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2022年冬季アニメ序盤の感想(その2):異世界美少女受肉おじさんと/ありふれた職業で世界最強 2nd season/王様ランキング

光の春の猫

 早い者で節分・立春を越えて、暦の上ではもう春。まさに「早春賦」ばりに“春は名のみの風の寒さや”なんですが、日差しはずいぶん力強くなってきたように感じます。これが「光の春」というものなんでしょうか。 もう寒いのは飽きてきたので暖かくなるのは歓迎なんですが、代わって出てくる花粉症というヤツがまたやっかいで…

ファ美肉おじさん序盤感想

 前回に引き続き冬季アニメ序盤の感想です。まずは「異世界美少女受肉おじさんと」。4話まで視聴しました。「異世界」と書いて「ファンタジー」と読むようです。「受肉」というのも聞き慣れない言葉ですが、キリスト教では“神の子たるキリストが人類の救済のためにイエスという人の肉体をまとって出現したこと”をいうのだそうな。それで略称は「ファ美肉おじさん」なんですが、これだけ聞くと一体なんのことやら。

美少女になりたい
美少女に転生

 本作ではもちろんそんな神聖なものなのではなく、「なろう」系ではおなじみの異世界転移の際に美少女の姿になったことを指しています。「賢者の弟子を名乗る賢者」もそんな感じでしょうか。本作の場合はモテないおっさん(といってもアラサーなのでまだまさ若い若い)が悪酔いして「いっそ金髪美少女になってチヤホヤされたい」と愚痴っていたところに謎の女神が現れ、異世界転移したのでそういうことに。

圧倒的魅了

 おっさんは幼なじみの二人組で、もう一人(神宮寺司)はモテモテのイケメンながら女嫌いという奇特な人物で、高レベルかつ強力なパワーを与えられています。美少女になったおっさん(橘日向)は、見た者をほぼ無差別に魅了してしまうほどの絶世の美少女(そこまでには見えないけど、異世界では絶大な威力を見せます)ながら、レベル1で他のステータスがゴミくずみたいでした。

転移前の二人
やらないか

 腐れ縁みたいな幼なじみの二人ですが、司は日向の美少女ぶりに魅了されてしまい、日向は司の強さにとくめくようになってしまいました。元は男同士ということでいかんいかんと思いつつ、惹かれ合う二人。日向が男に戻るのが先か、二人が結ばれるのが先か、というラブコメ展開です。

美と愛の女神
中二病シュバルツ

 異世界には神が12柱いるとかで、二人が出会ったのは「愛と美の女神」でした。かなり胡散臭い女神でしたが、最近は怪しい女神が流行なのか。他に「夜の女神」に召喚された少年も登場しており、日本人のくせに「シュバルツ・フォン・リヒテンシュタイン・ローエングラム」と名乗る中二病です。彼も日向に魅了されますが、元は男と知らなきゃ当然と言えば当然。

日向と司

 日向が元は男と知りながら惹かれていく司の苦悩(笑)とか、精神は男のままなのに身体が美少女であるが故に司に引かれてしまう日向の苦悩(もっと笑)がギャグ要素なんですが、司の方は日向が男の頃からなにくれと面倒をみていたなので、もしやそもそも「ウホッ」な要素を持っていたんじゃないか思ってしまいます。その場合、仮に日向が男に戻っても「やらないか」になってしまうのでは。元はおっさんの美少女と元は美少女のおっさん、恋に落ちるならどっち?というのは究極の二択になりますかね。とりあえず深刻さのないコメディなので気楽に見れていいですね。

ありふれ2序盤感想

 続いて「ありふれた職業で世界最強 2nd season」。4話まで視聴しました。まさかの第二期。なぜ「まさか」なのかと言うと、一話がなんの説明もなく異世界で冒険しているところから始まり、あれよあれよという間に仲間の裏切りからの転落(物理的な意味で)からの復讐の鬼への大変身で、視聴者が置いてけぼりになっていたんですね。

