2021年秋季アニメ序盤の感想(その1):見える子ちゃん/無職転生 第2クール/吸血鬼すぐ死ぬ

残暑?がやたら長かったせいで、急に秋めいた今週は肌寒く感じるくらい。例年より寒い訳ではないと思いますが、なんとなくこの秋は駆け足で過ぎ去っていくような気配を感じます。秋こそ長く味わいたいのに。せめてこれから冬になるまで堪能しましょう。

毎度毎度「ウマ娘」の話題で恐縮ですが、新実装のマンハッタンカフェがまた10連ガチャ一発で引けました。CVは天使声優小倉唯ですが、言われなきゃわからないぐらい低い声かつローテンションで演技をしていて、声優ってすごいなと改めて思います。それはともかく、ここのところ「ウマ娘」だけ妙にガチャ運が良く、8月末以降マチカネフクキタル(新衣装)、ヒシアケボノ、アグネスデジタル、ライスシャワー(新衣装)、そしてマンハッタンカフェが10連ガチャ1~2発で引けています。え?カワカミプリンセスですか?彼女の時は石が足りずに引こうにも引けませんでした(汗)。

本気で欲しくて10連ガチャを4~5回は回したカレンチャンやエイシンフラッシュは来てくれなかったんですが、ガチャ運にも波があるんでしょうかね?最近はすり抜けでカレンチャンとか来ないかな?なんて邪な気持ちでガチャを引いてるんですが、そういう時はピックアップが仕事をするような。しかしその幸運の反動は確実に他のゲームでのガチャ運に波及しており、トータルすると結局はトントンになっているようです(涙)。

本日からしばらくは秋季アニメ序盤の感想です。今季は予定していなかったけど視聴している作品もあるので現在12本視聴中です。ここ最近では一番多いような気がしますが、おそらく“視聴打ち切り”もあるでしょう。まずはホラーコメディ「見える子ちゃん」。3話まで視聴しました。

主人公四谷みこはごく普通のJKでしたが、ある日突然、異形なヤバイやつが見えるようになっていまいます。怯えまくりながらも、ヤツらに見えていることを悟られないよう、平常心を装い、やり過ごすようにしていますが、ヤツらは所構わず現れるので泣きそうなほど怖がることに。

対策としてアルコール消毒液や数珠を使ったりしますが、アルコール消毒液はあまり役に立たず(ウイルスじゃないから)、数珠は弱いヤツにはある程度効果がありましたが、強いヤツは数珠をバラバラにしてしまうのでやはり無駄。

インチキ占い師(霊感はそれなりにあるらしい)ゴッドマザーの元を訪れたところ、「見える子ちゃん」であることを判って貰え、最強の数珠を授かりましたが、やはり貰った側からバラバラにされてしまい。


このヤバいヤツら、おそらく人間の死霊なんでしょうが、とにかく見た目が怖い。死霊の全部が全部悪霊というわけではないと思いますし、実際見た目はヤクザのようでいて実は猫好きで心優しい男には、亡くなった奥さんやかつての飼い猫達の霊が全然怖くない姿で憑いていましたが、ここまではそれは例外的で、みこが見る霊はことごとくキモ怖いのばかりです。

みこの親友の百合川ハナは全然霊感はありませんが、ゴッドマザーの見立てでは、生命オーラが強く霊を引き寄せやすい体質だそうで、どスケベな霊が身体をまといついていたりしますが、本人は全く気付かず、みこだけがビビることに。

みこは普通のJKと呼ぶには美少女過ぎるし、CVが雨宮天なので「中の人」も美人。そのせいなのか、ホラーとは全く関係ないところで妙にエロい場面が多く、視聴者サービスにしてもちょっと多くないかと思ったら、監督とアニメ制作会社があの「異種族レビュアーズ」と同じでした。それでか!制作会社(パッショーネ)は「ひなこのーと」や「女子高生の無駄づかい」など、特にエロい訳ではない作品も制作しているので、主な原因は監督と見た(笑)。私は嫌いじゃないんですが、人により評価は分かれそうです。エロい方向で「見える子ちゃん」なのかと。

見えていることがバレると余計つきまとわれそうなので、無視するという作戦が悪くない(というか、追い払う手段がない以上それしかない)と思いますが、あんなにキモ怖い連中をよくシカト(する振り)できるなあ、みこちゃん。普通悲鳴とか上げてリアクションしちゃうと思うのですが。OPもEDも四谷みこ(雨宮天)が歌っていますが、OPに怯えた声は、ネタだし演技だというのは判りますが、それでもあれほどの美人声優にこんな怯えた声を出させているというのはなんか心が痛みますね。

なぜみこが急に「見える子ちゃん」になったのかとか、連中への対抗策というか対処法は見いだせるのかとか、今後の展開が気になります。個人的には今の調子でエロもちょいちょい入れて欲しい(笑)。

続いて「無職転生 第2クール」。3話(通算14話)まで視聴しました。原作は「なろう系」の最終兵器とも呼ばれる大河小説らしいので、人気次第では第3クール第4クールと続いていくと思われます。現在原作での少年編の途中で、少年編が終了してようやく原作の1/4ぐらいらしいのですが、第2クールで少年編は終わるのでしょうか。


