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2021年冬季アニメの感想(その1):はたらく細胞!!/はたらく細胞BLACK/ひぐらしのなく頃に業

木蓮

 春の嵐の日曜日。雨と風が一緒はキツいですね。土曜日じゃなくて良かったけど、雨の日曜日というのは憂鬱なものです。布団は干せないし洗濯物は乾かないし。

女帝エアグルーヴ

 今日もウマ娘の記事を書きたくなりましたが、冬アニメが終わりつつあるのでそろそろ感想も書かねばなりません。なのでちょっとだけウマ娘の話をすると、手持ちのウマ娘は一通り育成したので、新しい面子が欲しいなと10連ガチャを2回引いてきたのがSRのグラスワンダーとエアグルーヴ。残念ながらSSRは来ませんでした。

エアグルーヴ勝利

 しかしこのエアグルーヴ、なんとURAファイナル(中距離)まで勝ち進み、サクラバクシンオーに続くファイナル突破を果たしました。だけでなく、トリプルティアラを含むG16冠を達成。女帝の異名を取るだけあって、態度がでかくてプライドも無茶高かったけど、それに負けない成果を叩き出してくれました。

トリプルティアラ

 ちなみにトリプルティアラとは、桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞で勝利すること。本来は牝馬しか参加できませんが、ウマ娘は全員女の子なので元が牡馬でも参加可能。しかしエアグルーヴは元が牝馬なので、戴冠によりふさわしいウマ娘だと思えます。

はたらく細胞!!感想

 それでは完結した冬アニメの感想をば。まずは「はたらく細胞!!」。なんとたった8話で終了。これは当初からの予定だったのか、新型コロナ禍の影響なのか。新型コロナウイルスも題材になりそうですが、取り扱われることはありませんでしたね。まだちょっと生々しすぎるからか。

がん細胞再び

 今回はラスボスとして第一期にも登場したがん細胞が復活して再登場、はやみん演じる制御性T細胞がなぜかがん細胞に味方し、がん細胞を倒そうとする好中球、NK細胞、キラーT細胞の前に立ち塞がりました。ヤンデレ演技に定評のあるはやみんだけに、悪堕ちか闇堕ちかとワクワクしましたが、あくまで免疫細胞としての特徴から来るものでした。

がん細胞を守る制御性T細胞

 制御性T細胞を傀儡とし、腸内の悪玉菌コロニーが生成した毒素で得た圧倒的なパワーにより免疫細胞を滅ぼそうとするがん細胞。しかし体内組織を破壊したことで制御性T細胞が離反し、中盤から登場していた乳酸菌ら善玉細胞の活躍で腸内バランスが変わり、結局は再び滅ぼされることに。

乳酸菌たち

 第一期では主人公格だったはなざーさん演じる赤血球は完全に脇役になり、一般細胞と彼が助けた乳酸菌が主人公格に昇格していました。しかし、体中を廻るのが仕事の血球達と違い、一般細胞が持ち場を離れて体内のいろいろな所に赴くというのは科学的・医学的にいかがなものか。

はたらく細胞BLACK感想

 続いてスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」。こちらは13話でしたが、途中なぜかペースUPしていたのでやはり早めに完結。ブラック企業で働いているらしい人間の体内はやはりブラック企業のようになっているというアイロニー色が強い作品でした。

破滅的事態

 ストレスから摂取しまくっているらしい喫煙・飲酒・カフェインが体内にもたらす悪影響のほか、円形脱毛症・水虫・淋病・胃潰瘍・痛風・心筋梗塞などに次々と襲われます。これはもう人間はおっさんとしか思えませんが、病気のデパート化していますね。ブラック企業で働いているわりに淋病に罹る余地はあったんかい。忙中閑ありというやつでしょうか(笑)。

真面目な主人公

 主人公はやる気のある新人赤血球で、生真面目で仕事熱心なため、最優秀新人賞を獲得するなどしています。「BLACK」では赤血球にかなりの個性があり、やさぐれ不良系、さぼり系もいます。やはりブラックな環境のせいなのか。しかし仲間の赤血球を殺しにかかったりするのはいくらなんでもやり過ぎな。

淋菌対白血球

 ブラックな体内環境は血管系以外にも悪影響を与えており、だいたいどこに行ってもろくなことになっていません。一般細胞は文句ばかり言うおばさんだったり(これは体内環境悪化のせいではないかも知れませんが)。

キャバクラのような肝臓

 一方、本編よりアダルトというか踏み込んだ描写があり、肝臓が血中アルコールを処理する働きは、キャバクラとキャバ嬢として描かれ、赤血球達はここに行くことを楽しみにしていました。

