好きな声優さん第7期(その7):Lynn~競馬が強い美人ハーフ声優

梅が咲くと、花の蜜を吸ってるらしいメジロが周辺を飛び回ります。花札に“梅に鶯”の札がありますが、あれは明らかにメジロですよね。メジロは綺麗な緑色ですが、鶯はもっと地味な色合いです。鶯の鳴き声は今のところ聞けないですね。

本日は「好きな声優さん」です。今回はLynnを紹介しましょう。Lynn(リン)は1992年6月1日に神奈川県横須賀市で産まれ、新潟県育ち。パパンがアメリカ人でママンが日本人のハーフです。

早くも保育園時代には芸能界に憧れを持っていたそうで、小学生時代に芸能事務所のオーディションを受けています。声優を目指したきっかけは、当時好きだったアニメ「犬夜叉」と「名探偵コナン」で、犬夜叉と江戸川コナン(工藤新一)を同じ声優(山口勝平)が演じていることを知ったことだそうです。特に犬夜叉については“恋に落ちたキャラ”だったそうです。

高校生時代は、新潟から新幹線で東京にある声優事務所付属の養成所に通い、高校卒業後に製油事務所所属となりました。最初の仕事は外画の吹き替えで、2012年に「NARUTO -ナルト- 疾風伝」でテレビアニメにデビュー。初のアニメレギュラーは2014年の「さばげぶっ!」の経堂麻耶役でした。主役を演じたのは2016年の「競女!!!!!!!!」の神無のぞみ役ということで、若手の頃は結構下積みが長かった様子です。

趣味は映画鑑賞、写真、卓球、おしゃれとしていますが、その他に競馬も挙げています。2020年1の凱旋門賞では、オッズ1010.8倍の三連単馬券を的中させ、2021年の大阪杯では、オッズ1062.1倍の三連単馬券を的中させています。オッズ100倍で万馬券と言いますが、1000倍となるとさしずめ10万馬券。それぞれで100万円超の配当を得たそうですが、それが知れたら急に友人知人が連絡してきそうです。

ちなみに「ウマ娘 プリティーダービー」では「スーパーカー」の二つ名を持つマルゼンスキー(プレイヤー達からは“激マブ”と呼ばれます)を演じていますが、大阪杯の勝ち馬はマルゼンスキーの血統だったとか。しかし後で知ったと言うことで、マルゼンスキーに関係あるから馬券を買ったということではないそうです。生粋の予想師か。

愛称は“リンちゃん”。演じるキャラクターの幅は広いですが、セクシーなキャラ、特に巨乳キャラを演じることが多いとか。デビュー直後から出演作は比較的多かったものの、主演級が増えたのはここ5年くらいでしょうか。

それでは私が知っているLynnが演じたキャラですが、出演作が多いせいもあって非常に多いので、メインキャラに絞って紹介することにします。例によって原則古い順です。まずは「ハイスクールフリート」の宗谷ましろ。あだ名は「シロちゃん」

本作は坂本龍馬が暗殺されなかった世界線の世界で、第二次世界大戦が発生しないなど、現実世界とはかなり違った発展を遂げた世界です。宗谷ましろは物語の舞台となる陽炎型駆逐艦(本編では航洋直接教育艦と称されますが)晴風の副長で、本来優秀な人なのに、入学試験の成績があまり良くない者が集まる晴風に配属されたのは、回答欄を間違えて答えを記入したからのようです。幼少期から事あるごとに不幸に巻き込まれており、運のなさにコンプレックスを抱いています。口癖は「ついてない」「不幸だ」。「あんハピ♪」からお誘いが来そう。

「風夏」のヒロイン秋月風夏。非常に明るく元気な少女で、やりたい事が見つからず悩んでいたところを主人公榛名優に声質を褒められた事がきっかけでバンドを組むことに。

原作では初ライブ当日にトラックにはねられて帰らぬ人となってしまうという衝撃展開を迎えましたが、アニメでは轢かれそうになるものの間一髪で助かり、初ライブを成功させます。原作では死後に碧井風夏という同名の別人にヒロインの座を奪われてしまいます(しかも秋月風夏をはねたトラックの運転手の娘らしい)が、アニメでは最後までヒロインの地位を維持しました。しかしそこまで原作とアニメが乖離した作品というのもスゴいですね。

