fc2ブログ

記憶に残る一言(その138):黒死牟のセリフ(鬼滅の刃)

秋の屋島

 季節外れの暑さが続く西日本ですが、本来であれば本日は「スポーツの日」。旧称の「体育の日」が染みついているのでいまいちピンと来ない名称ですが、日曜日が祝日と被れば翌日の月曜日が振り替え休日となるのはに日本の常識。しかーし!明日は平日なんですよね。なぜならオリンピックシフトで7月23日に移動していたからです。そういえば7月に妙な4連休があったなあという微かな記憶が忘却の淵から浮かんできます。

小豆島

 ということで祝日ゼロの10月にはがっかりな訳ですが、せめて秋の気分だけでもと高松港に行ってきました。まだ気温は高いもののさすが秋、夏に比べて小豆島(二つの小島の奥)もくっきりと見えています。

鬼滅の刃

 本日はおよそ5ヶ月ぶりに「記憶に残る一言」です。大人気漫画「鬼滅の刃」から敵の最高幹部・黒死牟のセリフを紹介したいと思います。

鬼殺隊

 人を喰らう鬼と、これと戦う鬼殺隊の戦いを描いた「鬼滅の刃」。大人気なのに単行本23巻という適度なボリュームで終了させられたのは良かったですね。昔のジャンプだと人気が出ると編集部が終わらせてくれなかったらしいですが。「ドラゴンボール」で言えばフリーザ編あたりで終わった感じでしょうか。

もうちっとだけ続くんじゃ

 その「ドラゴンボール」だって「ピッコロ大魔王編」が終了した時点(単行本で17巻)で完結の気配が濃厚になり、亀仙人が「もうちっとだけ続くんじゃ」と断りをいれた程だったのですが、結果的にはそこから倍以上続き、どこが「もうちっとだけ」なんだとツッコまれまくったという。アニメやゲームも大人気となり、関連企業の株価にも関わるため、作者の一存で終わらせる事が不可能となっていたそうですが、以後鳥山明は長期連載をしなくなって(出来なくなって?)しまいました。「鬼滅の刃」は吾峠呼世晴の初連載作品なので、次回作が作れなくなったなんてことにならなければいいですが。

黒死牟

 黒死牟は、鬼の首魁である鬼舞辻無惨の最古参の配下で「上弦の壱」です。大量の鬼がいる中で、鬼舞辻無惨が選別した直属の配下でにして“最強”の十二体の鬼が「十二鬼月」と呼ばれます。十二鬼月は、さらに“上弦”六鬼と“下弦”六鬼に分かれており、最強たる主席が“上弦の壱”、すなわち黒死牟です。

上弦の鬼

 下位の鬼が上位の鬼に対してサシの勝負を申し出て、勝利した場合はその順位を入れ替えるというルールがあるので、席次は完全に実力順となっていますが、上弦の六鬼は百年以上顔ぶれが変わっていない=鬼殺隊に倒されていません。

鬼殺隊の柱

 一方鬼殺隊士側にも「柱」と呼ばれる最高位の剣士がおり、一般隊士とは隔絶した強さを持っていますが、柱に昇格する条件は「十二鬼月を倒す」か「鬼を五十体倒す」のいずれかを達成する事となっています。つまりこの百年においては、鬼殺隊の「柱」といえども、上弦の六鬼は倒せていないということですね。

下弦の鬼
累対炭治郎

 不動のメンバーとなっている上弦に対し、頻繁に鬼殺隊に狩られている下弦。主人公の竈門治郎(+禰豆子)により「下弦の伍」累が倒されたことで鬼舞辻無惨は下弦に見切りを付け、「下弦の壱」魘夢(「無限列車編」に登場)を除いて自ら粛清してしまいます。この場面は通称「パワハラ会議」と呼ばれていますが、そもそも下弦に選んでいるのは鬼舞辻無惨自身なので、上弦に引けを取らないだけの実力を持つ鬼をスカウト出来ていない責任は自分自身にあるんじゃないかとも思うのですが…。

パワハラ会議
無惨のパワハラ

 まあこんなこと言っている時点で鬼側の敗北は必然だったような気がしますね。せめて殺すにしても、無駄に粛清するぐらいなら、生還したら上弦にしてやるとか言い含めて全員まとめて鬼殺隊士に特攻させまくるぐらいした方が意味があったように思います。

継国厳勝

 それはさておき、鬼殺隊を寄せ付けなかった上弦六鬼の中でも最強を誇る黒死牟。鬼として戦国時代から400年以上生きており、他の上弦の鬼と比較しても別格の力を持ち、鬼舞辻無惨からも「ビジネスパートナー」と評されるほどの信頼を得ています。その正体は、かつて鬼殺隊に所属した剣士「継国厳勝」でした。

