「悲しみの至りて悲しきは、生別離の心なり、なかなか死別ならばかほどの歎きよもあらじ」
って事でしょうか。 高校生の頃この言葉を習った時には、「何の事やら」だったのですが。。。
こんばんわ、いらっしゃい。
「ただ 生活をしているだけで 哀しみはそこここに積もる
日に乾したシーツにも 洗面所の歯ブラシにも 携帯電話の履歴にも」
第三話のこの貴樹のモノローグが心に沁みまくります。
話は変わりますが、この前、2chに掲載されたらしいSSを読んだのですが、踏切で再会した場合の二人を描いていました。
コミック版ラストの花苗上京もからめて、
明里と再会→明里と食事→出張の多い旦那に寂しさを感じる明里→花苗と再会→花苗東京案内→明里と食事・ホテル(花苗が目撃)→花苗種子島に帰ろうとするが、貴樹引きとめる(あれは彼女じゃないんだ、でも好きなんだ云々。花苗も貴樹がどうしても好きなので理解)→貴樹、花苗と同棲。旦那が出張時は明里と密会
というぶっとび展開でした。でも品よく書かれているので、まあ明里と貴樹の関係なら仕方ないかな、なんて思ったりして(笑)。
はじめまして。秒速で検索していてたどり着きました。
考察、興味深く拝見しました。また知らなかったこともあり勉強になりました。
主題歌の歌詞に出てくる「桜木町」の個人的解釈です。地名ですが、桜の木の町と強引に読むと、町で桜が咲いているのを見ると子どものころを思い出す、というふうに解釈できるのかなと思いました。桜花抄は桜が象徴的に扱われていて、そう思うと「桜木町」も違和感なく思えるようになりました。
またおじゃまします。ありがとうございました。
はじめまして。こんな僻地へようこそのお越し、ありがとうございます。
> 主題歌の歌詞に出てくる「桜木町」の個人的解釈です。地名ですが、桜の木の町と強引に読むと、町で桜が咲いているのを見ると子どものころを思い出す、というふうに解釈できるのかなと思いました。桜花抄は桜が象徴的に扱われていて、そう思うと「桜木町」も違和感なく思えるようになりました。
おー!そういう解釈は思いつきませんでした。横浜の桜木町のことかとばかり考えていました。
貴樹と明里の通学路であり、ラストシーンの踏切のあるあたりは渋谷区参宮橋あたりのようですが、本当に舞い散る桜が印象的ですよね。桜咲き乱れる町=桜木の町=桜木町という解釈、実にすばらしいです。そう考えると歌詞がすとんと胸に入ってきますね。
そういえば、「わがままな性格が なおさら愛しくさせた」というあたりのフレーズは、第三話ではBGM風で小さくしか聞こえないんですよね。明里に「わがまま」な感じはないので、この辺りは視聴者に違和感を与えまいとする監督の心憎い演出なのでしょうね。
> またおじゃまします。ありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いします。月曜日から「ぼくのかんがえてとぅるーえんど」のようなものを掲載する予定です。お目汚しかも知れませんが、もしよろしかったらご一読下さい。
初めまして。物凄く遅ればせながら、ですが、秒速病にかかってしまって、あちこち検索しまくっている50代男性です(恥)。
「桜木町」駅のホーム。最後の山崎さんの主題歌が流れる中で出てくるじゃん、と軽く思い込んでいましたが、よくビデオを観てみると違いますねぇ。二カ所、駅のホームが出てきます(いずれも、本を読んでいる女の子を貴樹が目で追うシーン)が、最初は中目黒(ガード下に目黒総合庁舎という看板が見えます)、次は経堂(ホームに掛かる駅名から)ですね。
特に経堂は桜木町とホームの感じが似ていたので(勝手に)ダマされていました。仕事のついでに貴樹が桜木町あたりまで行った、という設定で実際に同駅を出すことも可能だったかとは思いますが、それじゃちょっと出来過ぎ感が出てしまいますね(^^;)。
下らぬ細部へのこだわりでした。失礼しました。
やすしさん、初めましてこんばんは。こんな僻地にようこそいらっしゃい。
> 初めまして。物凄く遅ればせながら、ですが、秒速病にかかってしまって、あちこち検索しまくっている50代男性です(恥)。
かの業病にかかってしまわれましたか。時間しか治療できないという恐るべき症状ですが、いろいろと変な妄想をしたりすると軽減するような。そういう訳で当ブログにはそこここに「秒速5センチメートル」に関する妙な妄想が登場しております。
> 「桜木町」駅のホーム。最後の山崎さんの主題歌が流れる中で出てくるじゃん、と軽く思い込んでいましたが、よくビデオを観てみると違いますねぇ。二カ所、駅のホームが出てきます(いずれも、本を読んでいる女の子を貴樹が目で追うシーン)が、最初は中目黒(ガード下に目黒総合庁舎という看板が見えます)、次は経堂(ホームに掛かる駅名から)ですね。
> 特に経堂は桜木町とホームの感じが似ていたので(勝手に)ダマされていました。仕事のついでに貴樹が桜木町あたりまで行った、という設定で実際に同駅を出すことも可能だったかとは思いますが、それじゃちょっと出来過ぎ感が出てしまいますね(^^;)。
お詳しいですね。私はanzen漫才がアピールしまくっている「鬼の哭く街」A立区育ちなもので、東京の西側の方はさっぱり不案内で。元の記事に書いているとおり、この歌は「秒速」用に製作されたものではないので、秒速とはマッチしない部分が出てきます。「桜木町」もその一つだと思っていましたが、横浜の桜木町と考えずに、上のmeikyuさんのコメントのように「桜の花が舞い散る町」と考えればまさにラストシーンの踏切辺りも桜木町だといえないこともないですね。もっとのあの踏切周辺を桜木町と解釈すると、一生懸命に探せば明里が見つかってしまう可能性が高いですが(笑)。
