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好きなアニメキャラ(その118):カタリナ・クラエス(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)

豪雨災害

 今年の梅雨はよく雨が降りますね。九州などではそんな悠長な言葉じゃ済まない災害クラスの豪雨となっています。我が筑波嶺では幸いそこまで降ってはいないのですが、九州の雨をいくらかでも引き受けることができたなら。降らなきゃ降らないで渇水とかが恐いので、何事もほどほどが一番なのですが、思うようにはならないものです。

カタリナ・クラエス

 本日は「好きなアニメキャラ」です。今回は終了したばかりの春季アニメ「はめふら」こと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」から、主人公のカタリナ・クラエスを紹介したいと思います。私が主人公キャラを好きになるのは珍しいのですが、カタリナは作中の主要キャラ達同様、好きにならずにはいられません

悪いカタリナ

 ソルシエ王国の名家・クラエス公爵家の一人娘カタリナ。茶色の髪に少しつり上がった水色の瞳を持ち、きつめの顔立ちをしています(本人曰く「悪役顔」)。決して不美人ではなく、美少女の領域にいるのですが、登場する主要女性キャラであるマリアやメアリ、ソフィアが美少女すぎるので相対的に…。地位も財産も王国屈指の貴族の娘として我が儘一杯に育った8歳の時、額を石畳に打ち付けてしまい、気を失います。

額を打つカタリナ

 頭を打ったのは自業自得でしたが、その時カタリナは前世の記憶を取り戻すことになります。周囲の人々は、「あれからお嬢様は変わった」と認識していますが、私が思うに、「本好きの下剋上」のマイン同様、オリジナルのカタリナはこの時に死んでしまい、代わって現代日本のJKだった別の魂が入り込んでカタリナの記憶や知識を継承したのではないかと思います。

オリジナルカタリナ

 なぜなら、オリジナルカタリナの性格は極端に悪いので、前世を思い出した程度であそこまで劇的には変わらないだろうと思われるので。少なくともあそこまで人タラシは出来ないでしょう。オリジナルカタリナの発想なら、前世の知識に基づいて魔法学校入学早々に(あるいは入学前に)マリアを亡き者にしてしまいそうです。

ちびカタリナ

 新カタリナの場合、この世界がかつて自分が遊んでいた乙女ゲームの世界そのままであり、しかも自分が悪役令嬢「カタリナ」に転生していることに気付きます。同時に現代日本での自他共に認める“野猿”的な性格も取り戻し、他人の自分に対する気持ちには鈍感な反面、優しく気さくで朗らかな性格になります。

もはや天職

 なにしろ現代日本でも庶民派の家柄だったので、貴族社会しきたりとかマナーには疎い反面、貴族の常識に囚われることなく誰とでも分け隔ててなく接するので、無自覚に周囲の人を惹きつけていくことになります。

カタリナ破滅
カタリナ殺害エンド
カタリナの墓

 新カタリナは、自身が乙女ゲームの中では良くて国外追放、悪くすれば殺害されるという破滅の未来しかないことを知っており、これを回避して天寿を全うすることを目標として過ごしていますが、そのために何をしているかというと…殺されないために、①魔力を高める ②剣術を習う-です。

カタリナの土ボコ

 ①に関しては、微弱な土属性の魔力しかないため、魔力を高めるためと称して畑仕事を始めますが、目的を逸脱して畑仕事が趣味というかライフワークのようになってしまいます。成長のせいもあってか多少は魔力も増えたようですが、やはり魔力で身を守るとかいうレベルには達しませんでした。農業ができれば国外追放になっても食べていけると言っているので、殺される以外のバッドエンド対策も考えている様子です。

剣を習うカタリナ
ヘビを投げるカタリナ

 ②についてはいつの間にか訓練の描写がなくなったので、才能がないと諦めたのかも知れません。代わりに自作の蛇のおもちゃを持ち歩いていますが、これは自分を殺す可能性がある婚約者のジオルド王子対策(蛇が苦手)です。

