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学園都市ヴァラノワール:惜しくも名作になり損ねた…

学園都市ヴァラノワール
 今日は小寒。いよいよ寒の入りです。寒いわけですね。省エネは大事ですが流石に今日みたいな日にはエアコン使わせて下さい。20度に設定してますので~。

 本日のサブジャンルのランキングは51位。とうとう50位以内から陥落しました。この順位で陥落なんて単語を使う日が来るとは思いませんでしたが。

 さて、ギャルゲーの土曜日。新年一発目は何にしようかと色々考えていたわけですが、突如思い出した「学園都市ヴァラノワール」を言ってみましょう。誰も知らないマイナー作品かもしれませんが…

だがそれがいい!!

……え~「学園都市ヴァラノワール」は2002年10月にアイディアファクトリーからプレイステーション2用ソフトとして発売されたアドベンチャー+シミュレーションゲームです。形式としては「サクラ大戦」とか「ギャラクシーエンジェル」に似ています。アドベンチャーパートでクラスメイト達と親密度を上げ、イベントを発せさせたりして、シミュレーションパートではダンジョンに挑みます。クラスメイトとパーティーを組みますが、メンバーに入らないクラスメイトはライバルとなり、攻撃されることも。

 ゲームの前提となるストーリーですが……

チラシ

 魔導世紀1048年、シンバ帝国によって設立されたのが「魔法学園都市 ヴァラノワール」です。戦乱の世の中で、優秀な武将を育成するために設立されたのだそうですが、シンバ帝国が崩壊したことにより、独立国家(都市国家なのでしょうな)として多くの勇者を輩出することになりました。

 この学園の中で、人知を超えた邪神や魔王と戦うための勇者を生み出そうとする機関が「勇者育成学部」です。ここに入れる生徒は、エリート中のエリートに限られていました。 ヴァラノワール中の中等部から英才の呼び名も高い生徒達が集い、「勇者育成学部」への進学を掛けて、実戦さながらの受験を繰り返していました。いつしか人はそれを「受験戦争」と呼ぶようになったそうです。なんか民明書房の本みたいな説明ですね。
爺ちゃん
 ヒロイン=主人公のミュウとお爺さんは学園都市ヴァラノワールで煙突掃除をして暮らしていましたが、ある日、お爺さんはミュウに今まで貯めてきたお金と一本の剣を手渡し、「勇者育成学部」への編入を薦めます。わけが判らないままに、突然始まる学園生活に胸を躍らせるミュウ。彼女が抱くその剣こそ「天魔剣」でした。その剣と、「天才」と呼ばれるリュート・クリスタルとの出会いがミュウの運命を変えていくのでした……

 ということで、主人公のボクっ娘ミュウを操って、学園都市ヴァラノワールを卒業させるのがゲームの目的になります。学園の生徒は、出会いや相性などによって敵対したり仲間になったり、毎回展開が変わる。個性的な多くのキャラクターがこのゲームの魅力となっている。女子24人に男子16人とやや女性優位ですが、一応共学となっています。

ミュウ(左)とリュート(右)

 アドベンチャーパートでクラスメイトと親睦を深め、シミュレーションパートでは共闘してダンジョンクリア(敵もいますが仲間ではないクラスメイトも攻撃してきます)を目指し、手に入れたアイテムは「アイテム合成」で特殊アイテムを作る材料にします。

 ダンジョンは試験を兼ねており、3年間に15回ほどの試験(ちょうど3学期制で中間試験と期末試験をやるとそんな回数ですね)の度に、毎回数人が落第して去って行きますので、クラスは段々と寂しくなっていきます。「え?あの人が!?」というキャラも落第することがあるので、親しくなりたいキャラとはずっと共闘してクリアを目指したいところです。

クラスメイト達

 クラスメイトは、それぞれ特徴のあるクラス(職業)のいずれかに属しています。それぞれの性質と所属するクラスメイトを紹介します。多すぎるので女子生徒のみ!ここは私のブログなので私の意志が最優先!!……こんなだから女性の訪問者が少ないのだ。私は一向に……構うのですが、野郎紹介はやっぱりウザイので初志貫徹。女子でも絵が見つからなかった子は省略します(ひどい)。

バニラ(右)とチョコ(左)

