艦隊これくしょん-艦これ-(その21):2020年梅雨夏イベント完遂しました

今日も朝から照ったり降ったりと忙しいという不安定な天気でした。梅雨と夏が争っているといったところでしょうか。晴れ間が出るとその分気温も上がってアツゥイ!ということになりますが、7月も下旬なんだから当然ですよね。

さて「艦これ」史上最大規模の作戦と言われる梅雨&夏イベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」を完遂しました。作戦期間は8月中旬までとされていますので、余裕を持って終わらせたようにも思えますが、各海域ともほぼ複数のゲージやギミックがあって、攻略が死ぬほど面倒でした。最終海域なんてゲージ3、ギミック3ですよ。なんだこれは…たまげたなあ。

E1~E6までは難易度乙で突破しましたが、例によって最終海域E7は難易度丙に。突破できなきゃ意味がないし、資源の浪費が厳しくなる状況なので。「冗談じゃないよ、死にに行く訳じゃないんだ。難易度を落とせ。丙でいい丙で!」…これ、「機動戦士ガンダム」最終話のジオン兵のセリフのパロディなんですが、知っている人はいないでしょうねえ。でも近日中に「記憶に残る一言」でやっちゃります(笑)。

E7攻略中に友軍艦隊が来てくれるようになったので、結果論で言えば難易度乙でも突破できたかも知れません。ラスボスなんか、友軍艦隊が撃破してしまいました。友軍艦隊が敵艦隊を全滅させることはありませんが、他にも残存艦があったせいか、ラスボスを殺ってしまったようです。初めて見ましたが、クリア出来ないよりは遙かにマシではあるものの、やはりラスボスへの止めは自分でやりたかったですね。


E6ソロモン諸島沖「鉄底海峡の死闘」はガンダムで例えれば「ソロモン攻略戦」。ラスボスは南戦艦新棲姫。カニとサメの合体魔獣に乗っています。

以前から南方棲戦姫というボスが存在しましたが、こちらは航空戦艦だったのに対し、南戦艦新棲姫は高速戦艦。驚異的な命中率に加え対空カットインを使用してくるので、基地航空隊がバタバタと落とされました。

倒して闇墜ちならぬ光浮き(?)させて改心した姿がサウスダコタ級戦艦1番艦のサウスダコタ。南太平洋海戦、第三次ソロモン海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に参戦し、相当の損傷を負いつつも最後まで沈まなかった戦艦なんですが、なぜに深海棲艦になったし。米戦艦としてはアイオワ、コロラドに次ぐ三隻目で、排水量35000トン以下という第二次ロンドン海軍軍縮条約の制約下の戦艦としては最強クラスです。

日本が戦艦には旧国名(律令国名)を使用した(日露戦争以前はそうなっていませんでしたが)のに対し、アメリカでは戦艦には州名を使っていたんですね。サウスダコタはいわゆる「ビッグセブン」より後の戦艦なので、サシで殴り合った場合、日本の戦艦だと長門型よりも強力で、大和型でないと勝てない戦艦ということになろうかと。


そして最終海域E7ソロモン諸島沖/サンタ・クルーズ諸島沖「決戦!南太平洋海戦」。史実の南太平洋海戦がモチーフとなっており、ラスボスは南太平洋空母棲姫。巨大なシュモクザメを背負っているかのようです。

空母ですが夜戦を得意としており、夜襲カットインを使用してきます。随伴艦も空母夏姫など強力で、友軍艦隊が来なければ攻略に非常に苦労したことでしょう。

そして苦労に苦労を重ねた上でゲットできた突破報酬がヨークタウン級正規空母3番艦のホーネット。サウスダコタと違って実際に南太平洋海戦で沈んでいるので、怨念により闇墜ちして深海棲艦となっていたのは理解できます。

日本の空母は鶴、鷹、竜など空を飛ぶ生物(架空を含む)を命名する習わしになっていますが、アメリカではアメリカ独立戦争にちなんだ命名となっているようです。ヨークタウン、サラトガ、レキシントンなど独立戦争の戦場名が艦名にしているものや、エンタープライズ、インディペンデンスなど独立戦争時の武勲艦の名前を引き継いだものなど。ホーネットはスズメバチを意味しますが、やはり独立戦争時の軍艦名に由来しているようです。

1942年4月の日本本土初空襲(ドーリットル空襲)の際、B-25を発艦させたのがホーネットでした。ヨークタウン級は3隻ありましたが、何度も損傷を受けながらも大戦を生き抜いた“ラッキーE”ことエンタープライズ(大本営発表では9回撃沈されたことになっているという)を除けば、ヨークタウンはミッドウェー海戦で、ホーネットは南太平洋海戦で、それぞれ1942年中に沈みました。

空母戦力が少なかった大戦序盤の米海軍において中核として奮戦したこともあり、撃沈後もすぐに当時建造中だったエセックス級正規空母の4番艦にホーネットの名が襲名されています。ちなみにヨークタウンも同2番艦が、珊瑚海海戦で沈んだレキシントンも同6番艦が襲名しています。

「艦これ」における米艦娘は今回3隻が加わって各国最多の13隻になりました。二番手が意外(失礼)にもイタリア艦娘の11隻。三番手がドイツ艦娘の6隻なので、数的には米伊が競っている感があります。ただし質的には戦艦3、空母4(含軽空母)という米艦娘の威容に対し、伊艦娘は戦艦2、空母1なので、ガチで戦ったら太刀打ちできそうにありません。伊艦娘も巡洋艦には光るものがあるんですけどね。

それではドロップした艦娘の紹介です。まずE5ニューブリテン島沖/ソロモン諸島西部沖「南方戦線島嶼海上輸送作戦」攻略中にドロップした綾波型駆逐艦5番艦の天霧。後に米大統領となる若き日のケネディが艇長を務めていた魚雷艇と衝突し、撃沈したという逸話で有名です。