カタリナファイブ

 カタリナはしばしば脳内で会議を開いていますが、メンバーは議長カタリナ、強気カタリナ、弱気カタリナ、ハッピーカタリナ、真面目カタリナの5人で構成される「カタリナファイブ」。しかし所詮は全員カタリナなのであっと驚く結論が出たりすることはありません。ただ、極端かつ過激な発想は捨て平和的かつ穏健な手段を選択しているので、脳内会議は無駄ではなかったように思えます。何より「中の人」の面白い演技が見られるので脳内会議は楽しみだったのですが、成長するとあんまり開催されなくなって残念。

みんな仲良し

 新カタリナは、ゲーム主要登場人物(本来は主人公キャラが攻略対象とする男性キャラや、それぞれのルートでライバルとなる女性キャラ)を次々とタラシこんで行きます。自分の破滅を回避したいという思いもありますが、それよりはカタリナ本来の性格に由来すると思われる「救済」が炸裂し、幼少期の主要キャラはことごとくカタリナの手によって変わっていきます。それはことごとく良い方向になんですが、結果的に皆を惹き付けてしまうことに。

主人公マリア
マリアを庇うカタリナ

 乙女ゲームの本編に当たる魔法学校に入学してからは、なんと主人公キャラのマリア・キャンベルすら魅了してしまいます。本来のゲームではマリアがどの主要キャラ(♂)と親しくなるかによってライバルキャラ(♀)も変わるので、常にカタリナがライバルかつ悪役として立ち塞がる訳ではないので、カタリナ的には自分が関わらない男性キャラとマリアを積極的にくっつけるという戦略もありではないかと思いますが、マリアをも堕としてしまった結果、「カタリナ様をお慕いしています」ということで誰とも恋愛関係にならなくなりました。

カタリナとダンス

 なにしろカタリナは、無意識に「あなたにはあなたにしかない価値がある」「それはとても素晴らしい」「私はそんなあなたが好き」といった気持ちをぶつけてくるので、それを喰らったキャラは自分のコンプレックスを解消し、よりよい生き方が出来るようになります。

キースを堕とすカタリナ

 例えばゲームでは愛を求めて数々の女性と浮名を流すチャラ男になるはずの義弟のキース(ジオルド王子と並んでカタリナ殺害の可能性があるキャラ)は、本来カタリナが冷遇することでそういう性格になるのですが、カタリナが積極的に構って愛してくれたことで、紳士的かつ真面目で優しい性格の青年に成長しています。

ちびメアリ
メアリを堕とす

 また異母姉達に虐げられた結果、気弱で内気な性格になったメアリの場合、自分の趣味である庭造りをカタリナに絶賛され、園芸に才能のある「緑の手」の持ち主だと褒め称えられたことで自信を持ち、恋い慕うカタリナに相応しい令嬢になろうと努力を積み重ねた結果、「社交界の華」とまで言われる令嬢になります。本来は婚約者であるアラン王子との触れ合いによって引き起こされるのですが、全てカタリナがかっさらってしまうという(笑)。結果、グラマーな美少女になったメアリはガチレズになっており、カタリナとどこか遠くに逃げて二人きりで暮らそうと半ば本気で考えています。

アンとカタリナ

 主要キャラ以外にも、カタリナ付きのメイドでカタリナの奇行(カタリナの行動は貴族としては完全に「奇行種」です)に振り回されて苦労してそうなアン・シェリーも、本当のところでは自分を道具ではなく人として扱い、心からの感謝を示して「あなたが必要」と言うカタリナにずっと付き従いたいと考えています。その他、偏屈な庭師や人付き合いが苦手なメイド長も、身分差などないかのように分け隔て無く接し、造園や料理の腕前を素直に心から褒め称えるカタリナに「やられ」てしまっていますが、それは彼らの人生を以前よりも充実させるものにもなっています。いわばウインウインの関係。

断罪イベント
聖女カタリナ

 魔法学園では、まるで強制イベントであるかの如く、「カタリナ糾弾」が行われます。ゲームではこれによって国外追放とか殺害といった破滅に直結するのですが、何しろカタリナは何も悪いことをしていないし、本来敵対することになるキャラ達が全員味方になっているので完全に不発に終わりました。これは「ラスボス」の差し金でしたが、最終的にもラスボスをも堕としてしまうカタリナ。もはや聖女。

