視聴予定の2021年冬季アニメ:「なろう系」ばっかり選んで過去最多に

今年の12月はやたら寒くないですか?去年までいた大阪中心部に比べれば、筑波嶺はそりゃ寒いだろうと言われれば確かにその通りなんですが。日本海側を中心に記録的大雪とか報じられていますし、太平洋側だって霜は降りる氷は張るで。私の記憶では12月はまだ晩秋気分を引きずっていて、本格的に寒くなるのは年明けというイメージだったのですが、今年はもうコートは着るは暖房は使いまくるはで。

そろそろ年の瀬。今年もだんだん押し詰まってきましたね。ということは、新年から放映予定の2021年冬季アニメをチョイスをしておかなければなりません。早速選んでいきましょう。例によってあいうえお順です。

まずは「裏世界ピクニック」。宮澤伊織の小説が原作で、ストルガツキー兄弟のSF小説「ストーカー」を意識した作品だそうです。今やストーカーというと異常なつきまといをするキモい人間ということになっていますが、この小説の「ストーカー」は危険を冒して何が起きるかわからない「ゾーン」(短時間地球に滞在した異星人痕跡地)に侵入し、奇妙な遺物を持ち出す人々のことです。私、この設定が大好きなんですよ。

ネット怪談×異世界探険「検索してはいけないもの」を探しにいこう。仁科鳥子と出逢ったのは〈裏側〉で〝あれを目にして死にかけていたときだった。その日を境に、くたびれた女子大生・紙越空魚の人生は一変する。「くねくね」や「八尺様」、「きさらぎ駅」など、ネット掲示板で話題となった怪談に登場する危険なクリーチャーたちが闊歩する、この現実と隣合わせで謎だらけの裏世界。研究とお金稼ぎ、そして 大切な人を探すため、鳥子と空魚は非日常へと足を 踏み入れる…。女子ふたり怪異探検 サバイバル!…という作品だそうです。

「俺だけ入れる隠しダンジョン」。出た「なろう系」。必ず選んでしまいますね(笑)。瀬戸メグルが「小説家になろう」で2017年1月から連載し、書籍化されて2020年11月時点で累計発行部数80万部を突破しているそうです。コミカライズもされています。

稀少な魔物やアイテムが大量に隠されている伝説の場所――隠しダンジョン。就職口を失った貧乏貴族の三男・ノルは、幸運にもその隠しダンジョンの入り口を開いた。そこでノルは、スキルの創作・付与・編集が行えるスキルを得る。さらに、そのスキルを使うためには、「美味しい食事をとる」「魅力的な異性との性的行為」などでポイントを溜めることが必要で……?…という作品だそうです。

「回復術士のやり直し」。名前が「盾の勇者のやり直し」に似ていますが、やはり「なろう系」。月夜涙が2016年12月から「小説家になろう」に連載し、角川スニーカー文庫から書籍化されています。本作もコミカライズされています。

【癒】の勇者としての素質に目覚め、勇者たちと世界を救う冒険の旅に出ることになった少年・ケヤル。しかし戦闘能力のない回復術士には、勇者たちにその能力を搾取され虐待を受ける日々が待っていた。自由と尊厳を奪われ、自我すらも失いかけたケヤルはある日、正気を取り戻し《回復》の真実に辿り着く。《回復》はただの癒やしではない。《回復》は世界を、人を、根源から揺るがす力である、と。ケヤルは世界そのものを《回復》し、四年前からすべてを“やり直す”ことを決意する。そして勇者たちへの報復に胸を躍らせるのだった……。「さあ、パーティー<復讐>のはじまりだ─」…という作品だそうです。やはり「盾の勇者」っぽいような。

「蜘蛛ですが、なにか?」。これはタイトル的に「転生したらスライムだった件」っぽさを感じます。はい、「なろう系」三連発。“三話の壁”を超えられるのはどれか?馬場翁が2015年5月から「小説家になろう」に連載し、カドカワBOOKSから書籍化されています。やはりコミカライズされています。アニメ化にはコミカライズが必須なのでしょうか?

