茜空:「ちはやふる2」EDは秋の夕暮れのようにどこまでも爽やかに

またまた暑さが戻ってきました。帰宅の際ににわか雨に直撃されてしまいましたが、おかげで少し涼しくなりました。夏の雨は春雨以上に濡れても平気。ただ、雨脚が強くずぶ濡れになるのが難点ですね。
先日終了した傑作かるたバトル・アニメ「ちはやふる2」ですが、ED紹介が遅れに遅れてまだでした。急遽ここにご紹介します。

「茜空」は一期のED「そしていま」同様。ヒロインである綾瀬千早役の瀬戸麻沙美が歌っています。普通こういう場合は歌:綾瀬千早(瀬戸麻沙美)なんて表記になるのですが、瀬戸麻沙美に関しては中の人の名前が前面に出ています。キャラソンではないというこなんでしょうかね。

例によって恋愛感のないさわやか青春ソングですが、一番と二番で対象が違っているのが特徴です。

茜色に染まってく坂道
足を止めてたたずむ そんな日は
ここに居ない キミを思い浮かべて
見失いそうな道を 探してみるよ
今キミがどこに行ったって
変わるはずはないよね
心はいつでも繋がってる
遠く離れていても 忘れずにいてね
あの日感じた情熱 ふたりで重ねた夢
茜色の空 沈んでく夕日
上を向いて 歩いてゆこう

ここで言う「キミ」は疑いなく綿谷新のことでしょう。“ここに居ないキミ”と“心はいつでも繋がっている”というのは新以外に考えられません。“あの日感じた情熱 ふたりで重ねた夢”は小学生時代のかるたとの出会いと、そして「新は名人、千早はクイーン」になるという夢のことですね。やっぱり千早は新のことが好きなんでしょうか。

あの日はまだ 気付きもしなかった
こんなにも大切な 出逢いだって
ぶつかったり 泣いたりもしたけど
かけがえのない時を 過ごしてきたね
今キミが何も言わずに
やろうとしてること
誰より近くで 見守ってる
そう信じてるからね あきらめないでね
願い続けて 今ほら ひとつに重なる夢
茜色の空 沈んでく夕日
ふり向かずに 歩いてゆこう

さて二番。こちらは第6話と第23話のEDで流れました。両話で共通するのは、太一が頑張ってた回だということ。“ぶつかったり 泣いたりもしたけど かけがえのない時を 過ごしてきたね”はまさに瑞沢高校かるた部における太一と千早の日々のことでしょう。“今キミが何も言わずに やろうとしてること 誰より近くで 見守ってる”とは、ことごとく運に見放され、特段の才能もないにも関わらず、A級選手昇格を目指して黙々と努力している太一への想いでしょう。A級昇格によって千早や新と同じ舞台に立つ資格を得た太一。お前の戦いはこれからだ!二番の歌詞を見ると太一と千早もお似合いカップルという気になってきます。

遠く離れていても 忘れずにいてね
あの日感じた情熱 二人で重ねた夢
茜色の空 風そよぐ季節
歌いながら 歩いてゆこう
茜色の空 沈んでく夕日…私らしく 歩いていこう
ラストでまた新への想いか…やはり千早は新となのでしょうか?一番と二番の歌詞を比較すると、千早は新に対しては兄を慕うかのような、太一に対しては弟を見守るような気持ちを抱いているようにも見えるのですが、皆さんの解釈はいかがでしょうか。

それにしても“私らしく 歩いていこう”という歌詞のとおり、妙に恋愛体質になったりせずに、千早はいつもの千早のままで歩んでいって欲しいです。そして美人らしからぬ顔芸をガンガン繰り出して下さいな。
瀬戸麻沙美の「茜空」の歌唱ですが、「そしていま」以上に歌唱力が向上しています。実に素晴らしい。涼しい風の吹く秋の夕暮れが目の前に浮かんでくるようです。それではぜひ聞いてみて下さい。
フルバージョンです。残念ながら画像は変わりません。

http://www.youtube.com/watch?v=okHxMmAihi8
外人さんがアップしたバージョン。フルっぽいけどフルじゃないという罠。HDで画像も変わりますが、ファンが書いたらしいものが混じっています。

http://www.youtube.com/watch?v=LRNI_XOdlcg
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