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2020年春季アニメの感想(その3):イエスタデイをうたって/グレイプニル/プリンセスコネクト!Re:Dive

夜の街

 7月に入りまして今年も早くも後半戦に突入。今年は新型コロナウイルスのせいで慌てふためいているうちに半分終わってしまった感じがします。しかもここに来て再流行の兆し。いくら規制解除されたとはいえ、いきなり夜の街に繰り出して濃厚接触の挙げ句感染するとは、若い人は元気ですねえ。そんな風に思うと言うことは「俺もロートルって事か…」(byサウス・バニング)

サウス・バニング

 それでは最後の春季アニメの感想です。まずはもっと早くやれば良かったんですが、まさかこれで終わっているとは思わなかった「イエスタデイをうたって」。てっきりもう1話やると思ったのですが…本当にこれで終わりなの?

イエスタデイをうたって感想

 いわゆる「なろう系」の対極にある作品で、「快力乱神」は一切語らないというスタイルです。孔子か。奇跡も魔法もないんだよ。なのでどこにでもいそうな人々のどこにでもありそうな話が展開されていきます。主人公や2人のヒロインが、日常的な問題に直面し、一進一退を繰り返しながら、じぶんたちの未来を少しずつ手探りしてゆく人間ドラマです。

リクオとハル

 “ここではないどこか”や“見たことのないなにか”が見たくて「なろう系」を見るわけですが、さすがに「なろう系」ばかりを見ていると食傷気味になるので、こういうお漬物系というかお茶系の作品も見たくなるわけですね。しかし…登場人物達にどれも共感できなかったという。

リクオ

 せめて主人公リクオくらいは感情移入したいのですが、就職活動もせずに大学を卒業してフリーターとして特に目標もないまま過ごしているあたりがもうダメ。

あの頃のまま

 ブレッド&バターの名曲「あの頃のまま」みたいですが、青春時代を引きずってバンドをやってる「木ノ下さん」ならそれでいいのですが、目標が何もないあたりがもうね。働かなきゃ食っていけなかったこちとらからすればふざけんなよという感じです。

上手くいくかと思われたが

 それでもカメラが好きだったということで、写真スタジオに正社員として就職することになりましたが、だったらカメラが好きで云々という話が最初から欲しかったですね。何か唐突というかとってつけたようにこの話が展開されたのがどうにも。おそらく原作はかなり長いのに無理矢理1クールに押し込んだせいなんでしょうが、展開的には昔から片想いしている森ノ目榀子(しなこ)が高校教師なので、バランスを取るために「俺、正社員になる!」をやったかのような印象です。

烏を連れたハル

 そんなリクオにどういう訳が好意を寄せるハル。カラスを連れた不思議少女で、「女子高生の無駄づかい」のバカあたりが妄想する「面白れえ女」が具現化したような感じです。でも恋愛的には一途で健気で、そのギャップが良いと言えば良い、悪いといえば悪い。恋愛観もぶっ飛んでた方が面白かった気がします。

面倒くせえ女

 そしてリクオの想い人・榀子。美人だし料理上手だしいかにも良妻賢母風なんですが…こいつは面倒くせぇッー!

こいつは面倒くせえッー!

 こんな面倒くせえ女には出会ったことがねえほどなァーッ!過去の恋愛で面倒くさくなっただと?ちがうねッ!!こいつは生まれついての面倒くせえ女だッ!

リクオとシナコ

 だがわかる。ある種の男達はこういう面倒臭い女にどうしようもなく惹かれてしまうのです。「重力に魂を縛られた人々」のように。作中ではリクオと早川浪(榀子の元カレの弟)がまさにそう。声も花澤香菜だしね、気持ちは解ります。無自覚の魔性の女、それが榀子。恋愛版「チフスのメアリー」とでも言うべきか。

言の葉の庭の先生

 そういえばハナザーさん、今をときめく新海監督作品「言の葉の庭」でも先生を演じてましたね。きっと榀子はこの先体育教師と恋愛して振られて学校で生徒からいじめを受けて飲んだくれて四国に行くんだ。

浪

 最後に早川浪。こいつについてはあまり言うことはありません。一番嫌いなガキです。CV花江夏樹はもったいないと思うほどに。「かくしごと」の十丸院五月はぶん殴りたくなるウザさに演技力を感じさせて貰いましたが、こいつは演技がどうとかいう問題ではなく、キャラがひたすら好きになれませんでした。なんか兄貴が死ななかったとしても榀子をNTRしようとしたんじゃないかと。

