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2022年秋季アニメ序盤の感想(その2):恋愛フロップス/アキバ冥途戦争/後宮の烏

深まる秋

 扇風機仕舞いました。晩秋になってようやくかよとは我ながら思いますが、今年は10月になっても結構暑い日があったんですよね。なんか初夏→盛夏→スーパー盛夏→ハイパー盛夏→晩夏→晩秋と来たような記憶が。これで冬は結構寒いなんて予報がされているので、秋がなさ過ぎですね。一番好きな季節なのに。

打ち切り寸前

 それでは秋季アニメ序盤の感想の後半です。「4人はそれぞれウソをつく」はまだ2話しか放映されていないので、3話まで放映したら既に定評が確立している「SPY×FAMILY」と共に次回感想を上げたいと思います。「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」は、多分5話を見て視聴を打ち切ることになるのではないかと思いますが、打ち切らなかった場合は次回感想を上げます。「『艦これ』いつかあの海で」と「トニカクカワイイ-制服-」は11月の配信なので、序盤の感想はオミットするかも知れません。

恋愛フロップス序盤感想

 と、事務連絡が終わったところでまずは「恋愛フロップス」。これも放映開始が遅かったのでまだ3話までしか視聴していません。今期、放映開始が遅い作品が多いように思えますが、これもコロナのせいなんでしょうかね。本作は普通の男子高校生が、5人の少女たちとの恋愛模様に巻き込まれる姿を描いたオリジナルアニメ作品ということで、本年6月から漫画連載もされていますが、これが原作という訳ではないようです。

多国籍ヒロインズ

 舞台は近未来で、普通の男子高校生が、国籍も雑多な5人の少女たちとの恋愛模様に巻き込まれるという、昔のギャルゲーチックな展開となっています。中には「男の娘」もいるようですが、ボーイッシュだけど女の子なのか、やっぱり「男の娘」なのかはまだ不明です。

愛生
カリン

 どうやら主人公のパパンの差し金らしいのですが、パパンが何者なのか、5人がやたらと交際(ひいては結婚)を迫ってくる理由もまだ不明なので、そもそも主人公が本当に普通の高校生なのかも不明です。

モンファ

 ヒロイン達の国籍は、日本の他、アメリカ、中国、ドイツ、ブルガリア。ブルガリアっているのが意表を突いていますね。ブルガリアというと、私のイメージではヨーグルトとか新体操(昔強かったんです)なんですが、ヨーロッパ三大ブス国の一角と言った人もいました。他の2国はどこかと聞いたら、オランダとベルギーなんだそうです。三大美人国というのも聞いたんですが、フランスとポーランドとどこやらでした。今なら「あなたの感想ですよね?」「なんかそういうデータあるんですか?」とツッコむところなんでしょうが、まあ個人の見解なのかも知れません。「なんだろう、ウソつくのやめてもらっていいですか」とまでは言えない…

金元キャラが良い感じ

 閑話休題、伊藤美来(日本代表)、金元寿子(中国代表)、高野麻里佳(ドイツ代表)とこれまで「好きな声優さん」で取り上げた声優が3人もヒロインを務めているので、よっぽどダメダメでなければ視聴を継続する予定です。特に美人女教師を演じる金元寿子が非常に私好みの声の出し方をしているので、これを聞くためだけでも視聴する価値があるというもの。演技上仕方ないことですが、社畜さんとか「処刑少女」のモモはちょっと私の好みとはずれていたので。

アメリア
イリヤ

 本作は1話でやたら「ときメモ」を意識したような状況やセリフがあったので、もしや「ときメモ」をリメイクしたような作品なのかと思いましたが、2話以降は特に「ときメモ」色は出てこなくなりました。オリジナル作品なのでどういう展開なのか不明ですが、しばらくは各ヒロインに焦点を当てたエピソードが続く予感が。

問題の伊集院
伊集院レイ
早乙女好雄

 主人公の悪友兼情報源の伊集院好雄が案外色々知っているんじゃないかという気も。ときメモラーなら誰もがピンとくる「伊集院レイ」と「早乙女好雄」を2身合体させたとしか思えないこのキャラ名。そのままだと、実は大富豪伊集院家の跡取りにして高校の理事長の孫で、主人公の恋愛成就の手助けをしてくれてこの後ヒロイン候補になる妹(名前は優美)がいて、そして実は隠しヒロインというとんでもない正体が明らかになるはずなんですが…どんなもんでしょう?

