好きな声優さん第7期(その3):高野麻里佳~業界屈指の美人声優

処暑の前から秋の長雨のような天気が続いている昨今。あまり暑くないのはいいのですが、来週は猛暑が戻ってくる気配ですね。涼しさに慣れてしまってから暑さにぶり返されてしまうと体が一層つらくなりそうです。

先週「好きな声優さん」で紹介した堀江由衣ですが、実は2012年11月18日付の「好きな声優さん(その8)」で紹介済でした。9年近く前だからすっかり忘れていましたが、重複があってはいかんと管理画面から検索したものの、見つからなかったのでてっきり取り上げていなかったかと。おのれFC2め。

ということで、前回の記事は堀江由衣の出演作品のアップデートということで、(その7)改め(補遺)とさせていただき、内容も変更しました。(補遺)は以前早見沙織で前例がありましたが、はやみんについてはさらに再補遺が必要な気もしますね。

そうなると(その7)を改めて設定せねばということで、本日も「好きな声優さん」です。今回は声優界屈指の美人だと思う高野麻里佳を紹介しましょう。

高野麻里佳は1994年2月22日生まれで東京都出身。「高野」は「たかの」ではなく「こうの」と読みます。愛称は「まりんか」。趣味・特技は水泳、バスケットボール、ROCK、ヘッドバンキングということですが…ヘッドバンギングて(笑)。リズムに合わせて頭を激しく上下に振るあれですよね。ヘドバンが原因で脳梗塞になったというギタリストもいるそうで、健康のためにはあまりやらない方が…

小学生時代に音読のための練習を各キャラクターにアレンジを加えて楽しんでいたところ、母親に褒められたことが声優を志した契機で、その後「ポケットモンスター」のピカチュウと「ONE PIECE」のトニートニー・チョッパーを同じ声優(大谷育江)が演じていると知り、「この人になりたい!」と思ったそうです。

代々木アニメーション学院高等部大宮校卒。「代アニ」はいわゆる各種学校で学校教育法上の学校ではないのですが、代アニ学院高等部は八洲学園大学国際高等学校(通信制)と連携しており、同校の卒業資格が得られるのだそうです。

テレビアニメでの声優デビューは2014年で、アーティストとしても同年にデビューしています。デビュー作は「RAIL WARS!」の城ヶ崎なみ役のようですが、これは玩具メーカーであるタカラトミーの子会社であるトミーテックが展開しているキャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」からのゲストキャラで、その名前から判るとおり伊豆急行のキャラですね。「RAIL WARS!」では4話で登場したそうですが、確か作品の出来のあまりの素晴らしさに思わず3話切りしていたので見ていないと思います。

2015年の「それが声優!」の小花鈴が初のメインキャラで、共にメインキャストを務めた高橋李依、長久友紀と声優ユニット・イヤホンズを結成しています。イヤホンズは今も活動をしており、デビュー6周年を迎えています。

本年に入ってソロシングルも2枚リリースしており、ソロアーティストとしての活動も開始しています。なおイヤホンズのCDパッケージでのローマ字表記は“MARIKA KOUNO”、ソロCDのジャケットでの表記は“MARIKA KOHNO”となっており、なぜか複数の表記を使っています。

それでは私が知っている高野麻里佳が演じたキャラです。例によってほぼ年代的に古い順。まずは「それが声優!」の小花鈴。彼女については2015年11月11日付の当ブログ記事で取り上げている(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-1162.html)ので、詳細はそちらで。現役JC声優にして子役をしていたので芸歴10年というベテランですが、擦れておらず素直です。

「Re:ゼロから始める異世界生活」のペトラ・レイテ。普通の村娘でしたが、主人公スバルに好意を抱いたことでロズワール家のメイド見習いとなりました。第1期は2016年放映でしたが、メイド見習いとなったことでしっかり第2期にも登場。

メイドの仕事については物覚えが良いようで、メイドの先輩であるフレデリカやラムからも気に入られているようです。

「ひなこのーと」の中島ゆあ。一見「きらら系」に見えて「きらら系」ではなかった本作。そのせいか、結構人気声優を揃えていたのに「ごちうさ」のようなブレイクはなかったようです。原作は今年完結していますが、2期はないのか。

ゆあは主人公ひな子のクラスメイトで、勝気な性格でひな子を一方的にライバル視しています。わがままで高飛車な態度をとることが多いものの、根は素直でとても優しく、将来の夢は女優です。

「ウマ娘 プリティダービー」のサイレンススズカ。私が視聴したのは最近ですが、放映は2018年。第1期では主人公スペシャルウィークの憧れのウマ娘にして同室の親友。エースウマ娘が集うチームリギルに所属していましたが、徹底管理の方針が合わず、自由放任のスピカに移籍して才能が開花しました。

