fc2ブログ

ウマ娘 プリティーダービー Season2:より熱く、感動の展開へ

またも水害

 梅雨が戻ってきたかのような雨の日々。立秋を過ぎて暦の上では秋なので、もしや秋の長雨なのか。四国は梅雨が長かったわりに雨量が足りず、水不足気味だったのでありがたいくらいなのですが、災害レベルの水害になっている九州・中国地方の方々にはお見舞い申し上げます。私が長崎を訪れたのは猛暑の中でしたが、大雨よりははるかにましなのでした。
 
ウマ娘Season2 

 本日はアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season2」の紹介です。本作は今年の冬アニメとして放映され、その間に3年近く延期されていたゲーム版も満を持してリリースされたことで大きな話題になり、どちらも評判が良く大ヒットとなりました。

ウマ箱

 本作の1~4話までが収録された「ウマ箱2 第1コーナー トレーナーズBOX」は初動で11万2千枚を売り上げ、2000年代のTVアニメシリーズのとしては初の10万枚超えとなりました。10年ほど前までは、TVアニメはDVDの売り上げが利益に直結する形でしたが、現代では海外展開も踏まえて配信での視聴が主流となっています。なので円盤は売れにくくなっており、いわゆる“爆死”状態でも配信が好調なら2期が制作されるようになっていますが、そういう状況の中で記録を更新したということが凄いです。一説には前人未踏・不滅不倒の記録を打ち立ててしまったのではないかと。もし抜けるとすると「ウマ娘 Season3」か…

スタジオKAI

  Season2は監督など主要スタッフは第1期と同じですが、制作会社はP.A.WORKSからスタジオKAIに代わっています。スタジオKAIは2019年6月に設立された新しい会社で、テレビアニメを手掛けたのは本作が初となりますが、2作目の「スーパーカブ」も好評だったので、今後注目される制作会社になるのではないかと思います。

スペスズ

 主人公は“日本の総大将”スペシャルウィーク&“異次元の逃亡者”サイレンススズカ組から、“帝王”トウカイテイオー&“名優”メジロマックイーンに変わりました。4人(馬であれば“頭”と数えるべきなのかも知れませんが、ウマ娘は見た目「人間要素がある馬」ではなく、「馬要素のある人間」なので、ここは“人”と数えたい)ともにチームスピカなので、テイオーとマックイーンは第1期にも脇役として登場していましたし、スペちゃんとスズカもSeason2に脇役として登場しています。しかし競馬馬の異名って、プロレスラーみたいで格好いいですね。スペちゃんの“日本総大将”は、正確には欧州最強馬ブロワイエ(作中ではモンジュー)を迎え撃ったジャパンカップの際の実況の発言なんですが、見事勝利したことでスペちゃんの代名詞となりました。

駆けていく二人

 本来の時系列ではテイオーとマックイーンはほぼ同期、スペちゃんとスズカもほぼ同期で、二人はテイオー・マックイーンの引退と入れ替わるような形でデビューしているのですが、ウマ娘世界では同級生のような形で、というかスペちゃんとスズカの方がちょっと先輩みたいな感じで描かれていますね。

皇帝と帝王
マックイーンに絡むゴルシ

 ま、本来テイオーのパパンであるシンボリルドルフが上級生ながら同じトレセン学園にいるし、作中のギャグメイカーであるゴールドシップなんか本来マックイーンの孫なのに同級生なので、細かいことを気にしてはいけません(笑)。ただし本来の血縁関係はウマ娘にも多大な影響を与えているらしく、お互いに「ただならぬ縁を感じる」ようです。実際ルドルフとテイオーはやたら仲がいいし、ゴルシはマックイーンに絡みまくり、マックイーンもうざがりながらも本気で怒ったりはしないという。

 なお、マックイーンはアニメではチームスピカですが、ゲームのメインストーリーではチームシリウスで所属で、序盤はプレイヤーキャラクターであるトレーナーと二人三脚で頑張っていく展開となっており、第1章の主人公として描かれています。なんか「艦これ」の初期艦を彷彿とさせますが、そういうストーリー展開にもかかわらずマックイーンを実際に所有出来るかどうかはガチャ次第という。ま、任意の星3ウマ娘を選べるチケットを一枚だけ貰えるので、そこでマックイーンを選べばいいのですが、他のウマ娘も魅力的だから…。あ、私はちゃんとマックイーンを選びました。が、そのせいかスペちゃんもスズカも持っていません。スズカはかなり迷ったんですが…