アキバ冥途戦争序盤感想

 続いて「アキバ冥途戦争」。こちらもオリジナル作品。4話まで視聴。「プリコネR」や「ウマ娘」を遊ばせて貰っているCygamesと、名作アニメを何本も世に送っているP.A.WORKSがタッグを組んだ注目作です。

とんとことんの5人メイド

 Cygamesは一大ムーブメントを作り上げた「ウマ娘」がさすがにブームも落ち着いてきて、P.A.WORKSも最近の作品はちょっと外し気味な感がある(「白い砂のアクアトープ」はヒロインが好感を持てないタイプだったり、「パリピ孔明」は最初良かったけどラッパーが出てきたあたりから尻すぼみになった感があったり)ということで、何とか挽回して貰いたいところです。

ウマ娘一期

 なお、両者は2017年に「ウマ娘 プリティダービー」(第一期)でタッグを組んでいるので、初顔合わせではありません。諸事情によりゲームリリースはアニメ放映4年後となってしまい、実は私も視聴したのはゲームリリース後の昨年だったんですが、アニメ自体は良く出来ていたと思います。

クズ店長
ゆめち
しぃぽん

 P.A.WORKSというと「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」といった「お仕事シリーズ(働く女の子シリーズ)」が有名ですが、本作もメイドに憧れて秋葉原にやってきた和平なごみを主人公にしたメイド喫茶でのお仕事奮闘記とも言え、「お仕事シリーズ」の一環と言えばそうなんですが…そうなのかなあ?

オタ芸風殺戮の嵐
血まみれなごみ

 一言で言うと「“名状しがたき”アニメ」ですね。なんだその旧支配者みたいなフレーズはとツッコまれそうですが、本作におけるメイドは我々の世界のメイドとは違うんですよ。メイド達のルックスとか制服姿は我々の概念とは異なりませんが、各メイド喫茶はヤクザの二次団体、三次団体といった感じで、それらを束ねる大組織の傘下にあり、上納金とか対立グループとの抗争は日常茶飯事で、普通に殺人が横行しています。

なごみ

 主人公和平なごみは我々の世界のメイド観そのままにこの世界に飛び込んでしまっているので、もしかすると異世界転移でもしているのかも知れません。なごみが親しくなった別系列組織の可愛いメイド・ねるらによれば、「メイドに暴力はつきもの」だそうなので、この世界ではなごみの認識がどうかしているのでしょう。

嵐子

 なごみのルームメイトにして35歳のメイド・万年嵐子がメイド界の高倉健か菅原文太かと言った恐ろしい戦闘力の持ち主で、主にこの人の活動によりなごみはメイドというものの真実を知るという感じになっています。

ねるら

 舞台は1999年の秋葉原で、こんな頃からメイド喫茶あったかな?と疑問に思いましたが、異世界らしいのでまあいいでしょう。1話冒頭では1985年にメイド喫茶店長が若き日の嵐子の前で射殺されているので、この世界ではずっと前からメイド喫茶があった模様。

1話死亡コメント

 嵐子は敵対組織を容赦なく潰すだけでなく、現在のメイド界隈にも文句があるようで、「メイドカフェ とんとことん」に入ったのも、その上部組織である「ケダモノランドグループ」のドン・凪になにやら因縁があるからではないかと思われます。14年前に店長を射殺したヒットマンが凪なのか。

