天仙娘々~劇場版~:PCから移植された隠れた名作の麻雀ギャルゲー

天仙娘々
 
 淡路島で震度6弱の地震がありました。震度5弱を超えると怖いですよね…。阪神淡路大震災から18年、現地ではあの忌まわしい記憶がよぎった人も多かったのではないでしょうか。死者はないことが不幸中の幸いですが…心からお見舞い申し上げます。

PC版タイトル画

 さて話は変わってギャルゲーの土曜日。先週は飛びましたが今日はしっかりやりますよ。本日は「天仙娘々~劇場版~」です。本作は1998年2月にタイムポイントから発売されました。元はPC98用ソフト「天仙娘々」で、こちらは1992年10月発売。ということで、6年近く経過してのコンシューマー機への移植ということになります。こちらの発売メーカーはPonytail Softwareになっており、もしかするとタイムポイントというのは同社のブランド名なのかもしれません。

PC版対戦画面

 ゲームはAVG+麻雀という感じです。麻雀ゲームにはなにげにギャルゲーが多いですね。普通にやっても楽しい麻雀に“脱衣”という要素を突っ込むことを考えついたのは一体誰なのでしょうか。誰にせよ天才と呼ばせていただきたいと思います。

このバニーが脱いだようです

 ちなみに世界初の脱衣麻雀ゲームは、1983年に日本物産が発売した業務用の「雀豪ナイト」だそうです。 これは三人打ち麻雀ゲームで、プレイヤーが和了すると画面中央に小さく表示されたバニーガールが1枚ずつ衣装を脱いでいき、5連荘で全裸となるものだったそうです。初期はこんなんでも楽しかったんですね

二人打ち麻雀

 本作では、主人公の仙女・鈴花が、街の中にあるいくつかの建物を巡ったり、雀荘で麻雀をしてお金を稼いだりしながら、敵を倒していくことになります。また、この過程で二人の女の子(雷羅と彩燕)が仲間になります。

鈴花と神符

 ヒロイン鈴花。頭の両側のピンクの花がチャームポイントです。

雷羅

 拳法家の雷羅(ライラ)。鉄球(モーニングスター?)を振り回す肉体派です。

彩燕

 学者というか兵法家の彩燕(サイエン)。巻物を持っていて、ちょっとロリロリな感じ。私は彼女をよく使いました。

空飛ぶ三人娘
 
 PS版である「劇場版」の内容紹介はこんな感じです。

チラシ(表)

 昔、昔の、遠~い昔の、麻雀大王という妖怪が住んでいた頃の「雀国」という小さな国での物語。言葉巧みに麻雀に誘っては、うら若き乙女の着物を二度と脱げない破廉恥な「呪いのうすぎぬ」(要するに水着)に変えてしまう、という妖術を封じ込めるため、仙女の鈴花・武道家の雷羅・兵法家の彩燕ら異色の三人娘が、仙術・武術・謀略を駆使して、そしてちょっぴりのお色気を振りまいて暴れまわる。生唾ゴックン痛快麻雀大活劇。

チラシ(裏)

 ちなみにPC版でのプロローグはこんな感じです。

キョンシーを操る鈴花

 大昔、あるところに「雀国」という国がありました。そこでは、人々は貧しいながらも幸せに暮らしていました。そこで、人々を支えていたのが「麻雀」だったのです。
 ところがある日、自らを「麻雀大王」と名乗る妖怪が現れて、手当たり次第に「麻雀勝負」を挑み始めたのです。なにせ、麻雀を生きがいにしている「雀国」の人々が、挑まれた勝負を断るわけはありません。人々は、次々と麻雀大王に敗れ、着ていた服を剥ぎ取られた上に「二度と服を着られない呪い」をかけられてしまったのです。
 そして、このような状況を憂いた「大仙人」さまが、弟子の「鈴花(リンファ)」に麻雀大王討伐を命じたのです。

技を繰り出す鈴花

 PS版とPC版の大きな違いは、PS版が「二度と脱げない破廉恥な水着に変えてしまう」、PC版が「着ていた服を剥ぎ取られた上に『二度と服を着られない呪い』」をかけられてしまった」という表現です。すなわち、PC版ではいわゆる脱衣麻雀だったのですが、PS版ではそういう訳にはいかないので水着に着替えさせられるというというルールに変更されている訳ですね。ことさら性的描写に厳しかったPSで脱衣麻雀などもっての外と言うことです。

鈴花のバニーガールコスプレ

 元脱衣麻雀だけに、麻雀勝負で3回和了らないと勝利となりません。敵味方が一回和了るごとにお色気シーンとなるわけですが、PSだけに脱衣というわけにはいかず、1回目と2回目の和了りではコスプレCGが表示され、3回目で「呪いのうすぎぬ」を着せられて敗北するということになります。

鈴花のアンミラ風コスプレ

 この3回目の敗北確定の「呪いのうすぎぬ」時のグラフィックは、要するにPC版だと脱衣状態な訳なので、各キャラともとても恥じらいます。この表情がとてもいいのです。大事なのは、見せていることではなく、見せていることを羞恥する心ということでしょうか。真っ裸で仁王立ちされているより、ビキニを恥じらってうずくまっている女の子が可愛いではないですか。

鶴嘴千本?

