添い、彼の役に立とうとします。

PS2版では、中盤でクレヴァニールが不意打ちを受けて危機に陥った時、身を挺してクレヴァニールを庇ったことで、力を限界まで使ってしまい、自らの思いや記憶の詰まった結晶を残して消滅してしまいます。その後、クレヴァニールは自室のベッドから動こうとしないほど落ち込みますが、レムス達はかつての使い魔と瓜二つの姿をした新しい使い魔を作ってクレヴァニールに贈ります。新しい使い魔に昔の使い魔の記憶の結晶を取り込んで昔の使い魔を復活させるか、新しい使い魔が自信を持ち、昔の使い魔がそれに満足して消滅するかは選択次第です。

PS2版では初代使い魔の死は不可避なのですが、PSP版では条件を満たせば死を回避することが可能になりました。私は使い魔の死は絶対回避して、最初の使い魔と添い遂げます。使い魔はPS2版では3タイプ、PSP版では4タイプです。
D-TP型(CV豊口めぐみ)

活発で元気な性格の使い魔です。デフォルトの名前は「ピティ」で、「グローランサーI」の妖精キャラである魔導生命体ティピをモチーフにしており、姿もそっくりなら、声優も同じです。D-TP型のTPはティピを指していると思われます。

ただし、主人公をマスターとする使い魔なので、ティピのように主人公にタメ口を利いたり蹴りを入れたりするようなことはありません。
D-LN型(CV=PS2版:かかずゆみ、PSP版:藤田咲)

穏やかで思慮深い性格の使い魔です。外見は「ラングリッサーⅢ」に登場するPCキャラクターの一人であるルナ(CV笠原弘子)に似ています。D-LN型のLNはルナを指していると見られます。

デフォルトの名前は「ユニ」。勉強好きで、見たもの、聞いたものからさまざまなことを学ぼうとしています。
D-LM型(CV=PS2版:金田朋子、PSP版:矢作紗友里)

周囲の空気をのんびりとさせる、独特なペースを持つ性格の使い魔です。外見は「グローランサーⅢ」の妖精キャラである闇の精霊ラミィ(CV堀江由衣)をモチーフにしている……というか、完全にそのまんまです。トレス疑惑だ(笑)。同じ会社だから問題ないですが。

デフォルトの名前は「レミィ」です。D-LM型のLMはラミィを指していると思われます。PS2版ではグローランサーⅢのクリアデータをコンバートした場合のみ選択可能でした。
D-MD型(CV日笠陽子)

PSP版にて追加された四種類目の使い魔です。感情表現に乏しく、何でも事務的にこなし、使い魔は所詮道具であると考えています。「肯定します」「提案します」など、話の始めに「○○します」を付ける独特な話し方をします。

PSP版で使い魔が4種類になったにも関わらず、デフォルトの名前候補は追加されておらず、上記ピティ、ユニ、レミィのどれかを選択せざるを得ません。

外見は「ラングリッサーV」に登場するPCキャラの一人であるラムダ(CV皆口裕子)をモチーフにしていると見られます。D-MD方のMDは、ラムダの本名であるマリアンデールを指していると見られます。せめてマリーとかいう名前を用意して欲しかった。ひよっちも好演しているのですが…やはり皆口ボイスを聞きたかったなあ。
続いてPSP版追加キャラです。大半は戦闘に参加します。

トリシア(CV寺本來可)

デュルクハイム軍の魔術士で、年齢は16歳。クレヴァニールより年下ですが、ラインファルツ基地ではクレヴァニールの先輩として登場しました。一人称は「ボク」といういわゆるボクっ娘です。巨乳が魅惑的ですか?

後輩であるクレヴァニールの面倒を見ようと気さくに話しかけて来ますが、先輩としての威厳などはまるで無く、逆に窮地を救われたりします。クレヴァニールとは自分達だけのオリジナル打音式暗号で交流を深めますが、やがて彼が軍を脱走したことで決別することになります。

戦争中もクレヴァニールを案じ、戦いたくないと思いつつも敵味方という立場上敵対してしまいます。しかしトリシアは最後まで直接対決は避けていました。最初から好意的でどんどん仲良くなるのに、激化する戦争に引き裂かれる二人。ドラマチックで悲劇のヒロイン状態です。

実は仲間になるのはラストダンジョン直前という残念さ。そこから鍛える根性があれば、魔力は極めて優秀なのですが…。しかし、あるルートでは仲間が激減するので、必然的にレギュラーとして使わなければなりません。フレーネ同様完全な魔法使いキャラなので、決して前線には出さないように。

メリーヌ(CV志村由美)

