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2023年秋季アニメの感想(その3):ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~/16bitセンセーション ANOTHER LAYER/はめつのおうこく

2024賀正

 謹賀新年。しかし正月早々大地震に飛行機事故と大事件連発で、おめでとうと言っていいのか躊躇してしまいます。元日のまったりした夕方に鳴り響いたスマホの緊急地震速報には参りましたね。幸い東北では大被害はありませんでしたが、被災地の方々が一日も早く日常を取り戻せることを祈念します。

小寒

 本日は小寒。つまり寒の入りということで、冬の寒さもこれからが本番ということですが、年末以降あんまり寒くない仙台です。さすが東北、厳しい寒さだぜ…なんて展開はないんでしょうか?ないならそれはそれでいいんですが、油断したところにガーッと来るのは簡便ですよ。特に雪。

ティアムーン帝国物語感想

 正月だからのんびり始まるんじゃないかと思ったら、もう冬季アニメが続々と始まっているので、早いところ昨季のアニメの感想を終わらせていきましょう。視聴作品が多いとなかなかはかどりませんが。まずはリザーバーでもなかったのに評判を聞きつけて急遽見始めた「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」。タイトルの長さからもうおわかりの通り「なろう」系です。

ギロチンの未来改変
ギロちん

 もう「なろう」系はお腹一杯と思いつつ、ついつい見てしまうのは、制作本数がもの凄い数になっているというだけでなく、やはり私の心のどこかに「ここじゃないどこか」「別の自分」を求める気持ちがあるのでしょう。まあ多くは期待して見てがっかりするのですが、本作は良品だったと思います。いわゆる異世界転生ものではなく、自分の人生をやりなおすという形なので、「僕だけがいない街」とか「サマータイムレンダ」といった死に戻り系に近いかもしれません。ただ、何度もリピートできるかは不明。

処刑前ミーア姫
死に戻りするミーア
血染めの日記

 革命により、若干20歳で断頭台の露と消えてしまったティアムーン帝国の皇女ミーア。しかし次の瞬間、時間は12歳の少女時代に戻っていました。夢かと思ったものの、傍らには血染めの日記と処刑までの記憶が。ミーア姫のなんとかギロチン処刑の運命を改変しようとやり直しの日々が始まります。

姫プのミーア
追いかけてくるギロちん

 基本わがままで自己中なミーア姫。目的は民の幸福とか帝国の繁栄とかではなく、とにかくギロチン回避なんですが、処刑の原因は革命の勃発であるため、これを防ぐにはどうすればいいかを考えなければなりません。ミーア姫は12歳の身体に20歳の心と、某コナンに近い状況にあるのですが、もともと頭は良くないのであまりアドバンテージになっていません。しかし忠実だった人や優秀だった人の記憶はあるので、信頼できる人を側近にし、問題を丸投げにするという作戦に(笑)。

ミーア顔芸
ミーア顔芸集

 ミーア姫は自己中ですが邪悪さはなく、恩に報いるという気持ちはしっかりあるのと、「オーバーロード」や「陰の実力者になりたくて!」のように彼女の言動が周囲から過大に評価されてしまう“結果オーライ”現象とでも言うべき状況に恵まれ続けることで、いつしか“帝国の叡知”の二つ名を持つことに。

踊るミーア

 革命の旗印となった貴族の娘、革命を支援した隣国の王子、ギロチン処刑を執行した軍人など、ミーア姫としては極力関わりたくない人々が次から次へと現われますが、前回とは全く違い対応をしたことで彼らからの評価も爆上がりで、ミーア姫はビビりつつも彼らと交わっていくことに。

ショタを誘惑

 本作はとにかくミーア姫が可愛いですね。百面相のような顔芸とか本音ダダ漏れなところとかも可愛くて、私はロリコンではないんですが、ちょっとロリに目覚めてしまうかもと思いました。まあミーアの内面は20歳なんで、ロリと言って良いのかちょっと疑問ですが。

