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好きなアニメキャラ(その143):アリアドア(慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜)

サマーレイン

 3週間も続いた猛暑日も水曜日の雨で一段落し、再び猛暑日は戻って来たものの、朝夕はだいぶ過ごしやすくなってきた(あくまで従来比)ように思えます。欲しいですね、秋の囁きとか小さい秋みつけた的なものが。2~3月頃には一雨ごとに暖かくなるなんて言いますが、この時期は一雨ごとに涼しくなって欲しい。

慎重勇者

 さて本日は「好きなアニメキャラ」で、先週土曜日同様「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」から、大女神アリアドアを紹介したいと思います。

アリアドア

 アリアドアは前回紹介した女神リスタルテの姉的な存在で、リスタが女神となって100年程度という“業界的”にぺーぺーな新参者なのに対し、女神となって数千年というベテランで今までに300もの世界を救ってきた大女神です。愛称はアリア。

アリアのGカップ
リスタはDカップ

 母性的で美しい姿をした赤毛の女性で、リスタ曰く推定Gカップ。なおリスタは自己申告でDカップだそうで、決して小さくはない(というかかなりグラマー)のですが、相手が悪い。

にっこりアリア 

 リスタは治癒の女神ということで回復能力を持ちますが、アリアドアは封印の女神で、封印するだけでなく隠れた力を開放するような封印解除を得意としています。既にリスタの記事で触れたように、これまでの経歴で唯一救えなかった難易度Bの異世界イクスフォリアのことを心残りとしており、魔王に殺された勇者一行の王女ティアナを大女神の権限で女神に推薦し、これによりティアなはリスタとして女神に転生することになりました。

聖哉と再会
ポットを落とすアリア
聖哉に誑かされたか

 イクスフォリアを救済するためにアリアが召喚したのが、当時は全然慎重ではなかった竜宮院聖哉でした。今回リスタが難易度Sのゲアブランデを救済するために召喚した勇者が彼だったことを知り、紅茶のポットを取り落とすほどに動揺していました。当時の記憶を失っているリスタはなぜアリアがこれほど動揺しているのか見当もつかず、聖哉のルックスに誑かされたとか思っていました。

イシスター

 しかし、最終盤で統一神界を治める最高位の予知の女神イシスターが明らかにした事実により、リスタは全てを知ることになります。

当時のアリア

 当時は勇者が聖哉、担当女神がアリア、そして勇者一行に後から加わったのがティアナ王女でした。向こう見ずながらも結果を出し続けていた聖哉とティアナは恋仲になり、魔王と対決する頃にはティアナは聖哉の子を身籠もっていました。そして聖哉の向こう見ずは最後の最後に悲惨な結末をもたらすことに。

魔王に喰われるアリア

 その際アリアもティアナも魔王に食い殺され、その後聖哉も殺害されたと思われます。女神や勇者は統一神界に本来の魂(ディバインソウル)が保管されているために復活可能ですが、勇者とはいえ人間の聖哉は召喚時の記憶を失ってしまいました。それでもその痛恨時はトラウマとして魂に刻み込まれ、ありえないほど慎重な性格に豹変するに至ったようです。

ロングヘアのアリア

 当時のアリアはロングヘアだったんですね。この失敗を機に今の長さに髪を切ったのでしょうか?

セルセウス

 こういう経緯があるので、大女神のアリアはリスタが誕生した当時からなにくれと面倒を見ていたようで、リスタからは姉のように慕われています。今回ゲアブランデ救済に挑むリスタと聖哉にも非常に協力的で、聖哉の修行相手として剣神セルセウスや軍神アデネラを紹介したり、パーティーメンバーとなったマッシュやエルルの才能開花を行ったりしました。

激情のアリア

 最終盤、イシスターが聖哉を助けるために神界の掟を破ってしまったリスタに罰を下そうとした際にも、アリアは弁護人のようにリスタを庇い、穏やかないつもの表情を一変させ、涙目でイシスターに食ってかかっていました。

涙のアリア

 悲しみは神にもあるんですね。なによりもそれを当事者であるリスタと共有できなかったのは辛かったと思います。他の神はそこまで考えてそうにないのですが、外見と内心はまた別なのかも。

ウインクアリア

 アリアについてはリスタの“中の人”豊崎愛生がインタビューで「この作品のかわいいヒロイン枠だと思います。」と語っています。リスタも素材自体は悪くないのですが、なにしろ顔芸の嵐なので…