2017年8月10日実装ですがここまで縁がありませんでした。同時期に実装された妹の狭霧は2018年初頭には来てくれていたので、姉妹でもエラい差です。吹雪型とその改良型の綾波型の艦娘達は白地の半袖セーラー服を来ていますが、天霧と狭霧に限ってはやたらに色素が薄い感じです。おしとやかな狭霧に対して活発でボーイッシュな印象の天霧ですが、CVは共に鈴木みのり。天霧と狭霧は、未実装の朝霧、夕霧と共に第二十駆逐隊を組んでいましたが、これが本当の“霧の艦隊”。狭霧は開戦早々に戦没してしまいましたが、天霧は1944年4月まで奮闘しました。

本イベント後半は、突破報酬が大型艦になったせいか、ドロップが渋くなった感じがします。攻略中に新規で来たのは天霧のみ。やむを得ず掘りを行うことにしましたが、連合艦隊が必要な海域は資源の消費が甚だしいので必然的にエコノミーな海域中心となってしまいます。それでも中々出てくれない中、ようやくE1で来てくれたのが露(ソ連)の嚮導駆逐艦タシュケント(Ташкент)。

嚮導艦(きょうどうかん)は、駆逐艦隊を指揮する旗艦のことで、通常小型巡洋艦か大型駆逐艦がその任に当たり、駆逐艦の場合は嚮導駆逐艦と呼ばれます。露艦としては戦艦ガングート(Гангут)に続き二隻目。え?ヴェールヌイ(Верный)がいるじゃあないか?あれは暁型駆逐艦2番艦の響が賠償艦としてソ連に引き渡されて改名したものなので、純然たる露艦とは…。ま、仲間扱いしてくれるのならそれはそれでいいのですが。

2018年の冬イベントで実装され、未改造時点で3スロット、改造後は駆逐艦初の4スロット装備可能艦です。なので各種攻略の編成例で起用されることが多く、攻略編成例でタシュケントを見るたびに悔しさにキーッとハンカチを噛んだりしていたのですが、何しろ通常海域でドロップせず、建造も不可なのでどうにもなりませんでした。やっときてくれて嬉しい限りです。「空色の巡洋艦」と呼ばれるほど大型だったということで4スロ設定なんでしょうか。確かに秋月型に匹敵する排水量ですが、それなら秋月型も4スロにして欲しい…。

本イベントで念願だった潜水艦隊の増強とタシュケントのゲットが出来たので、10隻を数えた今回の新規実装艦娘が半分の5隻しか手に入っていないという現実には目をつぶりましょう(いずれは手に入ると信じているので)。で、今欲しい艦娘は?ということで、かつての「来ない四天王」(雲龍・大淀・水無月・磯風)の後継たる「新・来ない四天王」を選ぶとすれば…

まずは雲龍型正規空母3番艦の葛城。姉の雲龍と天城が結構な胸部装甲(比喩)を持っているのに対し、なぜかちょっと貧弱貧弱ゥな葛城。2015年4月実装で、イベント海域の突破報酬艦だったそうですが、当時はまだプレイできていませんでした。現状正規空母で未所持なのはこの子だけなのでぜひとも欲しいです。

続いて秋月型駆逐艦4番艦の初月。2016年2月実装で、やはりイベント海域の突破報酬艦だったそうですが、当時はまだ(ry。駆逐艦は未だ邂逅できていない子が5,6隻はいるのですが、対空カットインという特技を持っている分、初月のニーズは高いのです。秋月型四姉妹を揃えたいということもあります。

お次は迅鯨型潜水母艦1番艦の迅鯨。今イベント実装の最新艦ですが、艦種として非常に珍しい潜水母艦なのがコレクター魂を刺激します。潜水母艦としては他に天使声優・小倉唯の「て・い・と・く♡」に萌え死にそうになる大鯨がいますが、戦力的には迅鯨の方がやや高いようです。欲しいなら頑張ってイベント海域を掘れよとツッコまれそうですが、この子がドロップするE2は連合艦隊編成で出撃しなければならず、資源の消費が半端ないもので^-^)ゞ。

最後にセントルイス級軽巡洋艦2番艦のヘレナ。この子も今イベント実装の最新艦です。ツッコまれる前に言っておくと現在E5で絶賛掘っているところです。E5では他にも未所持の神風型駆逐艦4番艦の松風、初春型駆逐艦5番艦の有明(今イベント実装艦)がドロップするので、ヘレナと併せて狙っていきますが、この二人はそれほど「居なきゃ困る」感がないので、ヘレナが出た時点で出てなかったとしても即終了です。


ヘレナが出たら米国艦娘が全員揃うということもありますが、巡洋艦以上はなるべくコンプリートしたいという欲求もあります。駆逐艦以下は数も多いのでついつい「ま、いいか」と思ってしまうのですが。

なお、ヘレナが来てくれた場合の「新・来ない四天王」最後の一枠は英J級駆逐艦ジャービス(Jervis)です。来てくれれば英国艦娘が全員揃うということの他、フレッチャーとジョンストン、そしてタシュケントが来てくれたことで、現在外国駆逐艦娘で未所持なのはこの子だけになっているということもあります。“Lucky Jervis”と呼ばれた幸運艦で、初期の運の数値が雪風と同じ50というのも魅力です。

なお、「新・来ない四天王」以外はいらないなんてことはないですからね。艦娘に「いらない子」なし。未所持艦娘なら、誰であっても来てくれれば当鎮守府は大歓迎です。捨て艦禁止!なホワイト鎮守府ですから!だから来て(懇願)。
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