好きなアニメキャラ(その133):マーハ・バロール(世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する)

「ウマ娘」、たまたま石が10連ガチャ5回分貯まっていたのでピックアップガチャを引いてみたら、30連目でサクラチヨノオーが来てくれました。残り20連はサポートカードを引いてみましたが、こちらは大爆死。確率は収束するんですね(涙)。

「ウマ娘」世界ではメジロ家が多くのアスリートウマ娘を輩出してきた大富豪の名家ということになっていて、メジロマックイーンをはじめメジロライアン、メジロドーベルがゲームキャラ化しているほか、メジロパーマーやメジロアルダン、メジロブライトなどが登場していますが、サクラ一族というのもいるそうです。

「さくらコマース」という企業が保有する競走馬が「サクラ」の冠名をつけているのですが、ゲーム中ではサクラバクシンオーのみが初期から登場していました。チヨノオーはプレイアブルキャラとしてはサクラ一族の二人目となります。白いイヤーキャップが牛耳みたいと言われ、髪のはね具合が犬耳みたいとも言われていますが、まるでメインキャラのようなデザインがなされているように見えます。

勝負服は振袖が付いていて風の抵抗が凄そうです。この勝負服、どこかで似たようなのを見たことがある気がしていましたが…

FF10のユウナの衣装が似てるように思います。ユウナの方がより和風に傾斜している感じですが、チヨちゃんも靴が下駄風で目立たないところに和風テイストが。

元ネタの馬は“スーパーカー”の異名を取ったマルゼンスキーの子供なので、ウマ娘世界でも二人は尋常ならざる縁を感じているようです。シンボリルドルフとトウカイテイオーのような感じなんでしょう。バブリーな雰囲気に満ちているマルゼンスキーに比べると落ち着いた感じですが。

見た目にはバブリーな感じは一切ないチヨちゃんですが、ジュリ扇を持つシーンが。これがマルゼンスキー由来の「血の絆」なんでしょうか。ちなみに隣にいるカレンチャンも本気で欲しいのですが、全然来てくれません(涙)。

さて本日の本題ですが、「好きなアニメキャラ」です。「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」からマーハ・バロールです。3人いるヒロインを全員紹介するというのは私としては異例ですが、私の性癖にどハマりだったんでしょうね。正直ママン(エスリ)も入れたいぐらいなんですが、3人でも多すぎるのでさすがに自制しましょう。

他のヒロインと共に1話から登場していますが、ディアとタルトが前線で華々しく戦っていたのに対し、マーハは狙撃するルーグのサポートをしていました。ディアは幼少期から魔法の才能を発揮し、タルトは10才から暗殺者としての訓練を受け素質を開花させたの対し、マーハは出会いが12才時と遅くて訓練期間が短かったのと、頭脳派だからという理由があると思われます。

時系列では6話に10才時のマーハが登場。ストリートチルドレンでしたが、5人の少女をとりまとめて観光ガイドをして日銭を稼いでいました。犯罪とか売春といった方向に行かなかったところがマーハの手腕といえるでしょう。


商家の娘として生まれましたが、父が右腕と頼んでいた部下が両親を殺害してしまいました。マーハは着の身着のままで逃げ、商業都市ムルテウに流れ着いたようです。

さらに10才の時に悪徳貴族の配下に囚われ、仲間の少女達と一緒に孤児院に放り込まれてしまいます。ここは孤児院とは名ばかりで、領主の福祉政策を悪用して補助金で儲けるほか、子供たちには劣悪な環境下で内職を強い、ある程度の年齢に達したら非合法な売春で儲け、補助金が出ない年齢になったら売り飛ばすという恐ろしい場所でした。

仲間内では一番年下だったマーハは、仲間の少女達が売春させられて心身とも傷つくのを見るはめに。そして12才の時にとうとう自身も売られることになりましたが…

助手を探していたルーグに魔力持ちの素養と商才を見込まれ、仲間たち共々救い出されました。悪徳貴族はルーグが買い取るとの申し出に三日の猶予を貰って、その間にマーハを「水揚げ」してしまおうとしましたが、その悪辣さはルーグに見破られていました。