ロリに目覚めそう

 8話ラストで血染めの日記が消える=ギロチン処刑の運命回避に成功というあたりがクライマックスだったかなと思います。ティアムーン帝国での革命の機運は消えましたが、代わりに隣国で危機が。自己中なら放置してもいいのですが、その国の王子はミーアとは恋仲。脳内20歳なのに少年に本気に恋心を持つ当り、オネショタの性癖があるのかも知れませんが、ともあれ自分だけ幸せなら後はどうでもいいとは考えなくなったところはさすが一度ギロチンにかかった女と言わざるを得ません。

ハッピーエンドプリンセス

 自分の幸せは周囲を犠牲にしてつかみ取るものではなく、基本Win-Winでなければならないのだということをぼんやりと理解したミーア姫。隣国での危機も見事に回避してめでたしめでたしというところで綺麗に1クールは終了しました。他作品では2期制作を前提にしているかのように投げっぱなしエンドが目立ちましたが、本作は2期カモンだけど出来なくても一応完結している作りになっているので、構成は見事だったと思います。なによりもミーア姫がお気に入りになりましたが、この辺りは近日「好きなアニメキャラ」で改めて語りたいと思います。

16bitセンセーション感想
90年代ギャルゲー画面

 次は「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」。原作は90年代にゲーム開発会社「アルコールソフト」に加わって美少女ゲーム開発に携わった女性を主人公とした同人漫画ですが、本作では新キャラが2023年からタイムスリップして「アルコールソフト」にやってくるという新規ストーリーになっています。

アルコールソフトメンバー

 美少女と美少女ゲームが大好きな秋里コノハはゲーム会社「ブルーベル」に入社しましたが、既に美少女ゲームは斜陽産業。楽しくない仕事ばかりにうんざりしていたコノハは、秋葉原の裏道で寂れたゲーム店を発見。店主のおばあさんから美少女ゲームを何本も貰ったコノハは、パッケージを開ける度にそのゲームが開発された時代にタイムスリップすることになります。

同級生だ
コノハのコレクション

 出てくる美少女ゲーム(エロゲーの婉曲な表現)のタイトルが懐かしいです。何本かは私もプレイしたし。私がPCを持つ前の作品が多かったですが、PCエンジンやセガサターンでも発売されていたんですよ。「同級生」「下級生」とか「To Heart」とかね。「戦国ランス」も入ってたけどこれは2009年でかなり新しかった。私も遊び倒しましたが、アリスソフトの地域制圧型シミュレーションはエロ抜きで面白かったですね。「大悪事」とか「大番長」とか。

なかなか作れないコノハ
昔のゲーム開発

 コノハはスマホとかタブレットとか持っていったので、未来の技術力で描かれた美麗イラストで周囲をあっと言わせるのかと思いきや、バッテリーがなくなっていて駄目。逆に当時のローテク技術によるイラスト作成には悪戦苦闘していました。30年のギャップはでかいですね。しかし3度目のタイムスリップで99年に来た時には遂に実力を披露することに成功し、それを契機に時代を驚愕させるゲーム「ラスト・ワルツ」を制作することに。まあもっと未来のいろんなゲームのおいしいところをいいとこ取りしたような作品のようですが、それらのゲームは結果登場しなくなってしまうという。

ランス風
下級生風

 そうして変わり果てた2023年は現代と全く違う世界に。美少女ゲームの本場はアメリカになり、秋葉原は火が消えたよう。“萌え”の代わりに“キュー”(多分cuteの省略形)が連発される世界で、コノハは“キュー”の根源となった「ラスト・ワルツ」の伝説の制作者“オリジナル・キュー”と呼ばれていました。クリエイターをAIに接続してゲームを作るという鬼畜な手法が取られる世界に取り残されたコノハの運命は?という作品でした。

原作メインキャラ達と

 正直後半の展開は賛否があると思います。もっと美少女ゲームとか開発風景を見せろとは私も思いましたが、まあこれはこれでありかなと。アルコールソフトでのコノハの相方的存在である“PC-98信者”六田守が中盤でさらに過去の1985年にタイムスリップするというエピソードがあり、PC-98全盛期ということもあってコノハ同様帰りたくないとさえ思ったりしますが、ここで出会った「エコー」を名乗る奇妙な人々(男女と犬)が終盤に大転換を生み出します。

