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2020年秋季アニメ序盤の感想(その4):魔法科高校の劣等生 来訪者編/ご注文はうさぎですか? /無能なナナ

2020立冬

 本日立冬。所謂“暦の上ではもう冬”ということになるんでしょうが、個人的認識では11月は晩秋なので、いつものように12月になるまでは秋だと言い張っていきます。朝夕はめっきり肌寒くなりましたが、晴れの日は冷房の入らなくなったオフィスが案外暑くなって、扇風機を仕舞えない状況が続いています。自宅の扇風機はとっくに仕舞ったんですけどね。

来訪者編序盤感想

 さてこれが最後の秋季アニメの感想です。やはり14本は多いですね。しかも視聴打ち切りが出ていないという。あ、「呪術廻戦」は1話しか見ていませんが、これは視聴打ち切りではなくお試し視聴でしたので。ということでまずは「魔法科高校の劣等生 来訪者編」です。5話まで視聴しているのでもはや中盤に入っていますが。

司馬兄妹

 第一期が2クールで2014年の春夏アニメでしたから、なんと6年が経過してからの第二期です。こちらはもうおっさんなんで、特に大騒ぎすることもないのですが、小学一年生が中学一年生になるくらいの時間が経過していると考えると、子供達にはもの凄い時間経過だなと思います。昔、「宇宙戦艦ヤマト」がテレビ放送で人気が出ないままに3クールの予定が2クールで打ち切られ(裏番組が「アルプスの少女ハイジ」だったので仕方ないですが)、その後再放送で人気が出て2年後に再編集が中心の劇場版が制作されたのですが、当時は「え?今更?」と感じたものです。大人となったら「割と早い対応じゃん」なんて思いますが、この辺が大人と子供の時間感覚の差なんでしょう。

達也とリーナ

 閑話休題。司波達也・深雪兄妹が国立魔法大学付属第一高校に入学した時点からスタートした「魔法か高校の劣等生」ですが、様々な事件を描いた2クール放映後の「来訪者編」で、彼らはなお1年生のままです。どんだけ大事件が連続しているんだとツッコみたくなりますが、それを言ったら「某金田一少年」とか「某コナン」なんかも凄まじいばかりの凶悪事件の連続ですね。

振袖リーナ

 ということで卒業も入学もまだないままなので、主要登場人物は全員揃っていますが、北山雫が交換留学生として渡米(この世界ではUSNAという名称ですが)し、代わってアンジェリーナ・クドウ・シールズ(通称リーナ)が来日しました。日系人のはずですが、見た目は完全に金髪碧眼の白人です。実は交換留学生とは名目で、実はUSNA最強の魔法師としてある事件の追跡のために来たものです。その全米最強魔法師を相手に互角以上に戦う達也・深雪の恐ろしさよ。

リーナ登場

 「来訪者編」の来訪者とは、一面では来日したアンジェリーナのことでもありますが、実験によって異次元から来訪した「パラサイト」を指します。従来妖魔、悪霊、デーモンなどと呼ばれてきた存在で、精神生命体とか情報生命体とか推測されています。

深雪

 パラサイトが来訪する発端となった実験を行ったのがUSNAで、そこからパラサイトに憑依された「吸血鬼」が引き起こした一連の事件を追ってやって来たのがリーナですが、使命を明かしていないので、独自に吸血鬼事件を探索する達也達と衝突することに。

泉美・香澄姉妹
桜井水波

 リーナは、実は以前プレイしていた「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」というスマホゲームにはとっくに登場していたので、全く新顔感がありませんでした。ゲーム自体は収益が悪かったのか(すまぬ、無課金プレイヤーでした)、2019年10月24日に終了しましたが、5年以上続いたのでスマホゲームとしてはそんなに短命だったという訳でもないでしょう。七草泉美・香澄(真由美の双子の妹)、桜井水波(四葉家のメイドで、達也・深雪の従姉妹という体裁)、綿摘未九亜(劇場版「星を呼ぶ少女」登場のキャラ)も登場していましたが、彼女らは達也・深雪の後輩なので、2年生に進級しないと登場してこない=来訪者編では登場しないでしょう。結構良い味出していて好きだったんですけどね。

灼熱のハロウィン

 未知の戦略級魔法による「灼熱のハロウィン」事件により、世界が新たな戦略級魔法師の登場に震撼する中、最強国家USNAは特に危機感を募らせ、秘密裏に未知の戦略級魔法と、その魔法を使用した魔法師の正体を暴こうと躍起になっていました。まあここでいう未知の戦略級魔法とは、第一期ラストの「横浜騒乱編」で達也が使った「質量爆散(マテリアル・バースト)」のことなので、既にリーナは知らないままに目的を達しているようなものなんですが。

灼熱のハロウィンその2

 本作では通常兵器より魔法の方が戦力として優越しているので、魔法師の量と質が国力の重要なバロメーターとなっていますが、日本は魔法師集団「十師族」を擁し、列強各国に互した国家となっています。何しろ「十師族」の一つである四葉家だけで国を一つ事実上滅ぼしているので。相変わらず「さすおに」的無双を展開する達也ですが、第一期に比べると人間らしさが増してきたような気がします。一年足らずで大きく変わる、これが若さか。

