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2023年夏季アニメ序盤の感想(その1):実は俺、最強でした?/無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~/わたしの幸せな結婚/悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

梅雨明け

 本日東北地方で梅雨明け宣言があり、これで日本中が梅雨明けしたことになりますね。3週間ぶりに傘を差さずにウォーキングしたら、まあ歩きやすいこと。これからは暑さとの闘いとなるわけですが、今日はさほど暑くなくて快適でした。

夢見る男子
めがねを忘れた

 本日は夏季アニメ序盤の感想です。春季はPCの故障やら引っ越しやらで3本の視聴に留まりましたが、今季は結構見てます。春の分を取り戻るとかいうつもりではないのですが…。まずは視聴打ち切り作品から。「夢見る男子は現実主義者」と「好きな子がめがねを忘れた」は1話で視聴を打ち切りました。「夢見る男子」は登場キャラに全く感情移入できなかったため、「めがねを忘れた」は、私もド近眼なのですが、そういう人が眼鏡を忘れるとかありえません。戦士が丸腰で戦場に行くかのような、そんなリアリティのない話はとても見られません。

実は俺、最強でした?

 ということでまずは「実は俺、最強でした?」。3話まで視聴しました。タイトルは短めですが、一目でわかる「なろう」系感。「賢者の孫」主人公の迷言「またオレ何かやっちゃいました?」に似ていますね。例によって引きこもり主人公が異世界転生しますが、死んだわけでもなくスマホで遊んでたらハイテンション女神によっていきなり転生。転生RTA優勝間違いなし。

ハイテンション女神
怪しい水晶表示

 「なろう」系恒例のチートな魔力量を持って王子として生まれたにも関わらず、計測器の表示ミスにより魔力量がめちゃ低いと判断され、捨てられてしまいます。しかしさあ、表示が二桁しかないところに1002を計測させたとして、「02」って表示するのはおかしくないですかねえ。8桁の電卓で1億を表示させようとしても出来ないのは当然ですが、その場合に8桁全て「0」で表示するのかという。せめて「99999999」とか表示するなど努力すると思うんですが。

見えるかこの妖気が

 あと厳密な数値まではわからなくても仕方ないとしても、自分たちも魔力を持っている以上、膨大な魔力があるとかなら、気配ぐらい感じるんじゃないですかねえ。「ドラゴンボール」とか「幽遊白書」とか的に。ということで設定にはかなり無理がありますが、主人公本人も自分の魔力量は少ないと思い込んでいるのでどうしようもありません。

フェンリルを従える

 いきなりかなり強力な魔獣フレイムフェンリル♀を従える主人公。彼女は膨大な魔力を感じ取って主人公を魔王の子と勘違いして臣従するのですが、そういう察知能力こそあって当たり前だという。この異世界の人間はギャルゲーの主人公並に鈍感力の高い連中ばかりなのかも知れません。

新しい家族
養母さん最高

 悪口ばかりになってしまいましたが、なぜ見ているのかと言うと、拾ってくれた親戚の貴族がいろんな意味でいい人ばかりで。まず養父のCVが加藤将之。「オーバーロード」のデミウルゴスではないか。好きなんですよこの人の声質。そして養母のCVが後藤邑子。酒豪だったりバイク乗りだったりとアクティブな人のようですが、声質がとにかく優しくて。特にこの養母役は優しい声で演じてくれているのでたまりません。この人だけ出てきても私は見る(笑)。そして義妹シャルロッテのCVが種﨑敦美。本来はいろいろな役を演じ分ける演技派ですが「SPY×FAMILY」のアーニャが当たったのでロリ役のオーダーが増えているかも。

フレイとシャル

 今後成長するとこれも恒例の魔法学院進学となるのでしょうが、そうすると養父母はもう出てこないのかな。そうなったらもう見ないかも(笑)。

無職転生Ⅱ

 次は「無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~」。2話まで視聴…しかし1話の前に0話があったので実質3話。第一期最終回からの続きなのでエリスに去られてどよーんと落ち込んだテンションのままのルディ。かなりうっとうしいですが、我慢して見ていけばきっと…

暗いルディ

 本作も「なろう」系ですが、主人公は強力な魔法使いとは言っても無双できるほどではないことや、魔法<剣の傾向があること(「ファイブスター物語」の騎士とダイバーみたい)、まだ見ぬ強者がゴロゴロしているらしいことが、ストーリーに「なろう」系離れした重厚感を出しています。また、転生者といってもルディの前世はかなりしょうもない(可哀想なところもありますが)のであまり役に立ってないあたりも、現実の続き感があって、リアルといえばリアルですが、異世界に夢とハーレムを求める層にとっては見ていて辛いかも知れません。

白髪シルフィ
花嫁候補?

