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記憶に残る一言(その112):うさぎさんのセリフ(ときめきメモリアル4)

雨の明石海峡大橋

 雨の土曜日です。氷雨というほど冷たくはないけれど、春雨というにはまだまだ冷たい、そんな雨が降っています。土曜日は全力洗濯の日であり、一週間で唯一運動らしい運動をするウォーキングデーでもあるので、雨は困りものです。家にいてみているだけなら風情もあるんですが。

うさぎさん

 本日は記憶に残る一言なんですが、なぜか突然思い出した「うさぎさん」のセリフを紹介したいと思います。うさぎさんは、「ときめきメモリアル4」に登場する女性キャラの一人、大倉都子の手作りマスコットなんですが、都子の心が傷つくと、遠隔自動操縦型のスタンドと化して主人公を襲ってくるのです。

大倉都子

 大倉都子についてはずいぶん昔に書いた記事(https://nocturnetsukubane.blog.fc2.com/blog-entry-512.html)を参照していただいてもいいのですが、ざっくり説明すると主人公の幼なじみで、女の子の情報を教えてくれる「1」での早乙女好雄、「2」での坂城匠のポジションのキャラです。本来は攻略対象ではないのですが、せっかく女性を起用しているのでもしやと思ったら、やはり隠しキャラでした。

誤解から闇墜ち

 さらにシリーズ初のヤンデレキャラ(「ときメモ5」が出る見込みがないので、シリーズ唯一の、というべきかも)でもあり、とあるイベントで回避不能で闇墜ちしてしまいます。

闇子状態の都子
ヤバイ感じの都子

 闇墜ちすると髪型が変わり、顔の上半分に影が入るほか、言動は不気味になるなど、明らかに異様な雰囲気になるのですが、どういう訳か主人公は「ちょっと雰囲気が変わったかな?」程度に受け流すという。この鈍感力、もはやスキルなのかも知れません。

闇弁当

 主人公には普通に両親がいるのですが、ゲームには一切登場せず、どういう訳かお小遣いは都子を通して渡してくるのですが、闇落ちした都子はお小遣いを渡してくれない(経済制裁?)ので金欠になります。お弁当も主人公の苦手なものの詰め合わせになったりと、地味に嫌がらせしてくるのですが、なんだかんだ言ってもちゃんと食べる主人公は凄いですね。

デレた都子

 その後さらに和解イベントが発生すると都子がデレるようになり、お小遣い渡してくれるようになるのですが、私以外の女の子の情報なんていらないでしょう?とばかりに情報提供の役割を完全に放棄するようになります。そもそも誰かに聞かなきゃ女の子の情報とか好感度が一切判らないというシステム自体、色々と無理があるんですが、ときメモの場合は主人公が異様に鈍感だから仕方がないのかも知れません。

都子とうさぎさん

 自分がヒロインになった以上、主人公が他の女の子とデートするのを嫌がるのは当然といえば当然ですが、ときメモ恒例の爆弾処理が困難になってしまうので、連鎖爆発の危機となります。ただし、どんなに爆弾が爆発しても、都子は一切影響を受けないので、都子を狙っているのであれば余計な邪魔が入らなくなって楽になるという考え方もできます。つまり都子は攻略する気がないならデートに誘ってはいけないと。

八重花桜梨

 似たようなキャラに「2」の八重花桜梨がいます。この人もちゃんと攻略する気もなく登場させてしまうと、途中で退学してしまうのと、元々は退学後の顛末として「自殺」が考えられていたということで、退学した場合の進路は「不明」という不穏なものになってしまうということがあるので、出すなら攻略しろ、攻略しないなら出すなというキャラになっています。しかし都子にしろ花桜梨にしろ、こういう厄介なキャラほど大人気になるというのが「ときメモ」の不思議なところです。私ですか?好きに決まってるじゃないですか(笑)。

明るくなった八重さん

 およそ2年間、ほとんど笑わず、デートもブッチされたりするのを耐えて構い続けると、3年目に劇的に変化する花桜梨。以後は実に楽しい1年を過ごせます。再び人を信じられるようになり、笑顔を見せるようになる花桜梨が実にキュートなんですよね。

都子と闇子

 うさぎさんは、先ほど述べたとおり、都子の遠隔自動操縦型のスタンドです。都子自身にはスタンドを操っているという認識は一切ないはず(もしあったとしたら、都子が恐すぎます)。闇墜ちした都子をほっぽり出して他の女性キャラと
デートをすると、鉄パイプを持って主人公に襲いかかってきます。その際のセリフが今回の記憶に残る一言です。