面白れえ女ハル

 後半リクオと榀子がどんどん接近していって(リクオが正社員になったのが大きいとしか思えませんが)、ハルの出番がなくなってしまい、このままじゃ三角関係の一角としてあんまりじゃないかと思いきや、ラストで大逆転。といってもハルがサヨナラホームランを打ったとかではなく、榀子とじゃうまくいかないことに気づいたリクオがよりを戻しに来たという。自分でも言っていたけど「あっちがダメだからこっち」的な二股かけた男のずるさみたいなものを思いっきり出していましたが、惚れた弱みか怒りながらも受け入れてしまうハル。それでいいのか…

木ノ下さん

 つーことはリクオ×ハル、榀子×浪ということになるんですかねえ。本人達が良ければ他人が口を出すことではないんでしょうが…だったら最初からそうしろと言いたくなりますが、試行錯誤してあちこちぶつかって自分も他人も傷ついて挙げ句にやっと解る…それが若さなのかも知れません。

リクオの友人夫妻
同僚女教師
女マスター

 リクオと榀子の大学時代の同級生とその妻、榀子の同僚の女性教師、ハルのバイト先の女性マスターなど、周囲を固めているサブキャラの方が魅力的な感じがしました。

しなこと浪

 なお、榀子は恋愛関係ではければいい人だと思いますが、恋愛関係になるととにかく面倒臭そうなので、浪は振り回され続けることでしょう。だがそれも自己責任。

グレイプニル感想

 続いて「グレイプニル」。やけにエロい雰囲気を醸し出していた作品ですが、尻上がりに面白くなっていきました。なぜか着ぐるみ状のバケモノに変身するようになった主人公と焼身自殺を図ったところを主人公に助けられたヒロインが話の中心になっていて、OPの歌詞のように「二人で一つ」になっていきます。

修一

 主人公修一のCVは花江夏樹。本当に出まくるなこの人。主人公の演技は皆が連想する花江夏樹的なものでした。そしてヒロインの紅愛(くれあ)CVは東山奈央。

悪女風紅愛

 かつて「アニゲラ」出演時に悪女を演じてみたいと言っていましたが、まさにこのヒロインは悪女風です。特に序盤は悪女そのものといった感じで、次第に悪女ではないことが判ってくるのですが、敵対者には容赦がなく、人道から外れた行為であっても迷わず実行するあたりはやはり悪女風か。

着ぐるみ修一

 修一が変身する着ぐるみに紅愛が入るのがパターンで、なんとも言えないエロティシズムを醸し出していました。基本紅愛は作品のエロ要員なので、東山奈央のキャラがエロ要員というのも珍しい感じです。

修一の中の紅愛

 ほぼ全ての謎が明らかになる「まどマギ」10話のような展開が12話にあり、なぜ修一が着ぐるみに変身するようになったのかとかが示唆されていましたが、まどマギほどすっきりしていないのと、最終話の描写で、一見普通の少年と思われた修一の不気味さ、奇妙さが恐かったですね。まるで「未来日記」の由乃風。

コインを集める宇宙人

 あと明らかなになった「過去」の話が、突き詰めると“間違って殺してしまって病みました”というもので、ちょっとスケール感の小ささにがっかりでした。やはり連載中の原作を1クールでやると色々無理があるんでしょうかね。

吉岡さん

 個人的に好きなキャラは吉岡さん。修一と紅愛が接近したチームの一員で、能力的には大したことがないのですが、状況的に修一の着ぐるみの中に入ることになり、しかも紅愛でさえしていなかった全裸で入ったことで、心も体も、記憶さえも完全に一つとなりました。

全裸で入る吉岡さん

 紅愛的にはNTR的感覚を抱いて吉岡さんを睨み付けていましたが、これは良いキャラでした。多分普通の状況なら修一は紅愛より吉岡さんと親しくなったんじゃないかと思われます。吉岡さんのCV市ノ瀬加那は「好きな声優さん」で取り上げたいのですが、もうちょっとキャラを見たいところ。

ヤバイ感じのエレナ

 ちなみに本作にもハナザーさんが出演していて、やはり花江夏樹演じる修一と過去に色々といきさつがある模様。花澤キャラ×花江キャラ、つまり花花カップルは最近のトレンドなのか。榀子とはまた違う方向でヤバイキャラを演じていますねハナザーさん。もはや老舗の味。

三船さん
二人で一つ

 ちなみに修一の“日常”を象徴するようなキャラとして三船さん(CV伊藤美来)という子がいたのですが、あまりに活躍の場がなく、紅愛の対抗馬という地位も吉岡さんに喰われてしまったのが可哀想でした。まあ伊藤美来にはコッコロがあるから。

プリコネR感想

 最後に視聴予定になかった「プリンセスコネクト!Re:Dive」。スマホゲームが原作です。スマホゲー由来のアニメは往々にして厳しい評価を受けるのですが、本作はひと味違っていました。一言で言うと「キャラが立ちまくっている」のです。