腎臓の糸球体

 また腎臓の糸球体は湯女のような感じで汚れた赤血球などをシャワーで洗っていました。本編にはこういう「大人の社交場」的な描写は全くなかったので、働くのは大変だけど息抜きの場もあるあたり、ブラックはブラックなりに何とかやっていけるようにしているのね、と感心したり。

ロボット型抗生物質

 ラストは心筋梗塞で死を迎えることになりましたが、心臓マッサージやAEDで蘇生し、以後は養生しているのか、体内環境は好転していったようです。というかブラック企業で寝る暇もなく働いているわりに、淋病や痛風に罹ると即座に医学的治療を受けており、それは細胞達から見ると様々な形のロボットに見え、なんだあれはと大騒ぎになるのですが、結局は自分たちの敵を倒してくれるならなんでもいいやという方向に落ち着くという。

友の死

 主人公の友人が死亡するなど、ダークな描写も目立ちましたが、最後まで諦めない主人公と、医学的治療のおかげで一段落。やれやれ、今後は体内環境の維持に努めてくれよ…で終わるのかと思いきや、いきなり出現した針から吸い込まれ、異世界転生してしまう主人公達。

異世界転生?

 どうやら輸血によって別の身体に移されたようなのですが、そこはこれまでの身体以上に悪い体内環境でした。こんな異世界転生はいやだなあというところで物語は終わり、好評だったら第二期制作しますよ的結末を迎えました。ここで終わってもブラックな結末でタイトルに似つかわしくて良いとも思います。

業感想

 最後に「ひぐらしのなく頃に業」。100年もの試行錯誤の末、「解」でついに死の運命から逃れたはずの梨花。しかし、なぜか数年後、お嬢様学校で学園生活を謳歌していたはずが、いつのまにかまた雛見沢に戻っていた理不尽。一体何がどうなったのか。

希望の相違

 昨年秋季から2クール放映で、前半はこれまで起きなかったタイプの惨劇が連続して発生し、視聴しているこちらも何がどうなっているのかと思っていました。今年に入って回答編に入り、なんとリセットして繰り返している主体が梨花ではなく沙都子だったという衝撃の事実が判明。

聖ルチーアでの表情の落差

 一緒に勉強して一緒に合格した聖ルチーア学院。梨花にとっては憧れの世界でしたが、沙都子はそこでは全く幸せになれませんでした。実はこの学校、表面上優等生として振る舞える詩音がかつて入学していましたが、彼女をして脱走の道を選ばせたという曰く付きの学校なので、なんで梨花がこの学校に執着しているのか謎。100年の試行錯誤の中でここに行くことが妄執と化してしまったのか。

聖ルチーアになじむ梨花

 しかし無理して頑張って入ったものの、既に燃え尽きていた沙都子はここでは劣等生&問題生で、一方梨花は完全になじみ周囲から羨望のまなざしで見られるほどの存在に。これまで共に手を携えてきた二人がここでは対照的な存在になってしまいます。

JC梨花

 とにかく雛見沢を離れて聖ルチーア学院に行きたい梨花とずっと雛見沢で暮らしたい沙都子。死の運命を乗り越えた先にも難関がありました。そしてこの難関を突破しようとしていたのは梨花ではなく、沙都子の方でした。

JC沙都子

 これまで常に脇役ポジションだった沙都子が主役兼黒幕だったというびっくり展開。しかもキャラの性格の相違のせいか、梨花より効率的にリセットを行っています。というより寸前に戻って何度でもやり直すというスキルはチートすぎる。

力を失う羽入

 沙都子は何というか知りませんが、見ている範囲で言えるのは、梨花のパートナーのオヤシロさま(羽入)はかなりへっぽこだったのに対し、沙都子のパートナーの新オヤシロ様(エウア)は圧倒的に有力かつ有能で、沙都子の奮闘を面白がって見ています。沙都子のチートスキルはエウアのおかげと行っていいでしょう。

エウア

 梨花の100年の妄執をへし折って雛見沢で一緒に暮らし続けようとする沙都子。それが上手くいくのかどうかは、次回作「ひぐらしのなく頃に卒」で描かれるのでしょう。それぞれ相手への執着を諦めて、別の道を進むことを決意することが最適解だと思いますが。「秒速5センチメートル」を見ろ沙都子。

改心した鉄平

 沙都子がリセットの主体となってから、各キャラが繰り返される過去の悲惨な運命を覚えていることが普通になり(梨花時代は奇跡と呼ばれていましたが)、あのどうしようもない鉄平さえも改心するという。まあ何度も悲惨な最期を遂げ、それを覚えているとなるとそうなるかな。

ひぐらしのなく頃に卒

 しかし、梨花以外のキャラもリセットが可能と言うことなら、これを乗り越えても、その先で主要キャラの誰かが不幸になると、またリセット現象が発生することになるのでは。全員が幸せにならないと終わらないということだと、どんだけ難易度の高いゲームなんだということになりますが…
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