 とりあえず消息不明だったシルフィエットが生きていて良かった。緑の髪が白髪になっちゃったけど。アリエル王女の側近として男装して名前を変えましたが、いつかルディと出会う日が来るのでしょうか。生きていることは確実な師匠・ロキシーと初めての女・エリスもいずれ登場してくるのでしょうが、ルディはこの3人の中から誰を選ぶのか。一夫一婦制とは限らないかもですが。

サラとルディ

 2期になって登場してきたツンデレ弓使いのサラもいい感じで、実際2期のこの画像を見たら今期のヒロインはサラなのか?と思ってしまいそうです。CV白石晴香で弓使いキャラというとアシㇼパを思い出しますね。ルディが命がけで救出していたのでラブラブになってもおかしくない展開ではあるんですが…この作品は結構エグい展開あるからなあ。

わたしの幸せな結婚

 続いて「わたしの幸せな結婚」。3話まで視聴しました。これも「なろう」系。一見少女小説風な展開をしていますが、そこは「なろう」系なので、端々にファンタジー要素があるようです。

家族とは思えない境遇
ひどいあやねる

 母に死なれ、後妻と異母妹にいじめられた上、父親からも見放されて育った美世は、家を追い出される形で久堂家に婚約者候補として向かわされることに。当主の久堂清霞は冷酷無慈悲な軍人と噂され、婚約者候補とされた女性たちは3日と持たずに逃げ出しています。果たしてその実態は…

上田麗奈のリアル美世

 迫害されっぱなしの主人公美世のCVは上田麗奈。ナイスなキャスティングですね。この人も演技派なのでどんな役でもこなしますが、虐げられるはかない役もいいですね。いじめている義母のCVが植田佳奈で異母妹のCVが佐倉綾音。いかにもいじめまくってきそうなキャスティングだ(笑)。

ライトハロー

 ただ、植田佳奈は「ウマ娘」で、トレセン学園では全然駄目だったけどその後イベントプロデューサーとして第二の人生を頑張るライトハローを好演しているので、幼子をいじめるとかはギャップが大きい気もしますが、どうも美世のパパンと植田佳奈の後妻は相思相愛だったのに、理不尽な形で引き裂かれて美世のママンと結婚させられたという過去があるようなのです。だとすると憎い恋敵の子である美世に辛く当たるのも仕方がないのか。あとパパンが美世に冷たい理由もわからんでもない(冷たくしていいとは言っていない)。

綿飴夫婦

 この世界には妖怪とか鬼といった異形と、それを退治するための異能が存在し、異能の家系は様々な形で血を残しているようです。美世のパパンも異能の家系で、政略結婚させられたのも異能の血脈のためだったようですが、肝心の美世に異能が発現しなかったことが彼女の境遇を悪化させた原因のようです。

美世ちゃんの変化

 久堂家も異能の家系なので、自分が異能を持たないことが知れれば追い出されると美世は考えていますが、タイトルがタイトルだけに、色々あっても最後はハッピーエンドになること疑いなし。なんとなく異能の家系とか政略結婚とか言うと、「魔法科高校の劣等生」を思い出しますね。

ラス為

 最後に「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」(略称「ラス為」)。3話まで視聴しました。これも「なろう」系で今回なんと「なろう」系4連発。主人公は将来女王となる王女ですが、悪役令嬢もののバリエーションと考えていいでしょう。

はめふら

 悪役令嬢ものと言うと、「はめふら」(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)が思い浮かびますが、本作も構造は「はめふら」にかなり似ています。乙女ゲーム世界であること、幼少期にこのゲームをプレイしていた前世を思い出すこと、将来に悲劇的運命が待っていること、などなど。

外道ラスボス女王

 「はめふら」をスケールアップさせたのが「ラス為」と言えるかも知れません。公爵令嬢→第一王女とか、ゲームの敵役→ゲームのラスボスとか。本来のカタリナはかなりエグい性格の悪役令嬢でしたが、本作のプライドはそれに輪をかけたド外道です。さらにラスボスなので頭脳と戦闘力はチート級だったりします。そこはポンコツだったカタリナとだいぶ違いますね。

可愛いプライド

 それと自分の悲劇を回避することに懸命だったカタリナに対し、プライドは国全体にふりかかる悲劇を回避しなければならないので、使命感がかなり違います。その分無理がある展開も。まず平民のステイルを特殊能力を持っているからと王家の王子にしてしまうあたりかなり無茶。プライドの側仕えで十分なんじゃ。「はめふら」のキースもカタリナの義弟になりますが、ちゃんと理由はあったしそもそも親戚だったので説得力はありましたが、いくらなんでも平民をいきなり王子にするのは無理があるぞ。

涙のプライド

 「はめふら」に似ているけど設定にかなり無理があるという感じの本作ですが、ファイルーズあいがプライドを熱演していること、「はめふら」のカタリナを演じた内田真礼がステイルを演じていること、本来であれば「はめふら」どころではない悲惨な運命が待っているキャラ達が救われていくあたりは見応えがあります。というか、本人がラスボスにはならないと決意しているのであればもうなりようがない気もしますが…そのうちどうしてもラスボスにしてしまうような黒幕が登場するのでしょうか。その名は「ゲームの設定」だったりして。

既に変わった運命
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