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2021年秋季アニメの感想(その4):180秒で君の耳を幸せにできるか?/真の仲間/最果てのパラディン/王様ランキング

闇のコヤンスカヤ

 昨日、Fate/Grand Orderで石が30個貯まってたのでピックアップ召喚の11連ガチャを回してみたら、闇のコヤンスカヤが来ました。引いとけ引いとけとは言われていたので昨年末に44連くらい回していたのですが爆死していましたが、年が明けたら運気が変わったかも知れません。

人権鯖ランキング

 某攻略サイトに「引くべきサーヴァントランキング」というのがあって、画像のとおりSSSはアルトリアキャスター、SSがオベロン、卑弥呼、蘆屋道満、モルガン、坂田金特、Sが光のコヤンスカヤ、マーリン、スカサハ・スカディ、ゴッホとなっているところ、私は福袋以外は無課金のくせに坂田金特とゴッホ以外は全部持っていました。闇のコヤンスカヤはどのランクになるんでしょうか。もちろん無課金なので宝具レベルはほぼ1ですけどNE!だから大して強くはないのですが、惰性みたいになっているとはいえ、長くやっていると課金しなくても集まるものなのかも知れませんね。

シュバリエ・デオン

 おまけ(?)で未所持星4のシュバリエ・デオンも付いてきました。これはコヤンスカヤの「中の人」(斎藤千和)つながりでしょうか。

180秒で君の耳を幸せにできるか?感想

 というところで最後の秋季アニメの感想行ってみましょう。まずは5分アニメ「180秒で君の耳を幸せにできるか?」。ASMRをテーマとしたアニメです。視聴者である「あなた」の周囲の人々が様々なASMRをぶちかましてきます。

キャラと中の人達 

 で、ASMRって何って話ですが、Autonomous Sensory Meridian Responseの略で、Wikipediaによると「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚」で「直訳すると自律感覚絶頂反応」だそうです。ASMRが実在する生理現象であるのか、科学的な実証はなされていないそうですが、慢性疼痛が軽減されたとか、安眠効果などが報告されているそうです。一方中国なんかはASMR動画を「低俗なポルノコンテンツ」とみなして中国内の動画音声配信サイトからコンテンツ削除を命じています。

ダミーヘッドを使う
ダミーヘッドが赤ちゃんに

 かなり前からYouTubeにも様々なASMR動画がアップされていますが、個人的には耳かき+囁き声のが好きです。でも聞きながら寝るとかはしたことないですかね。耳舐めといったセクシャルなもののあるようですが、エロいのはちょっと…

さすが奨様だ

 で、本作ですがASMR動画への入門編といった感じで、耳かきのほか、自然の音や生活音など、毎回様々なASMR音声を出してきていました。一番良かったのは8話の速水奨による「3分間でハードボイルド」だったりして。いや別に「ウホッ!」系では全くないんですが、速水奨の声と演技は相変わらず素晴らしい。暇があったらイヤホン付けて視聴するといいでしょう。

真の仲間感想

 次は「真の仲間」。これは略称で、正式名称は「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」。この長いタイトルでおわかりの通り「なろう」系です。

かつての勇者一行

 人々に必ず何らかの「加護」が与えられている異世界で、「導き手」の加護を持つギデオンは、「勇者」の加護を持つ妹のルーティと共に魔王軍を倒すための旅に出ます。仲間も増えてパーティーも成長すると、初期レベルが高いだけの「導き手」は見劣りするようになり、遂にメンバーの賢者アレスから「君は真の仲間じゃない」と告げられ、パーティーを去ることになります。

押しかけ姫

 その後はまさにタイトルどおりで、名前を変えて辺境で薬屋としてスローライフを満喫しようとしたところ、かつて冒険を共にした姫が押しかけ女房のようにやって来て同居を宣言し、平和な村でのんびりした生活が始まるのかと思いましたが…

デレしかないリット

 平和な辺境の村のはずが麻薬が蔓延ったりと不穏な事件が続き、一方ギデオンが抜けた勇者パーティーは、表面上目立たずに彼が果たしていた「潤滑油」的役割が失われたことで機能不全になり、次々にメンバーが離脱。勇者ルーティーも麻薬に勇者の加護の衝動を抑える効果があることに気づき、麻薬の蔓延る辺境の村に向かいます。

自分を取り戻したルーティー

 この世界、全ての人は何らかの「加護」を持ちますが、これはいいことばかりではなく、副作用のような負の効果も持っています。例えば「賢者」の加護は強烈な承認欲求を生じさせるなど。おまけに誰がどのような「加護」を得られるかはランダムらしく、希望する「加護」と与えられた「加護」が全然違うことも多々あるという。ほぼ宿命か呪いかといった感じですね。

でも戦うと強い

 ギデオン(改名してレッド)は、「導き手」の加護が固有スキルを有さないことから、知識と経験、コモンスキル(加護の種類を問わず取得可能だが固有スキルには叶わない)で補ない、「加護」に頼らない生き方をしてきたため、この人だけを見ているとあまり感じませんが、他の人々はほぼ「加護」に操られているかのような観があります。