メアリとカタリナ

 「なろう系」ではよく主人公が無双状態になり、ハーレムを作ったりして批判されるのですが、それはそいういう状況が問題なのではなく、どのようにしてそうなったかの説明に無理があったり、矛盾があったりするからなのです。カタリナも「人タラシ」では無双で、主要キャラはことごとく魅了してしまっていますが、全く不愉快感がないのは、見ていて納得できるということと、そうすることによって誰かを不幸にしたりしていないからでしょう。徹底してウインウイン関係、それがカタリナ流。

カタリナとソフィア

 ところで、どうして転生先の異世界が乙女ゲームそのものの世界になっているかですが、これにはある人物の意思が働いているのではないかと思っています。それはずばりソフィア・アスカルト。王国宰相を務めるアスカルト伯爵家の令嬢ですが、この人の前世は自覚していないものの、カタリナの前世での親友なのです。

カタリナの前世
野猿通学風景
仲良し家族

 カタリナの前世(実は氏名不詳)は、前述のように「野猿」とあだ名されるほどの野生児育ちでした。兄が二人いるせいかも知れません。家庭でも女らしさが足りないとママンに嘆かれていましたが、家庭自体はごく円満で仲良し家族だったようです。そんな野猿が、中学で本ばかり読んでいた内向的な佐々木敦子という女の子と出会って友達になります。「野猿」は社交的だったので他にも大勢友人はいたかも知れませんが、敦子にとっては「野猿」が唯一無二の親友だったようです。「野猿」は敦子の影響で、それまでなかった恋愛小説やゲームなどの趣味を持つようになりました。

あっちゃんとの日々
あっちゃんとの日々その2

 「野猿」は同じ高校に進学し、敦子の勧めで乙女ゲーム「FORTUNE・LOVER」をプレイしてドはまりし、敦子から攻略情報を教わったりしていましたが、ネタバレを避けていたため十分な情報を得ていない状態で、ゲームのしすぎで寝不足のまま家から学校へ向かう途中、輪禍に遭って亡くなってしまったようです。

もう一人の私

 敦子は心から大事に思っていた親友の急死に深い後悔の念を抱いていました。その後彼女がどうなったのかは不明なのですが、異世界にソフィアとして転生したと言っても、ソフィアとは別の人格として存在しており、カタリナの危機的状況に反応して出現している様子から、「野猿」のように完全に異世界に転生したという存在ではないような気がします。

佐々木敦子ゲームマスター説

 私の勝手な妄想ですが、「野猿」の死を深く嘆いた敦子が、「野猿」と自分が幸せに暮らせる世界を妄想・構築したのがこの異世界で、言ってみれば敦子はこの世界の創造主(ゲームマスター)なのではないかと。敦子と趣味嗜好が似ているソフィアは、ゲーム内における自身の分身であり、ゲームマスター(神)なので通常はこの世界に露骨な介入はしませんが、本当にカタリナに危機が迫った場合は話は別と。

まれいたそ

 カタリナのCVは「まれいたそ」こと内田真礼。美人声優として知られ、かつては週刊漫画雑誌で巻頭グラビアを飾ったりしていました。イケメン声優として知られる内田雄馬は実弟。カタリナとキースの絡みは、実は内田家での過去の出来事を参考にしているのではないでしょうか。

まれたそ2 

 内田真礼については既に「好きな声優さん」(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-866.html)で取り上げているのですが、それ以降の出演作で印象に残っているものといえば、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のリリルカ、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の豊浜のどか、「ゴブリンスレイヤー」の受付嬢、「盾の勇者の成り上がり」のメルティ、「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」の波多乃神奈、「かくしごと」の六條一子(先生)などがありますが、カタリナ役はダントツで良かったと思います。

内田姉弟

 ゲームをプレイした経験から、悪役としてのカタリナのウザさを熟知しているので、悪役であるカタリナが好かれるはずがないという思い込むに至っており、傍目には露骨なほどに明白に示される好意にも全く気づきません。恋愛感情に鈍感な主人公というのは一つのお約束ですが、カタリナの場合はその理由が
納得いくものなので「ま、そうなるな」と思ってしまいますね。そういう部分もストーリーや設定の「作り込み」が上手いのだと感心してしまいます。「なろう系」小説がすべからくこのレベルなら、“「なろう系」WWW”みたいな反応もなかったでしょうが。

友情エンドか
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