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2020年秋季アニメ序盤の感想(その3):ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ/トニカクカワイイ/魔女の旅々

ハロウィンのイメージ

 今年も一番好きな11月がやってきました。昨日は毎年渋谷が大騒ぎになるハロウィンでしたが、今年は流石にかなり静かだったようですね。古代ケルトの祭が起源というハロウィンを、遙か遠い日本で盛大にやっているのというのは、ニューヨークあたりで「盆踊り」と称して若者達が狂ったように踊ったり暴れていたりしているかのごとき違和感を感じます。まあクリスマスすらほぼ宗教色を抜いて、ケーキやチキンを食べたりデートする日と捉えている日本人ですからね、ハロウィンぐらい赤子の手を捻るようなものなんでしょうか。

ダンまちⅢ序盤感想 

 それでは2020年秋季アニメ序盤の感想を続けましょう。まずは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ」。5話まで視聴しました。神々が肉体を持って降臨し、眷属を率いてダンジョンを探索し、モンスターを討伐するというファンタジー物語の3期目です。原作でも第三部に相当する部分のアニメ化ですが、原作は第四部に入ってなお継続中なので、人気がある限りアニメ化も続けられそうです。

ダンジョンのベル一行

 3期目は、そもそもダンジョンから湧くように出現し、冒険者を襲うモンスターとは何者なのかという世界の根本に関わるような謎の解明が行われるようです。もっと言えばダンジョンって何だということでもあります。神々が人間を鍛えるために作った…といったものかと思っていましたが、全然違うようです。破壊されても自動的に修復され、モンスターを際限なく生み出すというその性質は、何者かの意志の介在を感じますが…。

異端児達

 倒すと魔石を残して消滅するという、ドラクエとかのRPGに登場するモンスター的な性質もよく考えれば謎ですが、今回は理性と知性を持った異端児と呼ばれるモンスターが登場しました。外伝の「ソード・オラトリア」には怪人という人間とモンスターの混合種が登場しましたが、あれとも違って自然発生的なようです。冒険者からは狩られ、モンスターからも敵視されて安住の地がない彼らですが、ギルドの主神であるウラノスが密かに庇護していました。

ウィーネ

 異端児の一人であるウィーネが主人公ベルと出会ったことから物語が始まりますが、モンスターは問答無用で倒すというのが冒険者の、いや神と人との“常識”である中、どのようにして受け入れられるようにするのか、という難題に取り組むことになりますが、ベルがそもそも只者ではなく、祖父はかつて最強を誇ったファミリアの主神であったゼウスらしいです。古今東西の神々が混在している本作ですが、やはりゼウスの名は…ねえ。

モンスター絶対殺すウーマン

 ベルの憧れの人であり、モンスター絶対殺すウーマンであるアイズとベルの絡みがどうなるのかが期待です。一度本気で殺し合うくらいがあってもいいと思いますが、アイズの闇墜ちとか悪落ちがあるならば、もっとワクワクします。

トニカクカワイイ序盤感想

 続いて「トニカクカワイイ」。5話まで視聴しました。サブタイトルは「FLY ME TO THE MOON」。畑健二郎の漫画が原作ですが、連載開始直前に声優の浅野真澄と結婚しているので、本人の惚気全開の話なのかと思ったり。主題歌「恋のうた(feat.由崎司)」がとっても面白い曲です。これをカラオケで歌うのは至難の業だと思いますが…

司に一目惚れのナサ

 高校受験を控えた由崎星空(ナサ)は、トラックに轢かれた際に自らを犠牲にして助けてくれた月読司に告白したところ、なんと司は「結婚してくれるなら付き合う」と。ナサは即答で承諾し、直後に気を失います。司との再会を夢見て過ごした3年後、司は約束通りナサのもとに現れ、二人は結婚。それから新婚生活という名のお付き合いが始まっていきます。

月と司

 司はナサの代わりにトラックとぶつかってもほぼ無傷だったことや、ナサが司にかぐや姫を重ねていること、結婚前まで司が暮らしていた鍵ノ寺家にNASAから借りている月の石が保管されていること、旧姓が「月読」であること、サブタイトルの「FLY ME TO THE MOON」などから、只者ではないというか、地球の人間ではない感が漂います。

 やってきた司

 司は16才ということになっていますが、ずっと前から容姿が変わっていないらしく、実際ナサと出会った時と3年後で全く姿が変わっていません。CVは今一番売れっ子の鬼頭明里で、自然体で演技しているような雰囲気を強く感じます。