① フリーファイター:戦士ですね。HP・パワー・スタミナが良く成長しますが、SP(MPに該当)は伸びません。野郎ばかり6人です。

② ハンター:狩人というよりはトレジャーハンターでしょうか。平均的な成長しますが、パワーはフリーファイターより下です。4人中女子はローズ・ブラッド1人のみ。

 ローズ・ブラッド
ローズ・ブラッド
 盗賊として天性の資質を持ち、宝の眠る場所を探し当てる特技を持っています。親は元盗賊で、盗みの腕とトラップ解除は既に一流で、入学前から数多くの遺跡を踏破しています。宝物自体には興味が無く、手に入れるまでの過程を楽しむのが生きがいです。趣味は買い物で洋服にこだわりがり、宝物はその資金源となっています。あねご肌で、細かいことは気にしない性格。

③ ライトメイジ:回復魔法を使う白魔導士。HPが伸びにくいです。女性向きなクラスらしく4人共に女子。しかし絵があるのは二人だけ。

 チョコ
チョコ
 バニラとは双子の姉妹で、妹の方です。バニラのことを気遣い、あえて子供っぽく振舞ったりすることがあるなど、本当は大人びている子。バニラの陰に隠れるように付き従い、それと悟られないようにフォローしています。バニラと同じく強大な魔力を有しており、チョコは癒しの魔法を得意としてますが、それは姉の暴走に対処する為に習得したもので、姉のトラブルと比例して能力が増大していくという、皮肉な結果を産んでいます。

 ネージュ
ネージュ
 級長を務め、高い潜在能力を持っていますが、真面目過ぎるて気弱な性格故に勝負に徹しきれず、実力を発揮することができない子です。面倒見が良くて大人びている彼女はクラスの“お母さん”的存在でもあります。主人公のミュウは色々お世話になっていますが、ネージュの方はミュウのようになりたいと思っています。
 
 他にミーネとホルン

④ ダークメイジ:攻撃魔法を使う黒魔導士。SPは良く伸びますがHPが伸びないのはお約束。4人中3人が女子で、魔法系は女性優位ですね。

 ノルン
ノルン
 ミュウの親友の一人で勉強の指南役です。可愛らしく優しい外見とは裏腹に、将来の夢は軍師となり大軍を率いることで、相手の裏をかく戦法を得意とします。父親は大富豪で、眼鏡がトレードマークの女の子。ミュウとナギと3人で遊ぶことも多く、しばしば暴走する2人の抑えるのも彼女の役目となっています。

 バニラ
バニラ
 チョコとは双子の姉妹で、姉です。自分では「大人の女性」を演じているつもりですが、実際には幼い言動や行動が目立ち、トラブルメーカー的存在です。魔力は非常に高く、そこを買われて学園都市に招かれましたが、それゆえに彼女が巻き起こすトラブルも凄まじいものになっています。トラブルの度に妹のチョコが頭を悩ませていることを彼女は知りません。
 
 他にフラスコ

⑤ ブレードランナー:レプリカントを狩りはしませんが、遠距離攻撃をします。HPは伸びにくいです。3人中2人が女子です。

 フレデリカ
フレデリカ
 狙った的は外さない「神の手を持つ乙女」と呼ばれるほどの有名なブレードランナーです。戦争のために失われていく緑と、それにより傷つく動物達を案じ、心を痛めています。本来争い事は嫌いですが、動物たちを救うためならばと、自然を守るための力を手に入れるためにヴァラノワールに入りました。頭脳明晰で、本当は獣医になりたいと思っています。

 他にシエル

⑥ パラディン:聖騎士。回復魔法を使えますがパワーはフリーファイターより下です。スタミナは同等です。4人中女子はグリューネルト1人のみ。ちょっと絵が異なりますが。

 グリューネルト
グリューネルト
 宮廷魔術師の家系に生まれた少女です。親の期待に応えることに今まで何も不満は無く、両親の薦めで学園都市に通い始めるようになりましたが、最近になってそんな生き方に疑問を持ち始めています。誰とでも分け隔てなく接し、相手の気持ちを思いやることができるので、周囲からは好感を得ています。何にも縛られずに生きているミュウには憧れを抱いています。趣味は乗馬とガーデニングで、同じ趣味を持つネージュとは気が合います。
 
