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飲んだら酔うたら:酒にまつわるシーナエッセーの集大成

梅雨の田んぼ

 2週連続で雨の土曜日。梅雨だから仕方がないかも知れませんが、一週間で唯一運動らしきことをする土曜日だけは勘弁して欲しいものです。艱難汝を玉にす、とは言いますが、玉になったら坂道を転がり落ちてしまいますね。

飲んだら酔うたら

 本日は本当に久々にカテゴリー「本」です。どれくら久々かと言うと、2017年12月2日以来なんと5年半以上ぶりです。もともと通勤時間は読書タイムでしたが、筑波嶺に移住して長距離通勤となってからは、通勤時間=読書タイムになってしまい、それ以外の時間に本を読まなくなっていました。そんな訳で徒歩通勤とか短時間電車通勤となった昨今はなかなか本を読まなくなってしまい。

哀愁の町に霧が降るのだ

 あとスマホの登場は確実に影響しましたね。ソシャゲを始めてしまった日にはそりゃあもう…。やらなきゃいいんでしょうが、こちとらファミコン時代から40年近いゲーム歴なもので(笑)。“遊びをせんとや生れけん 戯れせんとや生れけん”(梁塵秘抄)…でも課金は身を滅ぼしかねないので、ほどほどに。

アド・バード

 それでも一応、眠る前にベッドでパラパラ程度には読んではいます。でも寝る前に神経が高ぶってはいけないので昔から呼んで内容を熟知している本とか肩の凝らない本ばかりです。そんな中、今回は珍しく新刊を買ったので紹介しましょう。例によって裏表紙の内容紹介です。

ビールのCM

 人生には酒に助けられる瞬間というものがある―――
 ドイツで、ロシアで、モンゴルで、東北で、沖縄で……
 世界中で飲んだ酒、日本のあちこちで飲んだ酒、どんな場所でも、その土地で作られた酒の味は格別。
 イラストも写真もたっぷり収録。
 読めば絶対飲みたくなる、極上の酒エッセイ!

魚を盗む猫

 椎名誠は好きな作家の一人で、“SF三部作”と呼ばれる「アド・バード」「水域」「武装島田倉庫」、自伝的作品「哀愁の町に霧が降るのだ」「新橋烏森口青春篇」「銀座のカラス」などの小説の他、“怪しい探検隊”シリーズなどのエッセイ、紀行文を結構読んできました。

怪しい探検隊

 個人的には作家というより日本や世界のあちこちを旅しては焚き火をして酒を飲みまくっている人という印象が強い(まんま怪しい探検隊のイメージ)のですが、340冊以上の本を出版してきて、これまで酒だけについて書いた本が一冊もなかったそうで、まるまる一冊酒だけの本を出そうということで本書が出来たそうです。

怪しい探検隊2

 第1章「世界のあちこちでこんなサケを飲んできた」はまさに世界の旅人・椎名誠の面目躍如で、なんか一年中世界を旅して暮らしている人のように思えます。職業・旅人で喰っていけるならうらやましい限りですが…妻子もいることですし、傍目にそう見えるだけでちゃんと地に足を付けているのでしょうが。この章で「ロシアのうまションビール」についても書かれているのですが、思わず膝を手で打って「知っている!」と叫びそうになりました。チェコのビールはとても旨いので、スラブ系だからビールがまずいとかいうことはないとは思いますが、私の赴任国(スラブ系)のビールも「うまション」でした。「うまション」とは、要するに馬の小便のことで、ビールがまだ馴染みのなかった時代、日本人はこう言って敬遠していたのだとか。飲んだことあるんかい!?とツッコミたくなりますが、色とか泡立ち方とかがまあそういう印象だったんでしょうね。その後ビールはすっかり日本人に馴染み、なくてはならない酒になりましたが…ロシアや任地のビールはビール好きが飲んでも「うまション」状態でした。あれから長い年月が経過しているので、今ではうまいビールもあるかもですが。

ロシアビール

 第2章「シングルモルトウイスキーの旅」は、シングルモルトウイスキーを訪ねてスコットランドのスペイサイド・アイラ島を訪れているほか、日本でもサントリーの山崎・白州蒸留所を訪れています。スペイサイドでは「ザ・マッカラン」と「グレンフィディック」、アイラ島では「ボウモア」と「ラフロイグ」の蒸留所で銘酒を堪能するシーナさん。実は私も最近ウイスキーにはまりつつあり、昨年の正月はバランタインの12年、今年の正月はサントリー・ローヤルと白州を飲みました。マッカランと山崎も飲んだことがありますが、来年の正月は「グレンフィディック」や「グレンリベット」といった初心者向きとされるシングルモルトを飲んでみるつもりでいましたが…「ボウモア」や「ラフロイグ」も検討しようかな。「ボウモア」はいけそうですが、「ラフロイグ」は癖が強いので好き嫌いが分かれるそうですが。

マッカラングレンフィディック

 第3章「ビールがいつも旅人を助けてくれた」は、酒の中でもビールが一番好きだというシーナさんが友人の沢野ひとしのイラストで連載したビールに関するエッセイがまとめられています。イラストのビールがモルツらしいのは、やはりそういうことか(笑)。昔、シーナさんはビールのCMに出演してて、釣った魚を盗んでいく野良猫がいい味を出していましたが、当時からサントリーだったっけ。さらにたどれば、ザ・マッカランもボウモアもグレンフィディックもラフロイグも日本ではサントリーが販売しています。うーん、サントリーの使徒。まあスポンサーがそうなら仕方がない。私はビール党ではないので、旅の途中で飲むのはハイボールとかチューハイなんですが、シーナさんのエッセイを読むとビールも悪くないかなと思ってしまいますね。

ラフロイグ
ボウモア

 第4章「さぁ今日もグラス囲んで黄金時間」は「月刊たる」という酒専門雑誌に連載した四方山話。日本や外国や、過去や現在の酒にまつわるあれたこれやで、寝小便しないよう、潜在意識があらゆる悪夢で起こそうとするという「悪夢のおくりもの」は特に身につまされました。私もかつて、いくらトイレで小便してもすっきりしないという夢を見たことがありますが、すっきりしちゃったらヤバイんですよね。今は家ではほとんど酒を飲まず、夜はハーブティーとか雑穀茶とかを飲んでますが、その場合は夜中に必ず目覚めてトイレに行くので悪夢の出る余地なしです。

山崎

 正月以外家で酒を飲まなくなってもう5年以上経ちましたが、別に酒が嫌いになった訳ではなく、飲みたくなったら旅に出かけてたりします。旅の車中でも軽く飲みますが、旅先のビジホ(ドーミーインがお気に入り)で“カイジの豪遊”のような一人宴会をするのが好きなのです。シーナさんはほぼ毎日酒を飲んでいるそうですが、私は飲酒後のダメージというか不快感の方がヤバくなってきたので、たまに飲む程度が良くなってきました。シーナさんはもうすぐ80才。傘寿というやつですね。改めて時間の流れに驚きますが、まあ体調と相談して飲んでもらえればと

白州
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