チームシリウス

 チームシリウスはマックイーンの他、“破天荒”ゴールドシップ(マックイーンが居るところ、必ずゴルシあり)、“黒い刺客”ライスシャワー、“新時代の旗手”ウイニングチケット、“シャドーロールの怪物”ナリタブライアンが加わっていくので、決して弱小チームではなくなっていきます。

二人の勝負

 アニメでのテイオーは無敗の三冠ウマ娘だったルドルフに魅せられ、同様の無敗の三冠ウマ娘を目指していきます。マックイーンはテイオーと同級生で、親友であると同時に最大のライバルとなります。テイオーは小柄で明るく活発で、ちょっとロリっぽさがあります。一方マックイーンはウマ娘界きっての名門メジロ家の令嬢で、いかにもお嬢様然とした言動をしますが、他人を見下したり傲慢な振る舞いをするようなことはない“いいお嬢様”です。

春の天皇賞

 本作が描くのはテイオーとマックイーンの栄光の軌跡…ではなく、故障や病気による挫折や絶望、それを乗り越えようとする不屈の魂です。二人はライバルながら、テイオーは中距離、マックイーンは長距離を得意としており、一度だけ長距離戦の天皇賞(春)で直接対決します。

素敵お嬢様のマックイーン

 それぞれに特訓を重ねて勝負に臨んだ二人ですが、結果は長距離を得意とするマックイーンの勝利となります。中距離戦でも勝利しないと本当の勝利とはならないということで、再戦を切望する二人ですが、それぞれ故障が発生してなかなか直接対決の場が生まれません。

テイオー骨折
マックイーン故障

 それどころか、三度の骨折によりテイオーは元のようには走れないと悟り、心が折れて引退を決意することに。一方、「打倒スピカ」を目標とするチームカノープスに新たに加わったツインターボは、テイオーを一方的にライバル視し、事あるごとに勝負を挑んできますが、テイオーには名前さえ覚えて貰えない有様。テイオーが引退を決めた際には「テイオーは絶対諦めない」と涙を流しながら猛反対しました。

これが諦めないってことだ
ツインターボの走りを見るテイオー

 テイオーが引退を発表する場となったファン感謝祭では、同時に開催されていたGⅡオールカマーで大逃げで他のウマ娘を振り切って1着となり、「これがあきらめないってことだー!!」という魂の叫びを聞いたテイオーの闘志に再び火を付けることに成功します。ここに至るチームカノープスの働きやルドルフ会長のさりげないフォローがまたいいんです。

奇跡の勝利

 実際の競馬界ではもちろん馬同士の絡みなんかないのですが、ツインターボのオールカマーでの大逃げからの逃げ切り1着とかは史実どおりで、テイオーの三度の骨折やそれを乗り越えて一年のリハビリの末の有馬記念での勝利というラストシーンも史実どおりです。事実は小説よりも奇なりといいますが、競馬の世界も嘘みたいな事実が多数あって、それが競馬ファン以外にも知れ渡ることでアニメとゲームの両方でウマ娘が大ヒットした感じです。競馬ファンも、YouTubeなどで多くの人がウマ娘から入ってきた新参を嫌わず、一緒にレースについて熱く語り合っている感じが非常に良かったです。それもウマ娘がレースをきちんと描いているからなんでしょう。

絶望顔のマックイーン

 テイオーがツインターボ師匠のおかげでやる気になったところで、入れ替わるようにそれまで好調だったマックイーンに異変が。治療法がないとされる繋靭帯炎を発症し、二度と走れないという悪夢のような宣告を受けてしまいます。

号泣マックイーン

 全体的に作画の良い本作ですが、絶望するマックイーンのくだりは神がかった作画を見せています。それを目の当たりにしたテイオーはあえて言葉で励ましたりせず、自分の走りを見せることで無言の激励を行うことを決意。それがラストの有馬記念の走りになります。当時向かうところ敵なし状態だったビワハヤヒデを差し切って勝利。