ごちうさBLOOM序盤感想

 続いて「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。4話まで視聴しました。第一期は2014年春アニメ、第二期は2015年秋アニメでしたが、第三期はなんと5年も経ってからということで、「魔法科高校の劣等生」に近いぐらい間隔が開いてしまっています。もっと頻繁にやってくれないと「ごちうさ難民」が路頭に迷いますよ。

かわいいが花盛り

 これぞ「きらら系」の王道と言うべき作品で、制作会社は変わっているものの、監督以下メインスタッフ・キャストは続投しているので安定の「ごちうさ」クオリティです。こちらも劇中時間は経過していますが、まだ1年半程度。主人公ココアが高校入学を機に引っ越してきたところからスタートした物語は、2年生の秋を迎えています。

オクトーバーフェス風4人組

 来年はチノが高校入学となり、ココアと同じ高校に通うことが予想されますが、そうなると一年上級生のリゼはJKを卒業してしまいますね。ラビットハウスでのアルバイトを継続するならば、JDになってもあんまり変わらないかもしれませんが。

ココアのクラスメート

 可愛い女の子達のきゃっきゃうふふを見て和むというのが本作の正しい鑑賞だと思うので、作風が変わらない以上はこれ以上あまり言うことはなくて、その調子で続けて行って欲しいの一言に尽きます。あともっと頻繁にやってと。

タカヒロ
ココアママン

 変化といえば、今回はココアの同級生らが大量に登場してきて、その中にはしれっと大西沙織とか日笠陽子といった「大物」も加わっていました。欲を言えば、速水奨演じるタカヒロ(チノのパパン)を、オチ以外の本編にもっと登場させて欲しいですね。あと皆口裕子演じるココアのママンも再登場させて下さい。OPに出ているので可能性はあると思いますが…

無能なナナ序盤感想

 最後に第一話ラストで今季最もインパクトを受けた「無能なナナ」。5話まで視聴しました。2015年夏季アニメ「がっこうぐらし!」以来のインパクトでしたね。原作は「月刊少年ガンガン」連載中の漫画作品なので、知っている人は知っていると思いますが、正直あまりメジャーじゃない(失礼)雑誌なので知らなかった人が多いのではないでしょうか。

人類の敵のイメージ

 “人類の敵”と呼ばれる怪物と戦うため、孤島の学園に集められた、様々な特殊能力を持った少年少女。そんな中、無能と呼ばれ孤立していたナナオの生活は、「心の声が聞こえる」能力を持つ柊ナナがやって来たことで大きく変わっていくことに。

ナナオ

 ナナオの能力は「能力の無効化」で、それを公表して一躍リーダーとして認められることになったナナオは、なぜか柊ナナに崖から突き落とされることに。主人公だと思っていたナナオは実は一話限りのゲストキャラで、本当の主人公は柊ナナだったのです。

ここからの
これ

 ナナは、能力を持っている振りをしているだけの無能力者で、その目的は「能力者たちの抹殺」でした。“人類の敵”とは、怪物などではなく、能力者達自身だったのです。ナナは、優れた洞察力と推理力を駆使して「心の声が聞こえる」能力を持っているように装いつつ、毎回能力者を殺戮していきますが、なぜそんな重大任務が彼女一人にに任せられているのかはまだ不明です。ただ、能力者に対する憎悪は本物なので、過去に何かあったと思われます。

大久保瑠美

 CV大久保瑠美の出演作品と私の視聴作品の相性が悪く、彼女のキャラとしては真っ先に「Fate/Apocrypha」の“黒のライダー”アストルフォ(FGOにも登場)が思い浮かぶのですが、明るく脳天気なアストルフォのようなナナの「表向きの顔」と、冷静かつ冷酷な「裏の顔」の使い分けが非常に上手く、さすが抜擢されるだけあるなと関心してしまいます。

委員会の命令

 ナナは能力者暗殺を命じた「委員会」(どういう委員会なんだ?)から、能力者たちの調査時の能力と推定殺害人数が記録された端末を支給されており、それによるとナナオは能力者の統率者となり得る最重要危険人物で、推定殺害人数は百万人以上でした。これまで「時間遡行者」「未来予知者」といった手強そうな相手を暗殺してきました。

疑惑のキョウヤ

 しかし、ナナに不審を抱く小野寺キョウヤという能力者が登場。まさに夜神月とLのような関係になっています。当然ナナはキョウヤ暗殺も試みましたが、まさかの「不老不死」能力に現状お手上げ状態です。ナナは彼の疑惑をかいくぐりつつ、他の能力者の暗殺を行うという流れになりつつあります。

ナナ登場
ナナ裏の顔

 「能力者」と「無能力者」の戦いというと、思い浮かぶのは「新世界より」。物語の前史として能力者と無能力者の戦いとその後の暗黒時代の存在が語られ、1000年を経て人間は能力者ばかりになっていましたが、無能力者がいなくなった訳ではなく、別の生物(バケネズミ)に変えられていたという衝撃の展開でした。

ミチルちゃん
ミチルに迫る影

 次の暗殺対象者は、ヒーリング能力を持つミチルか、という引きで5話が終了。根っから善人風のミチルを本当に殺ってしまうのか。しかしミチルのCV中原麻衣というのが若干気になります。突如「嘘だッ!!」と叫んだり狂気の笑いを発したり驚異的な戦闘力を発揮したりしないかと(笑)。

ナナの正体
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