「なろう系」作品ととしてはなたら気合いの入った作画でそれは結構なんでうが、本作もちょいちょいエロが入って来ているので、それが万人に勧めにくい要素となっています。私自身は烈海王(一向に構わんッッ)なのですが。

今や年上女性にいろんな意味で可愛がられそうなショタですが、転生前は34才の引きこもりのキモオタで、その記憶を継承しているので、実際に出している声(ショタモード)は内山夕実が、内心の声(キモオタモード)は杉田智和が演じています。基本ショタの皮を被ったキモオタなんですが、転生後は真面目に生きることを決意しているので良しとしましょう。

某名探偵のように「見かけは子供、頭脳は大人」な主人公ルディですが、なにしろ前世がヒキニート(byアクア様)なため、せっかくの記憶を持ったままの転生があまり有効に反映されていないような気がします。このあたり、「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」(見るつもりはありませんでしたが、見ています)と大きな違いになっていますが、それでも幼少期からたゆまず努力を続けるとか、全然記憶が無い場合とは大きく行動は異なるようですが。


今のところなにがどうなって発生したのか全く不明な「フィットア領転移事件」に巻き込まれて、中央大陸から魔大陸に飛ばされてしまったルディは、家庭教師を務めていたエリスと共にフィットア領への帰還を目指しており、悪魔の種族として世界中から恐怖されているスペルド族のルイジェルドに助けられつつ魔大陸を脱出し、ミリス大陸の大森林に至っています。地図だと右上の大陸から右下の大陸に来たところですね。これからずっと西に旅すると中央大陸に行けそうですが、中央大陸がまた馬鹿でかい。


原作を読んでない身としては常に新鮮な気持ちで物語を見ているしかないのですが、エリスの祖父でフィットア領の領主だったサウロスは事件の責任を押しつけられて処刑されてしまっており、無事に生還しても全然ハッピーエンドという感じではありません。まあエリスは最初から貴族令嬢らしからなぬ狂犬ぶりでしたし、性格はかなりまともになってきました反面戦闘力は桁違いになっているので、もう貴族暮らしに戻るのはそもそも無理なんではないかと。


現在はエリスがヒロイン格ですが、ルディには過去にロキシー、シルフィといったヒロインがいたので、今後彼女らがエリスからヒロインの地位を取り戻すのかが別の興味の対象ですね。個人的にはロキシーが一番好きですが、見た目は少女でも実年齢はもう40才超えているんですよね。もっともルディだって見かけはショタでも年齢+34才が実年齢みたいなものなので、お似合いと言えばお似合い。ロキシーはちょいちょい本編に登場してルディとすれ違っていますが、シルフィの方は全く音沙汰がありません。このままということはないと思いますが…

本日最後は「吸血鬼すぐ死ぬ」。3話まで視聴しました。「少年チャンピオン」連載のギャグ漫画が原作で、深夜アニメの必然性は全くない全年齢対象作品となっています。

ファンタジー作品などでは怪力無双・変幻自在・神出鬼没な「アンデッドの貴族」「怪異の王」などともされる吸血鬼ですが、反面、日光・十字架・ニンニクなど弱点も多く設定されており、強いのか弱いのかは登場する各作品によるといった感じがしないでもありません。


本作の主人公ドラルクは不死身の高等吸血鬼で「真祖にして無敵」と呼ばれる、トランシルヴァニア出身の208才。それだけ聞くと由緒の正しい正統派吸血鬼ですが、実際には戦闘能力は皆無で、前出の吸血鬼の弱点はおろか、ちょっとした物理的ダメージや精神的ダメージでもすぐ死んで砂になってしまいます。まさにタイトルどおり「ドラルク殿がまた死んでおるぞ!」。

元ネタの「甲賀忍法帖」の薬師寺天膳だと敵の「初見殺し」技で殺されても、復活して今後はその技を見切って敵を倒すという「初見殺し殺し」が炸裂するのですが、ドラルクの場合はほぼ意味がない死と再生を繰り返していますな。

ギャグ作品なので復活も早く、何度死んでもすぐ生き返るので不死身といえば不死身なのですが、死んで砂になるときの「スナァ…」という声(?)が、「魔王城でおやすみ」のスヤリス姫が寝入る時の「スヤァ…」によく似ていて笑います。吸血鬼にとっては寝るのも死ぬのも大した差はないのか。

埼玉県(!)の古城に住んでいたドラルクは、こんなザコ吸血鬼とは知らずに退治にやって来た吸血鬼退治人(バンパイアハンター)のロナルドに城を破壊されたことでロナルドの事務所に居座るようになり、吸血鬼退治にも同行することに。同族殺しってヤバくないかと思いますが、ドラルクによれば、快適で有用な人類文明社会は保全すべきで、人類に著しく害をなす他の吸血鬼を退治することはむしろ本意なんだとか。戦闘力があれば格好いいセリフなんですが…



実はベタベタなギャグがあまり面白いと思えなかったので3話で視聴を打ち切る予定でしたが、3話に登場した吸血鬼退治人組合(バンパイアハンターギルド)のエピソードが思いのほか面白かったので、とりあえずもうちょっと様子を見ようかと。「吸血鬼退治人組合」の構成員達は、なんか「ワンパンマン」のヒーロー協会みたいに色物ばかりの雰囲気ですが、この世界ではあの世界の怪人並に吸血鬼が横行しているのか。

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