「亜人ちゃんは語りたい」の小鳥遊ひまり。亜人ちゃんトリオの中でもメインに位置するおしゃべり好きでお調子者な「ヴァンパイア」の小鳥遊ひかりの双子の妹です。ひまり自身は普通の人間で、成績優秀で礼儀正しくしっかり者で、ひかりとは対照的な性格となっています。

ひかりには説教ばかりしているという感じでしたが、基本的に姉妹関係は良好です。本作の亜人は社会的弱者であることが多く、ひかりも貧血になりやすい、直射日光に弱いといった弱点があるのですが、ひまりはひかりをを守ろうとする意識を強く持っています。

「エルドライブ【elDLIVE】」のニノチカ。本名はニーナ・ミハイロヴナ・パーヴロヴァ。本作のヒロイン其方美鈴の同期で宇宙警察エルドライブ太陽系方面署捜査第5課の巡査です。

黒髪ロングの清楚な美少女ですが、戦闘時等はやたらに露出が激しくなります。まあそういう作品なんですが。キャストは豪華だったもののアニメは低予算だったらしく、バトルものなのに紙芝居のように動きが少なくて迫力がなく、純粋につまらないなどと酷評されました。円盤は大爆死。

前出の「ウマ娘 プリティーダービー」のマルゼンスキー。2nd seasonにもゲーム版にも登場しています。アニメ第1期においては、トレセン学園最強と目されるチーム〈リギル〉に所属。日本競馬史においては最強馬の一角とされますが、海外からの持込馬ということでクラシック三冠競走には出走できず、8戦8勝で無敗のまま引退しました。その強さは、当時の競馬界にあっては“市販車のレースにF1マシンが1台参加するようなもの”と評されています。

他のウマ娘達から慕われるお姉さんキャラですが、それもそのはず、リアルではサクラチヨノオーの父で、スペシャルウィーク、ライスシャワー、ウイニングチケットの祖父に当たります。ウマ娘世界ではこういう関係の場合、相互に“不思議な縁を感じる”らしく、アニメではシンボリルドルフとトウカイテイオー(リアルでは親子)、メジロマックイーンとゴールドシップ(リアルでは祖父と孫)で顕著に表現されていました。

1974年生まれとウマ娘のモデルとなった競走馬の中では最古参ということもあり、死語を口走ったり、周囲とのセンスのギャップに狼狽えたりしています。リアルの活躍はバブル期よりずっと前なんですが、“昭和”のくくりのせいかやけにバブリーなイメージを持たれています。ゲームでぜひ育成したいのですが、まだ持てていません。しかし、幸いゲットできたサクラチヨノオーのシナリオで重要な役柄で登場する上、本気になった時の圧倒的な強さを見せつけてきます。

「あかねさす少女」の灯中(とうなか)優。主人公土宮明日架の幼なじみで、成績はトップクラスながらおとなしく控えめな性格です。大人っぽい印象でグラマー。

本作に登場する平行世界(フラグメント)にはユウという、優そっくりな存在がおり、当然こちらもLynnが演じています。性格は好色的で服装も露出度が高く、優とユウはそりが合いません。通称「エロ・ユウ」。アニマックス開局20周年記念作品で、アニメ放映と同時期にスマホゲームも作られるなど、期待は高かったようですが、ゲームは4ヶ月弱という超短命でサービス終了…。“○周年記念”とかを冠した作品は総じてヤバい感じが。タツノコプロ創立55周年記念作品「エガオノダイカ」とかね。

「私に天使が舞い降りた!」の松本香子。「好きなアニメキャラ」で取り上げようか悩んだんですが…。主人公星野みやこの自称友人ですが実態はストーカーです。確かに同じ高校に通っていましたが、香子は一方的にみやこに執着していたものの、みやこには過去の記憶の片隅にあった程度でした。

登場は6話でしたが、実は1話から5話までさりげなく登場していたというのがまさにストーカー。みやこの自宅前を散歩していたり、隣家の引っ越し業者の一人だったり、夏祭りの露店でチョコバナナを売ってたり。すごくインパクトがあって傍で見ている分にはとても面白いキャラなのですが、本当に好きかと言われると…。
ニコニコ動画にその不審者ぶりを示した動画が上がっていました。

「ぼくたちは勉強ができない」の桐須真冬。昨年3月14日の記事で「好きなアニメキャラ(その113)」(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1758.html)として紹介済みです。原作漫画連載中に2回行われた人気投票でいずれも1位という大人気キャラでした。