女子高校生だったはずの主人公<私>は、突然ファンタジー世界の蜘蛛の魔物に転生してしまう。しかも、生まれ落ちたのは凶悪な魔物の跋扈するダンジョン。人間としての知恵と、尋常でないポジティブさだけを武器に、超格上の敵モンスター達を蜘蛛の巣や罠で倒して生き残っていく……。種族底辺・メンタル最高女子の迷宮サバイバル開幕!…という作品だそうです。やなり「転スラ」っぽいですね。連続2クールである点までも…

「怪物事変」。藍本松が「ジャンプスクエア」で2017年1月号から連載している漫画が原作です。漫画原作は「なろう系」とは差異があるんでしょうか。

古来よりこの世に潜み、人に見つからないように人と関わり合って生きる〝怪物″(けもの)。しかし現代では人と必要以上に深く関わろうとする…例えば子供を作ろうとするケースが多数報告されるようになった。そんななか、東京で怪物専門の探偵をしている隠神(いぬがみ)は動物の変死事件が起きている、とある田舎の村に呼ばれてやってきた。村を訪れた隠神は、そこで一人の少年と出会う。…という作品だそうです。え?なんか「ゴブリンスレイヤー」のような18禁的というか異種姦的シチュエーションなんですが、少年漫画なのこれ?

「弱キャラ友崎くん」。屋久ユウキのライトノベルが原作です。2015年の第10回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞しており、「このライトノベルがすごい!」では、2017年版から文庫部門で5年連続TOP10入りしているそうです。正直ヒロインが金元寿子なので選んでみました。久々じゃないですか?ひーちゃん。

友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちな高校生。“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか? 日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!…という作品だそうです。

「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」。このタイトルの長さ、貴様「なろう系」だな!「なろう系」に違いあるまい!…と思ったのですが、違ったみたいです。サトウとシオのライトノベルが原作で、略称「ラスダン」。やはりコミカライズされています。

都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。…という作品だそうです。やはり「またオレ何かやっちゃいました?」的展開になりそうな予感。

「転生したらスライムだった件(第2期/第1部)」。噂をしていたら本家が来てしまいました(笑)。分割2クールで第2部は7月からのようです。

主人公リムルと、彼を慕い集った数多の魔物たちが築いた国<ジュラ・テンペスト連邦国>は、近隣国との協定、交易を経ることで、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。リムルの根底にあるのは人間だったスライム故の「人間への好意」……しかしこの世界には明確な「魔物への敵意」が存在していた。その理不尽な現実を突き付けられた時、リムルは選択する。「何を失いたくないのか」を――ファン待望の転生エンターテイメント、暴風の新章に突入!…とのことです。

「天地創造デザイン部」。蛇蔵、鈴木ツタ(共同原作)、たら子(作画)で「月刊モーニングtwo」に2017年3号から連載中の漫画が原作です。

天地を創造した万能の神(クライアント)が、地上の生き物を造ることが面倒になり下請けの天地創造社に依頼。神様との連絡役である天使や、デザイナー・エンジニアたちが、日々模索、奮闘しながら生き物たちを生み出す過程を描いた“生き物創造お仕事コメディ…という作品だそうです。

「のんのんびより のんすとっぷ」。おお「のんのんびより」!懐かしい。第3期になりますが、第1期と第2期は同じ1年間の別のエピソードを扱っていた(「750ライダー」か)ので、時間は経過していなかったんですよね。3期はれんげが2年生になるのか?

