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三島紀行(その1):12年ぶりに訪れました

ツリー猫

 いよいよ一年のどん詰まり、12月になりました。月が変わったからといって季節が急に動くわけではないはずですが、先月末からやたらに寒くなってきました。これは気候の忖度なのか。11月中はエアコンを使わないぞという気持ちでいましたが、30日の夜から思わず使ってしまいました。なおエアコン使用を控えていたのは地球温暖化だどうだとかCO2排出量がこうだとかいう高邁な理由からではなく、電気料金を節約したいというセコい理由からです。

三島駅

 本日は先日訪れた三島の話を。三島は初めてではなく、3回目になりますか。1回目は小学生時代に家族でイチゴ狩りに行ったのですが、1年生か2年生ぐらいだったので、新幹線に初めて乗ったとか、イチゴにつける練乳がすぐなくなったとかぐらいしか覚えていません。2回目は東日本大震災直後の3月下旬で、下田のホテルに宿泊する予定だったところ、在来線が復旧しておらず、キャンセルするしかないかと思っていたところ、ホテルから熱海まで送迎車を出すという話になり、東海道新幹線は早々に復旧していたので予定通り行くことに。熱海は2、3年前に訪れていたので、少し足を伸ばして三島で遊んでから熱海で送迎車に乗ったのでした。

三島の水路

 その時の三島の印象が、富士山のそばであちこちに水路があって綺麗な水が流れていて、なんとなく年を取ってから住むのにいいかもという感じだったので、今回改めて引退後の隠棲先にどうかと見に行った感じです。筑波嶺に住み続けるというのももちろんありなんですが、なんとなく暖かいところに惹かれて…。晩秋だったから?

牛タンメンチカツ定食

 ゆっくり仙台を出て新幹線を乗り継いで三島に着いたのは1時過ぎ。駅前の「大衆食堂安べゑ」で牛タンメンチカツ定食とハイボールの昼食。そもそもメンチは好きなんですが、仙台に住んでるせいか牛タンと聞くとなおさら放ってはおけず(笑)。おいしかったです。

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 そして駅前すぐにある市立公園楽寿園に。寺社領だったり皇族の別邸だったりしたのを市が購入して公園としたものですが、有料。国の天然記念物および名勝に指定されていたり、伊豆半島ジオパークのジオサイトに指定されたりしているのでしょうがないか。300円なんで観光客としては文句はないですが、住んでる人からすると毎日散歩で訪れる場所という感じではないかも。

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 菊まつりの最中ということで菊をあしらったモニュメントが。久能山東照宮の本殿(御社殿)を模したものです。オリジナルは国宝。東照宮というと真っ先に日光のものを思い出しますが、徳川家康が埋葬されているのは静岡の久能山。

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 こちらは久能山東照宮の鼓楼を模したものです。オリジナルは重要文化財。

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 紅葉も鮮やかです。11月上旬に訪れた弘前の植物園はもう閉鎖されているはずです。さすが静岡、北国とは違うなあ。

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 静態保存されている蒸気機関車。ローカル線用の貨客兼用として設計されたC58型で、愛称はシゴハチ。デゴイチで知られるD51と同様に全国各地で活躍していたので、各地で静態保存されており、動態保存されているものも2両あるそうです。

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 園内にはあちこちに変わった灯篭があるそうですが、大きさに驚いたのはこの楽寿灯篭。

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 広い園内は小動物園やのりもの広場もありますが、私としてはこういう風景の方に惹かれます。

楽寿館

 皇族小松宮別邸として1890(明治23)年に建てられた京都風の高床式数寄屋造りの楽寿館。時間制で内部の見学ツアーがありますが、前回入っているので今回はパス。

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 館内にはいらなくても庭園は自由に散策できます。やはり紅葉は晴天に似合いますね。この日は仙台はかなり寒かったのですが、三島ではちょっと汗ばむぐらいでした。さすが静岡。

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 楽寿館の南に広がる小浜池。池の水位は季節によって変化し、降水量の多い夏期に増加、冬季に減少するそうですが、晩秋のこの日は干上がっていました。前回来た3月下旬も干上がっていたので、池らしい姿を見たことがありません。

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 正面からの楽寿館と小浜池。石庭と思えばそれはそれで…

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 楽寿園を出て三嶋大社に向かう途中にあった源兵衛川。三島を代表する清流で、初夏の夜にはホタルが舞うそうです。

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 源兵衛川を流れる富士山の湧水は、年間を通じて15~16℃だそうで、夏は涼しく、冬は暖かく感じるとか。楽寿園に湧き出す富士山の伏流水が源流だそうなので、小浜池を満たすほどではないものの、水はちゃんとあるんですね。

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 三嶋大社の鳥居をくぐったところから参道。鳥居も入れたいのですが、そうすると道路の向かいからじゃないと撮れないのです。なお三嶋大社正面の道路は東海道なので、往時は行き交う旅人はこぞって参拝したことでしょう。今の1号線はもっと南を通っていますが。

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 総門(外構えの門)。昭和6(1931)年竣工。台湾檜を使用した昭和の代表的神社建築だそうです。

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 神門。嘉永7(1854)年に東海地方を襲った安政東海地震の後、慶応3(1867)年に再建されたものです。その他の主要社殿も同時期に落成しています。総欅造。

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 拝殿前に建てられた舞殿。元来は神楽祈祷を行う場でしたが、後に舞の奉納が主となったので「舞殿」と称されるようになったそうです。現在では各種神事でも使用されており、この日もたくさんの人が入って神事を行っていました。

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 立派な拝殿。さすが伊豆国一宮にして総社。正面は拝殿ですが、その後ろに本殿・幣殿が接続する複合社殿となっています。

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 拝殿を横から見たところ。左の屋根が本殿です。

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 境内にある「たたり石」。「たたりじゃ~!八つ墓のたたりじゃ~!」という角川映画のCMを思い出しますが、この石の「たたり」は、糸のもつれを防ぐ=人の流れを整理するという意味で用いられていた「たたり」(絡垜)だそうです。元は東海道の中央にでーんと据わっていて、東海道を行き交う人の流れを整理していたのだとか。しかし人の往来が激しくなって邪魔になり、石を取り除こうとする動きがあった際、その度に災いがあったことから、「祟り」に置き換えられてしまったとか。じゃあやっぱり「祟り」でもあるんかい(笑)。しかし大正時代に道路改修のためにあえなく境内に移されたそうです。三嶋大社の神威には勝てなかったか。

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 同じく境内にある若山牧水の歌碑。「のずゑなる 三島のまちのあげ花火 月夜のそらに 散りて消ゆなり」。大正9(1920)年の作で、8月15日の大社の夏祭りの花火を見て詠んだそうです。
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