序盤から快走する「大逃げ」の戦術で圧倒的な力を発揮する“異次元の逃亡者”。モデルとなった馬と同様に天皇賞(秋)のレース中に第4コーナー手前で骨折してしまいます。

馬のサイレンススズカは左前脚の手根骨粉砕骨折で、予後不良として安楽死措置がとられました。しかし聞くだに恐ろしい“粉砕骨折”の激痛にも関わらず、騎乗した武豊を案じてか横倒しにならず、ゆっくりとコースアウトしていく姿がYouTubeでも見られます。実況の“沈黙の日曜日”が嵌まりすぎています。

ウマ娘になってもあの運命からは逃れられなかったスズカ…しかし、アニメではスペシャルウィークとトレーナーの的確な対処によって一命を取り留め、1年を超えるリハビリの末にレースへの復帰を果たしました。

ゲーム版ではプレイヤーの腕次第ですが、あの運命に打ち勝って、実況に“栄光の日曜日の主役となったのはサイレンススズカ!第4コーナーの向こう側からみごと盾の栄誉を勝ち取りました!”と言わしめることも可能です。私もぜひ言わせたいのですが、未だサイレンススズカと邂逅できず…

悲しい「前世」を持っているせいか、物静かで儚げな印象が強いウマ娘ですが、はっちゃけたスピカのメンバーと係わる中で笑顔を見せるようになっていきます。

「ぼくたちは勉強ができない」の唯我水希。主人公唯我成幸の妹でJC。家事洗濯炊事の大部分を引き受けており、成幸からも“できた妹”と評されています。

しかし実は過度のブラコンで、家では「KOJUTO」「HONSAI」「SEISAI」「SEI HEROINE」「SISTER ENDING STORY」「NO SISTER NO LIFE」などのロゴが入ったエプロンを着用しています。成幸の男友達には丁寧に接しますが、女友達には小姑的態度を取りがちです。原作が少年ジャンプだけに妹ルートはありませんでしたが、R18のエロゲだったら絶対水希ルートはあったことでしょう。

「放課後さいころ倶楽部」の高屋敷綾。好奇心旺盛で明るく天真爛漫な転校生で、ぼっちだった主人公武笠美姫の最初の友人となります。シングルファーザーが動物カメラマンとして留守にしがちで、JDの姉と二人暮らしをしています。

社交的で物怖じしない反面、寂しがり屋で賑やかな雰囲気を好み、スキンシップを好む傾向が強く、すぐメンバーに抱きついたり腕を組んだりする“百合要員”です。感情をストレートに表してしまいがちなので、心理戦要素のあるゲームにはめっぽう弱く、“かませ犬”的ポジションになることもしばしば。

「神達に拾われた男」のミーヤ。猫人族の冒険者で、主人公リョウマの初以来客です。依頼内容は汚部屋を綺麗にすることでしたが、完璧な結果に以来リョウマファンになっています。

「Fate/Grand Order」の妖精騎士ランスロット。本年6月に公開された「第六章妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」に登場した最強の妖精騎士です。未入手だけど(涙)。モルガン、光のコヤンスカヤ、オベロンと星5キャラを入手できたのに君だけが来なかった。


本名はメリュジーヌ。フランスの伝承に登場する水の精霊で、上半身は中世の衣装をまとった美女の姿なものの、下半身は蛇の姿で背中にはドラゴンの翼が付いています。泉の妖精とスコットランド王子の間に生まれ、フランス貴族と恋に落ちて結婚し、夫である貴族に繁栄をもたらしますが、夫が「土曜日に自分の姿を決して見ないこと」という誓約を破ったことで竜の姿になって城を飛び出しました。日本の「雪女」とか「鶴女房」「葛の葉」に近い異種婚姻譚ですね。

スマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」並びにアニメ「ウマ娘 プリティダービー Season2」が大ブレイクして、サイレンスズカ役の高野麻里佳も一気に脚光を浴びたように感じます。

「Season2」ではアメリカ遠征中ということで出番があまりなかったのが残念でしたが、終盤にトウカイテイオーが奇跡を起こす有馬記念では帰国してレース場に駆けつけていました。本人も黙っていればサイレンススズカのように儚げで憂いを帯びた美人に見えますが、自身のことは“異端”声優だと述べています。

アニメの主役でブレイクして一気にスター声優に、ということではなく、アニメもナレーションも番組も雑誌もと、様々なことをたくさん積み重ねて今日があるということで、子どもたちが憧れているようなスター声優とはちょっと違うと思っているそうです。しかし今年はブレイクしたと言ってもいいんじゃないですかね。これからも頑張って下さい。

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