序盤から登場する謎の少女です。外見年齢は12歳くらいですが…。わがままな性格で、極めて自己中心的です。「〜ですの」という口調で話しますが、「〜しやがる」などと乱暴な言葉遣いが混じる上に、明け透けに物騒なことを口にしています。そのせいで最初の出会いはかなり険悪なものでしたが、何度か会ううちに次第に打ち解けていきます。しかし実はラスボスであるヴェスターの配下であり、後にモンスターを率いてクレヴァニール達と戦うことになります。

かつれはクレヴァニールやマギー・パメラと同じ村に住んでいた少女で、マギーやパメラとは同年代の友人でしたが、ヴェスターが村を襲撃してきた際に殺害され、レジーナ同様蘇生され手駒として使役されていました。体内というか精神世界の中に異界と繋がるゲートが存在し、そこから流れ出す魔素によって身体機能を補うと同時に洗脳され続けていたため、襲撃された15年前から容姿が変わっていません。クレヴァニールによってゲートを断ち切られたことで正気に戻り、心身共に正常化したことで以降は仲間になります。

以後はすっかりクレヴァニールに懐き、「お兄ちゃん」と呼び慕うデレデレになります。村時代はクレヴァニールよりかなり年上だったのですが……。実はメリーヌを助けるか否かはプレイヤーの判断次第ですが、その選択はシナリオの分岐に大きな影響をもたらします。

メリーヌは遠距離攻撃キャラです。遠距離攻撃キャラは、射程の長さが魅力である反面、敵との距離に応じて命中率にマイナス補正がかかるという弱点があります。つまり敵との距離が遠ければ遠いほど、攻撃を外しやすくなるのですが、どういうわけかメリーヌにはこのマイナス補正がかかっていません。つまり百発百中で攻撃を当てます。

また遠距離攻撃キャラは魔法使いキャラは移動力に難があったり、防御力が低かったり、手数が少なかったりというったデメリットがあるのですが、メリーヌは必中の命中率の他に、他の遠距離攻撃キャラと比べると圧倒的に高い移動力、直接攻撃にも耐えられるほどのHPを持っており、遠距離攻撃キャラが持っている弱点の大半がないという優遇ぶりを誇っています。そのため装備をきちんと揃えてやると、凄まじい火力を発揮してくれます。しかも魔法の能力もズバぬけて高く、魔法専門のフレーネに迫る能力を持っています。仲間にした途端、レギュラーから外せなくなります。最強妹ここにあり。今まで気付かなかったのですが、オッドアイですね。翠星石みたい。

シンシア(CV平田宏美)

メリーヌの双子の姉で、外見年齢も同じく12歳ですが、実年齢は27歳。わがままなメリーヌに手を焼く無口な少女です。メリーヌとは対象的に冷静で礼儀正しいのですが、やはりヴェスターに洗脳されています。

メリーヌと違って終盤までヴェスターに忠実に仕えますが、敗北して説得を受けたことで抵抗をやめました。立ち絵のある女性キャラクターとしては唯一攻略不可能で、仲間キャラとして使うこともできませんが、メリーヌとペアのエンディングは存在します(通称双子エンド)。この子もオッドアイで目の色はメリーヌと逆ですね。メリーヌが翠星石ならシンシアは蒼星石といったところでしょう。え?じゃあメリーヌが姉?

マグナス(CV鈴木達央)

もみ上げが特徴的な二刀流の剣士で23歳です。剣聖ヒエンの弟子で、ロイヤルガードとも知り合いというなかなかの剣豪ですが、嘗て卑怯な手で自分を負かした「オッター」という男を捜しています。途中のイベントでパメラに助けられこともあり、彼女のボディガードとして行動を共にしていましたが、ヴェスターの配下に追われているところをクレヴァニールに助けられて仲間になります。

実に気持ちの悪い女装姿は一件の価値ありで、普段冷静なディアーナがこれを見て手討ちにしそうになりました(笑)。

パメラ(CV櫻井智)

クレヴァニールが当初所属していたアルテン・シュバルト傭兵団で物資管理や情報分析など後方業務を行っていた女性で27歳です。少女のような顔立ちをしていますがボディはなかなかにダイナマイトです。「あらあら」が口癖で間延びしたような喋り方をしており、ARIAのアリシアさんを彷彿とさせます。

非戦闘員ですが、彼女もクレヴァニールやフレーネ同様ルイン・チャイルドで、ディクセン団長からはある使命を与えられていて、独自行動をしています。マギーとは幼馴染で研究仲間です。

過ぎ去った時間や失った物に対しては執着せずドライですが、それはかつて住んでいた村がヴェスターに滅ぼされた際に大事なものを沢山失ってしまったため、悲しみを乗り越えるために「仕方が無い」と割り切ったことに起因します。ゲームではしばしばマグナスとペアで登場しますが、あれだけ一緒にいても恋仲になることはなかったようです。この人も攻略キャラです。

次回はその他の攻略可能キャラ及び主要登場キャラを紹介します。

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