記憶に残る一言(その150):モンキー・D・ルフィのセリフ(ONE PIECE)

早くも猛暑日が襲来したようです。我が高松も30度超え。正直真夏が今日くらいならなんとか耐えられるんですが、そんななまやさしいものではないのが夏将軍。ゴルゴ13並に無口になったらマスクなしで外出していいということでコンセンサスが形成されないものか。

本日は「記憶に残る一言」です。前回に続いて「ONE PIECE」から、主人公ルフィのセリフを紹介しましょう。

上記画像でも中央にいるトニートニー・チョッパー。「麦わらの一味」5人目の仲間で、船医をしています。トナカイですが、鼻が青かったため仲間はずれにされ、さらに動物系悪魔の実「ヒトヒトの実」を食べたことで「トナカイ人間」になったことで、人からトナカイからも迫害されることに。医者に助けられたことで医術を学び、どんな病気でも治せる「万能薬」のような医者になることを夢見ています。

出身地は“偉大なる航路”にあるドラム島。師であるDr.くれはと共にドラム王国跡地であるドラム城を根城とし、重病人の家に押しかけては問答無用で治療し、法外な医療費を奪っていくという生活を送っていた。押しかけブラックジャックか。

麦わら一味は病気になったナミの治療のためにドラム島に上陸。吹雪の中、決死の思いでドラム城までやってきた彼らを治療します。

その後、元国王のワポルがドラム城に戻って来たため、ルフィの協力を得て撃退。ルフィに面白い奴と気に入られて仲間に誘われます。

しかし、これまで人間から化物扱いされてきたことはチョッパーのトラウマとなっており、誘いを断って逃げ回ります。「コラ待てバケモノ!!!」ってお前…


しつこく追ってくるルフィ。ストーカーかよ。そして遂に見つけます。

「おいお前いっしょに海賊やろう!!」と言うルフィに対し、「…無理だよ…」と答えるチョッパー。いかに自分が変わっているかを強調します。

仲間になれない理由を重ねて強弁するチョッパー。「誘ってくれてありがとう…おれはここに残るけど…いつかまたさ…気が向いたらここへ」と言いかけるチョッパーに問答無用で叫んだルフィのセリフが今回の記憶に残る一言です。

「うるせェ!!!いこう!!!」実は心のどこかではこういう問答無用の勧誘を待っていたんでしょうね。心を動かされたチョッパーはルフィに口説き落とされて仲間に加わることに。

この時、小さいコマでぼそっとツッコミを入れているゾロのセリフもいいですね。「うるせェって勧誘があるかよ」。確かにそうだ(笑)。


航海に怪我や病気はつきもの。メンバーに船医がいることは非常に重要ですよね。さすがルフィ船長、ナイス判断!!と言いたいところですが、実はルフィはチョッパーが医者とは知らず、単なる「七段変形面白トナカイ」という理由で勧誘していたのでした。コックのサンジに至ってはなんと「非常食」。それは仲間と呼ぶべきモノなのか?

こういう強引なセリフで引き寄せられたら楽ですよね。ブラック企業なんか「うるせェ!!!働こう!!!」なんて。或いは内定辞退者に「うるせェ!!!入ろう!!!」とか。それで上手く行ったら笑いが止まらない。

ではネットで見かけたネタです。まずは合コン編。合コン勧誘を断られたら「うるせぇ!!!」。でもあっさり他の人を誘うのね。じゃあなんのための「うるせぇ」なのか。言い訳がくどかったから断ち切るため?

「けものフレンズ2」編。これは批判を受けたイエイヌの話ですね。「もう一度ヒトに会いたい、一緒に遊びたい、一緒に過ごしたい」という純粋な願いを抱いていたイエイヌは結果的に主人公キュルルを拉致することに。そこから色々ありましたが、ビーストに襲撃されたキュルルを守るために立ち向かうイエイヌは、力及ばず負傷。その後キュルルの仲間であるサーバルとカラカルが駆けつけて難を逃れます。イエイヌはキュルルを仲間から引き離すようなことをしてしまったことを反省し、「おうちにおかえり」と言ってくれと懇願。イエイヌは3人に見送られながら「おうち」へ駆けて行ったのですが…ネットではイエイヌが可哀想と大炎上。確かに「おうちにおかえり」ではなく「一緒に行こう」と言っていたなら。クズという定評があるキュルルですが、本当にクズなのはスタッフ…おや、誰か来たようだ。

BOKETEより。「天空の城ラピュタ」のパズーです。「うるせェ!!!いこう!!!」と言われてなおクールにこう返せるパズーはある意味男前だ。そんなことを言っていた君が後年「海賊王に、俺はなる!」と公言するようになるとは(パズーとルフィは“中の人”が同じ)。心は変わるものだ…

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