ハーレム展開
車内もハーレム

 そのまま復讐行へ、というのならそれはそれだったんですが、いつの間にやらハーレム展開へ。主人公は以前と見た目だけでなく、性格も能力も境遇も変わりすぎです。第一期が3年前ということもあって、展開を忘れていたというのはこちらの都合なのか。

昔の二人
今の二人

 「モンテ・クリスト伯」ばりの復讐劇を期待していたんですが、いつの間にやらハーレム珍道中的な展開になってきました。主人公ハジメは異世界のヒロインばかりだった第一期ではかなりハードボイルドな雰囲気を出してましたが、クラスメートの香織が加わった第二期は中二病体質がバレてしまい、イマイチピリッとしなくなった感じも。ま、それはそれでいいんですが。

愛ちゃん先生

 クラス全員が異世界に行くというのは「蜘蛛ですがなにか?」と同じですが、「蜘蛛」は転生しているのに対してこちらは転移で以前の姿そのまま。クラスメート=友人ではないので当然ながらいろんなキャラがいて、当然いけ好かないヤツもいるんですが、先生としては職業倫理からも全員を助けたいと思うので、板挟みになったり苦悩したすることに。

ミュウとママン

 本作の先生(愛ちゃん)はCV加隈亜衣ですが、「無職転生」のエリスのような凶暴性はゼロなので彼女の素敵ボイスだけが聞けます。小倉唯もバリバリのロリキャラ・ミュウを演じているし、そのママンは大原さやかだし、声フェチ的にはなかなかな展開となっています。

王様ランキング序盤感想

 最後に「王様ランキング」。秋季から連続2クール放映の2クール目で、16話まで視聴しました。2クールで完結ならこれから終盤ということになるんでしょうが、これ23、4話で終わるんでしょうか?第一期が2クールだということになりそうな気が。

最凶死刑囚達

 2クール目に入って冥府の監獄に収監されていた「最凶死刑囚」のような凶悪犯達が脱獄して国を乱すようになりましたが、ちょっと展開が進まなくなった感じがして、それが今季で終わるんかいという懸念になっています。いや、終わらなくてもいいんですけどね。

冥府の王

 王様ランキング2位が冥府の王というのがなんとも。1位は誰なんだろう?それはさておき、冥府だから地下にあるのはいいとして、死人が行くところという訳でもなく、単に地下にあるだけで普通の人達が暮らしているみたいなのが不思議です。行ったり来たりも割と自由みたいで、現に主人公ボッチは冥府で修行してました。単に地下にある国というだけのことなんでしょうか。前身は帝愛の地下王国なのかも知れません(笑)。

謎の女ミランジョ

 物語の鍵を握る最重要人物・ミランジョが何者なのかここまで一切不明なのがもどかしいです。現在は精神が宿った鏡となっていますが、生前はボッチのママンを殺害しており、継母のヒリングも殺そうとしました。ボッス王とも深い因縁があるようで、ミランジョの行動を制約できないようです。王国四天王でもアピスやベビンはミランジョをよく知っているようなのに、ドーマスは全く知らなかったりして。

ダイダとちびミランジョ

 一方冥府ではミランジョは殺害対象とされており、不倶戴天の敵として扱われています。これは「最凶死刑囚」達を脱獄させたという罪以外にも何か深い事情があるようですが、今後ちゃんと明らかになるんでしょうか。

昔のオウケン
オウケン

 ボッチの弟ダイダはミランジョの奸計により肉体をボッス王に奪われ、精神は闇の中にいますが、そこで出会った“ちびミランジョ”は現在のミランジョとどのような関係にあるのか。さらにボッス王に力を与えた魔神とはどのような存在なのか。さらに冥府の王の弟らしい不死身の魔剣士オウケンはどうしてああなったのか。これらの謎がちゃんと作中で解明されることを祈念したいところです。投げっぱなしはプロレス技だけにして。

謎の魔神
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