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城崎温泉旅行記②:玄武洞公園と城崎文芸館

3月のイメージ

 3月になりました。弥生三月となるとさすがにもう春と言わざるを得ませんね。冷たい雨の昨日から一転して麗らかな春の日になっていますが、今年の場合は2月にもしょっちゅうこんな日があったような気がします。

玄武洞駅

 さて昨日に続いて城崎温泉旅行記です。カイジ豪遊ごっこから一夜明けて、ホテルの朝食バイキングを楽しんだ後、玄武洞公園に向かうことにしました。豊岡駅と城崎温泉駅の中間に玄武洞駅があるんですが、玄武洞は駅から見て、やたら川幅の広い円山川の向こう岸にあるんですね。

雄大な円山川

 豪遊の続きでタクシーで行くという選択肢もあるんですが、それだと本当に豪遊になってしまいます。ここんところ膝の調子が良くないとはいえ、平地を歩く分にはまだまだ大丈夫なので、豊岡から歩いていこうかとも思いましたが、荷物があるのがネックです。また、豊岡駅から歩くと6.4㎞、城崎温泉駅から歩くと4.6㎞の距離になるそうな。

城崎大橋

 ということで、城崎温泉駅までJRで行き、コインロッカーに荷物を預けて歩くことに。荷物の有無は決定的に違いますね。城崎大橋を渡って向こう岸に行きます。二車線は厳しい細い橋ですが、なにしろ川幅が広いので延長は200メートル以上。沈下橋ですと言いたくなりますが、欄干はあるので沈下橋ではありません。というかこれだけ長細い橋なのに車も通るのでは、欄干なしでは厳しすぎます。

玄武洞の看板

 玄武洞は国の天然記念物に指定されており、山陰海岸国立公園の一部です。玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞があって、合わせて玄武洞公園として整備されています。「洞」と言っていますが、奥深い洞窟ではなく、見た目は絶壁です。無料で見られるのが嬉しいですね。

玄武洞

 約160万年前の噴火で噴出したマグマが冷却され、河川による侵食によって岩塊がむき出しとなったということですマグマは冷却される際に体積が小さくなることで柱状節理(割れ目)が出来、切り出しやすくなっていたので、古来人々が採掘して石材として利用してきました。その採掘跡が玄武洞ということで、つまり天然のものではなく、採掘跡地ということに。切り出された岩石は、周辺地域で漬物石や石材として使われており、現在でも城崎温泉の大谿川護岸や豊岡の石積みなどで見ることができるそうです。

玄武洞公園図

 なお玄武洞の岩石は玄武岩なのですが、江戸時代にここを訪れた幕府の儒学者が、伝説上の動物玄武の姿に見えるということで「玄武洞」と名付け、玄武岩は、明治になって玄武洞にちなんで命名されたそうです。日本全国に玄武岩はたくさんありますが、ここが元祖だったとは。

玄武像
四神

 玄武といえば中国の四神の一つで、北方を守護するとされます。「玄」は「黒」を意味し、黒は五行説では「北方」の色とされ、「水」を表すそうです。脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多く、古代中国では亀は「長寿と不死」の象徴、蛇は「生殖と繁殖」の象徴とされたそうです。

青龍洞

 ということで方角を示す四神の一つを名前に入れたら、他の三神も入れたくなるのが人情。ということで、玄武洞の南には東を守護する青龍洞があります。高さ33メートル、幅40メートル。最も長い節理は15メートルあります。なんで南にあるのに青龍?という話ですが、うねるように伸びる柱状節理が「龍が昇る姿に似ている」ということで青龍洞と呼ばれるようになったとか。また柱状摂理が最も美しいとされます。大きさでいうと玄武洞と青龍洞がトップツーですね。青龍洞も天然記念物に指定されています。玄武洞は明治になって採掘が停止されましたが、青龍洞は明治前期まで採掘が続いていたそうです。

白虎洞

 玄武洞の北には西を守護する白虎の名を冠した白虎洞が。柱状節理が横に延びています。玄武洞・青龍洞に比べると小さいですが、その分間近に寄ることができます。摂理が細かいですが、一般に柱状の節理はゆっくりと冷えたところほど太くなるのだそうです。つまり白虎洞付近では溶岩が速く冷えたということで、溶岩の周縁部に近かったということが判ります。

北朱雀洞

 さらに北にある南を守護する朱雀の名を冠した北朱雀洞。朱雀が羽を広げた姿に似ているからだそうですが、これは苦しい(笑)。星座を作るくたいのイマジネーションが必要ではないでしょうか。

南朱雀洞

 そしてその隣の南朱雀洞。南朱雀洞脇の岩石には節理が見られず、ごつごつとしていることから、溶岩流の先端に当たる部分ということが判ります。

円山川

 そうしてまた再び元来た道を歩いて城崎温泉へ。ちんたら歩いているので疲れませんが、歩道がちゃんとない道は恐いですね。片道5㎞弱だと自動車ではあっという間なので、往復するなら自転車あたりがちょうど良いかもしれません。

城崎文学館

 さて温泉街に戻ったので、志賀直哉に倣っていもりに石を投げつけたいところだったんですが、まだ冬なのでいもりはいませんでした。仕方がないので城崎文学館へ。豊岡市立で1996年開館。志賀直哉が湯治のため城崎温泉を初めて訪れたのが1913年。滞在中の出来事を書いた「城の崎にて」(1917年刊)は志賀作品を代表する短編となり、志賀が中心となっていた白樺派を中心に、多くの文人墨客が訪れたことから、城崎温泉は「歴史と文学といで湯の街」として知られるようになったという。

城崎文学館の手湯足湯

 正直、文学に興味のあまりない人だと入館料500円は高いかも。入り口の手湯足湯でも利用してもとを取って欲しいですね。結局温泉街を訪ねたのに外湯には一度も入らず。ついでに昼食も取らず。だって混んでるし高いんだもん。サンドイッチやおにぎりを買って、チューハイと共に特急こうのとりでいただきました。やはり本気で温泉街を堪能するなら、泊まって夕方や夜にそぞろ歩きする必要がありそうですね。

夜の城崎温泉
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