> 下らぬ細部へのこだわりでした。失礼しました。
お詳しい人が熱心に追究してしまうだけのものがこの作品にはあるのだと思います。だから細部にこだわることは全然おかしいことではありません。私なんて映像にはさっぱり出てこない貴樹と明里の大学はどこなのかとかいった、興味のない人には心底どーでもいいことを考えたりしてますから。そして、確か記事に書いていたと思いますが、小説版などの断片情報から推測して、貴樹は立教大学の理学部、明里は早稲田大学の第一文学部という(勝手な)結論を出しています。明里には日大文理学部の可能性もあり、立教と早稲田だと地理的に近すぎて本当にニアミスが起きそうなので、大学時代全然出会わなかったとすると、明里は日大の方が可能性が高いような気もするのですが、昨今の騒ぎのせいでなんとしても明里は日大にさせたくなくなっております。
桜木町に関してはおっしゃる通りでしょうね。山崎さんの歌では本当の横浜の桜木町なのでしょう。が、新海さんとしては、この歌をモチーフとして映画を撮ろうという気がまず先にあって、で、桜木町という歌詞があって、う~ん桜、桜、とストーリーを練るうちにああいう脚本になったのでしょう。そういうわけで既に「桜木町」は概念、コンセプトにまで高まってますから、物理的なその町や駅を映像に出す理由は、もう、ないわけです。
明里の大学について。早稲田や明治はやめて欲しいと、ユースフさん、考察その2でおっしゃってましたが、早稲田になっちゃったんですか?! ボクとしては、武蔵野の奥の津田塾大あたりで、都会の絵の具に染まらずに暮らしていて欲しかったですねぇ。ボクのは、コミックも小説も読んでいない、ただの希望ですが(^^;)。
やすしさんこんにちは、いらっしゃい。またのご来訪ありがとうございます。
> 桜木町に関してはおっしゃる通りでしょうね。山崎さんの歌では本当の横浜の桜木町なのでしょう。が、新海さんとしては、この歌をモチーフとして映画を撮ろうという気がまず先にあって、で、桜木町という歌詞があって、う~ん桜、桜、とストーリーを練るうちにああいう脚本になったのでしょう。そういうわけで既に「桜木町」は概念、コンセプトにまで高まってますから、物理的なその町や駅を映像に出す理由は、もう、ないわけです。
私もおっしゃる通りかと思います。桜の花びらが落ちるスピードが秒速5センチメートルだという話からスタートしている作品なので、歌詞に「桜木町」がなかったとしても桜の舞い散るシーンはあったでしょうが、桜舞い散る街並みを概念としての「桜木町」と呼ぶのは賛成です。
> 明里の大学について。早稲田や明治はやめて欲しいと、ユースフさん、考察その2でおっしゃってましたが、早稲田になっちゃったんですか?! ボクとしては、武蔵野の奥の津田塾大あたりで、都会の絵の具に染まらずに暮らしていて欲しかったですねぇ。ボクのは、コミックも小説も読んでいない、ただの希望ですが(^^;)。
早稲田や明治にはなんとなくバンカラなイメージがある(古いイメージかも知れませんが)ので、明里には似つかわしくないかなと思ったんですよ。そうなんですが、小説版からの断片情報から推測すると「案外ありかな?」という気になっていって。
まず貴樹の大学ですが、2013年5月28日付の当ブログ記事「小説・秒速5センチメートル:心に“明里”が住む全ての人に」で書いていますが、新海監督自身が執筆した「小説・秒速5センチメートル」の内容により、貴樹の大学は立教大学理学部でほぼ正解ではないかと思っています。
明里の方は、いろいろと突っ込みどころ満載の「秒速5センチメートル one more side」からの推測なんです。2013年6月4日付の当ブログ記事「秒速5センチメートル one more side:愛故にちょっと辛口になってしまう“もう一つの「秒速」”」で書いていますが、「いわゆるマンモス私大の日本文学科」という明里のモノローグと、日本一のマンモス私大である日大の文理学部に国文学科というのがあって、ここが適当かなと書いています。
当時は日大に次いで学生数が多いのが早稲田なのでそっちもありかなと思いながら、文学科日本文学専修はあっても、日本文学科というのはないということと、立教と早稲田では近すぎるということで一旦は退けたのですが…ぼ、母校愛!?(笑)。というより今の日大の暴落ぶりからして日大だとイヤだなあという気分が横溢してしまって。
なおやはり「秒速5センチメートル one more side」に、大学二年生の時に同級生とつきあったという明里のモノローグがあるので、津田塾のような女子大ではないのではないかと。まさかの同性愛?それだとちょっと作品世界に亀裂が(笑)。
もっとも、「秒速5センチメートル one more side」への私自身の評価はあまり芳しくない(「外典」と呼んでいます)ので、「秒速病」患者でこれを読んだ人が、その内容を受け入れるかどうかは人それぞれだと思っています。なので記載内容全否定という人がいても別におかしくはないかと。ただ個人的にはどうしても「アレにはこう書いてあったね~」といったネタ元にはせざるを得ません。