⑦ マジックナイト:魔法騎士・攻撃魔法を使え、パワーもフリーファイター並。反面HPが伸びにくいです。4人中3人が女子と女性優位のクラス。3人とも絵があって良かった。

 チャリオン
チャリオン
 なんとなくチャイナな感じの子です。勤勉な性格で成績は常にトップクラスで、また剣や魔法の扱いにも非凡な才能をみせています。実は戦災難民で、戦火にあったとき、日々町の片付けにおわれ、そのときのことが原因で整頓された場所と、形を保った物、つまり角張った物が好きになりました。明るく、前向きな性格。

 ノーラ・ノーラ
ノーラ・ノーラ
 騎士団見習で、剣に魔法に非凡な才能を見せますが、反面これといった特徴もなく目立たない存在でしたが、ヴァラノワール入学選考会に出場して優勝してしまい、学園都市に通うことになりました。無口、無表情で何を考えているのか分からない印象の彼女ですが、本当は年相応の、明るい少女。

 ヘレネ
ヘレネ
 思い立ったらすぐに行動、という直情的な元気娘です。何事にも全力で取り組み、困っている人がいると手を差し伸べずにはいられないため、ライバルの手助けまでしてしまい、損をすることも少なくありません。喜怒哀楽が激しく、思い込みが激しいくおっちょこちょいな性格なため、しばしば暴走します。趣味はコスプレで、将来の夢は世界を旅すること。
 
⑧ サモナー:召喚士。攻撃・回復魔法が使え、特殊技能もありますが、全習得スキル数が少なくなっています。魔法系なので4人中3人が女子。

 リムリム
リムリム
 周りを気にせず常にマイペースで、何を考えているのか分からない観があります。ぼけっとしていることが多く、その行動原理は不可解です。周りに迷惑をかけることはないが、周りを悩ますような言動はしばしば。サモナーとしての資質は高く、また呪文の詠唱を一度聞くだけで覚えてしまうなど、いろいろな意味で常人離れした能力の持ち主です。本人は「皆と一緒にいたいから」という理由だけで学園に通っています。

 ネイル
ネイル
  宝石や珍しい宝物に目がなく、大抵は色仕掛けで、失敗した場合は盗みも辞しません。金銭に余裕があるときはローズから入手することも。かなりの美人で、スタイルもよく、それがために、自分をより美しく見せたいと考えるようになったことが、宝石や宝物に対する執着を生む結果となりました。魔法が得意で、魔力増幅のための魔術文字を胸と額、それに両肩に彫り付けており、普段は見えませんが呪文詠唱のときには魔力増幅の為に浮き上がります。

 他にミュゼット

⑨ ソードマスター:ヤマト(嘘)。剣聖…じゃちょっと凄すぎるので剣豪といったところでしょうか。フリーファイターと同等の攻撃力を持ち、全てのスキルを習得可能な特殊クラスです。主人公のミュウとライバルのリュートがこのクラス。

 ミュウ
ミュウ
 学園都市でおじいさんと煙突掃除の仕事をして暮らしていたところ、ある日お爺さんに一本の剣を手渡され、ヴァラノワールの特別進学科(勇者育成学部中等科)への編入を勧められました。自分のことを「ボク」と呼ぶなど少年のような言動が目立ちますが、料理や裁縫等の家事全般を得意とするなど、女の子らしい一面もあります。 活発で、常に笑顔を絶やさず、こうと決めたらそれを貫き通す性格です。進学した今も煙突掃除の仕事をこなし、家計を支えています。

 リュート
リュート
 他の生徒を大きく凌駕する才能を持つ天才児。リュートは、英雄セーガ・クリスタルの娘であり、父親のような英雄になるのが夢です。 編入してきたミュウと戦って敗れたことから、彼女をライバル視するようになります。 礼儀正しい性格ですが、強気で多少口が悪いところも。 ずば抜けた才能は実際には人知れず努力している結果であり、一人の時には弱音を吐くこともあります。ライバルだけど仲良くなることはもちろん可能です。

