好きなアニメキャラ(その135):ティロリロ・リリリ・ルー(異世界美少女受肉おじさんと)

もうすぐ2ヶ月。なお終息の見えないロシアのウクライナ侵攻ですが、高松琴平電気鉄道(通称ことでん)がウクライナ国旗と同じ配色のラッピング車両を走らせています。国営ウクライナ鉄道はなお列車の運行を継続しており、多数の避難民を運んでいる反面、殉職する鉄道員が相次いでいるとか。ウクライナの鉄道員の命がけの働きを応援するという趣旨だそうです。金刀比羅宮に行くならこれに乗りたいですね。

本日は「好きなアニメキャラ」です。2022年冬季アニメ「異世界(ファンタジー)美少女受肉おじさんと」からティロリロ・リリリ・ルーを紹介しましょう。

もの凄く適当に命名したとしか思えない名前ですが、主人公の日向と神宮寺が召喚された場所に近い森に住むエルフ族の頭目です。このエルフ族は、二人を召喚した「愛と美の女神」の眷属を自称しているので、この森とその周辺は「愛と美の女神」の縄張りのようなものなのでしょう。

ティロリロは「愛と美の女神」の眷属というだけあって、己の美貌を誇っていますが、森が全焼しているのにも気付かずに朝まで爆睡しているなど、かなりお間抜けです。

森が焼けたのは森のそばにあった盗賊団アジトでの火の不始末のせいですが、そんなものがすぐ側にあったことも気付かなかったのでしょうか。盗賊団に襲撃されていた付近の村に事情聴取に向かったところで日向達と出会います。日向は「愛と美の女神」が召喚した勇者なのですが、そういう話は全然聞いていなかった模様。本当に眷属なんでしょうか。


さらに森の守護神を神宮寺が殺して毛皮にしているのを見て激昂。森の守護神というなら「愛と美の女神」と関わりがあるような気がしますが、日向達を問答無用で襲撃していたし、とにかくキモい獣なのでちょっと眉唾ものの気もします。なお神宮寺がパンチ一発で倒しています。まさにワンパンマン状態。

お付きのエルフはサテイナとウルティナ。二人とも結構可愛いです。ティロリロの変人ぶりにはかねて振り回されてきたらしく、ちょっと引き気味。

日向達にクレームを入れるティロリロ。なぜかついでに自分の美貌を誇示します。この辺りが変人の面目躍如なんでしょう。日向をライバルと見なし、どちらが美人が村人に決めさせようとしますが、惨の敗。視聴者的には良い勝負という気もしますが、なにしろ日向は「愛と美の女神」直々に「絶世の美貌」の加護を受けているので、異世界人的には勝負になりません。

ぶち切れたティロリロはお前さえいなければと“白雪姫の継母理論”で日向を攻撃。自分の髪に魔力を載せた弓攻撃は結構強力そうですが、あっさら避けられました。


神宮寺は投石で対抗。彼が投げると佐々木朗希もびっくりの豪球となってティロリロ自慢の髪を切り落とします。髪はエルフの象徴だとか。石は後の大木にも大穴を空けていたので、当たり所が悪かったら…

無残な敗北を喫したからには集落に戻れないと、日向たちを追って一人出奔するティロリロ。なんかシリアスで格好いいシーンですが…基本的に髪を切り落とされた私怨全開なので、お付きの二人にもあきれられていました。


余談ですが、森の守護神は毛皮を売り払われただけでなく、肉もしっかり酒の肴に利用されていました。知らずに食べた日向曰くワイルドで結構うまいそうなので、ジビエみたいなものなんでしょうか。

ここまでが2~3話。再登場はちょっと空いて6~7話。なぜか奴隷商人に掴まっていました。ティロリロは結構強いはずなのに、追跡行の間にいろいろ苦労があった模様。


ティロリロが売られたのは海辺の村。買った村人が迫ります。美しいエルフが捕らえられたとなれば、オークと女騎士でおなじみの「くっ殺せ!」的どエロ展開かと期待(?)するティロリロ。しかし実際は神への生贄として捧げられるとのこと。しかし美貌を褒められるとまんざらでもない表情になりますが…