 脱衣麻雀としてはボリュームがあって、ストーリーモード自体、キャラが非常に多くて遊び応えがある上、フリー対局ではストーリーモードで登場したキャラクターの中から、対戦相手を自由に選んで遊べます。

 味方キャラ三人もなかなか可愛いのですが、敵として登場するキャラも当然全員女の子です。例えば…

茉莉鈴(マリリン)と伽沙鈴(キャサリン)

 「茉莉鈴(マリリン)と伽沙鈴(キャサリン)」の姉妹。

金髪お姫様風イレーヌ

 「パツキン女王様のイレーヌ」

アラビア風のナルジス

 アラビア風のナルジス。

極貧少女。その名も赤貧公主

 なぜか関西弁の赤貧公主。その他にも沢山います。 

 麻雀部分は、二人打ち麻雀にしては結構辛口で、最初からの全力で殺しに来ます。普通にプレイすれば何度もコンティニューしながら進むことになるでしょう。しかし、お金さえあれば「神符」という「お札」を手に入れることが出来、各種の役を積み込みすることができます(安い物は「タンヤオ」や「ピンフ」。高い物は「大三元」や「四暗刻」のような役満)。

鈴花勝利

 要するにイカサマですが、この手のゲームにはつきものなので目くじらをたてることなく、強敵と戦うときには、素直に「神符」を使うのがよいでしょう。なお、それでも勝てないという場合、ツモる牌を任意に選べる裏技や、果ては天和ないし地和であがれるという必殺の裏技があります。

 なお、「呪いのうすぎぬ」についてはゲーム内で後日談が。

まっ裸で海に入っている鈴花(雷羅や彩燕すらも)

 ワシには会うとらんが、このとき雀国には、マルコ=ポーロとか申すヨーロッパの人物が、とう留しておったらしい。
 この者、呪いのうすぎぬに目がとまり、それを本国にもち帰ったらしいんじゃ。そこで、この妙ちきりんな衣装がなぜか大ヒットしてのう。
 それまでは、海にはいって遊ぼうと思う者は、鈴花たちのように、着物をみんな脱いで、まっ裸になるしかなかった。呪いのうすぎぬは、海で遊ぶ衣装としては、うってつけだったわけじゃな。
 2年もせんうちに、この衣装は、シルクロード経由で中国に逆輸入されたんじゃ。鈴花たちのように、大胆な娘ばかりではないからのう。海では遊びたいが、裸にはなりたくないという娘たちにとっては、朗報だったじゃろう。
 中国でも大ヒットしたこの衣装は、そのときには、水着…と、名を変えておった。

 ……ということで、やはり「呪いのうすぎぬ」は水着そのものでしたとさ(笑)。

リアル天仙娘々

 なおタイトルとなっている天仙娘々ですが、これは碧霞元君(へきかげんくん)という仙女(女神)の別名で、中国では泰山老母という名前のほうがポピュラーなようです。

九天玄女

 出世・結婚・豊作などの女神だそうで、その神通力は戦術と兵法を司る九天玄女(水滸伝にも登場する道教の仙女)とも互角に渡り合えるということです。

 Wikipediaにも記事がないという超マイナー作品なもので、記事を書くのにいつも以上に苦労しましたが、面白い作品ですよ。古い作品なので見つけるのも難しいかも知れませんが、機会があったらぜひプレイしてみて下さい。

PSP版
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No title

これ面白いですね。原作がPCゲームなのは知りませんでした;
彩燕ちゃん可愛いよぉ・・・

Re: No title

 NTTROさんはじめましてこんばんは。こんな僻地にようこそいらっしゃい。

> これ面白いですね。原作がPCゲームなのは知りませんでした;
> 彩燕ちゃん可愛いよぉ・・・

 なぜか自宅に残っているPOPCOMという20年前に休刊になったパソコン雑誌の別冊付録に天仙娘々の特集記事がありまして。開発中の仮称は「麻雀大王」でした。

 脱衣じゃなくなった以外はPS版の方が良くなっているんじゃないかと思います。私も彩燕を愛用しました。手を隠す長い袖が可愛いですよね。彼女は結構強くて使い勝手が良かったというのが最大の理由ですが。
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