 ひたすらラブラブ

 ナサの方は、「星空」と書いて「ナサ」と読むキラキラネームへのコンプレックスから、NASAよりすごい人間(良く判りませんが)になろうと勉強に打ち込み、「NASAより早く光速になる男(意味不明)」を口癖としてきましたが、学力以外の知識が絶望的なため「勉強はできる子なのに」と周囲から残念がられてきた変人です。

これが初夜
これも初夜

 1話が「結婚」で実際結婚し、2話が「初夜」だったので、「NASAより早く光速になる男」だけに早速「やる」のかと思いきや流石にそういう展開はありませんでした。そもそも今季のエロ枠じゃないですしね。司には色々謎めいた部分があるものの、知識とかは常識的で、ナサの変人ぶりの方が目につきますが、司が初々しくていいので、大事にしてくれるならいいかなとも。

サブヒロインの皆さん 
やるときはやるナサ

 ナサが何かにつけて主張するように司はかわいい。けど、ナサの中学時代の同級生の有栖川綾がCV江坂すみれ、その妹の要がCV芹澤優、司を「姉様」と呼んで慕うナサのライバル(?)鍵ノ寺千歳がCV小原好美と「揃えてきてる」感を強く感じます。ちなみに原作者の嫁浅野真澄もナサのママンとして出演。これはきっとオーディションじゃないんでしょうね(笑)。

魔女の旅々序盤感想

 最後に「魔女の旅々」。5話まで視聴しました。魔法が普通に存在する世界で、若くして最高位の「魔女」となった18才のイレイナが、世界を旅する物語です。この世界では魔道士→魔女見習い→魔女の順で偉いらしいので、「男の魔女」というのがいるのか、魔女はすべからく女性なのか興味がありますね。魔女じゃなくてもほうきに乗って空を飛ぶくらいは結構沢山の人ができるようです。

魔女と旅に憧れるチビイレイナ

 子供の頃から「ニケの冒険譚」を読み、魔女になって旅をする夢を抱いていたイレイナは、「星屑の魔女」フランの下で修業して魔女となり、念願の旅を始めます。二つ名は「灰の魔女」。フラン命名ですが、髪の色が灰色だかららしいです。「灰色の魔女」だと「ロードス島戦記」になっちゃうところでした。

イレイナのママンとパパン

 どう考えてもニケ=イレイナのママンで、ニケ→フラン→イレイナという師匠-弟子関係なのですが、他のことではやたら勘の鋭いイレイナなのに、何故かこれには気がつかないという不思議。これが「傍目八目」ということなんでしょうか。

イレイナとフラン

 物語の展開は「キノの旅」そっくりで、イレイナが旅の途中で訪れた様々な国や人々のことが描かれていきます。イレイナは好奇心が強く、噂や評判を聞いては次に訪れる国を極めたりしていますが、どこでも自分が「旅人」であるという意識から、直接自分が関わっている事以外については強く干渉することはなく、悪い状況を目にしても手出しせずに去るなど冷淡とも解されるような対応をすることが多いです。

クマ娘ユナ

 このあたり、「くまクマ熊ベアー」の主人公である異世界転移者のユナがかなりお人好しで、小さな子を中心に積極的に弱者を救おうとしてるのと好対照ですが、ユナが冒険には行くけど、基本クリモニアの街にとどまって暮らしている定住者であるのに対し、イレイナは「旅人」で定住していないこと、ママンや師匠から自身の身を守ることを最優先するよう言われていることが影響しているのではないかと。イレイナはユナほどのチート能力は持っていないことや、ユナの能力が全面的に付与されたものなのに対し、イレイナの能力(魔法)は自得したものだということも関係あるのかも知れません。良くも悪くもイレイナは木枯らし紋次郎的な感じがします。

彼女は実は…
ニノ見殺し?

 二編が詰め込まれた3話がいずれも結構ダークな話で、前編「花のように可憐な彼女」はイレイナが街に訪れる災厄を知りながら放置して去ったようにも見えること、後編「瓶詰めの幸せ」もイレイナが近い将来に訪れるらしい悲劇を傍観して去ったように見えることから、一部の視聴者からは「クズ」呼ばわりされていますが、行く先々で必要以上に干渉しないのが旅人というものなんじゃないでしょうかね。もしするのならばそこに定住する覚悟で、というのが旅人の「無責任」ないし「責任」なのかなあ、なんて。木枯らし紋次郎の決めセリフは「あっしには関わりのないことでござんす」でした。

リテラチュラ

 上田麗奈が歌うOP「リテラチュラ」がとても素敵です。イレイナを演じる本渡楓も絶賛していましたが、本業は声優なのになぜ本編に出演していないのだ(笑)。

自称絶世の美少女イレイナ
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