「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、野菜を作ったり、虫捕りをしたり、楽器を練習してみたり…春夏秋冬の変わりゆく田舎生活はワクワクが止まりません。のどかでいつも通りだけど、くすっときて、ちょっぴり沁みて、心がほっこりする。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。…とのことです。来季の癒やし枠(「ごちうさ」枠とも言いますが)は本作で決まりですね。

「はたらく細胞!!」。これも第2期でタイトルに「!!」が付きました。第1期を見たばっかりのような気がしていましたが、なんと2年前だったんですね。時の流れの速さよ(遠い目)。

これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球…….そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」のテレビアニメ第2期!誰もが共感できる、体内細胞擬人化ストーリー…とのことです。

え?「はたらく細胞BLACK」?スピンオフ漫画が原作だそうです。全然知らなかったけど、「はたらく細胞」はスピンオフが多数存在するようですね。

毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、新米赤血球。しかし彼の職場(世界)の労働環境は、徹底的にブラック――!!飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?これは、あなたの体の物語――。…という作品だそうです。身体をブラック企業に例えると、年中無休の心臓には休みをやらないといけないわけですがそれは…

「無職転生~異世界行ったら本気だす~」。北斗神拳究極奥義「無双転生」かと思いきや「無職」(笑)。またもや「なろう系」。原作は「理不尽な孫の手」(作者名です)が2012年9月から「小説家になろう」に連載し、2014年に書籍化されています。例によってコミカライズも。

「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックに轢かれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた!ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていく事を誓うー!ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼馴染、凶暴ツンデレお嬢様、そのほかの様々な人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。新しい人生が動き出す!…という作品だそうです。異世界転生の典型的「なろう系」のようです。

「ゆるキャン△ SEASON2」。これも見たばかりのような気がしますが、第1期は2年前。番外編「へやキャン△」があったせいでしょうか。

これも、ある冬の日の物語。山梨の女子高校生である志摩リンは、愛車の原付に乗って一路浜名湖を目指していた。大晦日に始めた、久しぶりのソロキャンプ。山梨を出発して静岡県は磐田へ。年越しを磐田で迎えて、今日はその三日目。かなり距離の長い運転だが、なんだか楽しい。そんな折、立ち寄った海辺でふと思うリン。「やっぱり、一人のキャンプも好きだ私」一方、そんなリンの思いを知ったなでしこにも、新しい気持ちが芽生えていた。みんなとのキャンプは大好き。ご飯を作って、喜んでもらうのも、嬉しい。だけれど。「私もリンちゃんみたいに、ソロキャンプやってみたいな」なでしことリン、二人の出逢いから始まったアウトドア系ガールズストーリーの第二幕がいま、上がる。…とのことです。野クルメンバーが全員ソロキャンを始めたら笑いますね。

「Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season(後半クール)」。分割2クールの後半ですね。前半は今年の夏季アニメでした。エルザにはスバルをあと4,5回は殺して貰いたいですな。

俺が必ず、お前を救ってみせる。魔女教大罪司教「怠惰」担当ペテルギウス・ロマネコンティを打倒し、エミリアとの再開を果たしたナツキ・スバル。辛い決別を乗り越え、ようやく和解した二人だったが、それは新たな波乱の幕開けだった。想像を超える絶体絶命の危機、そして襲い来る無慈悲な現実。少年は再び過酷な運命に立ち向かう。…とのことです。来季もスバルと地獄に付き合ってもらう…って「装甲騎兵ボトムズ」か(笑)。

うおっ秋季を超える15作品…だと…。これは積極的に3話切りを行っていかねば。という状況にも関わらず、一応補欠を選んでおくと、DeNAのマンガアプリ「マンガボックス」に連載された大羽隆廣の漫画が原作のサスペンスアニメ「天空侵犯」、HEROの青春学園もののウェブコミック「堀さんと宮村くん」を原作とした萩原ダイスケ作画の「ホリミヤ」をアニメ化した「ホリミヤ」(ややこしいな)あたりでしょうか。アイドルものも何作も放映されるようですが、今回はなぜかガン無視して「なろう系」ばっかりエントリーしてしまいました。

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