好きなアニメキャラ(その123):エルザ・グランヒルテ(Re:ゼロから始まる異世界生活)

今日は寒いですね。12月に入って名実とも冬になったとはいえ、この寒さは年明けレベル。降ってる氷雨が雪に変わったとしても驚かないですよ。ガスストーブ出して、エアコン入れて、光熱費の安かった秋にさよならを。

本日は好きなアニメキャラなんですが、好き、と言い切って良いのかちょっと語弊があるかも知れません。というのはガチの悪役だからなんですが、でも悪役だけどはっきりいって主役よりもずっと好きなんだから仕方がありません。ということで紹介しましょう。「Re:ゼロから始める異世界生活」(略称リゼロ)に登場する妖艶な暗殺者エルザ・グランヒルテです。

エルザ・グランヒルテは第1話から登場。突然異世界に飛ばされて勝手がわからない主人公ナツキ・スバルの前に立ち塞がる序盤の難敵です。というかいきなり殺されますが、ゲームでゲームオーバになってセーブポイントに戻るような「死に戻り」の能力のせいでトライアル・アンド・エラーを繰り返して難局を乗り切っていくことになります。

エルザは妖艶な雰囲気に満ち満ちた黒髪の美女で、身長168センチ、年齢は23歳だそうです。何者かに雇われた暗殺者で、異名は「腸(はらわた)狩り」。殺害対象の腹を切り裂き、その感触や中身の観察に快感を覚えるそうで、これまでに数々の殺しの依頼を果たしており、悪名高い指名手配犯となっています。

なぜか誕生日も設定されており、4月29日。429…シニク…死肉。メインヒロインでルグニカ王国の次期国王候補者(王選候補)の一人であるハーフエルフのエミリアの持つ、王選候補である証しである徽章を狙っています。


一般ピープルであるスバルが全く歯が立たないのは当然として、精霊魔術を使うエミリア、エミリアの契約精霊で火の大精霊であるパック、そして作中最強と目される「剣聖」ラインハルト(「剣聖」の中でも歴代最強とされる)と交戦して生き残る強さを見せました。


Fateシリーズに例えればアサシンクラスなのに、奇襲や不意打ちでなくキャスタークラスやセイバークラスと正面切って拮抗するなんてそれだで凄いのですが、まさにサーバントのように非常に高い身体能力を持つとともに、異常なほどの回復能力を持っています。

序盤以降しばらく登場しませんでしたが、第二期に入って再登場し、またもスバルを殺害しています。スバルはこれまでに4回はエルザに殺されており、異世界で一番スバルを殺害している天敵のような存在となっています。ただし、「死に戻り」をするスバルの方は回数を覚えていますが、その都度リセットされているエルザには何度も殺しているという認識はないでしょう。

第二期でも鬼族で風の魔法を使うラム、禁書庫の精霊ベアトリス、獣化した獣人メイド・ベアトリスと戦いますが、いずれも退けています。ヴァンパイアに近い性質を持っているらしく、普通なら死んでるような攻撃を受けても復活しています。

武器はククリ刀のようなナイフをメインに使い、投げナイフも多数所持しています。どんなときでも優雅な口調を崩しませんが、時折見せる負の感情の仄めきがゾクッとするほど恐い印象です。

こういう暗殺者は、通常噛ませ犬にしかならないのですが、主人公スバルが「死に戻り」という特異な能力を持っているので、主人公やメインキャラを殺しまくるという金星を上げているエルザ。しかし「死に戻り」の能力に故にそれを覚えているのはスバルだけというのが皮肉です。

第二期終盤になって、エルザら暗殺者を雇っているのはエミリアの庇護者であるはずの宮廷筆頭魔術師のロズワールだったことが判明。スバルが「世界をやり直す」能力を持つことを知っており、敢えてエミリアを窮地に追いやることでスバルを苦難に晒し、エミリアを守る騎士に仕立て上げようとしているようです。ただし、「世界をやり直す」が「死に戻り」であることまでは知らないので、スバルにどれだけ負荷を掛けているかは判っていない様子。

なお暗殺者仲間がいて、それは年端もいかないような「魔獣使い」メィリィです。第一期では魔獣騒動の際にさらわれた村娘の一人として登場していました。

が、実は魔獣騒動を引き起こした張本人だったという。しかし正体が判ってもやはり子供だからとスバルは殺害を躊躇っていました。この世界では当然といえば当然な判断ですが、異世界だとどうなんでしょう。メィリィもロズワールが雇ったのでしょうか…それにしては連携がイマイチでしたが、暗殺者なんて本来共闘しないものなのかも。

CVは皆大好き能登麻美子(ワシもじゃ、ワシもじゃみんな!)。もう40歳だそうです、相変わらず麗しい。2018年に結婚と妊娠を公表していますが、“できちゃった結婚”ではなく、妊娠を機に結婚も公表したそうです。能登さんのイメージと“でき婚”は全くそぐわないですからねえ。最近は“授かり婚”とか言うそうですが、言葉を変えたってイメージ自体は変わらないですけどNE!

声質的に優しく穏やかな性格のキャラが多いような気がしますが、こういう悪役も優雅に演じているのがいいところ。声優である以上、がさつな役だってやれと言われればやるのでしょうが、穏やかな表情であくまで優雅にとんでもない凶行を行う方がずっと恐いです。

エルザはヴァンパイア的な性質を持っているそうですが、そういえば能登さんは「怪物王女」で純血種の吸血鬼・嘉村令裡を演じていましたね。原作のマンガではパンチラをしまくるキャラだったのに、アニメでは全く見せなくなっています。放映局のTBSの規制が厳しかったからだそうですが、能登さんをキャスティングしたから品格を上げたということは…

出産・育児のためか2019年以降はアニメ出演が少なくなっているようですが、ぜひ今後も仕事は続けて欲しいです。
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