迫るリット
スローライフというかなんというか

 そんな訳でタイトルとは違い、あまりスローライフをしないことや、「加護」の束縛や副作用が重すぎてほぼ「加護」に操られているかのような人々を見ることになる本作、救いは姫(リット)の可愛さでしょうか。「ツン期の終わった元ツンデレ」だそうで、要するに今はデレしかありません。CV高尾奏音のデレヒロインはたまらないですね。

勇者ルーティー

 望まず「勇者」の加護を持ってしまった妹のルーティーも、本心では大好きなギデオンと一緒にいたいだけなのに、呪いのような「加護」により人間性すら失いつつありました。しかし麻薬が勇者の加護を弱めたことで、一時的に本来の心を取り戻し、兄と日常生活を送ることに。しかし、本当は魔王の世界征服なんてどうでもいいと考えている勇者というのも恐ろしい。

やばいアレス

 本作は「賢者」アレスがあまりにも賢者とは思えない行動ばかりして、狂言回しを役割を果たしていますが、副作用の承認欲求ばかりが強くて賢さが全く感じられないという。単に強力な魔法が使えるというだけでパーティーに貢献できない人材とは一体…。最終的には姫と妹と平凡ながら幸せに暮らすという結末になりましたが、その一方魔王は大陸の半分以上を侵略しているという状態。いいのか使命をほっぽり出して。とりあえず魔王を倒すまで頑張って、それからスローライフを楽しめばいいのにと思いますが、目先の希望を最優先するというのがある意味すごい。

ティセとルーティー

 あ、唯一のアレスの功績としては、ギデオンの補充としてアサシンのティセを連れてきたことでしょう。ティセはルーティーの唯一の友人となりましたし、CV釘宮理恵だし。

最果てのパラディン感想

 お次は「最果てのパラディン」。タイトルは短いですがやはり「なろう」系です。引きこもりとして無為な人生を過ごし、後悔して亡くなった主人公が、前世の記憶を保持したまま異世界に転生するという出だしですが、本作においては正直異世界転生の要素は全く必要ありません。というか、あっても何の役にも立っていません。

ウィルと三人の不死者

 主人公(ウィル)は3人の不死者に拾われて育てられますが、この3人は生前は英雄と称された冒険者だったので、前世の記憶があろうがなかろうが、赤ん坊の頃から3人に育てられたらそりゃあ強力なキャラになるわ。「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」のように、前世が世界最高の暗殺者だったなら、その知識と経験は異世界でもきっと役に立つと思いますが、ヒキニートの知識と経験なぞ屁の突っ張りにもなりません。

灯火の女神

 で、比較対象のないままに3人から武術、信仰、学問、魔法を学んだウィルは、一般常識を持たないまま(3人が非常識という訳ではなく、不死化する以前の200年前の知識しか持ってなかった)今では信仰する者も少ない灯火の女神グレイスフィールの神官として社会に出ることに。しかし仲間を得てその強さが認められ、聖騎士(パラディン)に叙勲されることになります。

友達エルフ
増える仲間

 と言うわけで純粋に異世界を描いたハイファンタジーでいいのですが、タイトルどおり「最果てのパラディン」となって魔物と討伐し、廃墟の街を再興させて事実上の領主となったところで終了。きりが良いところですっきりと終わりました。原作5巻のところ、半分当たりで終わっているので、第二期も可能に思えますが、原作者が活動を休止したままで活動再開に至っていないそうなので、現状この先を作るのは難しいかも知れません。

ワイバーン殺し
キメラと対決

 異世界がしっかり構築されており、「なろう」系にありがちなチート(マヨネーズで天下取る勢いとか)なども見られないので、「ロードス島戦記」の向こうを張れそうな風格がありました。強力な魔法による一発狙いよりも地味でも効果的な魔法の連続使用とか、信者の多さが影響力を高めるらしい多神教世界とか、なかなか見所がありました。原作者のカムバックに期待ですね。

王様ランキング感想

 最後に「王様ランキング」。途中で視聴を中止した「プラチナエンド」に代わって視聴を始めました。「超豪華なリザーバー」にエントリーしていなかったのですが、抜擢ですね。連続2クールで今季も放映しており、現在12話まで視聴しました。本作はまだ放映途中ですが、こうした経緯で恒例の「序盤の感想」を書いていないので、ここで「中盤の感想」をば。

カゲとボッジ 

 十日草輔が漫画投稿サービス「マンガハック」で連載中の漫画が原作で、単行本は2021年12月時点で累計発行部数150万部を突破しているそうです。童話というか子供向け作品のようなキャラデザインが特徴的で、当初はそれで魅力を感じずに無視していたのですが、YouTubeなどで非常に評判が高かったので、視聴してみたら面白さに驚きました。

やる気はあるボッジ

 主人公はボッス王国の第一王子ボッジ。彼は巨人の両親を持ちながら小柄で非力。それどころか耳も聞こえず言葉も話せないというハンデを背負っており、国民などからも軽侮されていますが、本人は王様になる気満々です。