継国縁壱

 双子の弟である「継国縁壱」は、それまで鬼殺隊になかった「呼吸」の創始者で、作中最強の存在でした。

無惨を圧倒

 対峙して圧倒された鬼舞辻無惨は爆散して逃げ、「私など化け物ではない、奴こそ本当の化け物」と恐れ、リベンジどころか、継国縁壱の寿命が尽きるまでの数十年以上を逃げ続けることで戦いを終わらせていました。圧倒的な戦闘力を持ちながら自ら鬼殺隊と戦おうとしなかったのも、精鋭の側近たる「十二鬼月」を作って手駒として鬼殺隊と戦わせていたのも、再び継国縁壱のような存在が現れたらという恐怖からでしょう。

兄よりすぐれた弟などぞんざいしねえ

 継国縁壱は「日の呼吸」、厳勝は「月の呼吸」を使い、共に鬼殺隊に呼吸術を定着された功労者ですが、「兄より優れた弟など存在しねぇ!!」というジャギ兄さんの名言にも関わらず、双子の弟ながら縁壱は素質や人格、いや何から何まで兄より圧倒的に優れた雲の上の存在でした。

厳勝と縁壱
無惨の勧誘

 このことが厳勝の精神を歪め、鬼になれと誘ってきた無惨の口車に乗り、迷うことなく鬼になりました。

黒死牟対無一郎

 黒死牟は、鬼になる前(つまり厳勝時代)に子を残しており、その子孫が「霞柱」時透無一郎でした。無一郎は刀を手にしてたった二か月で鬼殺隊剣士の最高峰である「柱」にまで登り詰めた剣の天才です。作中でも“上弦の伍”玉壺をただ一人で仕留めるなど、従来の「柱」とは一線を画する戦闘力を見せています。

良き技だ

 作中最終フェーズである「無限城決戦編」にて黒死牟は無一郎と遭遇。無一郎の剣術を「良き技」と賞賛します。そしてそれに応じて抜刀する際に言ったのが今回の記憶に残る一言です。

此方も抜かねば無作法というもの

 「此方も抜かねば…無作法というもの…」元は戦国時代の侍だった黒死牟、鬼となっても侍らしい礼儀が窺える台詞です。その後の戦闘は、無一郎にとって絶望的な実力差を見せつけられることになってしまいます。

無一郎を鬼にしたい黒死牟

 全力の状態で挑んだにも関わらず、瞬く間に左腕を切り落とされ、奪い取られた刀で城の柱に磔にされてしまうのでした。

弐対一で戦う

 黒死牟はその後「風柱」不死川実弥と最強の「柱」とされる「岩柱」悲鳴嶼行冥と交戦。柱二人を同時に相手にしてもむしろ押し込む程の戦闘能力を見せつけます。まあその後の展開は原作を見て頂くとして…

ネタ

 黒死牟のセリフはなぜかネットでまったく別の使われ方をされるとうになってしまいます。「抜く」という単語が下ネタ的に解釈されてしまい、女性キャラの水着、入浴、着替えシーン等でこのセリフが書き込まれるように。

抜けない

 一方、刀で肩を壁に縫い付けられた状態の無一郎は、「抜けない…!くそっ!!抜けない!!」と発言していますが、こちらも「家族が増えるよ!」「やったねたえちゃん!」で有名な「コロちゃん」のような、エロ漫画というにはあまりに悲惨な展開のもの、いわゆる「かわいそうなのは抜けない」作品に対して使われるように。まあ人の趣味は様々なので、「かわいそうじゃないと抜けない」という人もいるそうですが(笑)。

お労しや兄上

 エロい画像とか動画が登場する度に使われる、使い勝手の良い「此方も抜かねば…無作法というもの…」ですが、あまり多用すると、弟である縁壱からおのようにツッコまれことに。これは80才を越えてなお往年の技量を保っていた縁壱と厳勝改め黒死牟が対峙した際の縁壱のセリフです。鬼となってまで弟を越えようとした黒死牟でしたが、それでも技量の差は歴然で、瞬く間に追い詰められる黒死牟でしたが、とどめの一撃を放とうと振り上げたまさにその瞬間、縁壱は寿命を迎え、立ったまま事切れたのでした。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ユースフ

Author:ユースフ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
ブロとも一覧

秒速5センチメートル・・・桜花抄の軌跡を追ってみた

心理兵器:秒速5センチメートル
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
38位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
10位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新トラックバック
検索フォーム
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