ヒロインと呼びたくないリスタ

 いくら瞳がキラキラしていても、こんなのをヒロインとは呼びたくないですよねえ…

セルセウスその2

 ところで本作、たくさんの神々が登場するのですが、ちょいちょい元ネタが推測されるようなネーミングです。例えば、聖哉やマッシュに稽古をつけた剣神セルセウスはギリシャ神話の英雄ペルセウス。

火の女神ヘスティカ

 エルルに炎の魔法を教えた火の女神ヘスティカはギリシャ神話の竃の女神ヘスティア。「ダンまち」でもおなじみの女神ですね。

ヴァルキュレ

 統一神界最強とされる破壊の女神ヴァルキュレは北欧神話の戦乙女ワルキューレ(英語読みでヴァルキリー)。本来ワルキューレは個体名ではありませんが…

軍神アデネラ

 聖哉に神速の絶技・連撃剣(エターナル・ソード)を教授した軍神アデネラはギリシャ神話の戦女神アテナ。88人の聖闘士を従えてるとかいないとか(笑)。作中では聖哉のせいで途中やたらキュートになった後、闇墜ちしていました(元に戻ったとも言う)。

弓の女神ミティス

 弓の女神ミティスはギリシャ神話の月の女神アルテミス。月といえば!ということなのか、CVは三石琴乃でした。一見清楚な女神なんですが、アリア曰く「召喚された勇者を片っ端から攫って性的に食べまくった淫乱女神」(笑)。

ミティス様の変貌ぶり

 この変貌ぶりにはリスタもびっくり。ちなみに本作では女神と人間の性行為は絶対の禁止事項とされていて、もし破ると一発退場なんだそうです。それにしては当初から聖哉との性的なあれやこれやを妄想していたなリスタは。

玉座のイシス

 統一神界を治める予知の女神イシスターはエジプト神話の豊穣の女神イシス。オリジナルの女神に比してやたらBBAになっていますが、まあアデネラやミティスよりはましか。

にっこりアリア

 肝心なアリアドアですが、これはギリシャ神話に登場するアリアドネでしょう。クレタ王ミノース(冥界三巨頭!)と妃パーシパエーの王女で、かのミノタウロスとは父の異なる兄弟姉妹ということに。ミノースはゼウスの子で、パーシパエーも太陽神ヘリオスの子なので、当然アリアドネも神の血を引くことに。

テーセウスとアリアドネー

 ミノタウロス退治にやって来たアテナイの王子テーセウスに恋をして、結婚を条件に糸玉をたぐりながら迷宮を進むことを教えたので、テーセウスはミノタウロスを倒して迷宮から脱出することができました。二人は一緒にクレタを脱出しましたが、その後は諸説あって、酒の神ディオニュソスがアリアドネに恋をして略奪した(NTRだNTRだ)とか、テーセウスが置き去りにした後でディオニソスが妃にしたとか。

リンかけのテーセウス
ハートブレイク・キャノンその1
ハートブレイク・キャノンその2

 余談ですが「リングにかけろ」に登場して剣崎順と戦ったギリシャチームの副将テーセウスのフィニッシュブローは「ハートブレイク・キャノン」でした。心臓目掛けてパンチを打ち込むだけでなく、空高く吹き飛ばした後でコーナーポスト直上から落下させて鉄柱を心臓に直撃させるという荒技でした。威力はギャラクティカマグナムと互角。この技名は、テーセウスがアリアドネと破局したという神話に由来するのでしょうか…

ミティスはヤバい
ヤバいよヤバいよ

 アリアドネはアルテミスに射られて死んだという説もあります。その後ディオニソスが冥界からアリアドネを引上げて妻にしたとか。ああだからアリアはミティスを忌み嫌っていたのかなんて思ったりもして。作中温厚なアリアがミティスに関してだけはやたら辛辣なんですけど、作者は神話のこのエピソードを踏まえているのかも。

山村響

 アリアのCVは山村響。この人が演じた「荒野のコトブキ飛行隊」のザラも3年前の「好きなアニメキャラ」で紹介済み(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1705.html)です。

山村響その2

 当時は「好きな声優さん」で取り上げるには知っているキャラがまだ少ないと思っていましたが、だいぶ増えてきたようなので近日取り上げることにしましょう。なのでこの人についてはこれ以上触れませんが、ちょっと色っぽいキャラを演じさせると実に映える人だなあと思います。「異種族レビュアーズ」のデミアとかね。
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