意地悪そうなヒリング

 ボッス王はボッジを後継者に指名して死去しますが、王妃のヒリング(ボッジの継母)は、遺言に叛き、自分の産んだ第二王子のダイダを王に指名します。これだけ聞くと童話によくある継母の継子いじめのようですが…

実はいい人ヒリング

 実はヒリングは心優しい女性で、継子であるボッジにも分け隔てなく愛情を注いでいました。ダイダを王にしたのは、人望が薄くハンデキャップを抱えるボッジでは王の激務に耐えられないだろうという配慮からのものでした。

ダイダ

 ダイダはプライドが高く未熟な部分も多い嫌味な弟という感じで登場しましたが、実際は努力家で優秀な資質を持っていました。ボッジがハンディキャップから甘やかされていたのに対し、厳しく育てられてきたことで屈折した感情を抱えていましたが…

ボッス王

 実は先代のボッス王、一代で王国を築き上げた豪傑ですが、若い頃に魔神と契約して「寿命」と「後に生まれる子供の力」を代償に力を手に入れており、ボッジが非力な原因はそこにありました。さらに死去後はボッジの体を乗っ取る形で復活する予定で、そのために後継者に指名していたようですが、ダイダが王となったことで、ダイダの体を乗っ取る形での復活となりました。

ドーマスの暗殺

 ボッジは教育係だった「ソードマスター」ドーマスの裏切りで冥府への崖から突き落とされますが、虐殺により絶滅した暗殺集団「影の一族」の生き残りであるカゲの支援で一命を取り留めます。カゲは人間族というよりスライムに近いような異形ですが、なぜかこの世界では奇異にも思われず社会に溶け込んでおり、幼少期から悲惨な生活が続いて小悪人に堕ちていましたが、ボッジと出会ってその器の大きさに触れ「どんな時も味方になる」ことを誓うことに。なぜかボッジの言葉を唯一理解できる彼が友として側にいることは、ボッジにとって大きな力になりました。

ミランジョの鏡

 ダイダの身体を乗っ取る形でのボッス王の復活の裏には「鏡」と呼ばれるミランジョの策謀がありました。肉体を失って、精神のみが鏡として残っているようですが、何やら大きな野望があるらしく、次はヒリングの暗殺を試み、ボッス王国の破滅をも望んでいる模様。復活したボッスも、積極的に支援はしないものの邪魔もしないという微妙な態度を取っています。

デスパーの指導

 冥府に落ちたボッジですが、別に死者の国という訳でもなく、普通に国があって住民もいました。冥府の王デスハーの弟・デスパーは金に目がなく、あきれるほど弱い俗物ですが、卓越したコーチングスキルを持っており、ボッジの隠れた才能を開花させます。

最凶脱獄囚

 ミランジョは冥府から6人の凶悪犯罪者を脱獄させ(最凶死刑囚か)、ボッス王国の壊滅を宣言しますが、本当の意図はどこにあるのかまだ不明。身体を奪われたダイダの精神は暗闇の中でミランジョを名乗る幼女と出会いますが、彼女と鏡の関係は?今後の展開に期待です。

デスハー
王様ランキング協会

 なおタイトルの「王様ランキング」ですが、この世界ではミシュランの調査員みたいな人がいて、国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに強いかなどを、総合的にランキングしており、例えば「強さだけなら1位」と称されたボッス王の時は王様ランキング7位でした。また冥府の王デスハーの王様ランキングはなんと2位。見た目はやばそうですが、文武両道で国民からの信頼も厚い名君なんだそうです。

ボッス王国四天王

 ボッス王国には四天王がいて、ボッジを裏切った「ソードマスター」ドーマスの他、「蛇使い」ベビン、「王の槍」アピス、「王妃の盾」ドルーシがいます。これら強者の存在もランキングに影響していたと思われますが、アピスやドルーシはどうやら以前からミランジョのことを知っている様子で、ますますミランジョの素性が気になります。

悪そうなベビン

 なお本作は「悪人っぽい人ほど実はいい人」という法則があるようで、四天王でも一番悪そうな顔をしている「蛇使い」ベビンもやはりいい人でした。以前からボッジを評価しており、カゲをボッジに付けるなどさりげない支援を行っていますが、王としてはダイダを支持しました。教育係だから当然かも知れませんが、彼の動向も今後を左右しそうな気が。

夜の営みは

 ちっちゃいボッジのパパンのボッスは巨人。ママンはやはり巨人だったので、それはまあいいのですが、弟ダイダのママンであるヒリングは通常人サイズ。牧歌的な作風の本作でこれにツッコむのはどうかと思いはするのですが…その、「夜の営み」はどうしたでしょうかね?ボッス王に常人サイズに変身できるような便利スキルでもあったのか。でもそれなら、わざわざ同じ巨人のボッジママンを見つけにいかなくても良かったろうにとか思ったり。ゲスの勘ぐりは無用でしょうか(笑)。
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