好きなアニメキャラ(その125):スナドリネコさん(ぼのぼの)

今日は良く晴れて暖かく、絶好の洗濯&布団干し日和です。あちこちで梅の花も見かけます。明日は更に暖かい予報で、たまの休日くらい、いつもこうあって欲しいなんて思ってしまいますが、日本中の人が土日を休んでいる訳でもなく、自分の都合通りばかりには行きません。

本日は「好きなアニメキャラ」です。いがらしみきおの漫画を原作とする「ぼのぼの」より、“ぼのぼの界のスナフキン”と勝手に認定しているスナドリネコさんを紹介します。

「ぼのぼの」には大人キャラが多数登場しますが、だいたいが「○○のお父さん(お母さん)」という存在なのに対し、スナドリネコさんは誰かの親ということはなく、家族や所属する集団などもなく、一人で暮らしている異例のキャラです。

海の向こうの遠い場所からやってきたらしく、傷だらけで動けなくなっていたところをぼのぼのに発見されました。謎の多きキャラで、過去の事はほとんど話しませんが、「ここにはいない、非常に頭のいい生き物」が大勢住んでいた場所に住んでいたそうです。それはもしや人間のことでは…

隠者というか世捨て人的というか、そういう雰囲気を醸し出していますが、修行とか瞑想をしているという訳でもなく、自由な日々を過ごしているので、むしろ引きこもらないニートという雰囲気もありますが、野生動物である以上、何らかの形で自活しているはずなので、ニートではないでしょう。

当初はぼのぼのが一番信用している存在で、唯一感情を露にできる相手でした。しかしその達観したような態度が気に入らないという者も少なからずいるようで、アライグマくん親子やクズリくんのお父さんからは嫌われている。

体色は金色で、人間にかなり近い体型をしており、冷静沈着で無表情なキャラです。怠惰を好み、いつも家でぐうたらと寝ているなど自堕落な生活を送っていますが、かつて森で最強の存在として守り手を務めていたヒグマの大将と決闘して勝利すしたこともあり、やるときはやるタイプのようです。その際に譲り受けた洞穴で暮らしています。

元旅人らしく物知りなので、ぼのぼのを中心に色々な相手からよく尋ねて来られ、相談に乗ったりしています。アニメや原作初期では、ぼのぼの達を諭す頼りになる大人として描かれていましたが、初期からある自由人的な側面が次第に強まり、最近の原作では化けの皮が剥がれ、「それっぽいことをいうが実際は適当な人」として描かれるようになっているそうです。なにしろ約35年もの長期連載ですから。ただアニメ版では頼れる大人としての側面が色濃く描かれています。

家族、親族は登場していませんが、スースさんという古い友人がいます。スナドリネコさんは海の向こうから来たはずですが、スースさんは海を見たことがありませんでした。スースさんも何の動物をモデルにしているのか良く判らない謎キャラですね。角があるからカモシカとかインパラとかの雰囲気もありますが、それにしては耳が巨大過ぎるし。

モデルは当然スナドリネコですが、インドネシアの島々からインドシナ半島、中国南部・インド地域にかけての沼沢地に生息する、ネコ科動物にあっては特筆すべき魚食動物です。魚を捕ることから「漁をする」の意である「漁(すなど)る」の名詞形「漁(すなど)り」を「猫」に冠しており、すなわち「漁り猫」です。

ネコ科動物では珍しく、鉤爪を引っこめることができませんが、泳ぎが上手く、カエルやザリガニ、魚類、貝などを捕って食べます。また、ネコ科らしく陸上ではネズミ類を捕食します。近年は汚染、干拓、人間の移住などによって沼沢地が減るにしたがって、個体数が減少しているそうです。

リアルスナドリネコはスナドリネコさんとはあまり似ていない気がしますが、まあ「ぼのぼの」ではリアルとはあまり似ていない動物ばかりなのであまり気にしないようにしましょう。

CVはいろんな人が担当していますが、ここは代表として1995~96年に放映されたテレビアニメ1作目(テレビ東京版)でのCV担当小杉十郎太を。1957年12月19日生まれの横浜市出身。

声優デビュー作は「機動戦士Zガンダム」のヘンケン艦長。本人は当初ナレーション一本でやっていくつもりだったそうですが、これにより他のアニメや吹き替えの仕事が入るようになったそうです。それにしてもヘンケン艦長がデビュー作ってのは渋いですね。次回はスナドリネコさんに似ているあのキャラを。

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