別の村人が攫ってきたのは日向。またお前かと激昂するティロリロ。生贄を見つけて来た村人が次の村長になれるのだそうで、どっちが綺麗かと勝負になりますが…

ティロリロを攫った村人があっさり負けを認めてまたしても日向の勝ち。「簡単に諦めるな~!」と怒りにまかせて縄をぶち切るティロリロ。お前いつでも逃げられたんでは…。このセリフ、とってもイントネーションが素晴らしい。

この村、長い不漁に苦しんでいたところにイカの化物が現れ、生贄を対価に豊漁を約束したことで神として崇められるに至ったのだそうです。しかしこの世界のイカ、とってもグロいですね。味はおいしいらしいですが。

巨大イカの化物を退治するために共闘することになったティロリロと神宮寺。しかし神宮寺の採った方法は“釣り”。餌としてティロリロを海に投げ込みます。「メガネ貴様~!」ひ、ひでえ!日向以外には徹底した塩対応の神宮寺。


海に浮かぶこと数時間。ようやく現れたイカの化物。実に巨大。そしてあっさり食われてしまうティロリロ。

それを力任せに釣り上げる神宮寺。空中を飛んだイカの化物は生贄を捧げる祭りに使うイカの木像に突き刺さります。大量の血ならぬ墨を吐く化けイカ。

なお動けるイカの化物は今度は日向を捕らえて食おうとします。必死に踏ん張って耐える日向。今度はイカの口からティロリロが登場。墨まみれになっていますが無事だったんかい。

神宮寺が投げたダマスカス包丁(日向の自室にあったもの)を受け取るティロリロ。穴あき包丁よりは説得力あるな(笑)。


迫り来るイカの触手を一閃撃破。今宵の斬鉄剣の切れ味はひと味違うぞ。なぜか身体の墨も一瞬にして消える。そしてたいまつの火で火刑に処します。アツゥイ!!

ティロリロはイカ焼きが好物のようです。「一応我らの神なんですが…」という村人に「こんなおいしい神がいるか!!こんなもんただのデカいイカだ!」と吼えます。その言葉にたちまち覚醒する村人達。

そして次の村長に選ばれたのはティロリロでした。生贄から村長って、何ランクアップなんだろう。アニメではここで出番は終わりましたが、原作ではなおこの先も登場するようです。二期が制作されたら再登場が期待できますね

CVは美人声優藤井ゆきよ。1985年5月8日島根県生まれで神奈川県出身。中学時代に演劇部に入っていましたが、いきなり役者になる勇気はなくて舞台照明技術者として働いていたという代わった経歴を持っています。

なんといってもミス・インターナショナル日本代表選出大会(2008年度)の出場経験があるというのが凄いです。

テレビドラマに出演する傍らで声優業も行い、2011年に青二プロダクションに入って以降、本格的に声優業を開始しました。2013年の劇場用アニメ「サカサマのパテマ」で初主演。2014年以降はテレビアニメでもメインキャラ役を充てることが増えています。

個人的には2017年冬季アニメ「けものフレンズ」でのアルパカ・スリの演技でこの人を知りました。栃木弁のような独特の口調でしゃべり、視聴者の間では栃木に「那須アルパカ牧場」があるからだと話題になりましたが、実際には特にそのことを知らなかった藤井ゆきよが“田舎のおばあちゃん”風に行ったアドリブがそのまま採用されたのだそうです。

今はなんと言っても「ウマ娘 プリティーダービー」の駿川たづな役で有名ですね。皆さんガチャの度に祈ったり罵ったりしていると思います。時速70キロで走るウマ娘に追走できる脚力を持っていることからウマ娘疑惑が強く囁かれており、元ネタは10戦10勝で無敗のまま急死して“幻の馬”と称された「トキノミノル」ではないかと目されていますが、いつか明らかになる日は来るのでしょうか。

「好きな声優さん」でぜひ取り上げたい一人なんですが、ここまで出演作品と私が視聴する作品との相性が良くなくて…。もうちょっと出演作を見られたらぜひ。
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