アニメでは「うるかエンド」でしたが、原作はマルチエンディング方式(「アマガミ」みたいだ)を採用しており、うるかルート「白銀の漆黒人魚姫編」の完結後に各ヒロインのルートを描いており、桐須先生ルートも「氷の女王編」として登場し、主人公成幸と結ばれます。余談ですが極度のブラコンだった成幸の妹・水希のルートは当然ながらありません。み、水希…妹には嫁ルートを突破する性能はない。気の毒だが…

「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」のメディ。本名は愛莉瀬(えりーぜ)。巨乳かつ清楚で儚げな外見ですが、内面には凄まじい負の感情を秘めた、腹黒い性格のリアル女子高生です。

教育ママ(死誤かな)の母親から「常に一番であり続ける」ことを強要され、強いプレッシャーに曝されていました。本人も「これは娘である自分のため」と信じていましたが…ママンの本音を聞いたことでドラゴンへと変貌し、負の感情のまま暴れ回ることに。

「魔女の旅々」のミラロゼ。第4話「民なき国の王女」に登場。魔女ですが記憶喪失で、誰もいない国の王宮に一人で住んでいました。夜になると現れるジャバリエという魔物を倒せという手紙があったため、たまたま訪れた主人公イレイナに手伝わせて罠を作ります。

魔女として高い魔力を持ち、見事ジャバリエを倒すミラロゼですが、ミラロゼの過去やジャバリエの正体はあまりにもダークで…。明るい話と暗い話の差が大きい本作ですが、第4話は第9話「遡る嘆き」と共に屈指のダークさです。

「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のリーリャ・グレイラット。グレイラット家のメイドで、元々はアスラ王国の片田舎にある剣術道場の一人娘でした。主人公ルディのパパンであるパウロもこの道場で剣を学んでいましたが、リーリャはパウロから強引な夜這いをされて処女を奪われたようです(げ、外道…)。

その後王宮の後宮付き近衛侍女になりましたが、暗殺者から王女を守る戦いで足に後遺症が残ったので引退し、旧知のパウロに雇ってもらうことに。パウロからすると贖罪の気持ちもあったかも。しかしその後、パウロの子を宿すことに。今度のはリーリャから仕掛けた不倫という感じでしたが、スケベなパウロはホイホイと乗ってしまったのでした。ルディの取りなしで第二夫人の立場になりましたが、以後もメイドとして接していました。

娘のアイシャは天才児ですが、リーリャはルディの恩に報いるため、ルーデウスに仕えるようにとメイドとしての教育を授けています。なおパウロは無頼な冒険者風ですが、実は王国の上級貴族の家の出身でした。ルディのママンのゼニスも貴族令嬢だったので、ルディは何気に名家のお坊ちゃまです。

「プリンセスコネクト!Re:Dive」のクレジッタ。メインストーリー第2部から登場。ギルド「リッチモンド商工会」のギルドマスターです。当初は貴族のゴウシン議長と結託してペコリーヌに反旗を翻すかの雰囲気を出してましたが、実際はペコリーヌに忠誠を誓い、王都の復興事業に尽力しています。

ストーリーに登場するだけかと思っていたら、昨年9月に限定キャラとして実装されてファンを驚愕させました。しかも強いんだこれが。攻略サイトの評価は10満点の10点。優秀なアタッカー兼サポーターとして上位キャラの中でも特に強力な10キャラの一人に数えられています。

「白い砂のアクアトープ」の久高夏凜。主人公海咲野くくるより年上ですが年長の友人といった関係です。第1クールでは町の観光協会で働いていましたが、元々は水族館の飼育員になるのが夢だったようで、第2クールでは転職して「アクアリウム・ティンガーラ」で働くことに。

営業部に配属され、販売促進や商品開発を担当していましたが、飼育員になるという夢は諦めておらず、飼育部への補充要員に立候補し、2年後は念願の飼育員になって、高校の同級生だった屋嘉間志空也から仕事を教わっています。空也とラブラブになるという展開があっても良かったかとも思いますが、別にそういうことはなかったぜ!空也については南風原知夢と仲良くなり展開もありそうでしたが、こちらも特に何事もなく、本作の中途半端ぶりを象徴する存在となっています。

主役はもちろんのこと、脇役もしっかりこなしているので、ここ数年はアニメやゲームでの出演作も多くて人気声優の一角ですね。本人も美人なので今後ますます売れそうな気がします。

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