ルーグはムルテウにおいてはバロール商会の当初の庶子「イルグ・バロール」を名乗っていましたが、マーハはその妹という戸籍を用意してもらい、「マーハ・バロール」となりました。商家の娘だった頃の姓はあるはずですが、本人も周囲も一切触れていません。実家に捨てられたタルトと違い、元の姓を嫌悪する理由はないはずですが…

1話まるまるかけて過ごしてきた「地獄の時代」を描かれたマーハ。その後はルーグが立ち上げたバロール商会の美容ブランド「オルナ」の代表代理を務めることになります。一緒に地獄を見てきた仲間の少女達も店員として雇うことになり、彼女達もようやく苦労が報われるように。

マーハは商家の娘らしく元々頭が良くて商才があったため、「オルナ」は大成功を収めており、ルーグの不在を充分に埋めているほか、商売の傍らで培った情報網などを駆使して諜報活動を行っています。

マーハはルーグがイルグとしてムルテウに滞在していた2年間に暗殺術などを学んでおり、並の男達では歯が立たないレベルの強さになっていますが、訓練期間が短かったのと才能の差で、戦力としてはタルトには及ばないようです。しかし情報収集など別の側面から貢献しているので、ルーグにとってはタルトに劣らず欠くことの出来ないパートナーといえるでしょう。

年齢はルーグやタルトと同い年(ディアの3才年下)ですが、3人のヒロインの中では一番大人びて見えます。ルーグへのアプローチも一番肉食系というか積極的で、明確に好意を示していますが、自分自身をも最適のタイミングで売り込もうとするあたり、商家の血が遺伝子にはっきり刻み込まれているようです。

ディアに惚れているルーグは、マーハには常に「妹」として接しようとしていましたが、ディアも結果的に「妹」になってしまったので、もうそれは言い訳にならないような。ちなみにマーハはルーグの仮の姿である「イルグ」の妹ですが、ディアはルーグの実妹、つまりトウアハーデ家の娘という形になっているので、これは結婚にもの凄い障害になるのではないかと。むしろ表面上トウアハーデ家とは無関係のバロール家の人間ということになっているマーハの方が結婚は容易そうです。

生き方は常に現実的だったマーハですが、幼少期からあまりに薄幸だったせいか、白雪姫じゃありませんが「いつか王子様が」という夢想を心の片隅に抱えており、ルーグの出現はまさに白馬の王子様の登場そのものでした。正式に「妹」になった際のこの表情がマーハの気持ちを如実に語っていますね。

表面上の立場はさておき、同い年のタルトとの関係は非常に良好です。“正妻”格のディアに対して2位3位連合を組んでいるかのようにも見えますが、当時は2人とも直接ディアと会ったこともなく、ルーグが月イチでいそいそと出かける“本命”との認識しかありませんでした。3人が一堂に会する場面は描かれませんでしたが、その後を描いた1話を見るとディアとタルトはしっかりコンビネーションを発揮しているので仲良くやっているのではないかと。

イメージカラーは濃紺ないし紫でしょうか。髪の色は青ですが、衣服はもっと濃い色を好んで着用しているようです。情熱を冷静で包んで秘めているといった感じでしょうか。

CVは下地紫野。1993年6月4日生まれで沖縄出身です。高校卒業後に上京して声優養成所に入り、2011年から声優活動を始めています。2016年にはアーティストデビューも。

私が知っている役としては「セイレン」のゲーム好きな先輩、宮前透。

「ブギーポップは笑わない」の風紀委員長・新刻敬。

「シャドーハウス」のシャドー・シャーリーとそのいたいけな生き人形・ラム(シャーリーはほとんどしゃべっていなかった気がしますが)。

ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のナカヤマフェスタ。通称は「ハードボイルドな孤高の勝負師」。プレイアブル化はいつになるのか。

などがあります。私が見てませんが、自他共に認める“クソアニメ”「ポプテピピック」で伝統的な沖縄弁(ウチナーグチ)でジョセフ(少年)役を演じて好評を得たそうです(9話Bパート)。そういう独自の強みがあるのはいいですね。
スポンサーサイト