エコー達
エコーズ

 「エコー」は何者だったのかは全く明かされませんでしたが、思うに未来のAIが「想像力」とは何かを知るために時を遡って調査していたのかな?結局最後の2023年は元の美少女ゲームが斜陽化した秋葉原ではなく、終盤登場した完全に別の街になりつつある秋葉原でもなく、その中間のような秋葉原になっていましたが、コノハとしては元の世界もうんざりしていたし、新世界もごめんだったので、一番居心地の良い世界なのかも知れません。「STEINS;GATE」で言えばα世界線ではなくβ世界線の中でも変動率1.048596の“世界線Steins;Gate”に至ったということか。

コノハ号泣

 主人公秋里コノハのキャラが良かったですね。喜怒哀楽が激しく、特に泣きわめき方が非常に可愛くて。CV古賀葵は「かぐや様は告らせたい」の四宮かぐやとか「古見さんは、コミュ症です。」の古見硝子を演じていた人ですが、こういうロリっぽいキャラも得意だったのか。この人も「好きなアニメキャラ」で取り上げたいです。

はめつのおうこく感想

 最後に「はめつのおうこく」。復讐をテーマにした作品で、原作は漫画。玉石混交な今季作品の中でも最も「やっちまったな~」(byクールポコ)的作品だったように思います。特に終盤の展開は目を覆いたくなるほどで、最終回直前の11話で切ろうかとも思いましたが、あと1話だったので我慢して視聴しきりました。自分で自分を褒めたい(笑)。

魔女達
崇拝する人々
魔女狩り

 魔女と人間が共存共栄していた世界で、魔法に変わる科学文明を得た帝国が魔女を不要として一転魔女狩りを実行。人間ながら魔女に育てられ魔法を使える主人公アドニスは、最愛の魔女クロエを目前で殺されたことで復讐を誓うことに。まあその筋はいいとして、なぜ帝国がアドニスを殺さないで10年以上幽閉していたのかがそもそも謎です。

いきなり死ぬドロカ

 そして重要人物と目される人々が次々と死んでいきます。インパクトがあるっちゃあるんですが、あまりに立て続けだと逆に飽きてしまいます。ヒロイン・ドロカを3話にして殺しちゃうし。

シロウサギ

 どうなるかと思ったらあっさり生き返るドロカ。そしてその後は必殺の状況でも殺されないドロカ。殺害命令が出ているのに目を潰すだけの国家情報局長シロウサギは何を考えているのか。このシロウサギVSアドニス戦も酷かった。科学技術の精華であるサイボーグのシロウサギが物理法則ガン無視はいかんでしょう。それともあれか、“十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない”というクラークの第三法則を地で行ったのか。

アドニス

 魔女というのも妙な連中で、「十二国記」の人間のように木に成って生まれるんですよね。しかもいきなり成人として。まあそういう種族ならそれでもいいのですが、じゃあこの人達が“女”である意味ってなんなんでしょうか。性別なんかいらないように思えますが。さらに彼女達の行使する魔法も非常に限定的で、個々で極めて特化した魔法しか使えない模様。この汎用性のなさではまあ駆逐されてしまうでしょうなあ。

ドロテーア

 皇帝の妃にして新皇帝になったドロテーアがドロカと同じ顔・同じ声で、自称“多重奏宇宙を駆ける未知の魔女”であり、アドニスにそっくりの男を探し求めているらしいのですが、何もかもよくわからないままに1期は終了しました。明らかに2期作るぞ的な終わり方でしたが、多分作られないんじゃないかと。万が一制作となっても私は見ません。1話でドロテがかましたギャグ(形態模写)が面白くて、そういうシーンが折々入り込むようならまだ見所があったかも知れませんが。

音声認識ギャグ
 
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