ちはやふる(その2):泣きまくるヒロイン千早。でもその涙はとっても爽快

今日も雨予報でしたが、午前中は良い天気だったので、傘は持ち出さず、置き傘でいいやと出勤し、午後から雨になったので折りたたみ傘を持って出たのですが、結局雨には当たりませんでした。
いよいよ明日あたり4万アクセスとなりそうです。最近人気低落傾向ですが、好き勝手にやらせて貰っているので

まさにという心境です。そんなことよりですね、コメントや拍手が欲しいんですよ。心の広い方々、よろしくお願いします。
さて本日はアニメ「ちはやふる」の二回目です。16話まで見ました。第一期は全25話なのでもう一話くらい見てからと思ったのですが、16話が総集編だったのでこの辺りが適当かなと。今回は千早の涙を中心にしたいなあと思います。
千早は良く泣きます。嬉しくて泣き、悲しくて泣き、悔しくて泣く。ただ、やたらに泣く千早が嫌ったらしいかといえば全然そういうことはなく、むしろ爽快ですらあります。それは、千早の涙が完全に自分自身の感情の発露であって、誰かの同情を買おうとかいった手練手管というか、姑息さが一切ないからです。

(その1)が9話までで、かるた部の5人が集まって一緒に頑張ろうというところまでだったのですが、そこから16話までの間に、夏という季節が過ぎていきます。この間、千早たちは東京の地区大会を勝ち上がって近江神宮で行われる全国高等学校かるた選手権大会に出場し、夏休みの学校で走り込んで身体を鍛えたりしています。

私が好きなのは12話です。11話で東京地区大会で優秀を決めているので、13話で全国大会に出場する前の狹間の回なのですが、非常に良い回だと思いました。

千早達瑞沢高校チームは決勝で全国大会の常連・北央学園と激突。大江さんと机君は負けますが、太一と肉まん君が激闘を制し、千早と須藤の大将同士の一騎打ちとなります。須藤は3年生で全国区レベルの実力者ですが、鬼気迫る千早の“攻めかるた”が難敵を下します。

仲間達との歓喜の表彰式の後、家に帰る千早ですが、綾瀬家は基本モデルである姉千歳を中心に回っていて、両親の関心は千早に向いていません。千歳の報道をスクラップしたファイルはなんと7冊もできています。近江神宮への旅費や宿泊費をお願いしたい千早ですが、無関心は両親に言い出せない千早。

しかし、新聞の東京地区大会優勝を報じる記事(写真入りで掲載されたのは、袴姿だったということもありますが、絶対千早の美貌の所以だと思います)が切り取られているのに気付いて「あれ?」と思う千早。よく見ると「千歳ファイル」の横には「千早ファイル」があるではないですか。

そこには中学時代の陸上大会の記録や、先日の大江呉服店のカタログがスクラップされており、東京地区大会優勝の記事も「千早すごい!」のコメントとともに貼付されていたのでした。


ちゃんと自分も見ていてくれたということに気付いた千早は感動の涙を。

そして号泣に。このシーンは感動的ですね。千早は両親の“無関心”にもわりと平然としてきたし、姉の千歳ばかりがちやほやされている状況に嫉妬したりもしないのですが、やっぱり「私の事も見て」という気持ちは皆無ではなかったんですね。でも両親は決して千早に無関心なんかじゃなかった。解ってくれているということを知っての嬉し涙は思わずもらい泣きしそうになります。

これで旅費・宿泊費はOK!という思いじゃなく、自分は「いらない子」なんかじゃないということをはっきり自覚できた嬉しさなんでしょうね。傍から見れば千早くらい可愛い娘を邪険にするわけないですが。そして、一応顧問にはなってくれたもののかるた部に興味を示していなかった「女帝」こと宮内先生も、ここに来て千早達の真摯な活動に気付いて理解を示してくれるようになります。

真っ直ぐ前だけを見ている千早は、好きなかるたを一生懸命やっているだけでも幸せかも知れないけど、周囲の大人達にもその真剣さが理解されたということは非常に良かったと思います。


続いて13話、近江神宮でのクイーン・若宮詩暢との偶然の邂逅があり、団体戦に臨む瑞沢高校の面々。和装の千早は、女帝も驚く美しさです。「動いてもしゃべってもいないから美人に見える!」ってどういう驚き方だ(笑)。きっと女帝の授業(化学)の時の千早は爆睡してるか上の空からのどちらかなんでしょうね。

ここでアクシデント発生!千早がまさかの体調不良でダウンしてしまいます。皆に迷惑をかけるは、糸目男爵こと須藤には言葉責めを受けるわで、悔し涙に暮れる千早。団体戦で足を引っ張ってしまうというのは精神的に一層辛いですよね。

しかしかるた部の面々は千早を責めません。千早なしでもそこそこ健闘したようです。机君はなんと2勝を挙げたようでハイテンション。千早には体調悪ければ明日帰ればと涼しい顔です。布団を被って絶対直すと発奮する千早なのでした。倒れている間に新とも再会しますが、状況的に全然喜べる状態ではありませんでしたが、「来年は大会で」というメッセージでまたもや涙。

14話、15話では個人戦。千早は2回戦でクイーン・若宮詩暢と激突します。詩暢も美人なんですが、ファッションセンスがかなり残念なので、千早が「無駄美人」なら詩暢は「残念美人」と言えましょう。

そして激突は、千早の見せ場もあったものの、全体としては25対5という大差で惨敗でした。なんと20枚差。決勝で詩暢に敗れた糸目男爵・須藤は12枚差だったので、須藤はよく頑張ったというべきなのでしょうが、むしろよく千早は須藤に勝てたなと思います。


負けた後、ロビーで悔し涙を隠すことも泣く素振りを繰り返す千早。遂に出会ったライバル!ただ詩暢は悪そうと言うか、怖そうに演出され過ぎな感じがしました。もっと普通の女子高生的な雰囲気であって欲しかったですね。

そして太一にも見せ場が。B級決勝に進出した太一の奮戦を部員全員が見つめます。途中で敗れた同じB級の肉まん君は特に熱い視線を走らせています。善戦虚しく惜敗した太一。悔しさを噛みしめて振り向くとそこには号泣する部員一同が。

特に畳につっぷして泣く千早のインパクトが凄いです。しかしこれだけの美人にこんなに泣いて貰ったら、もう特攻でも「無茶しやがって」でもしないといけんですな。

高いが終わって学校に戻った部員達ですが、スタミナ養成のために走り込んだり運動部のような練習を取り入れています。いつでもどこでも爆睡する千早は無駄美人ぶりを発揮。そして二学期、「かるたの秋」を迎えることになります。

16話は総集編なのですが、合間合間に入るギャグパートが面白かったです。仲間を四字熟語で表すと……

千早はぴったりですね。

太一は……太一は確かにそんな気がするんだけど、普通に考えればイケメンで成績優秀なんだから、かるたに限っての話なんでは。

そう、これが正しい表現でしょう。

肉まん君は…これはもうイジメレベル(笑)。

「ち

かるた部で付き合うなら…大江さん大人気。千早票まで入って独走です(笑)。千早とのデートはかるたになるという机君・肉まん君の主張は全く以てその通り。さすがの太一も否定できませんでした。

ということで17話からは二学期に入ると思いますが、少女漫画が原作なのに、少年漫画のノリに満ちていて毎回燃えますね。千早はこれからも美しく、しかし恋愛とは無縁で突っ走って欲しいです。

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