テイオーのレースを見るマックイーン
ホラー映画のヒロインか

 テイオーのあり得ない勝利を目の当たりにしたマックイーンの表情がこれ。これだけ見るとホラー映画の恐怖するヒロインみたいですが。

必死に走るネイチャ

 なおチームカノープスのリーダー格でテイオーとは同期のナイスネイチャは、好走はするものの突出した才能がないためになかなか勝ちきることができまぜんが、テイオーに対するライバル心や勝利への努力・執念は強く持っており、それでもテイオーが落ち込んだ時には助力を惜しまないなど、良い役回りを貰っていました。

勝利するネイチャ

 ゲームでもナイスネイチャは自分に自信が持てない気弱で臆病な面を見せるものの、トレーナー(プレイヤー)の指導でレースで“結果”を出していくことで少しずつ変わっていく様子が非常に可愛らしく、ストーリー展開自体もほぼギャルゲーみたいなので、彼女まっしぐらという感じになります。走るために生まれてきたというウマ娘ですが、ナイスネイチャは普通にいい奥さんになりそう。妹にしたい、彼女にしたい、母にしたい(?)と、様々なウマ娘がいますが、私が嫁さんにしたいのはネイチャですね。

悔し泣きするネイチャ

 特にアニメでのどんなに努力しても結果が出ないというあたり、身につまされるというか自分に重ねてしまう人も多いような。トウカイテイオーのCMで“天才はいる。悔しいが”というコピーがありますが、それを言っているのはネイチャあたりなんじゃないかと。

ネイチャの投げキッス
ネイチャの投げキッスその2

 3着が指定席とされるナイスネイチャですが、見方を変えると相手が何者であっても安定した成績を残しているということで、実際テイオーが勝利した有馬記念でも3位に入っており、ウイニングライブの「ユメヲカケル!」も一緒に歌い踊っています。投げキッスをさせるなど、スタッフにネイチャファンがいるとしか思えない優遇ぶりですが、史実でも有馬記念で3年連続の3着になっています。“相手が違い、ペースが違い、位置取りだって違ったのに、終わってみたら3年とも3着だった”のは凄いことだと競馬評論家の井崎脩五郎も語っています。ちょっとネイチャに入れ込みすぎてしまいましたが。

炭酸抜きのコーラか

 なお、史実があまりに凄いだけにシリアス展開ばかりに目が行ってしまいますが、折々挟み込まれるギャグも面白いです。特に11話でのビワハヤヒデの「ほう…炭酸抜きのコーラか…」という一連の発言は、「グラップラー刃牙」第1話の完全なパロディになっていて、若い人はわからんだろうと思いつつ爆笑させてもらいました。ついでにテイオーのコスプレも「探偵物語」の松田優作。工藤ちゃんライターも出して欲しかった。

あげません!

 11話にはよくMADの素材として使われるスペちゃんの「あげません!!」(テイオーの妄想の中のセリフで実際のスペちゃんはそんなこと言わない)もあり、キタサンブラックとサトノダイヤモンドのちびっ子ウマ娘コンビのハロウィン衣装も見られ、12話の絶望展開を前に妙にほっこりした回になっています。こういうほっとする回があるのがいいんですよね。

キタサトコンビ
憧れのウマ娘と

 キタサンブラックとサトノダイヤモンドは、それぞれテイオーとマックイーンに憧れるちびっ子ウマ娘として折々登場して場をなごませてくれましたが、13話ラストでは彼女らが成長してトレセン学園に入学するシーンで締められていたので、3期はこの二人が主人公になるのかも知れません。

成長した二人

 13話のタイトルが「夢をかける」。そしてSeason2のOPが「ユメヲカケル!」。“掛ける”と“駆ける”の二つの意味が混ざっているのでしょう。ゲーム中のライブでは任意のウマ娘で歌い踊らせることが出来ますが、デフォルトではテイオー、マックイーン、ネイチャになっているのがまたいいですね。

ユメヲカケル!


スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ユースフ

Author:ユースフ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
ブロとも一覧

秒速5センチメートル・・・桜花抄の軌跡を追ってみた

心理兵器:秒速5センチメートル
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
日記
28位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
会社員・OL
8位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新トラックバック
検索フォーム
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