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萩旅行記①:関東からは遙かに遠い萩へ

小春日和だ

 晩秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天を「小春日和」と言いますが、今日辺りは大春日和とでもいいたくなるような暖かさ。まさか夏将軍が戻ってくるんじゃないでしょうね。急に寒くなるのも困るのですが、この時期に20度を越えるというのも季節外れ過ぎて嫌ですね。

N700A.jpg

 さて今日は先日の山口・萩訪問について語りたいと思います。元々は大阪居住時代に計画していたんですが、諸事情により実現できませんでした。それをここに来てようやく決行ということにしたのですが、関東から山口は正直遠かったです。大阪発に2時間半+αを足さなければなりませんから。筑波嶺は東京から決行遠いのじゃ。

台湾風ルーロー飯弁当

 晩秋でもあり、日もまだ昇らない時間に起きて、薄暗いうちに出発。博多行きの新幹線で新山口まで向かいます。朝食は駅弁屋祭で「台湾風ルーロー飯弁当」(950円)を買いました。久々に「牛肉どまん中」(1250円)にしようかとも思ってちょっと迷ったのですが、安さで選択(笑)。

Ambitious Japan

 実は新山口まではそんなに遠くありません。新幹線に乗ってるだけで到着しますし。ですが、萩となるとやけに遠い。JRだと、こだまに乗り換えて厚狭まで行って、美祢線に乗り換えて長門市まで。さらに山陰本線に乗り換えてようやく萩。乗り換えが多くて本数の少なさによる待ち時間の長さもあって、3時間くらいかかってしまいます。東海道新幹線に乗ると流れる「Ambitious Japan!」、山口メンバーのあれやこれやで変更されないか心配していましたが、いつもの模様に流れて一安心。故筒美京平の後期の傑作だと思うんですよね。曲に罪はないので、ずっと変えないで欲しいです。

スーパーはぎ号

 最速で行くなら高速バス一択。「スーパーはぎ号」に乗ると1時間で萩に行けます。ただ、直前に時刻表を再チェックしなかったことが、この後の悲劇を生むことになるのであった…

デンスケ

 なにはともあれ昼食だぜ、ということで萩バスセンター近くにある「デンスケ」という洋食屋へ。カレー&ハンバーグセットと生ビールで1600円。

セットメニュー カレー&ハンバーグ

 この店は昭和感というか、とってもノスタルジックな雰囲気に満ち満ちていて、観光客というよりは地元の人のためのお店という感じでした。

唐樋札場跡 

 近くには「唐樋札場跡」が。萩と防府三田尻を結ぶ、萩往還の起点ということで、幕府や藩からの「御触書」が掲げられた高札が立っていたそうです。

明倫学舎

 そして「萩観光の起点」とされる明倫学舎へ。萩藩の藩校明倫館の跡地に建てられ、2014(平成26)年3月まで明倫小学校として使われていた校舎が、明倫学舎として生まれ変わったものです。

明倫小学校の新校舎

 明倫小学校はどこに行ったのかといえば、すぐそばに新校舎が建っていました。まだまだ新しい校舎のはずですが、デザインはとってもレトロ風です。藩校を起源に持つ小学校というのも珍しいですね。児童達は誇りを持って通えるんじゃないでしょうか。

おれは直角

 小山ゆうのデビュー作「おれは直角」の舞台となっていたのが明倫館でしたね。何かと騒ぎを起こす直角に、城代家老なんかが「天下の名門・萩明倫館が~」と嘆いていたような記憶があります。よく考えると小山ゆうはデビュー時から絵が上手かったんですね。

fig_2gokan.png

 300円払って2号館の「世界遺産ビジターセンター」と「幕末ミュージアム」を見学。2015(平成27)年に「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産登録されましたが、萩は登録された8つのエリアの一つで、
「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」「大板山たたら製鉄遺跡」「萩城下町」「松下村塾」が資産としてエントリーされています。

萩城下町

 じっくり見てから、「萩城下町」へ。といっても明倫学舎からは遠くありません。山陽道・山陰道の8か国に112万石を領有していた大大名の毛利氏は、広島を本拠としていましたが、関ヶ原の戦いの後で、領地を周防・長門の2国30万石に削減されて以降は、萩に藩庁を置いていました。

萩城下町2

 街路や水路、武家建築、町家建築、寺社建築などの建築物が今なお多く残り、萩藩御用達の旧家や幕末に活躍した“維新の志士”達の侍屋敷等の面影も残っています。

高杉晋作誕生地
木戸孝允旧宅

 当日は雨。晩秋の雨降る城下町というのも風情があってそれはそれでいいのですが、やはり観光には雨が降らない方がいいですね。木戸孝允誕生の旧宅、高杉晋作誕生地を訪ねました。他にも第26代首相田中義一誕生地、日本屈指の蘭学医・青木周弼旧宅などもありました。木戸邸は実際に入れるんですが、高杉邸は狭いということで入れず、外から眺めるだけ。

サンリブ萩

 ショッピングモールのサンリブ萩で惣菜と酒を買い込み、向かうは松本川を越えたすぐ先にある東萩駅前の萩ロイヤルインテリジェントホテル。晩秋ということもあり、大浴場があることが選択基準となりました。

萩ロイヤルインテリジェントホテル
大浴場
露天風呂

 大浴場のみならず、露天風呂もあります。三つ並んだ円形の湯船には、キンモクセイ、日本酒などの入浴剤が入っており、私は日本酒風呂ばかり攻めてしまいました。

ボンルージュプラスカシス

 いつもはチューハイでカイジ豪遊ごっこなんですが、秋も深くなると醸造酒が飲みたくなりますね。萩の地酒でも選びたいところですが、地下帝国の豪遊が本当に豪遊になってはいけないので、メルシャンのボン・ルージュプラスカシスという全国どこでも買える酒を選んじゃったりして。アルコール分8%と比較的軽く、カシスとブルーベリーが入っていて飲みやすい赤ワインです。

男梅サワー追いレモン

 あと男梅サワーにレモンを加えた「男梅サワー追いレモン」というのも見つけたので買ってしまいました。アルコール分9%のストロング系はあまり好きではないのですが、これは5%と身体に優しそうだったので。それにしてもたまに酒を飲むとやたら爆睡してしまいますね。次回2日目です。
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