2話死亡コメント

 本作は毎回豪華ゲスト声優が登場するのがお約束で、1話で嵐子に潰された「チュキチュキつきちゃん」の店長が竹達彩奈、2話でイカサマをしていた「メイドカジノ」のディーラーが小松未可子。3話に登場した「アキバふわふわぁすい〜とくらぶ」(略称「アキバふぁいとくらぶ」)のオーナーが生田目仁美、4話で「とんとことん」に指導に来た「ケダモノランドグループ」の調教師が小林ゆう。これは毎回のゲスト声優を楽しみにする作品なのかも。なお、小林ゆうのキャラ以外は全員死亡(笑)で、小林ゆうのキャラも逃げ切れるかどうかは微妙。

3話死亡コメント

 メイド喫茶が組で、メイドがヤクザ、上部組織の構成員がオタクということならそれはそれでとも思いますが、別途ヤクザみたいな男達もいるので、そのあたりの混在ぶりがちょっと残念。ヤクザは全員メイドとか地下アイドルといった女の子達で統一しておけば良かったのに。

後宮の烏序盤感想

 今回最後は「後宮の烏」。4話まで視聴しました。中華風王朝の皇帝や後宮を描いた作品で、これこそ本家の中華アニメがやればいいのにという気もしますが、原作は白川紺子のラノベで、アニメ制作はバンダイナムコピクチャーズという、日本サイドで固めた作品です。

クーデター

 中華王朝が舞台というと、いつの時代よと考察したくなりますが、おそらく「中華風」なだけで特定の王朝をモデルにしたものではないような。むしろ「十二国記」風と言った方がいいのかも。

烏妃
宦官連れの皇帝

 皇太后が牛耳って専横を極めた某王朝で、先帝の息子ながら廃太子とされていた夏高峻が、臣下の支持を受けてクーデターを起こして皇帝位に就きます。皇位就任直後でもあり后妃はまだいませんが、後宮には「烏妃」と呼ばれる特別な妃がおり、皇帝と同衾しない代わりに様々なオカルト系業務を担っているということで、興味を持った皇帝はしばしば烏妃の下を訪れることに。暇か皇帝。

皇太后処刑

 1-2話は前後編で幽閉中の皇太后の処遇を決めるためのエピソードで、これにより皇帝は動かぬ証拠を握って皇太后を処刑し、権力を確固たるものにしました。その後は1話完結型ですが、先帝時代とか皇太后専横時代の悲しいエピソードが続いており、現皇帝としては“過去の清算”に近いような。

本当は白い髪の烏妃
先代の烏妃

 烏妃の名は柳寿雪で、白い髪を黒く染めたまだ若い女性ですが、白い髪は前王朝の王族の特徴らしく、王朝交代期に根絶やしにされた中の生き残りのようです。となると、現王朝もそんなに長いわけではなく、せいぜい3代目といった感じでしょうか。柳寿雪も烏妃としては少なくとも二代目で、先代は初老の女性として回想場面に登場していました。烏妃のような特殊な役職(?)が王朝が交代しても存続するのかどうかは不明ですが。

蓮の花で呪術

 柳寿雪は髪に挿した花を使って呪術を行使しており、髪に挿した花は二つだけなので、一時に行使できる呪術は最大二つということに。皇帝は頻繁に後宮に来ており、彼専用の場所なのでそれはいいのですが、護衛の男もついてきています。これはいいのかと思ったら、どうやら宦官のようです。中華王朝ならそういうことになるか。日本は古代中国の王朝から様々な文物を学びましたが、宦官と纏足は取り入れませんでしたね。他にもあるかも知れませんが、これは実に良い判断だったなあと思います。

雲花娘

 后妃はいないものの、後宮最上位の存在として雲花娘がいますが、この人は皇帝の幼なじみながら、恋人を亡くして行き場所のないので後宮に入れただけで、皇帝と関係はなさそう。CV上田麗奈なのにもったいない。今後皇帝と烏妃のラブロマンス化していくのか、後宮周辺で起きる怪事件を解決していく探偵譚になるのか、あるいはその両方なのか。基本女性向けかなと思われますが、おじさんが見ても悪くはないです。

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