前作メインキャラ
怪作グラスリップ

 実は昔「プリンセスコネクト!」ってスマホで遊んでいたのです。でも一年ちょい位で終了してしまって。三人のメインキャラを種田梨沙・東山奈央・早見沙織が演じるという豪華キャストだったのですが、可愛いけどイマイチキャラが立っていなかったかなという記憶があります。そういえばこの三人が揃ったアニメで思い出すのは世紀の怪作「グラスリップ」だ(笑)。いや、他にもいろんな作品で共演しているとは思うのですが。

前キャラと新キャラ

 短命で終了した「プリンセスコネクト!」ですが、なんと私の知らないうちに2018年2月から続編「プリンセスコネクト!Re:Dive」が配信されていたんですね。そしてGooglePlayのセールスランキング(7/4付)では3位と大人気作となっていました。

要介護者騎士君

 スマホゲームが原作のアニメは、キャラが多すぎる、展開が急過ぎる、斜め上過ぎるなど、プレイしている人ならついて行けるけど、未プレイ者には敷居が高い作品が多いという指摘がありますが、本作でも登場キャラが多い点は確かにありますが、わりと把握しやすい形で登場させているのと、とにかくキャラが立ちまくっているので、「あれは誰?」ということが割と少ないです。

恐怖の虫料理

 特に主人公格のペコリーヌ(本名ではなく仇名を気に入って使い続けている)、コッコロ、キャルはキャラが立っていますね。このあたり、「プリンセスコネクト!」の弱点を本気で改善しようとした感じがうかがわれます。反面プレイヤーキャラクターの「騎士君」は記憶喪失状態ということもあって要介護者みたいになっています。

ペコリーヌ

 ペコリーヌはいつも腹ぺこで大食らい、コッコロは11歳にしてバブみに満ち満ちていて、キャルはツッコミ役&ギャグ要員で、秘密も抱えていて苦悩しまくるという演者的においしいポジション。

コッコロ

 コッコロはやばいなあ。全国百万人の「バブみを感じてオギャり」たいオノコ達を惹き付けて止まないのではないでしょうか。きっとシャアあたりは「コッコロは私の母になってくれる女性だ」と言い切るでしょう。コッコロのバブみはララァなど比較になりませんし。

コッコロにバブみを感じるシャア

 ボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と記していますが、バブみというのも後天的なものなんでしょうか。それにしても11歳にしてもバブみに満ちる環境とは一体…。弟妹が一杯とか?やはりバブみとは、先天的に持っている資質なんじゃないかという気もするのですが…

コッコロ役の伊藤美来

 コッコロのCVは伊藤美来。「グレイプニル」では目立ちませんでしたが本作ではバリバリ目立っています。声優ユニット「StylipS」のメンバーですが、最近は活動していないようですね。この人も「好きな声優さん」で取り上げたいのですが、出演数がまだまだ足りなくて。特に私の視聴する作品に出ていないんですよね…

キャル

 そして「このすば」のカズマ並に酷い目に遭い続ける不幸キャラ・キャル。“ムシ料理”が蒸し料理かと思いきや思い切り「虫料理」で、ペコリーヌに無理矢理食べさせられたり、仲間のために犠牲になって怪しい病院の治療を受けたり。主人公の「騎士君」がほぼ役立たずなので、キャルがいないと物語が回らなくっています。

キャル役の立花里香

 CV立花里香は私は本作で初めて知りました。昨年プロ野球選手と結婚していますが、声優としての経歴は短いけど年齢は結構いっているんですね。

ペコリーヌの涙

 「このすば」風ドタバタコメディ風で展開していった本作ですが、終盤シリアス展開となり、ペコリーヌの正体などが判明しますが、普段脳天気なキャラがシリアスになると落差が大きいですね。普段明るく陽気なキャラが涙を流すとインパクトがあります。

コスプレをする中の人達

 往年の「8時だョ!全員集合」前半コントでのいかりや長介の挨拶「おいっす!」を多用する(お前、年はいつくだ)ほか、「やばいですね」が口癖のペコリーヌは、食べるだけでなく、料理も得意というのがいいですね。CVはM・A・O。本当に売れっ子だなこの人。


正妻ユイ 

 他のキャラの人気と言うこともあるんでしょうが、この3人のキャラが立ちまくっているのがヒットの要因なのかも知れません。でも騎士君の正妻はユイ(CV種田梨沙)だと思うのですけどね。ペコリーヌやキャルは彼に恋愛感情を持っているように見えないし、コッコロは完全に“母”なので愛情一辺倒。

虫料理地獄
虫を食わされるキャル
キャルは犠牲になったのだ

 終わり方が「俺たちの戦いはこれからだ!」的なのは、ゲームが継続中である以上仕方ないですが、ゲーム未プレイの視聴者をして「プレイしてみようかな」と思わせるものがありました。現に、私が始めてしまいましたから(笑)。ま、無課金路線ですけどね。
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