⑩ チェイサー:追跡者。フリーファイターと同等の攻撃力を持ち、一部の特殊技能も使いますが、HPが伸びにくいです。3人中2人が女子。

 ナギ
ナギ
 ミュウの親友の一人で魔族と人間のハーフです。攻撃的な言動が目立つが、ミュウとは彼女が編入してからの付き合いで、ナギはお守り役のような存在です。ほぼ毎日と言えるほど忘れ物をするミュウに教科書を見せるのは大抵の場合、ナギの役目です。

 他に緋魅華

⑪ 魔剣士:フリーファイターと同等の攻撃力を持ち、全スキル習得可能とソードマスターと同じような性質ですが、人外(天使とか神とか)の血を持つ者がなるクラスのようです。2人中1人が女子。

 タルナーダ
タルナーダ
 生まれたとき落雷をその身に受けるも、傷一つなく無事であったという逸話を持っています。その落雷が原因で、体内に電気を帯電して自在に操ることができるという特技を持っている「超電磁砲」な子。姐御肌でウジウジした態度を極端に嫌う反面、面倒見が良く、どんな相手とも分け隔てなく接します。荒い言葉使いと激しい気性ゆえ、周囲の人間からは恐れられていまするが、本人はあまり気にしていないのか、諦めているのか、誤解を解こうとする素振りも見せません。リュートに匹敵する戦闘能力を持つ第一級の実力者でもあります。

 と、見ての通りキャラはなかなかに可愛いのですよ。女の子同士仲良くなってユリノワールにすることも可能ですし。ではなぜ評価が得られなかったのかというと、偏にシステム面の不備のせいでしょう。最終試験に合格して仲の良いキャラとエンディングを迎えることが目標ですが、しばしば仲の良いキャラが試験に落ちていなくなってしまいます。しかもランダムっぽいし。試験はダンジョン攻略で、ダンジョンで見つけてパーティーを組んだキャラとの親密度は階層を下る毎に高くなるのですが、キャラの出現がまたもやランダム。セーブ&ロードを駆使しないと狙ったキャラとは組めません。

人物相関図

 しかもダンジョン内での戦闘によりレベルはどんどん上がるのですが、あくまで学園内のシミュレーションなので、実際に死ぬことはない反面、試験が終わるとレベルは再び1に戻ってしまいます。毎回ダンジョンに潜る度にレベル1からスタートするとことの切なさと行ったら!賽の河原の石積みとはこういうものかと思ってしまいます。いくらシミュレーションって言ったって、やれば敵の性質や弱点、ダンジョンでの行動の仕方とかは覚えるでしょう。そういう経験値はやはりレベルアップという形で見せて欲しいのですが…。もちろん、習得したスキルや魔法もチャラです。せっかく苦労して覚えたのに…。

 この他、セーブが簡単にできない、アイテムショップがない、音声があるのはいいけどテンポが非常に悪いなど、有形無形のデメリットに満ちていて、絵柄で萌えゲーかと思っているととんでもないスパルタン&ストイック仕様なんですね。会いたいキャラに簡単に会えるようにして、ダンジョンで必ず仲間にできて、レベルもスキルも継承する。さらにセーブはこまめにできる。これくらい改良してくれるとかなり良ゲーになったんではないかと思います。

DVD上巻

 あと、OVAが上下2巻出ていますが、非常に評判が香ばしいので無視しておくのが無難かと思われます。パッケージだけは紹介しておきますが。

DVD下巻

 忘れていました。最後に先生を。試験官という名称ですが、やはり女教師は外せませんよね。

 リューンエルバ
リューンエルバ
 何18歳の試験官。勇者育成学部を飛び級で卒業し、在学中にソードマスターとなった天才です。その実力は勇者育成学部卒業生の中でも最高と言われるほどで、すでにハイランダークラスの実力を持っています。引く手あまたの彼女がどの国にも仕官しないのは争いを好まない性格ゆえで、試験官となった今も各国からの要請を断り続けています。普段は明るく、温和で優しいので生徒からの人気も高いのですが、極度の酒乱で酔っ払うと女子生徒に抱きついてしまう癖があります。趣味は各地の地酒を見つけては飲むことです。試験官という立場ながら、らしくない言動が目立ちます。

 ということで惜しくも名作になり損ねたヴァラノワール。キャラはなかなか魅力的なのでリメイクを機体したいのですが…やっぱり無理ですか?

ミュウとリュート

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