記憶に残る一言(その116):トビ(うちはオビト)のセリフ?(NARUTO -ナルト-)

今週は5月にしてはやけに気温が低かったですね。太陽も見ることがなかったような。クールビズが定着して以来、5月になるや上着なしで通勤するのが恒例なのですが、今週ばかりは自主的に上着を着てしまいました。もう梅雨が来たのかと。来週は気温が上がるらしいですけどね。

本日も「記憶に残る一言」です。本日は「NARUTO -ナルト-」からうちはオビトのセリフを紹介します。けど、いわゆるコラで、ネタなんです。

元ネタはこれ。うちはサスケ(「サスケェ!」でおなじみ)を連れていこうとする、ねじれ模様に穴の開いた顔をしているトビ。正体は「うちはオビト」ですが、この時は「うちはマダラ」を名乗っていました。

これを阻止しようとするはたけカカシ(主人公うずまきナルトの師匠)は、万華鏡写輪眼の神威で攻撃を仕掛けようとします。これは「視界に入れピントを合わせた範囲内に存在する物体を別空間に強制的に転移させる」という凄い技なんですが、オビトは恐れる様子もなく「止めておけカカシ そんな術オレには効かない」と言い放ちます。この一言にカカシは先制攻撃の機を逃し、サスケを連れ去られてしまいました。

そのパロディがこれ。「止めてくれカカシ その術はオレに効く」とあまりにも素直なカミングアウトをするオビト。カカシも思考停止です。さらにダメ押しで「止めてくれ」。こんなに嫌がっている相手に攻撃はできませんね(笑)。

なお写輪眼は、うちは一族が代々遺伝により伝えてきたものなのですが、うちは一族でもないカカシがこれを持っているのは、かつて瀕死の重傷を負ったうちはオビトから譲り受けたからです。つまり本来の所有者に対して技を発動しようとしていた(この時のカカシは相手がオビトであることに気付いていませんが)訳で、恐らくは発動させたとしても本当に効かなかっただろうと思われます。

しかし技が効かなかった場合、カカシは相手がオビトなのではないかと気づく可能性があり、また気づかれた場合は対処法も見いだされてしまう可能性があります。というか、カカシがもっと注意力が高い場合、「そんな術オレには効かない」というセリフだけで、なぜ効かないのか→術の内容と対処法を知っている?→ひょっとして奴はオビトか?と連鎖推理で正体に気づいてしまう可能性もありますね。

なおカカシは本来の所有者でないため、常時写輪眼を発動させた状態となっていて通常の瞳に戻ることができません。なので普段は額当てをずらして眼帯のようにすることで隠しているほか、本来の所有者ではないためスタミナ消費が激しく、写輪眼を酷使すると長期間戦闘不能になるほど疲労してしまいます。


コラの出来が良すぎてはまっているので、本当のシーンなのではないかと思った人も多数いるとか。それにしてもナルトはコラが多いですね。


オビトにはこのほかに「犠牲になったのだ」という有名なセリフがあります。シリアスなシーンなのに、「渦巻き仮面に黒タイツ」という尖りすぎた格好と、後に続く「古くから続く因縁……。その犠牲にな。」という良く判らない解説が混ざり合った結果、シリアスなギャグシーンと化してしまいました。「犠牲の犠牲」ってなんじゃらほい。二人きりで話しているんだからもっとわかりやすく言え(笑)。


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