寂しいって言ってんだよセニョール

 「寂しいって言ってんだよ……セニョール!!」。うさぎは寂しいと死んじゃうなんていいますが、だからこそ都子の寂しい心がうさぎに投影されているのでしょうか。このほか「爆弾なんてさぁ…爆発させちまえってんだよ!メーン!」「いけないんだぁ…この裏切り者め!」など、都子の本音としか思えないセリフをぶちかましてきて強制バトルに突入します。もしうさぎさんを倒せれば、お金やアイテムが手に入るのですが、相当主人公を鍛えておかないと瞬殺されてしまうほどの強さを持っています。負けてもゲームオーバーということはありませんが、女性キャラとデートする度に襲撃されるとトラウマになってしまいます。剛の者は、あえてうさぎさんと戦って勝利して金品をゲットしてお小遣い代わりにするそうですが。

うさぎさんとバトル 

 うさぎさんは、都子がデレると主人公に感謝の言葉を言って一旦は浄化されるのですが、その後も主人公が他の女の子とデートするとやはり襲いかかってきます。いくらデレたと言っても都子的に主人公が他の女性と仲良くしているのを見るのは辛いという訳ですね。

女性キャラに化けるうさぎさん

 しかしそうはいっても、都子以外の全女性キャラに嫌われてしまうと、将来の同窓会などに参加しにくいことは請け合いですし、なるべく円満な形で卒業したいし、そもそも先方から誘ってくることもあるので、他の女性キャラとデートしないという訳にもなかなかいかない訳ですが、うさぎさんは都子の理性の外側にいるらしいので、判ってくれません。

ロビーくん

 なお、うさぎさんのモデルはホラーゲーム「サイレントヒル3」に登場するうさぎの着ぐるみ・ロビー君です。キャラクターデザイン担当者が「サイレントヒル」の大ファンだったことで、うさぎさんのデザインは「サイレントヒル」の開発スタッフがロビー君のデザインをアレンジしたものが使用されているそうです。どちらもコナミだったので、交渉はしやすかったんでしょうね。

サイレントヒル3のロビーくん
ロビーくんその2

 「サイレントヒル3」では着ぐるみと人形が登場し、着ぐるみは血まみれであちこちに転がっています。「中の人」がいるようですが、襲ってくることはないので、不気味なオブジェといった感じです。その後の作品では危害を加えに来るクリーチャーに変わっていったようです。

手作りうさぎさん

 普段は都子の鞄のマスコットとなっている都子手作りのうさぎさんですが、都子の傷心度によってその姿を変化させます。通常時はこれですが…

包帯を巻き始めたうさぎさん

 都子の心が傷つくと包帯姿に。

包帯まみれのうさぎさん

 さらに都子の心が傷つくと前身包帯巻きに。この姿だけでかなり恐いです。「魁!!男塾」なら王大人が中国医療の秘術を尽くした後といった感じなので、どんな大怪我でも一ヶ月でなりそうですが。

女性キャラに化けるうさぎさんその2

 なお、うさぎさんがスタンドだとすると、その姿が見える主人公もスタンド使いということになりますが、素質を持っているだけでスタンド能力が未発現なのか、あの異常なほどの鈍感力がそもそもなんらかのスタンド能力なのかは不明です。むしろ生霊なのかな…

女性キャラに化けたうさぎさんその3

 そうえいば「ときメモ4」には従来なかった特技というシステムがあり、様々な効果を発揮しますが、中にはスタンド的というか超能力的なのものも。変な噂の原因がわかるようになる「黒幕」、女性キャラの下校時の立ち絵を水着にする「妄想具現化」、女性キャラのスリーサイズがわかるようになる「Yの魔眼」なんて、まさに異能。ちなみに「Y」というのは好雄のことなんでしょうね、きっと。

福圓美里

 うさぎさんのCVは都子も演じている福圓美里。都子は普通・闇墜ち・ときめきで全て演技が違うため、実質一人四役をこなしている状態ですが、見事に演じきっています。都子の設定を知って、どうしてもやりたいと思ったそうですが、熱演の甲斐あって都子はメインヒロインの星川真希、藤崎詩織の再来である皐月優を抑えてダントツの人気を誇りました。

都子と闇子その2

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